吉田のうどん
「一般財団法人ふじよしだ観光振興サービス」が発行している「吉田のうどんマップ」に掲載されたお店の食べ歩き、
最後の2軒は58~59番目のお店です。
58番目 「立石茶屋」(マップ番号56 上吉田 4960)
富士山の麓に一番近いお店ですが、言い換えれば市内から一番遠かったので遅くなりました。
念願かなって行ってみたところ、ご覧のように「しばらく休業します」の張り紙があり、ここまでとなりました。
うぅん残念!
59番目「しゅんちゃんち」(マップ番号21 下吉田 4-11-6)
このお店、昼夜に渡り幾度か行ってみましたが、いずれもシャッターが閉まったままでした。
今回が最後で、今度も駄目なら諦めようと近くまで行ったところ、灯りがついているではありませんか。
早速中に入り「うどん食べれます?、車で来たのでお酒は飲めませんが」と尋ねたところ、
「良いですよ」と快く受けていただいたので、定番の「肉うどん」をオーダーしました。
少し時間が掛かるとのことで、待っている間、女将さんから料理に対するこだわりや、世間話をしていただき、
その中で吉田のうどんに10ヶ条があることも教えていただきました。
その10ヶ条とは、
富士吉田市に納税していること、市内の「水」を使用していること、などなど・・・
この話、興味深いので改めて調べてみたいと思います。
そして、いただいたうどんは、
麺は中太でコシがあり、スープは味噌ベースのしっかり味で、飲んだ後で食べてもしつこくないようにと、
塩加減も控えめで、高血圧者の私にはありがたく、
また、昔から食べていた人参と油揚げも入っており、具はたっぷりの馬肉と、細切りのキャベツで嬉しい限りです。
食べ終わった後で、ご主人も調理場から出てこられ、うどんに関する昔話も色々教えていただきました。
それから、それから・・・
忘れてならないのは、写真の通り、見事な焼酎の数々、
ゆったりとしたスペースの中で、本来ならここで一杯と行きたいところですが、今夜はそうはいかず、
お店自慢の「豚の角煮のから揚げ」と「ホタテとイカの串あげ」をオーダーし、テイク・アウト、
宿に戻ってお酒の友となりました。
今回は、うどんも数々のお話も満足のお店で、このコーナーの最後に相応しく、
59番目で「ごく・ろう・さん」となりました。
これで店舗マップに掲載されているお店は全てトライしたことになりました。
吉田のうどん店を食べ歩き始めてかれこれ4年になりますが、当初はなじみの店ばかり行っていました。
途中でうどん店を紹介するマップがあることを知り、それなら全部を制覇しようと仕事の合間をみながら訪ねてみました。
マップも数回更新された中で、どの店もそれぞれ特徴がありましたが、単にうどんを食べるだけでなく、
店主と言葉を交わせたお店は特に印象が強かったです。
また、ひばりが丘高校のうどん部による「うどんなび」にもお世話になりましたし、
「しゅんちゃんち」ではVol.4もいただいてきました。
そこには偶然にも、今回の2軒が同じページに掲載されていました。
およそ60軒のうどん店、
山と渓谷社発行の「富士山ブック2015」にも、吉田のうどんが紹介されていましたが、
富士山の山じまいに合わせて、私の食べ歩きも終了となりました。
今度は特に印象に残ったお店を、もう一度おさらいしてみようと思います。