あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

牡丹の季節

2014-04-29 | 日々の暮らし
「立てば芍薬、座れば牡丹、 歩く姿は百合の花」

団地の庭に立派な牡丹が咲きました。
同棟にお住まいの、花好きの奥様が育てています。
   

これらの名前を知らべようと思い「日本ぼたん協会」の図鑑を開いてみましたが・・・
種類が多すぎて判りませぇ~~ん。

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ガーネリン・トリオの初期のアルバム

2014-04-28 | JAZZ
ヴァチェスラフ・ガーネリン(VYACESLAV GANELIN/1944年12月17日 - ) は、リトアニア出身の作曲家、バンドリーダー、ジャズ・ピアニストです。
教育者の肩書を持ち、1960年代のソ連時代からフリー・ジャズを演奏をしています。
1971年、リトアニアにおいて、ウラジーミル・チェカシン(サックス他)、ウラジーミル・タラーソフ(ドラムス)を加えたトリオを結成し、このバンドがソ連における最初のフリー・ジャズ・グループとなりました。
このグループは1987年まで継続しましたが、解散後ガネーリンはイスラエルへ移住しています。
ガーネリン・トリオの最初のアルバムは、1976年の「Con Anima」ですが、これはそのおよそ2年後、東西ドイツ時代における東独でのライブです。
「LIVE IN EAST GERMANY」 LEO RECORDS  LR 102
   
VYACHESLAV GANELIN(p) VLADIMIR CEKASIN(reeds) VLADIMIR TARASOV(ds)
録音 1978年6月15日

当時のガーネリン・トリオが演奏する曲名にはクラシック音楽にちなんだものが多く見受けられますが、既成の作曲手法にとらわれず即興性を重んじ、自由に展開する音楽は、ソ連時代においては好ましくない音楽とみなされていたため、その隠れ蓑としていたようです。
そしてこのアルバムは、レコードでいうところのA面、B面合わせて1曲で、曲名は示されておらず、聴衆の拍手が途中入りますが、46分30秒の間、休む暇なく通して演奏されています。
その内容ですが、フリー・ジャズと言っても、最初はテーマがあり、それをベースに発展させた展開となっていて、演奏に自由度はありますが、構成はかなりアレンジされています。
リード奏者のウラジーミル・チェカシンは、アルトサックス、クラリネット、バス・クラリネットの他、特殊な笛も吹いていて、アルト・サックスは同時に2つ以上の音も出しています。
演奏の中では、時々ベースの音も聴こえますが、このアルバムのクレジットにベース奏者の名前は見当たらず、ガネーリンがピアノ以外にもバセット(シンプルなエレクトリック・キーボードで、
ベース・ラインのように弾くことができる)を演奏するので、彼自身がベース音を出しているようです。
演奏の後半では、そのエレクトロニクスの演奏も出てきます。
ウラジーミル・タラーソフのドラムスは、殆ど休みなく叩き続けていて、本当にお疲れさまです。

なおこの当時、我が山下洋輔トリオは盛んにヨーロッパで演奏しており、楽器編成も同じであることから、チョッピリダブって聴こえるところもあるのですが、過激度からいうと、断然山下トリオの方が上です。(笑)

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ビリー・ジョエルの1曲に纏わる想い出

2014-04-27 | 演歌・ポップス
ウィリアム・マーティン・"ビリー"・ジョエル(William Martin "Billy" Joel) 1949年5月9日 -

「ピアノ・マン」でブレイクし、アルバム「ストリートライフ・セレナーデ」や「ニューヨーク物語」で不動の地位を築き、更には「ストレンジャー」で1億枚を越えるセールスを記録した大歌手。


その彼が次に発表した1978年のアルバム「ニューヨーク52番街」の中の1曲、
1979年、同アルバムからの第3弾シングルとしてリリースされた 「オネスティ」(Honesty)」
少し古い話ですが、日本人が最も好きとされるこの曲に纏わる想い出を・・・

