あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

パリのジェリー・マリガン

2021-05-30 | JAZZ
バルネ・ウィランの「TILT」と同じレーベルから、ジェリー・マリガン・カルテットの1枚

「GERRY MULLIGAN IN PARIS」 Vogue LDM. 30.008
  
1. COME OUT WHEREVER YOU ARE
2. FIVE BROTHERS
3. LAURA
4. LOVE ME OR LEAVE ME
5. BERNIE′ TUNE
6. WALKIN' SHOES
7. MOONLIGHT IN VERMONT
8. THE LADY IS A TRAMP
GERRY MULLIGAN (bs) BOB BROOKMEYER (vtb)
RED MITCHELL (b) FRANK ISOLA (ds)
録音 1954年6月

このアルバムは、バリトン・サックスの第一人者で、数少ないワン・アンド・オンリーのジャイアンツであるジェリー・マリガンのピアノレス・カルテットによるものです。
1954年6月1日から7日に掛けて行われた公演の中から抜粋されていて、良く知られたマリガンのお得意ナンバーが並んでいます。
ピアノレスは、マリガンが好んでいたユニットで、このレコーディングに前後して、チェット・ベイカーやジョン・アードレィとのセッションも記録されていますが、何れもピアニストは参加せず、ユニークな楽器編成となっています。
この時代、米国のミュージシャンのヨーロッパでの公演はその走りでしたが、熱狂的なパリの聴衆の受け止めかたは、レコードに収録されている拍手やざわめきからも想像できます。
また、相方のボブ・ブルックマイヤーとの相性も抜群で、フランク・イソーラのブラシを主体としたドラミングも手伝って、とてもスイングしています。

マリガンは、この年の11月~12月に掛けて、ジョン・アードレィ (tp) やズート・シムス (ts) 、それにドラマーのチコ・ハミルトンを迎えて、カリフォルニアで行ったコンサートも素晴らしい出来であり、改めて掲載したいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バルネ・ウィランの初リーダー・アルバム

2021-05-25 | JAZZ
5月25日が25回目の命日にあたるバルネ・ウィランの1枚

「TILT」 BMG BVJJ-2937 (VOGUE LDM 30.058)
  
1. BLUE N’ BOOGIE
2. NATURE BOY
3. MELANCHOLY BABY
4. NIGHT IN TUNISIA
5. THE WAY YOU LOOK TO NIGHT
6. HACKENSACK
7. BLUE MONK
8. MYSTERIOSO
9. THINK OF ONE
BARNEY WILEN (ts) M AURICE VANDER (p)
BIBI ROVERE (b) ALLEVITT (ds)
A面(#1~5)録音 1957年1月7日

BARNEY WILEN (ts) JACK CNUDDE (p)
BIBI ROVERE (b) CHARLES SAUDRAIS (ds)
B面(#6~9)録音 1957年1月11日

これは、バルネ・ウィランが19歳10か月で行ったレコーディングの記録で、リーダー・アルバムとしては最初の録音です。
レコードのA面は旧知のスタンダードを、またB面はセロニアス・モンクの曲を並べていて、モンクの4曲に参加しているピアニストのジャック・ヌーデが、モンク的アプローチで演奏しています。
バルネのサックスは、デクスター・ゴードン似の豪快な吹奏で、初リーダー録音とは思えない出来ですが、「NATURE BOY」のようなスローの曲では、未熟さも垣間見れます。
しかし、ミディアム以上の曲においてはスムースなアドリブを展開しており、次々と湧き出るフレーズはその都度新しい発見があり、繰り返し聴いても飽きがこないところが素晴らしいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021年5月の富士山

2021-05-24 | 富士山
2021年5月24日、午前7時の富士山です。
ここのところ、ぐずついた天気が多く、スカッとした晴れにはなりませんでしたが、
何とか全景を撮ることが出来ました。
一部の田んぼでは、田植えが始まりました。

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キャロル・スローンの企画盤

2021-05-23 | JAZZ
北村英治のダイレクト・カッティング盤に続いて、こちらはダイレクト・カッティング(TAKE2)と、同日録音のアナログ・テイク(TAKE1)がある2枚のレコードです。

