あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

私の愛聴盤(第145回)

2020-08-30 | 私の愛聴盤
第145回はチャールス・マクファーソンの「BEBOP REVISITED!」です。
「BEBOP VISITED!」 PRESTIGE 7359
  
1. HOT HOUSE
2. NOSTALSIA
3. VARIATION ON A BLUES BY BIRD
4. WAIL
5. EMBRACEABLE YOU
6. SI SI
CHARLES McPHERSON (as) CARMELL JONES (tp)
BARRY HARRIS (p) NELSON BOYD (b) AL HEATH (ds)
録音 1964年11月20日

「ビ・バップの再来」とタイトルされたアルバムに相応しく、バッパー5人による活気あるれる演奏集で、チャーリー・マクファーソンをパーカーに見立てると、カーメル・ジョーンズはガレスピーより洗練されたバッパーと言うところでしょうか?
また、バリー・ハリスはここでも存在感を示すプレイを披露しているし、知名度の低いベーシストのネルソン・ボイド(1928年2月生)もしっかりした音程でサポートしています。
何れの曲も2管によるテーマ部はビ・バップそのものですが、少しボリュームを上げるとその音圧に飛ばされそうな感じにもなり、それがまたたまらなくジャズを感じるし、各人のアドリブに入るとよりモダンなフレーズが次から次へと出て来て、ファンキーで魅力的な演奏となります。
なお「EMBRACEABLE YOU」だけは、ゆったりしたテンポで、バリー・ハリスの弾くイントロに続いて、マクフファーソンのスムースで情感たっぷりのアルトと、続くハリスのプレイが心地く、この曲の名演の一つになるのではと思います。
このアルバムは、録音も良いことから年に数回は引っ張り出して、演奏の余韻に浸る1枚です。

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早坂紗知のライブ盤

2020-08-27 | JAZZ (CD)
早坂紗知のライブ・アルバム(CD)、
これは、彼女の誕生日である2月26日に毎年行われている恒例のライブですが、昨年は同じ誕生日である何時もの山下洋輔に、森山威男も参加したという超豪華な組み合わせとなっています。

「早坂紗知 2.26 バースディ・ライブ」 NBAGI RECORDS N-018
 
1. MY FAVORITE THINGS
2. CHIASMA
3. MOANIN’
4. TALK
5. HUSH-A-BYE
早坂紗知 (as, ss) RIO (bs) 山下洋輔 (p) 永田利樹 (b) 森ddy山威男 (ds)
録音 2019年2月26日 江古田 Buddy

最初の「MY FAVORITE THINGS」では、早坂紗知が唯一ソプラノ・サックスを吹いていますが、美しいメロディ・ラインが徐々にフリーインプロヴィゼーションへと化して行き、バックを務める山下トリオも同様に、後半になるに従って次第に高まりを見せ本性が表われてくるという痛快な演奏です。
2曲目以降、早坂のアルトは想定通りのプレイとなっていますが、このライブでの最大の聴きものは早坂のご子息のRIOによるバリトン・サックスで、音が厚みを増し、しかもブリブリの演奏が強烈な印象を与えています。
また、「 CHIASMA」の冒頭では、バリトン・サックスとアルト・サックスの2管が加わった分厚いサウンドのインパクトがすざまじく、後半になって何時ものパターンの展開となりますが、最後は森山のドラム・ソロの「トトン」を合図にテーマに戻っています。
一方、ミンガスの「MOANIN’」では、RIOの無伴奏によるソロから始まり、その後のテーマに移っても4ビートが延々と続き、その上を早坂のアルトが被るという展開となりますが、山下もハードにならずペースを保っており、後半ではミンガスの曲らしくベースも力強いソロを披露しており、収録曲の中では一番の長尺で、しかも好演となっています。
そして、「HUSH-A-BYE」は最終曲に相応しく、各人によるソロのリレーで締めくくられています。

