あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

私の愛聴盤 (第76回)

2015-11-29 | 私の愛聴盤
第76回はローズマリー・クルーニーの「シングス・バラード」です。
コルトレーンのバラードに続き、バラード集を取り上げてみました。
「ROSEMARY CLOONEY SINGS BALLADS」 CONCORD JAZZ / KING RECORDS K38P-70009
  
 1. THANKS FOR THE MOMORY
 2. HERE’S THAT RAINY DAY
 3. THE SHADOW OF YOUR SMILE
 4. A NIGHTINGALE SANG IN BERKELEY SQUARE
 5. BEWITCHED, BOTHERED AND BEWILDERED
 6. THE DAYS OF WINE AND ROSES
 7. EASY LIVING
 8. SPRING IS HERE
 9. WHY SHOULDN’T I
10. IT NEVER ENTERD MY MIND
ROSEMARY CLOONEY(vo) ED BICKERT(g) SCOTT HAMILTON(ts) JAKE HANNA(ds)
CHUCK ISRAELS(b) JOHN ODDO(p) WARREN VACHE(cor)
録音 1985年4月

全曲スタンダードで埋められたこのアルバム、
バースのある曲(3, 5, 9, 10)は必ずバースから丁寧に歌っていて、安定した歌唱力が素晴らしいです。
バックを務めるメンバーのクレジットは、大抵管楽器、ピアノ、ギター、ベース、ドラムスの順に記載されるのが普通なのですが、
このアルバムではギターが最初に載っています。
それだけギターの役割が重要でもあるアルバムです。

1951年に録音された「家へおいでよ」、
日本では江利チエミも歌っていましたが、彼女の歌は当時ミリオンセラーの大ヒットを飛ばしていました。
1964年の日本公演の後に声が出なくなるアクシデントに見舞われ、一時期引退していたのですが、
ビング・クロスビーに再起の手を差し述べられ、このコンコード・レーベルで見事復活を果たし、
再起後は、貫録十分の歌唱力を発揮しています。
このアルバムは彼女のベスト盤ではないですが、録音とも相俟って、その良さが発揮されています。



女性歌手によるバラード・アルバム
他にも色々ありますが、これらも時々ターンテーブルに乗る愛聴盤です。
カーメン・マクレー
「BOOK OF BALLARDS」 KAPP KL-1117
  

キャロル・スローン
「A NIGHT OF BALLADS」 BAYBRIDGE RECORDS KUX-196
  

この2枚のピアニスト、偶然にもドン・アブニーが担当しています。

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北の大地で

2015-11-28 | 日記
北の大地で、身内の結婚式に参加しました。
粉雪がパラつき寒い1日でしたが・・・
  

お二人さんにとっては全く関係ありません。
この「小さな結婚式」は、牧師さんもいなければ、賛美歌の合唱も無く、
挙式の後に、参列者全員で乾杯とケーキカットが行われました。
  

披露宴はイタリアン・レストランで・・・
   

美味しいお料理と、ここでしか飲めないビールもタップリいただきました。
   

若いお二人さん、
いつまでもお幸せに・・・

今年はこれで3回目の結婚式となりましたが、何度でもいいものです。

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2015年11月の富士山 (第2回)

2015-11-24 | 富士山
ここ数日の雨の後、お山はすっかり雪化粧となりました。

  

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私の愛聴盤 (第75回)

2015-11-23 | 私の愛聴盤
第75回はジョン・コルトレーンの「バラード」です。
常に走り続けたコルトレーンが一瞬立ち止まったかの様で、発売当時賛否両論を呼んだこのアルバム、
しかし、発売から50年を過ぎてもベストセラーを継続し、リリシズム溢れる完璧なバラード集であることに変わりはありません。
ジャズを聴きはじめた当初はブート・レグも含め、コルトレーンのレコードを良く聴いていました。
今更のことですが、最近このモノラル盤を入手したこともあり、改めて取り上げてみました。
「JOHN COLTRANE BALLADS」 IMPULSE A-32
  
1. SAY IT
2. YOU DON’T KNOW WHAT LOVE IS
3. TOO YOUNG TO GO STEADY
4. ALL OR NOTHING AT ALL
5. I WISH I KNEW
6. WHAT’S KNEW
7. IT’S EASY TO REMEMBER
8. NANCY
JOHN COLTRANE(ts) MAcCOY TYNER(p) JIMMY GARRISON(b) ELVIN JONES(ds)
録音 1961年12月21日、62年9月18日、11月13日

このアルバムの最初の録音日には、ここには取り上げられていない「グリーンスリーヴス」や「イッツ・イージー・トゥ・リメンバー」が、また別の日には、ジョニー・ハートマンとのセッションで有名な「ゼイ・セイ・イッツ・ワンダフル」がマッコイ・タイナーとのデュオで演奏されていました。
これは、後に国内盤で発売された2枚組CDに収録されています。
 