時は2000年、場所は米国NJ州アレンタウン、
仕事で3日ほど滞在していたホテルでの出来事です。
そのホテルにはカラオケ付のショット・バーがあり、最終日にそのバーに行ってみたところ、ローカルの人達が次から次へと色々な曲を歌っていました。
その歌声、「まぁ~自分が満足すればそれで良し」ということで、決して上手くはありませんでした。
そこで、私と一緒に仕事をしてくれた若き商社マンの「T.I」さん、「俺も1曲歌うから」と、マイクを受け取って・・・
周りの人達は「何を歌うのだろう」と、興味津々で・・・
歌った曲が「オネスティ」でした。
その歌は、当日歌った誰よりも素晴らしく、歌い終えた後は全員が大拍手・・・
私も側で聴いていて感動しました。
この曲を含め、ビリー・ジョエルの歌はよく聴いていますが、最近EP盤を見つけたので、その時の想い出を新たにしています。
  

フリー百科事典より
世の中が不誠実に溢れ、誠実さを得ることは難しいが、それでも誠実さを求めていくという内容の歌。
レコーディングには、ビリーのレギュラー・バンドの他、デヴィッド・スピノザ(アコースティック・ギター)が参加し、ストリングスのアレンジはロバート・フリードマンが担当。
「ルート・ビアー・ラグ」(1974年のアルバム「ストリートライフ・セレナーデ」収録曲)をカップリングとしてシングル・カットされ、全米チャートで24位に達した。
日本で人気の高い楽曲で、ベスト・アルバム「ビリー・ザ・ベスト」(1985年)のアメリカ盤には収録されていないが、日本盤では追加収録された。
また、様々なCM(ネッスル・ホットチョコ、ソニーの企業CM等)で起用され、2004年には三井住友銀行のCMで使用された。


余談ですが「アレンタウン」という町、ジョエルの歌にもありますが、キース・ジャレットの生まれた場所でもあります。

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ECMのケニー・ホイーラー

2014-04-26 | JAZZ
ケニー・ホイーラー (Kenny Wheeler) 1930年1月14日 -  カナダ、オンタリオ州トロント生まれ
現在は主にイギリスで活躍するジャズ・トランペット、フリューゲルホーン、コルネット奏者で、作曲も得意です。

ケニー・ホイーラーは、1950年から1951年までトロントのロイヤル・コンセルヴァトワールで和声を学び、1952年にロンドンに進出しています。
60年代は、英国の進歩的なジャズ・ミュージシャン(アラン・スキッドモア、トニー・オクスレー、マイク・ウエストブルック)や、アンソニー・ブラクストン等との共演から、フリー・ジャズに関する演奏が多かったのですが、1975年、ECMにレコーディングを開始した辺りからは伝統に則った演奏が多くなっています。
その数あるECM録音盤から2枚のレコードを取り上げてみました。

「GNU HIGH」 ECM 1069
   
1. HEYOKE
2. SMATTER
3. GNU HIGH
KENNY WHEELER(flh) KEITH JARRETT(p) DAVE HOLLAND(b) JACK DeJOHNETTE(ds)
録音 1975年6月
全てケニー・ホイーラーの作品で、彼が作曲にも優れていることを示したアルバムです。
伸びのあるフリューゲルホーンで、美しいメロディを演奏していて、ECMを代表する作品の中の1枚です。
このレコードのもう一つの話題は、めったに他人名義のレコーディングには参加しないキース・ジャレット(p)がバックを務めていることですが、さすがECMならではのことだと思います。
そして、ピアノ・トリオの面々は、いずれも「超」が付く大物達で、あのスタンダーズを想い起こさせます。
とは言っても、ベースはゲイリー・ピーコックでは無く、英国出身のディブ・ホランドで、確実な音程と、力強い音が魅力です。