なお、早坂のメンバー紹介を兼ねた8分を越えるトークも収録されていますが、これまでの各種エピソードを交えての楽しいおしゃべりです。
この2・26のライブ、機会があれば生で聴いてみたいです。

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キャベツ畑

2020-08-25 | 日々の暮らし
天候不順の次は猛暑で、野菜の高騰が続いています。
その中で、キャベツは例年の3倍の価格だそうで。。。
そこでキャベツ畑の写真を撮りました。
  

この先、玉になるまで観察を続けます。

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ジェリー・マリガン=ズート・シムス

2020-08-23 | JAZZ
ジェリー・マリガンのリーダー・アルバムにズート・シムスが参加した1枚
「SOMETHING BORROWED / SOMETHING BLUE」 LIMELIGHT LM 82040
  
1. DAVENPORT BLUES
2. SOMETIME AGO
3. TAKE TEA AND SEE
4. SPRING IS SPRUNG
5. NEW ORLEANS
6. DECIDEDLY
GERRY MULLIGAN (bs, as) ZOOT SIMS (ts)
WARREN BERNHARDT (p) EDDIE GOMEZ (b) DAVE BAILEY (ds)
録音 1966年7月19日

ジェリー・マリガンは、1955年のカリフォルニア・コンサート以降、ズート・シムスとは数回の共演がありますが、最初の出会いから凡そ10年後に再び共演したもので、他のサックス共演者と比べてしっくりいっている感じがします。
特に凝ったアレンジも無く、ピアノ・トリオをバックに演奏が淡々と進んでいく中で、6曲の内の3曲をマリガンが提供しているのですが、このアルバムの私の好みはマリガン作曲以外の3曲です。

その一つ目は、Bix Beiderbecksが1925年に作曲した「DAVENPORT BLUES」です。
以前この曲をYou tubeで、自身の演奏を聴いたことがありますが、その雰囲気をそのままに、ゆったりしたテンポで達人達の演奏をたっぷり味わうことが出来る演奏です。
2つ目は、Sergio Mihanovichが作曲・作詞した「SOMETIME AGO」です。
これは悲しい恋の歌ですが、ここは3拍子で軽やかに演奏されており、テーマの2人のハモリも美しいです。また、ビル・エヴァンスのアルバム「You Must Believe in Spring」でも演っていることから、そちらにも参加しているエディ・ゴメスのサポートもあり、ピアニストのウォーレン・バーナードもエヴァンス似のソロを披露しているように聴こえます。(こちらの録音の方が早いのですが)
3つ目は、6曲目のHoagy Carmichaelの作曲による「NEW ORLEANS」です。
先発するシムスの情緒たっぷりのソロが絶品で、続くマリガンもアルト・サックスに持ち替えて高音部を生かしてのプレイで好演しており、後半になって8小節づつの交換を経て、2人の合奏と進んで行くのですが、最後まで2人の素晴らしい演奏が堪能できます。

この録音が行われた1966年には、ベーシストのエディ・ゴメスがビル・エヴァンスのトリオで「 A Simple Matter of Conviction」を録音しており、「TAKE TEA AND SEE」と「DECIDEDLY」において、エヴァンス・トリオと同じようなソロも披露しているところも聴きどころとなっています。

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ジェリー・マリガン・ミーツ・ベン・ウェブスター

2020-08-19 | JAZZ
前記の「ミーツ・ジョニー・ホッジス」と同時期に録音された、こちらもベテランとの共演の一コマ
「GERRY MULLIGAN MEETS BEN WEBSTER」 VERVE MGV-8343
  
1. CHELSEA BRIDGE
2. THE CAT WALK
3. SUNDY
4. WHO´S GOT RHYTHM
5. TELL ME WHEN
6. GO HOME
GERRY MULLIGAN (bs) BEN WEBSTER (ts)
JIMMY ROWLES (p) LEROY VINNEGER (b) MEL LEWIS (ds)
録音 1959年11月2日 ~ 12月3日