「SPRING IS HERE」 LOB LDC 1008, LDC 3008
 
1. HONEYSUCKLE ROSE
2. SPRING IS HERE
3. LOVE IS HERE TO SAY
4. I’M GLAD THRE IS YOU
5. THAY CAN′T TAKE THAT AWAY FROM ME
6. ′S WONDERFUL
7. BUT NOT FOR ME
CAROL SLOANE (vo) ROLAND HANNA (p) GEORGE MRAZ (b)
録音 1977年10月23日

このような企画ものに、どれだけの方が興味を示すのかは分かりませんが、キャロル・スローンのアルバムを収集している私にとっては、どちらも購入対象のアルバムで、2つのレコーディングの音質と、微妙に異なる演奏の違いを楽しむことができます。
バックを務めるのは、歌伴で定評のあるローランド・ハナ(p)と、相性の良いジョージ・ムラーツ(b)であり、ドラムレスであることから、スローンの歌をじっくりと聴くことができます。
2枚のレコードは、ダイレクト・カッティングのTAKE2の方が先に発売されたのですが、一緒に聴く場合は、演奏の組み立てなどの違いも分かることから後発のTAKE1を収録したアナログ・テイク盤から片面ずつ比較しながらとしています。

スローンは、2曲目の「SPRING IS HERE」でバースを無伴奏で歌いだしたり、続く「LOVE IS HERE TO SAY」では、頭のベースの1音で音程をつかんで歌い出すなど、彼女の実力のほどが伺えます。
また、最も早いテンポで歌う「′S WONDERFUL 」は、スキャットも織り交ぜながら非常にスムースな流れの歌を披露しており、中間で2コーラスのソロを取るハナや、ウォーキング・ベースを始め弓弾きで応えるムラーツも良いです。

2枚の音質ですが、ヴォーカルは感情までがしっかり伝わってくるような雰囲気と、ピアノもよりクリアで収録されているダイレクト盤が素晴らしく、一方で、ベース音は甲乙つけがたいのですが、全体のバランスではアナログ盤の方が好みです。

このレコーディングは、ダイレクト・カッティング盤を売りに発売されたのですが、このアルバムが廃盤となった後も、多くの視聴者から再発売を待望されたことで、異なった条件のレコードを発売するという普通ではありえないロブスター企画にも拍手の2枚です。

この2枚、過去にダイレクト・カッティングのレコードで、掲載済です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美味しいクッキー

2021-05-22 | 日々の暮らし
先日、職場の若い社員が結婚しましたが、コロナ禍の中で身内だけで式を挙げただけで、披露宴は執り行われませんでした。
そこで、有志で相談し、お祝いに新郎の希望の電化製品を贈ったところ、奥様が手作りしたクッキーをいただきました。
 

いずれの姿も美しく、美味でした。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の愛聴盤(第154回)

2021-05-19 | 私の愛聴盤
私の愛聴盤の第154回は、北村英治のスイング・セッションです。

「EIJI KITAMURA SWING SESSION」 RVC RDC-10
  
1. AVALON
2. BODY AND SOUL
3. I HADN’ ANYONE TILL YOU
4. MEMORIES OF YOU
5. SHINE
6. PETITE FLEUR
7. WHAT A LITTLE MOONLIGHT CAN DO
8. GOOD-BYE
北村英治 (cl) 増田一朗 (vib) 秋満義孝 (p)
池沢行生 (b) 須永 宏 (ds) JUDY ANTON (vo)
録音 1978年4月21日

これは、ベニー・グッドマンの十八番を並べた曲と、2曲で女性歌手が参加したもので、当時流行ったダイレクト・カッティングによるいわゆる一発取りの録音です。

ステレオ録音でありながら、ピアノは少し左に、ヴァイブラフォンが少し右に配置されているものの、5人の奏者がスピーカーの中央寄りに集まっており、エコーは埼玉県の入間市民会館ホールの反響だけを使って収録され、生音に近づけることを意識した録音となっています。
解説によると、レコードのA面は3テイク、B面は2テイクを録音し、その中から選んだとのことですが、ベテラン揃いのセッションで、手慣れた曲を気持ちよく演奏しています。

演奏は、軽快な「AVALON」でスタートしますが、新しい録音で、北村と増田のクラとヴァイヴがグッドマンとハンプトンを再現し、秋満もテディ・ウイルソン的プレイで、雰囲気を作っています。
2曲でヴォーカリストとして参加しているジュディ・アントンも、スマートな歌唱を披露し上手く纏めています。
ちなみに彼女のお姉さんはギタリストの増尾好秋の奥さんだそうです。