「AROUND 6」 ECM 1156
   
1. MAI WE GO ROUND
2. SOLO ONE
3. MAY RIDE
4. FOLLOW DOWN
5. RIVERRUN
6. LOST WALTZ
KENNY WHEELER(tp,flh) EVAN PAKER(ss,ts) EJE THELIN(tb) TOM VAN DER GELD(vib) 
J.F.JENNY-CLARK(b) EDWARD VESALA(ds)  録音 1979年8月
こちらは6人からなる編成ですが、やはり参加しているメンバーがすごいです。
これも6曲全てがリーダーの作品で、1~3曲目(レコードA面)は1枚目のヌー・ハイを連想させるような流れの演奏です。
中でもヴァイブラフォンが効果的に使われ、ベース、ドラムスを加えたカルテットを中心に展開されています。
2曲目の「ソロ・ワン」は、文字通りケニーのソロですが、残響音であるエコーを上手く使った録音となっています。
4曲目からは全員参加となりますが、出だしはフリューゲルホーンとトロンボーンの対話から開始され、エヴァン・パーカーのサックスが加わるところでは、完全にフリー・フォームの演奏となっていて、グローブ・ユニティ・オーケストラのサウンドそのものです。
ここでのエヴァン・パーカーは、ECMのパーカーで、自身のアルバムで見せる強烈な演奏にはなっていません。


ケニー・ホイーラーは1990年1月~2月に、ロンドン&オスロでデュオから19人編成のヴォーカル入り
ビック・バンドまでの録音も残しています。
  


また、ECM以外のレーベルにもピアノ・トリオを従えたアルバムがあります。
1991年12月録音の「CALIFORNIA DAYDREAM」 (MUSIDISC 500292)
  
ジョン・テイラーのピアノ、ビル・エヴァンスのタッチに良く似ています。

1993年10月~11月録音の「ALL THE MORE」 (SOUL NOTE 121236-2)
  
こちらはライブ録音ですが、ケニー・ホイーラーは聴衆を前にしても淡々と演奏しています。

と、最初の2枚以外にも色々並べてみましたが、やはり最初の2枚が彼の特徴を良く捉えた作品だと思っています。

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吉田のうどん (パート13)

2014-04-25 | 吉田のうどん
吉田のうどんの23番目と24番目のお店を紹介します。
この2軒、吉田のうどん店には間違いなく、マップにも掲載されているのですが、いずれも「ノボリ」は見当たりません。
これでは地元の人以外は見落としてしまします。

  

「羅王」マップ番号21(C-4)
昭和通りに面し、市役所の対面にあるお店です。
オーダーしたのは、何時もの「肉うどん大盛り」
  
うどんは弾力性のコシがあり、キャベツと油揚げはごらんの通りで、肝心の馬肉もしっかり煮込んでありました。
スープは魚介ベースの醤油・味噌の合わせ味、正統派吉田のうどん店で、美味しかったです。
肝心のお代は、大盛り100円を追加し、550円でした。


これまで行ったお店は、マップの中央から左側が多かったですが、今回は右側の方まで足を延ばしてみました。

「うどん工房」マップ番号28(D-4)
店の前や暖簾に、お店の名前は見当たらず、道路脇に看板が立っていました。
店は寄合いが可能なほどの広さでした。
そしてここでも「肉うどん大盛り」を頂きました。
  
大きめの器にたっぷり入ったうどん、手打ちとはいえ平打ちで「コシ」の強さはあまりありません。
キャベツはトッピングというより、スープと一緒に煮ているようでした。
スープは醤油・味噌の合わせ味で、他の店より甘目でしたので、好き好きは分かれると思います。
お代は大盛りで500円でした。
隣にいたお客さんがカレーうどんを食べていましたが、こちらも美味しそうでした。

なおこのお店の入り口に、ひばりが丘高校生が制作した「うどんなび」の3号がありましたので、頂いてきました。
この中では52軒のお店が紹介されていて、今回のお店も掲載されていました。
 