こちらのCDは、コルトレーン研究で世界的に著名な藤岡靖洋さんが、この録音経緯について詳細に語られています。
厳選されたレコード収録の8曲を聴くか、幾度もテイクを重ねて録音されている全曲を聴くかはそれぞれリスナーの勝手ですが、全曲を一通り聴いた後ではやはりレコードの8曲で良いという気分になります。

余談ですがこのモノラル盤のレコード、
これまで聴いてきた同一アルバムの音源のどれよりも、カチッと締った素晴らしい「音」がする正に愛聴盤となりました。


話は替わって、
1992年にデビューした米国の女性歌手「カーリン・アリソン」
ちょっとハスキーが掛った声でジャズからポップス、それにロックまで器用にこなす彼女が、2000年に吹き込んだ7枚目のアルバムは、
コルトレーンのバラード収録曲を曲順もそのままとし、それに別のアルバムからの4曲を加えたリメイク盤です。
「KARRIN ALLYSON BALLADS」 CONCORD RECORDS / VICTOR JAZZ VICJ-60896
 
 1. SAY IT
 2. YOU DON’T KNOW WHAT LOVE IS
 3. TOO YOUNG TO GO STEADY
 4. ALL OR NOTHING AT ALL
 5. I WISH I KNEW
 6. WHAT’S KNEW
 7. IT’S EASY TO REMEMBER
 8. NANCY
 9. NAIMA
10. WHY WAS I BORN?
11. EVERYTIME WE SAY GOODBYE
12. NATURE BOY

KARRIN ALLYSON(vo) JAMES WILLAMS(p) JHON PATITUCCI(b) LEWIS NASH(ds)
BOB BERG(ts) JAMES CARTER(ts) STEVE WILLSON(ss)
録音 2000年11月 

こちらのアルバム、
歌は勿論のこと、バックを務めるメンバーの演奏も素晴らしく、このアルバムも「私の愛聴盤」の1枚となっています。

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今年の高尾山

2015-11-22 | 旅行
天候がイマイチの中、高尾山へ
今年は陽気が比較的暖かかったせいで、色づきもイマイチ、
   


そこで、もみじ台まで足を延ばしてみました。
ここの紅葉(もみじ)は、綺麗な赤に染まっていました。
  

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トミー・フラナガンの「シー・チェンジズ」

2015-11-15 | JAZZ
これは日本人プロデューサにより企画され、ニューヨークで録音されたトミー・フラナガンの後期の傑作アルバムです。
ピーター・ワシントンとルイス・ナッシュの参加によるピアノ・トリオのこの作品は、発売当初から話題を呼び、国内では最初にCDで、後にLPでも発売されています。
トミ・フラのピアノの、ソフトでありながらクリアな音がアナログ特有の耳触りの良さを醸し出しています。

プロデューサーの言葉を借りれば、初期の傑作である「オーバーシーズ」の再演をベースにしたことで、タイトルにも「SEA」を付けたのだそうですが、単なるリメイク盤とせず、トミ・フラがこのアルバムのために書き下ろしたタイトル曲を冒頭に持ってきているのだそうです。

「SEA CHANGES」 ALFA JAZZ ALJB-7501
  
[A SIDE]
1. SEA CHANGES
2. DALARNA
3. VERDANDI
4. HOW DEEP IS THE OCEAN
[B SIDE]
1. BETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEA
2. I COVER THE WATERFRONT
3. BEAT’S UP
4. DEAR OLD STOCKHOLM
TOMMY FLANAGAN(p) PETER WASHINGTON(b) LEWIS NASH(ds)
録音 1996年3月11日、12日

レコードでは、A面、B面のトップに“SEA”と付く曲を配置したり、最後に懐かしのストックホルムをフラナガンにソロで演奏させているのは、プロデューサの意向が出たものと思います。
B面1曲目の「絶体絶命」は、過去に紹介したハロルド・アーレン集の中でも演っているので互いに比較してみました。
今回のほうが演奏時間が1分長く、後半でベース・ソロや、ピアノとドラムスのフォー・バースもありました。
テンポはどちらも同じでしたが、トミフラのピアノは今回の方が軽やかで3人のバランスも良かったです。
それにしても前作のドラマーのコニー・ケイ、MJQの時と違って「どうしたの?」というくらい、バタバタと叩き過ぎの感がありました。

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2枚リードのジャズ

2015-11-08 | JAZZ
独語でファゴット(FAGOTT)という楽器、
英語名ではバスーン(BASSOON)と言われていますが、バスーンは低音のBASSが由来のようです。
クラシックの世界では、ソロと伴奏の両方で活躍する楽器ですが、ジャズで使用されることは極まれです。

以下は長年セシル・テイラーのユニットで活動してきたジミー・ライオンズのリーダーアルバムです。
その中で、2枚リードを持つバスーンでフリー・ジャズを、それも女性が競演しているものです。
「JIMMY LYONS feat. KAREN BORCA : RIFFS」 Hat Hut 3503
  