このレコードは、ダイレクト・カッティングという特別な状況の中で、各々の楽器の特性を上手く収録しており、良い緊張感を持った演奏集となっています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジョージ・オールドのレコード

2021-05-16 | JAZZ
ベニー・グッドマンの古い録音盤にジョージ・オールドが参加していたことから、所有しているレコードの中から、彼の作品を並べてみました。

ジョージ・オールドのレコードを最初に購入したのは高校時代で、4曲入りの17㎝盤でした。
当時は、サム・テイラーや、シル・オースチンと共に愛聴していた懐かしの1枚で、今では聴くことはありませんが、大事にしています。



それに関連して、下記は1964年9月の来日時に東京で録音したもので、ポップスと日本の歌謡曲を中心にした演奏集で、今はこれもほとんど聴くことはありませんが、メンバーの中に高柳昌行(g)や、荒川康男(b)、原田寛治(ds)等が参加している貴重な1枚です。
「GEORGIE AULD IN JAPAN」 COLUMBIA PS-1075
 


続いては、1997年秋に東芝EMIから発売されたルーストの10インチ盤をLPにしたものです。
「GEORGIE AULD QUINTET」 TOJJ-6023(ROOST RLP403)
  
1. NEW AIR MAIL SPECIAL
2. WHAT’S NEW
3. OUT OF NOWHERE
4. BE MY LOVE
5. TAPS MILLER
6. AUTUMN IN NEW YORK
7. SEH! SEH!
8. THE THINGS WE DID LAST SUMMER
GEORGIE AULD (ts) FRANK ROSOLINO (tb) 
LOU LEVY (p) MAX BENNETT (b) TINY KAHN (ds)
録音 1951年
1曲目は、ベニー・グッドマンに敬意を表してか、共に演奏したことのある所縁の曲を配置し、ジョージ・オールドは豪快なブローで乗りまくっています。
全8曲において、ブリブリとブローするオールドも良いけれど、3曲(2,6,8)の情緒豊かなバラード演奏は、高校時代に虜になった演奏を彷彿とさせてくれます。


最後は、腕達者達を集めて録音したスタンダード中心のモダン・ジャズ作品集です。
「GEORGIE AULD SEXTET」 PHILIPS PHS 600-116
  
1. HERE’S TO THE LOSERS
2. IN THE WEE SMALL HOURS
3. THAT OLD FEELING
4. EVERYTHING HAPPENS TO ME
5. DRINKING AGAIN
6. BLUE AND SENTIMENTAL
7. LEARNIN' THE BLUES
8. FOR LOSERS AND BOOZERS
9. ONE FOR MY BABY
GEORGIE AULD (ts) LOU LEVY (p) LARRY BUNKER (vib)
JOHNNY GRAY (g) LEROY VINNEGER (b) MEL LEWIS (ds)
録音 1963年7月
西海岸を中心に活動していたベテラン勢が、「せ~の」で一気に収録したような雰囲気の演奏集で、年季の入ったジョージ・オールドの演奏もさることながら、気楽な気持ちで聴くアルバムです。
元来ジョージ・オールドは、コールマン・ホーキンスに似た吹奏でしたが、ここでのフレーズと音色はまるでスコット・ハミルトンの様でもあります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベニー・グッドマンの古い録音盤

2021-05-12 | JAZZ
ベニー・グッドマンのコロムビアの10インチ盤に続いて、こちらは様々な編成の演奏を集めたアルバムです。

「BENNY GOODMAN COMBOS」 COLUMBIA CL 500
  
1. AFTER YOU’VE GONE
2. STARDUST
3. BENNY’S BUGLE
4. ON THE ALAMO
5. SHIVERS
6. SLIPPED DISC
7. A SMO-O-O-OTH ONE
8. AC-DC CURRENT
9. LIZA
10. AS LONG AS I LIVE
11. BREAKFAST FEUD
12. GILLY
BENNY GOODMAN (cl) 
TEDDY WILSON (p) COUNT BASIE (p) FRETCHER HENDERSON (p) MEL POWELL (p)
RED NORVO (vib) LIONEL HAMPTON (vib)
COOTIE WILLIAMS (tp) GEORGIE AULD (ts)
CHARLIE CHRISTIAN (g) MIKE BRYAN (g)
SLAM STEWART (b) ARTHUR BERNSTEIN (b)
NICK FATOOL (ds) HARRY JAEGER (ds) JO JONES (ds)  等々・・・
録音 1939年10月2日 ~ 1945年9月24日