この中にはまだ行ったことのないお店が半数以上ありましたので、次回以降はこの冊子を頼りにトライしてみようと思います。

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ケシャバン・マスラクの2枚

2014-04-24 | JAZZ
ウクライナからの移民で、デトロイト生まれのアメリカ人で、ヨーロッパを中心に活躍しているリード奏者の「ケシャバン・マスラク」、突然、彼のアルバムを棚から引っ張り出して聴いたのですが、それは先日古本店で見つけた「ジャズ批評 NO.37」がきっかけでした。
 
この雑誌が発売された1980年秋、当時はこのタイトルにもあるようにジャズのスタイルは色々な方向に分散し、正に「自分のジャズを見つけよう」という時代でした。
そんな中で、時間さえあれば新譜を中心に紹介してくれる店に行って、掛かるレコードをチェックし、気に入ったタイトルやアーティストをメモし、都内のレコード店を探し回る日々を繰り返していました。
御茶ノ水のディスク・ユニオン、新宿西口ハルク裏のオザワ、六本木のWAVE等々・・・
そして購入したのがケシャバン・マスラクの2枚でしたが、何とジャズ批評の「海外新譜紹介」コーナーにも掲載されていたという訳です。

それが以下のレコードです。
「MAYHEM IN OUR STREETS」 WATERLAND WM-005
   
1. MAYHEM IN OUR STREETS
2. DIDA
3. ESPANA
4. PAMELA
5. SUNDAY SMILE
KESHAVAN MASLAK(as,ts,bcl,Pic,othes) LOEK DIKKER(p) MARK MILLER(b)
SUNNY MURRAY(ds)  録音 1979年10月21日 アムステルダム


「HUMANPLEXITY」 LEO RECORDS LR101
   
1. HUMANPLEXITY
2. OVEREAR WOMAN
3. LICK MY ELBOW, LICK MY ELBOW
4. QUICK MAJESTIC DEATH IN MANHATTAN
5. PURPLE WINDOW WIND
6. SERIOUS FUN (AT TIMES)
7. HA HA HA
KESHAVAN MASLAK(as,ts,bcl,Pic,othes) MISHA MENGELBERGR(p) 
HAN BENNINK(ds)  録音 1979年11月4日 アムステルダム

この2枚、わずか2週間の間に連続してレコーディングされています。
ケシャバン・マスラクは、マルチ楽器奏者で、アルト・サックスやバス・クラリネットはエリック・ドルフィーを、またテナー・サックスのロング・トーンやビブラートを利かせるところなどは、アルバート・アイラーのように聴こえます。
同じタイプのサックス奏者であるカルロ・アクティス・ダトー(伊)、ベンジャミン・ハーマン(蘭)、ルディ・マハール(独)、マッツ・グスタフソン(瑞典)等の演奏も聴き比べてみましたが、どちらかと言うと、ペーター・プロッツマン(独)のような演奏というのが適切の様に感じました。

最初のウォーターランド盤はオランダのレーベルです。
1曲目のビブラートを利かせたテナー・サックス音は、アルバート・アイラーのラスト・レコーディングそのものです。
2曲目はアルト・サックスとピッコロを併用し、フリーキィな音の連発、後半のアルトはスラブ系メロディを奏でながら、3曲目はベースとドラムスが特徴あるリズム・パターンを刻む中で、テナーでブローし、4曲目はバラードで一息ついて、ピアノのソロも交えて、バックのサニー・マレーのバシャ・バシャというドラミングも重量感たっぷりで、最後はバス・クラリネットで、テーマを吹いた後に強烈なアドリブを展開するといった、全曲飽きずに前のめりに成りそうな構成です。