この録音当時、ジェリー・マリガン32歳、ベン・ウエブスター50歳で、前回のジョニー・ホッジス同様、大先輩との共演アルバムとなっています。
ビリー・ストレイホーンの「CHELSEA BRIDGE」で、先発するベン・ウエブスターは、何時ものペースを崩さず、マリガンもそれに倣ってしっとり感が漂う演奏に終始しています。
また、アップテンポの「SUNDY」では、マリガンが先発しますが、ウエブスターのソロに受け継がれると、最初は何時ものペースでしたが徐々に熱気を帯びて来て、後半は彼にしては珍しくダーティな音も交えてフルトーンで鳴らすエキサイティングな演奏となります。
レコードのB面に移って「WHO´S GOT RHYTHM」では、ジミー・ロールズのピアノも大きくフューチャーされており、続く「TELL ME WHEN」はマリガンの1963年のアルバアム「NIGHT LIGHTS」でも再演されています。
そして、こちらもゆったりしたテンポによる演奏で、ウエブスターのテーマ演奏に絡んでマリガンがオブリガードを付けており、ソロに移ってもウェブスターの甘く哀愁ある雰囲気は変わりません。
最終曲の「GO HOME」は、ゆったりとした12小節のブルースで、各人の持ち周りのソロが披露されますが、先発するマリガンの何時ものペースを崩さないソロが抜群の出来です。

なお、ジェリー・マリガンが参加している「ミーツ」を含めたアルバムの中では、過去に「GETZ MEETS MULLIGAN IN HI-FI」や、「MULLIGAN MEETS MONK」を掲載しています。

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ジェリー・マリガン・ミーツ・ジョニー・ホッジス

2020-08-16 | JAZZ
ジェリー・マリガンのリーダー・アルバムにジョニー・ホッジスが参加したアルバム
「GERRY MULLIGAN MEETS JOHNNY HODGES」 VERVE MGVS - 68367
  
1. BUNNY
2. WHAT´S THE RUSH
3. BACK BEAT
4. WHAT IT´S ALL ABOUT
5. 18 CARROTS FOR RABBIT
6. SHADY SIDE
GERRY MULLIGAN(bs) JOHNNY HODGES(as)
CLAUDE WILLIAMSON(p) BUDDY CLARK(b) MEL LEWIS(ds)
録音 1959年11月17日

この録音当時、32歳のジェリー・マリガンが、52歳の大御所のジョニー・ホッジスを迎え、ピアノ・トリオをバックにした6曲が収録されています。
これを制作するにあたり、マリガンにホッジスを当てたのはプロデューサーのノーマン・グランツですが、リズム・セクションを選んだのはジェリー・マリガン自身だと言われており、ここではレギュラー・カルテットのベーシスト、ドラマーが共に替わっています。

1曲目の「BUNNY」でテーマを演奏する2人の美しいハーモニーの後は、ホッジスの甘く、しかもスイング抜群のアドリブへと移っていき、続くマリガンの他、ピアノ、ベースもソロを取る挨拶代わりの1曲ですが、このアルバムのベスト・プレイの様に思います。
「WHAT´S THE RUSH」はマリガンがお休みし、ピアノ・トリオをバックにホッジスのむせび泣くようなアルト・ソロが絶品です。
「BACK BEAT」も主役はホッジスの様で、前曲とは変わってミディアム・テンポによる軽快ソロを披露し、ピアノ・ソロの後でマリガンも登場しますが、共にスイングするプレイが気持ちいいです。
「WHAT IT´S ALL ABOUT」は12小節のブルースで、ユニゾンでテーマを演奏した後、マリガンが高音部を生かしたソロで先行しますが、音色(音程)の境目が自然で、ホッジスのアルトに上手く引き継いでいます。
「18 CARROTS FOR RABBIT」はアルバム唯一のミディアム・ファーストの演奏で、ユニゾンによるテーマの後はホッジスが先発し、その後ピアノもドラムスもソロを取るのですが、ホッジスの冴えたプレイが心地よいです。
ゆったりしたテンポの「SHADY SIDE」もテーマ部は2人のユニゾンでスタートし、ここでもホッジスが先発しています。
全曲を通して速い曲もスローな曲もマリガンのバリトンがホッジスのアルトに上手く絡み、先輩を立てた演奏に終始していることが分かるアルバムです。

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朝の散歩で

2020-08-13 | 日記
朝の散歩で見つけた(新)鉄砲百合、
家に戻ってカメラを持ち出し、早速写真を撮りました。

  

この花のおかげで、朝の空気と相まって、すがすがしい気持ちになりました。

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2020年8月の富士山(第2回)

2020-08-12 | 富士山
猛暑と快晴が続く8月ですが、現在の気温は22℃と涼しいです。
河口湖畔で、夜明けから日の出までを目に焼き付けてきました。
 

午前5時05分、山頂に日が当たり始めました。
  

湖面に映る逆さ富士が綺麗です。
 

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デスモンド=マリガン・カルテット

2020-08-09 | JAZZ
ポール・デスモンドとジェリー・マリガンの両巨頭によるピアノレス・カルテット
「TWO OF A MIND」 RCA LSP-2624
  
1. ALL THE THINGS YOU ARE
2. STARDUST
3. TWO OF A MIND
4. BLIGHT OF THE FUMBLE BEE
5. THE WAY YOU LOOK TONIGHT
6. OUT OF NOWHERE
PAUL DESMOND(as) GERRY MULLIGAN(bs)
WENDELL MARSHALL(b) JOE BENJAMIN(b) JOHN BEAL(b)
CONNIE KAY(ds) MEL LEWIS(ds)
曲によってベースとドラムスが入れ替わっています。
録音 1962年6月22日、7月3日、8月13日

軽快なテンポでスタートする「ALL THE THINGS YOU ARE」を始め、収録されている6曲は、余りにもシンプルに淡々と演奏が進み、これまで聴いてきたピアノレス・カルテットの中では、熱くなる場面は見られず、ハプニングも少ないですが、2人のテクニックを聴くことに徹すればそれなりに納得できます。
その中で、マリガン=ベイカーのリ・ユニオン・カルテットでも演っていた「STARDUST」は、お馴染みのメロディが影を潜め、デスモンドもマリガンも最初からアドリブに徹しているし、「THE WAY YOU LOOK TONIGHT」では、2人が同時に各々のアドリブで勝負するという場面もあります。

このレコードは、ステレオ録音であるからして左にデスモンドが、右にマリガンが配置されていて、2人の距離が離れすぎているきらいがあり、これはモノラル録音で聴くのがベストであることから、あえてモノラル針を使って聴いています。
同じRCAレーベルの中には、コールマン・ホーキンスとソニー・ロリンズの共演盤のステレオ録音がありますが、これも同じような配置となっていて、やはり違和感がありました。

なお、タイトルが「ポール・デスモンド&ジェリー・マリガン」と、デスモンドの名前が前に出ていることからして、1927年4月生まれのデスモンドが、マリガンより2歳年上からか常に主導権を握り、マリガンが控えめなのがこれまでのアルバムと違うところです。
それにしても録音のせいなのか、メル・ルイスのドラムスがバタバタとうるさく、全体の雰囲気を壊しているところが残念です。

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2020年8月の富士山

2020-08-07 | 富士山
例年、この道(船津登山道)を通って登山する人がいるのですが・・・
今年の夏は富士登山が出来なくなりました。
 

今朝の気温は21℃で、風もあることから爽やかな朝となりました。
稜線(写真左側)に沿って並ぶ多くの山小屋も、いつもなら多くの登山客をお迎えするのですが・・・
 

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