1. THEME
2. RIFFS #1/1 ~ 1/11
JIMMY LYONS(as) KAREN BORCA(bassoon) JAY OLIVER(b) PAUL MURPHY(ds)
録音 1980年9月13、14日 

フランスで行われたライブを収録したこのアルバムには2曲が収録されています。
当然のこととして、テーマらしきものはほんの少し顔を出すだけです。
演奏を通して、アルト・サックスとバスーンがお互いを挑発しながら、ブリ・ブリ音を撒き散らしています。
しかし、フリーキーな音は一切なく、次から次へと繰り出される‘音の洪水’を浴びるアルバムです。
息もつかせぬフレーズで熱演しているバスーンは、柔らかい音で違和感なく受け入れられます。
この演奏、拍手はまばらですが、当時のヨーロッパの聴衆が、この演奏をどのように受け止めていたのか興味のあるところです。

なお、ライオンズのオリジナルであるRIFFSは、別のアルバムでもしばしば演奏されています。

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2015年11月の富士山

2015-11-03 | 富士山
何時もの場所からの3枚
今日は文化の日、昨夜の雨でちょっぴり雪化粧が厚くなりました。

  
雨が降った割には10月中旬の陽気だったそうで、積雪も多くありませんでした。


そして、1夜明けた翌朝の河口湖畔、気温は3℃、
湖面に映った絵が美しいです。
  

それから5日の朝、
日中の暖かさにより2日に降った雪も解けています。
写真は3日と5日のものです。
右の5日の写真では、雪を被った部分の左側に登山道がくっきりと見えます。
 

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ソニー・ミーツ・ホーク

2015-11-01 | JAZZ
ソニー・ロリンズが憧れを抱いていたコールマン・ホーキンスとの共演アルバム「ソニー・ミーツ・ホーク」、
ことの起こりは、1963年7月のニューポート・ジャズ祭において、ロリンズのカルテットにホーキンスがゲスト出演し共演したのが切っ掛けとなり、その企画がそのままスタジオに持ち込まれました。
共に男性的で豪快なトーンを鳴らすサックス奏者の演奏を、ステレオ盤とモノラル盤で聴き比べてみました。

ますはステレオ盤、
左チャンネルにコールマン・ホーキンスとピアノ、右チャンネルにソニー・ロリンズとベース、ドラムスが配置されていて、その「音」を聴かずとも2人がはっきり聞き分けられます。
「SONNY MEETS HAWK!」 RCA LSP 2712
  

続いてモノラル盤、
「音」が中央に集まっているのは当然のこととして、
代わる代わる登場する2人のサックス奏者は、ソロを取るほうが前に出てきて吹いているような音取りになっていて、「音」が一層密になり迫力があります。
「SONNY MEETS HAWK!」 RCA LPM 2712
  
1. YESTERDAYS
2. ALL THE THINGS YOU ARE
3. SUMMERTIME
4. JUST FRIENDS
5. LOVER MAN
6. AT McKIES’
SONNY ROLLINS(ts) POUL BLEY(p) HENRY GRIMES(b) ROY McCURDY(ds)
GUEST ARTIST : COLEMAN HAWKINS(ts)
録音 1963年7月15日、18日 RCA Victor Studio NY

1曲目の「イエスタディズ」、
先発のホーキンスを意識してか、ロリンズはトリッキーなソロも織り交ぜて対抗します。
2曲目の「オール・ザ・シングス・ユー・アー」、
ホーキンスがリーダーのライブ盤でも演っていますが、こちらのほうが豪快なプレイです。
後半で2人のデュエットとなり、先発のホークにロリンズが絡みますが、2人はモノラルでもハッキリ聴き分けられます。
と、どちらかというとミデアム・テンポ以下の曲が多い中で、最後にロリンズのオリジナル「アット・マッキーズ」は早いテンポで演奏されます。
ここではロリンズが先輩を出し抜いた格好で、モダンなフレーズを次から次へと吹くのですが、続くホークが負けじと張り合っています。
サックスやトランペット、はたまたピアノ同士の演奏集は数多くありますが、中でもこのアルバムは単なるブロー合戦とはならず充実しています。
そして、ステレオ、モノラルそれぞれに特徴があり、甲乙つけがたいです。
なおピアニストのポール・ブレイは、バッパーから脱皮しつつあった時期のものですが、ここでは神妙にピアノを弾いているところが面白いです。
2人のベーシスト、3, 4, 6番目の3曲を担当しているヘンリー・グライムスがメリハリの利いた音を出しており、「サマー・タイム」でのソロも良いです。

ソニー・ロリンズのRCA盤はオムニバスを除いて6枚ありますが、他にも優れた作品があるので、機会をみて取り上げてみたいと思います。

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