次のレオ盤、フリー・ジャズを数多く輩出しているレーベルですが、これは101番で最初のレコードです。
会社は確か英国と思っていますが、ジャケットはメイド・イン・USAとなっていました。
こちらのマスラクは更に快調に吹きまくっています。
そしてバックの2人のオランダ人、ミシャ・メンゲルベルク(p)と、ハン・ベニンク(ds)のサポートが素晴らしいです。
全7曲の内、1、5の2曲はアルト・サックスによる無伴奏ソロ、
2曲目はテナー・サックスによるスロー・バラード風ですが、ピアノとドラムスの絡みが良いです。
3曲目の頭は、ピアノとドラムスの共演で、途中からサックスと、持ち替えてピッコロも吹いていますが、フリーでも聴きやすい内容です。
4曲目は、テナー・サックスでスラブ系のメロデーを奏でた後は、ギンギンのフリーへ突入、6曲目はやはりテナー・サックスでメロディアスな4ビート演奏となり、どこかベニー・ゴルソン作曲の「ファイブ・スポット・アフター・ダーク」に似たテーマも聴こえてきます。
最後の「ハ・ハ・ハ」はドラマーのベニンクもクラリネットで応戦し、マスラクのバス・クラと丁々発止を繰り広げる部分があり、最後は「ハ・ハ・ハ」と発している声も聴こえてきます。

ケシャバン・マスラクのレコーディングは1977年頃から開始され、上記2枚の後はロック的なものまで取り入れてきますが、当時の私は、この辺りの演奏を好んで聴いていました。

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私の愛聴盤 (第38回)

2014-04-23 | 私の愛聴盤
第38回はウェス・モンゴメリーの「ボス・ギター」です。

ウェス・モンゴメリー (Wes Montgomery) 1923年3月6日 - 1968年6月15日
インディアナ州インディアナポリス生まれ

ギター奏法において、ピックを使用せず右手の親指だけで弦をヒットする「サム・ピック奏法」を確立すると共に、一度に2つの弦を弾く「オクターヴ奏法」で一世を風靡した天才ギタリストです。
インディアナポリス在住のローカル・ミュージシャンとしてプレイしていたウェスを、巡業で訪れたキャノンボール・アダレイが、そのプレイを聴いて驚愕し、当時専属であったリヴァーサイド・レコードのプロデューサーのオリン・キープニュースに紹介したことから、たちまち評判となり、1959年10月にニューヨークにおいて、オルガンとドラムスを加えたトリオで、最初のレコーディングを行っています。
この時、既に36歳、遅咲きのミュージシャンです。

また、最初のレコーディングのエピソードとして、ウエスは無類の飛行機嫌いであり、飛行機に愛器を乗せたくないとの理由から、ケニー・バレルのギター(ギブソンL-7)と、フェンダーのツイン・アンプを借用して初リーダー・セッションに臨んだとされています。
それは兎も角、ピックを使わないギター音はとても暖かく、力強く、自然な感じがします。
そして、演奏においては1曲の中で、シングル・トーンによるソロとオクターブ奏法、それにコード奏法の3種類が楽しめるところも魅力です。
ウェスによるオクターブ奏法は、ギターの1と3弦、2と4弦、3と5弦、4と6弦のオクターブを使い、それ以外のオクターブ運指は使われず、また、1と3弦、2と4弦は人さし指と小指、それ以外は人さし指と薬指で弾かれているそうです。
そのウエスは、下積み時代のハード・ワークや、持病の狭心症がたたり、働き盛りの45歳の若さで亡くなってしまいました。

今回のアルバム「ボス・ギター」はリバーサイド・レコードから発売されましたが、abc RECORDSに移ってタイトルが「ディス・イズ・ウエス・モンゴメリー」となり、ジャケット・デザインも変りました。
「THIS IS WES MONTGOMWRY」 abc RECORDS RS 3012 
   
1. BESAME MUCHO
2. DEARY BELOVED
3. DAYS OF WINE AND ROSES
4. THE TRICK BAG
5. CANADIAN SUNSET
6. FRIED PIES
7. THE BREEZE AND I
8. FOR HEAVEN’S SAKE
WES MONTGOMERY(g) MEL RHYNE(org) JIMMY COBB(ds) 録音 1963年4月22日