アルバムは、曲により5,6.7重奏団となっていて、組み合わせは様々ですが、ピアニストにはテディ・ウイルソンの他、カウント・ベイシーやフレッチャー・ヘンダーソンが、またギタリストとしてチャーリー・クリスチャンがバックを務めるという貴重な録音でもあります。

そして、演奏ですが、
1曲目の「AFTER YOU’VE GONE」は、アップ・テンポで演奏され、テディ・ウイルソンがこれに見事に応えているし、レッド・ノーヴォの金属質なヴィヴラフォンンと、スラム・スチュワートのハミングを交えた弓弾きも聴くことができます。
2曲目の「STARDUST」は、12曲の中で一番古い録音ですが、自らのリーダー・アルバムでもヴィブラフォンの名演を残しているライオネル・ハンプトンは、先発のグッドマンのソロの後ろでコードを使ったオブリガートを付けており、1コーラスの後半からは鋭いアタックによるソロを取っています。
また、それに続くチャーリー・クリスチャンは、最初はコードを使い、後半はシングル・トーンでたっぷりとソロを取っています。
なお、この曲はフレッチャー・ヘンダーソンがピアノを担当しているのですが、残念ながらソロは取っていません。
3曲目の「 BENNY’S BUGLE」はカウント・ベイシーが登場し、チャーリー・クリスチャンはリズム楽器に徹して、正にスモール・コンボのベイシー・サウンドを展開しています。
4曲目の「ON THE ALAMO」は、ミディアム・テンポの演奏で、ここもベイシーとクリスチャンが参加しており、ドラマーはジョー・ジョーンズに代わり、クーティ・ウイリアムスとジョージ・オールドのソロが絶妙の1曲となっています。

この様に、それぞれ腕達者な奏者が、色々な編成により素晴らしい演奏を披露しており、リーダーのべニー・グッドマンが霞んでしまいそうなところもあります。
そして、古い録音ですが、そこはコロムビア、録音状態は極めて良いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

母の日のプレゼント

2021-05-10 | 日記
昨日、小6の孫が、母の日のプレゼントを届けてくれました。
オスカーという名のカーネーション(学名 Dianthus caryophyllus)、
それに入浴剤、タオル、ハンドクリームの入浴セットです。



つい最近まで小学校に入学したばかりと思っていたのですが、優しい孫に感激した一日でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベニー・グッドマンとローズマリー・クルーニー

2021-05-09 | JAZZ
ベニー・グッドマンとローズマリー・クルーニーの共演が聴ける10インチ・アルバム

「DATE WITH THE KING」 CL 2572
  
1. MEMORIES OF YOU
2. CAN′T WE TALK IT OVER
3. THAT’S A’ PLENTY
4. A FINE ROMANCE
5. IT´S BAD FOR ME
6. GOODBYE
BENNY GOODMAN (cl) DICK HYMAN (p) BOBBY DONALDSON (ds)
BUCK CLAYTON (tp) URBIE GREEN (tb) AARON BELL (b)
ROSEMARY CLOONEY (vo)
録音 1955年11月14日

これは10インチ盤であることから、収録曲数も6曲と少ないですが、最初と最後に最も十八番の曲があり、この2曲をローズマリー・クルーニーが歌っています。
また、「 IT´S BAD FOR ME」では、ロジーとグッドマンが歌で共演するというスペシャルが収録されています。
グッドマンの歌は、このアルバム以外では聴いたことがありませんが、端正な声できっちりと歌うところは、彼の性格が良くでていると思います。
一方のロジーは、この時点で歌手デビュー10年、51年に「Come On-a My House(家へおいでよ)」がビルボード・チャートで全米第1位になっているのですが、ここでは後年のような艶や包み込むような包容力はなく、淡々と歌っているのが印象に残ります。
残り3曲は、歌無しのセクステットですが、普段あまり聴く機会のないバック・クレイトンや、アービー・グリーンの演奏も楽しめます。

余談ですが、このアルバムが録音された1955年は、ベニーグッドマンは45歳、ローズマリーは26歳ですが、2人とも5月生まれの双子座(Gemini)です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする