あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

私の愛聴盤(第123回)

2018-10-28 | 私の愛聴盤
第123回はクロード・ウイリアムソンの「ラウンド・ミッドナイト」です。
「′ROUND MIDNIGHT」 BETHLEHEM BCP 69
  
 1. STELLA BY STARLIGHT
 2. SOMEBODY LOVES ME
 3. I′LL KNOW
 4. THE SURREY WITH THE FRINGE ON TOP
 5. POLKA DOTS AND MOONMEAMS
 6. HAPPY
 7. TEA FOR TWO
 8. STOMPIN′ AT THE SAVOY
 9. ′ROUND MIDNIGHT
10. JUST ONE OF THOSE THINGS
11. LOVE IS HERE TO STAY
12. THE SONG IS YOU
CLAUDE WILLIAMSON(p) RED MITCHELL(b) MEL LEWIS(ds)
録音 1956年12月
ジャズ・ピアニストの大半は、いずれもバド・パウエルの影響を受けてそこから出発していますが、このクロード・ウイリアムソンもその中の一人です。
このアルバムは、スタンダードを中心とした選曲であることも好みであり、レッド・ミッチェルのベースと、ブラシを中心にしたメル・ルイスのドラムスのバッキングがスインギーで心地良いです。
最初から最後までパウエル全開の演奏の中で、「I′LL KNOW」のようなスロー・テンポの曲は、パウエルから少し離れて独自のオリジナリティを発揮していますが、ミデアム以上の曲ではパウエルに倣って聴こえます。
全12曲の中で、超高速の演奏は「TEA FOR TWO」と、「JUST ONE OF THOSE THINGS」であり、共に快調に飛ばしていますが、「TEA FOR TWO」はイントロの部分をスロー・テンポでスタートし、装飾音符を多用して変化を付けています。
セロニアス・モンクの「′ROUND MIDNIGHT」の解釈などは一聴に値するし、「LOVE IS HERE TO STAY」は意表をついて最初の1コーラスをベースがメロディを弾くという変化もつけています。
最終曲の「THE SONG IS YOU」は短い演奏ですが、何故かハンプトン・ホースのそっくりさんのようでもあるところはご愛敬でしょうか。

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ポール・クイニシェットの代表作

2018-10-21 | JAZZ
ポール・クイニシェット関連のアルバムをもう1枚
「THE KID FROM DENVER」 DAWN (FAN HOUSE 22WB 7013)
  
1. COME RAIN OR COME SHINE
2. PARDON THE BLUES, PLEASE
3. START HERE
4. PENNIES FROM HEAVEN
5. HAPPY FEELING
6. HONEYSUCKLE ROSE
7. BIG DEAL
8. THE KID FROM DENVER
PAUL QUINICHETTE(ts)
THAD JONES, RENAULD JONES, JOE NEWMAN(tp)
HENRY COKER(tb)
BILL GRAHAM(bs)
NAT PIERCE(p) FREDDIE GREEN(g) ED JONES(b) SONNY PAYNE(ds) 
録音 1956年7月16日
「FOR BAISE」に続き、ポール・クイニシェットが「THE KID FROM DENVER」として紹介されているこのレコードは、ナット・ピアースを除く全員が、カウント・ベイシー・バンドと関連のある人達で固められています。
前回の「FOR BAISE」より編成が大きく、ビックバンドによる6曲は、いずれもミデアム以上の速いテンポで演奏され、ブラス陣の軽快なアタックを背に、各人が次々とソロを受け継いでいます。
1曲目の「COME RAIN OR COME SHINE」は、クイニシェットのゆったりしたソロとの対比の妙が聴きどころとなっています。
ビック・バンドのアレンジは、マニー・アルバムが担当していますが、その中で「HAPPY FEELING」が一番ベイシー・サウンドの雰囲気を出していると思います。
また、「PENNIES FROM HEAVEN」と「HONEYSUCKLE ROSE」の2曲は、レスター・ヤングのそっくりさんと言われたポール・クイニシェットがリズム陣だけをバックに演奏しており、フレディ・グリーンの規則正しく刻むバッキングの上をスムースなアドリブが冴え渡り、その節回しは、一聴するとビル・パーキンスではないかと錯覚しそうですが、これも同じレスター系の奏者であるからでしょうか。

このレコードのジャケットは、クイニシェットの出身地であるコロラド州デンバーが載っており、粋なデザインだと思います。

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2018年10月の富士山

2018-10-16 | 富士山
昨日、今年の初冠雪(初雪化粧)があった富士山
一夜明けても曇り空の中、早朝5時30分過ぎにほんの数分間だけ、顔をのぞかせてくれました。
  

例年の初冠雪は頂上付近に白い帽子を被っただけで、一旦は消えてしまうのですが、今年はこのまま万年雪となりそうです。
 

そうこうしている間に、再び雲の中に消えてしまいました。
 

そして出勤前、
最初の場所から数キロしか離れていないのですが、いつもの場所では全景を見ることができました。
後日、知人から頂いた車の中からの1枚を追加しました。
   

下は10月16日の山梨日日新聞朝刊の記事です。


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ビック・バンドに続いて

2018-10-14 | JAZZ
ビック・バンドに続いては、カウント・ベイシーに所縁のある人たちによる演奏集。
「FOR BASIE」 PRESTIGE 7127
  
1. ROCK-A-BYE BASIE
2. TEXAS SHUFFLE
3. OUT THE WINDOW
4. JIVE AT FIVE
5. DIGGIN′ FOR DEX
PAUL QUINICHETTE(ts) SHAD COLLINS(tp) NAT PIERCE(p)
FREDDIE GREENE(g) WALTER PAGE(b) JO JONES(ds)
録音 1957年10月18日
これは6人編成のアルバムで、フレディ・グリーンが参加しているところに価値があり、リーダーは、ポール・クインシェットとなっていますが、全員が貫禄十分のプレイで楽しい演奏集です。
全5曲の中で、4曲目の「JIVE AT FIVE」は、ジョー・ジョーンズお得意のハンド・ドラムに加え、フレディの刻むリズムに導かれて2管によるテーマが演奏された後、テナー・サックス → トランペット → ピアノ → ベースとソロが繋がれテーマに戻る構成になっています。
この中で、ナット・ピアースのピアノは、ベイシーのそっくりさんのように数少ない音で始まりますが、徐々に本性を現したモダンなプレイになっていくところなどは微笑ましいです。
この曲以外は、トランぺッターのシード・コリンスが、オープンとミュートを吹き分けるぐらいで凝ったアレンジは無く、テーマの後は2管とピアノがそれぞれ順番にソロを取るだけの演奏集です。
なお、簡単なリフで始まる1曲目の「ROCK-A-BYE BASIE」は、マザーグースの子守歌として知られる「ROCK-A-BYE BABY」をもじって「ベイビー」を「ベイシー」に替えた粋なタイトルとなっていて、冒頭から4人によるリズム隊のスイング感を十分味わうことができます。

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ベイシー・イン・ロンドン

2018-10-07 | JAZZ
先週の大学生によるビックバンド演奏に続いて、その醍醐味を再び味わいたく、休日の昼間を利用してカウント・ベイシーの好演奏(名盤)を大音量で聴きました。
「BASIE IN LONDON」VERVE MG V-8199
  
 1. JUMPIN′ AT THE WOODSIDE
 2. SHINY STOCKINGS
 3. HOW HIGH THE MOON
 4. NAILS
 5. FLUTE JUICE
 6. BLEE BLOP BLUES
 7. WELL ALL RIGHT OKAY YOU WIN
 8. ROLL ′EM PETE
 9. THE COMEBACK
10. BLUES BACKSTAGE
11. CORNER POCKET
12. ONE O′CLOCK JUMP
COUNT BASIE(p)
WENDEL CULLEY, REUNALD JONES, THAD JONES, JOE NEWMAN(tp)
HENRY COKER, BILL HUGHES, BENNY POWELL(tb)
MARSHALL ROYAL(cl,as)BILL GRAHAM(as) 
FRANK FOSTER(ts) FRANK WESS(fl,ts)
CHARLIE FOWLKES(bs)
FREDDIE GREEN(g) EDDIE JONES(b) SONNY PAYNE(ds)
JOE WILLIAMS(vo)
録音 1956年9月7日
このレコード、
「イン・ロンドン」となっていて拍手も入っていますが、ロンドンでの快演奏により、後日スェーデンのエーテボリで録音されたとされています。
そしてここには、このバンドの十八番である「ジャンピン・アット・ウッドサイド」、「シャイニー・ストッキングス」、「コーナー・ポケット」の他、バンドのテーマ曲としても演奏される「ワンオクロック・ジャンプ」等々が収録されており、べーシー楽団の神髄が詰まっています。
それは、鋭いホーン・セクションの音、サックス陣の見事なアンサンブル、リズム・セクションが醸し出すスイング感、いずれもが魅力的であり、加えてベテラン勢のソロや、曲の合間に聞こえてくるトツトツとしたベイシーのピアノ・ソロ等々、リラックスこの上ない演奏集です。
12曲の中では「コーナー・ポケット」でソロを取るジョー・ニューマン?の「セレソ・ローサ」の1節を引用したソロはご愛敬だし、フランク・フォスターやベイシー御大のソロが印象深いです。
また、7~9の3曲で繰り広げられるジョー・ウイリアムスのヴォーカルもダイナミックで素晴らしく、聴衆の拍手がそれを物語っています。
レコードの両面で約40分程の演奏ですが、強力にスイングするこのレコードは、私にとって何度聴いても飽きない1枚です。

コメント (2)
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