このアルバムは、シンプルなトリオ構成となっていて、ウエスのギターとオルガンのソロがたっぷり楽しめることと、ベサメ・ムーチョを始め、幾つかのポップ曲が入っていて、それが素晴らしいジャズ曲として演奏されているところが良いです。
そのベサメ・ムーチョ、何と速い3拍子で演奏され、最初からウエスの驚異的ギターが楽しめます。
その他、酒バラ、カナダの夕日、そよ風と私といった馴染み曲を素材とした時の上手さも、ウエスが一流である証ですし、オリジナルのフライド・パイズではオクターブ奏法をたっぷり聴くことができます。

このアルバムのオリジナルは、下記のジャケットで、こちらのCDには追加2曲のボーナス・トラックが入っていて、ベサメ・ムーチョを他のバージョンで聴くことができます。
そして、私の車のHDにも入れて聴いている、ゴキゲンな1枚でもあります。
 

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春の食材

2014-04-22 | グルメ
カリウムや食物繊維の他、ビタミンB1、B2、C、Eなどを含む春の食材、
そのタケノコの季節がやってきました。

今年のタケノコ、少し前の出始めの頃、スーパーの店頭では1本が千円近い値段で売られていて、もう少し値段が下がったら食べたいと思っていました。
それが何とこの週末に、知人から掘りたてを5本も頂きました。

タケノコは掘り採ってから時間が経つほど固くなり、えぐみも強くなるので、出来るだけ早く調理しようと、早速大鍋を取り出し、アク抜きに米ヌカを使い、鷹の爪も加えて下ごしらえをしました。
ここまでは、仕込み開始から、わずかな時間で完成です。
  

そして夕食には定番の「筍ごはん」に「鰯のツミレ汁」を添えて・・・
更にタケノコは「土佐煮」と、皮に下味を付け「味噌と庭にある山椒を使った和え物」で・・・
  

翌日は顎だしを使い、鰹節とお酒、それに薄口醤油で味を調え、タケノコ本来の風味を楽しんで・・・


まだまだ使いきれないので、翌々日は初めてカレーにも入れてみたところ・・・
これがコリコリと歯ごたえがあり、食感はグッドでした。


今年もまだまだ、お世話になりそうです。

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デューク・エリントン & レイ・ブラウン

2014-04-21 | JAZZ
ピアノとベースのデュオ・アルバムの最後は、デューク・エリントンとレイ・ブラウンです。

これは、1939年から41年にかけてデューク・エリントン楽団のベーシストを務めたジミー・ブラントンに捧げたもので、ここでベースを担当しているレイ・ブラウンもブラントンの信望者です。

「THIS ONE’S FOR BLANTON」 PABLO 7335 728

1. DO NOTHIN’ TILL YOU HERE FROM ME
2. PITTER PANTHER PATTER
3. THINGS AIN’T WHAT THEY USED TO BE
4. SOPHISTICATED LADY
5. SEE SEE RIDER
6. FRAGMENTED SUITE FOR PIANO AND BASS
・1st. ~ 4th. MOVEMENT
DUKE ELLINGTON(p) RAY BROWN(b) 録音 1972年12月5日

ジミー・ブラントンは21歳でエリントン・バンドに参加し、それまでは単なるタイム・キーパーであったベースの役割を飛躍的に押し広げています。
このアルバムが制作された経緯については、プロデューサーのノーマン・グランツがレイ・ブラウンに対し、「デューク・エリントンとジミー・ブラントンが一緒に演ったことを全てやってもらいたい」と要望したことから実現し、ラスベガスでレコーディングされました。
全6曲(6曲目はレコードB面全てを使った小組曲)の中で、ピター・パンサー・バターと、ソフィスケイテッド・レディの2曲は、かってエリントンがブラントンとデュオ出演奏したことのある曲です。
力強いアタックとスケールの大きいピアノ、豊かで伸びのあるベース、そのいずれも一級品で、加えて「音」も素晴らしく、最高のジャズに仕上がっています。
そして、デューク・エリントンとレイ・ブラウン、2人の巨匠が相対するとこういう素晴らしい音楽が生まれるという見本のようなアルバムです。

ピアノとベースのデュオ・アルバムはまだ数多くありますが、また機会があれば掲載することとし、ここで一旦終了したいと思います。

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ポール・ブレイ & 2人のベーシスト

2014-04-20 | JAZZ
ピアノ&ベースのデュオの2回目、
同じステープル・チェース・レコードから、ポール・ブレイ(p)と、2人のベーシストのアルバムです。

カナダ出身のピアニスト、ポール・ブレイは母国カナダで神童ぶりを発揮し、当初はバド・パウエル直系のバッパーでした。
彼のプレイ・スタイルを大きく変えたのは、1953年に米国入りして気鋭の作曲家カーラ・ボルグと出会い、またオーネット・コールマンやジミー・ジェフリーの影響を受けてからで、その後はスタイルを大きく変え、フリー・スタイルまで進んでいきます。
これらの演奏を録音したレーベルも様々で、1967年頃からのおよそ10年間に渡って演奏されたものは自主レーベル(IAI)からも出されていました。
1999年5月~6月にかけて来日した機会をとらえて、私が所属していたジャズ・クラブ主催のコンサートを開催したこともあるので、この時のことも何時か紹介したいと思います。

そこで1枚目は、ケニー・ドリューの相手を務めたニルス・ヘニング・オルステッド・ペデルセンです。

「PAUL BLAY NHOP」STEEPLECHASE SCS-1005
   
1. MEETING
2. MATING OF URGENCY
3. CARLA
4. OLHOS DE GATO
5. PARADISE ISLAND
6. LATER
7. SUMMER
8. GESTURE WITHOUT PLOT
PAUL BLAY(p&elp) NIELS-HENNING ORSTED PEDERSEN(b) 録音 1973年6月1,24日

このアルバムは、ポール・ブレイ自身の作曲の他、彼に影響を与えた2人の女性、カーラ・ボルグ(後の夫人)と、アーネット・ピーコックの作品から成っています。
ポールの特徴である内省的な演奏が大半を占め、全8曲中、ベースが4ビートを刻むのは3曲目のカーラだけです。
また、オロス・デ・ガトー(4曲目)でのペデルセンは、最初から最後までボーイングだけ、しかも使っている音は2音のみで、5分33秒を通しています。
この演奏、最初聴いた時は装置の故障かとも思ったり、適正な針圧でレコードを再生しないと、ポールの強いピアノ・アタックで音割れしてしまう問題のレコードでもありました。
このアルバムの印象ですが、この前後にレコーディングされたソロ・アルバムであるオープン・トゥ・ラブ(ECM/72年9月)と、アローン・アゲイン(IAI/74年8月)のいずれとも同じ雰囲気を持っていて、従来のジャズとは違った趣きの演奏です。
この手の音楽を好きな人と、嫌いな人の好みが分かれるアルバムかもしれません。


2枚目は、同じくデンマークを代表するベーシストのイェスパー・ルンドゴールとの共演です。
イェスパーは1954年6月12日生まれで、ペデルセンより8歳若く、彼の陰に隠れていますが、ヨーロッパの中でも指折りの実力を持ち、米国ミュージシャンとの共演も数多く残しています。

「LIVE」 STEEPLECHASE SCS-1223
   
1. BLUES
2. OSTINATO
3. THE THEME
4. RAMBLIN’
5. MUSIC MATADOR
6. WHEN WILL THE BLUES LEAVE
7. VASHKAR
8. ICTUS
PAUL BLAY(p) JESPER LUNDGAARD(b) 録音 1986年3月26日

コペンハーゲンのジャズ・クラブ、カフェ・モンマルトルでのライブ演奏で、こちらはオーネット・コールマンやカーラ・ブレイの作品を中心とした構成となっています。
ライブということもあり、前作に比較しリズミックな曲も含まれていますが、そこはポール・ブレイの演奏であるからして、2人が相対してやり取りするフリー・フォームの部分も多くあります。

上記のデュオからおよそ13年の年月が経過していますが、相手が異なると全く違う演奏になるという一例でもあります。

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