あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

過去に購入したCDのこと

2020-05-31 | JAZZ (CD)
私のジャズとの付き合いは、1968年頃からのLP収集に始まりますが、CDが市場に出回り始めた直後の1980年代中頃からは聴くことを含めてCDが中心となり、LPから離れていた時期がありました。(後になって、収納スペースの関係でCDとダブったLPはかなりの枚数を安価で処分しましたが、結局買い戻すという馬鹿なことをしています)
しかし、レコードへの愛着が捨てきれず、2012年頃を境に再びLPに戻ったことで、その後のCDの購入は聴くことを含めてめっきり少なくなり、今に至っています。
従って、現在保有しているCDは当時のものが大半ですが、購入したまま棚にしまい込んでしまったものもあることから、今回のSTAY HOMEを機会に整理してみました。
枚数は4,000枚を越えていて、内訳は米国奏者が6割、ヨーロッパ関連が3割で、残りは日本人と歌物ですが、米国、及び日本の奏者の多くはLPとダブっています。

 

私自身、年齢的にも終活に近づいてきたこともあり、今後はこれも順次聴きながら、気に入った作品については備忘録として、ここに掲載していきたいと思います。 
(過去にCDも幾度か掲載していますが、これからは新たにCDとして分類していきます)

そこで最初に取り上げるのはノルウェーのアルト・サックス奏者で、アート・ペッパーのそっくりさんのSIGURD KOHNの1996年の作品です。(ヨーロッパの人の名前は読めないものが多いです)
「MORE PEPPER, PLEASE」 Real Records 106-2
  

曲によって編成は様々ですが、タイトル曲のみピアノレス・トリオで演奏され、これとピアノ・トリオをバックにした最終曲(IS IT ME)は、まるで50年代のペッパーの演奏を聴いているようです。
他は、ボサノバ(#3)やホットな4ビート(#4)、それにバラード(#5)等、自作曲を中心に構成されています。
また、ピアニストにはDUG ARNESENが参加しており、彼の作品は現代風のシリアスなタッチの演奏が多いのですが、ここでの曲に合わせた異なるアプローチも興味深いです。

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ジミー・コブを偲んで

2020-05-30 | JAZZ
今日は、さる5月24日に91歳で亡くなったジミー・コブを偲んで、彼の関連アルバムを数多く聴きましたが、CDは、リーダー・アルバムである以下の2枚となりました。
「JAZZ IN THE SKY OF BLUE」 
CHESKY RECORDS SACD 344
 
録音 2008年10月14日
このメンバーからはハード・バップを想像しますが、意に反してバラードとミディアム・テンポを中心にした演奏集となっています。
ロイ・ハーグローヴは、まろやかでありながらしっかりした音のフリューゲル・ホーンを多用し、ラッセル・マローンは、ソフトで美しいコード・ワークを披露しており、その中をサクサクと刻むリーダーのブラシさばきが見事で、小音量でも大音量でも楽しめます。

「REMEMBERING MILES」 
SONY MUSIC(Eighty-Eight’s) VRCL 18851
 
録音 2011年4月20日
一方こちらは、タイトルからも想像できるように、マイルスに纏わる曲を集めています。
エディ・ヘンダーソンは、「チュニジアの夜」を除きミュート・プレイによるマイルス・ライクなプレイに徹し、ピアニストの海野雅威は、曲によってウイントン・ケリーやビル・エヴァンスが顔を出します。
ここでのジミー・コブは、ブラシよりスティック・プレイの方が多いですが、力強く叩いてもうるさくないところが素晴らしいです。

レコードは、色々聴いてきた中で、マイルス関係を除いて以下の3枚を挙げましたが、なぜかピアニストは全てウイントン・ケリーでした。
「IN CHICAGO」と「KELLY BLUE」は、大抵モノラル盤を聴くのですが、今回はあえてステレオ盤としました。
  

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WATERLAND ENSEMBLE

2020-05-27 | JAZZ
続いては、前回掲載の「THE WUPPERTAL WORKSHOP ENSENBLE」と同様の大編成の演奏集で、こちらは蘭のLOEK DIKKERがリーダーを務めています。
そして、このWATERLANDレーベルの最初の作品となっています。
「TAN TANGO」 WATERLAND WM 001
  
1. TAN TANGO
2. ALL TOGETHER NOW
3. SANNA WHITE
LOEK DIKKER(p) ROGER COOK(b) PIERRE COURBOIS(ds)
GRED DUDEK(ss, ts) LEO VAN OOSTROM(as) HARRY VERVEKE(ts)
FRANK GRASSO(tp) FRANS VAN LUIN(tb) BART VAN LIER(tb)
EDDY VAN DIJKEN(frh) HUUB MATHIJSEN, ERIK JAN KROMHOUT(vl)
録音 1975年9月28日、10月2日

これは、アムステルダムとロッテルダムで行われたライブを収録したもので、タイトル曲の「TAN TANGO」は、前半は3拍子からスタートし、後半になってタンゴのリズムを伴った4拍子に変わっています。
続く「ALL TOGETHER NOW」は、全員集合の如く、フリー・スタイルのアンサンブルの合間を縫って、一人一人のソロが披露される展開となっており、特にフランシス・ヴァン・ルインのトロンボーンと、エディ・ヴァン・ダイケンのフレンチホルンの掛け合いや、その後に続くロジャー・クックのベース・ソロが大きくフィーチャーされています。
また、レコードの裏面全部を占める「SANNA WHITE」は、いくつかのパートに分かれていて、最初は映画音楽の様なメロディから始まり、その後は不協和音を伴った合奏となり、再び冒頭の美しいメロディに戻って終了となりますが、中間部でのグレド・デュディクのテナー・サックスと、ロエク・ディッカーのピアノ・ソロが上手くブレンドされています。

この演奏を、他のEUの大きい編成のものと比較してみたところ、良し悪しは別として、こちらの方がアレンジされている部分が多いと感じます。

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FMP 940

2020-05-24 | JAZZ
これまで幾度となくここに掲載しているFMPレーベルは、独を始めとしてEUのメンバーを中心に、フリー・インプロヴィゼーションによる演奏を収録していますが、これは10人での「THE FAMILY」というタイトルの1枚です。
「THE WUPPERTAL WORKSHOP ENSENBLE」 FMP 0940
  
1. IMPROVISATION Ⅰ
2. FANTALE
3. BONS AND WISHES
4. INPROVISATION Ⅱ
5. THE FAMILY
MARC CHARIG(tp, a-ph) PAUL RUTHERFORD(tb, eph) MELVIN POORE(tub)
PETER BROTZMANN(cl, sax) EVAN PARKER(sax) QIANLUIG TROVES(cl, sax) PHIL WACHSMAN(vln) FRED VAN HOVE(p) PETER KOWALD(b) GUNTER SOMMER(ds)
録音 1980年9月7日

ジャケットの顔写真からも分かる通り、そうそうたるメンバーが集まってのライブ演奏集ですが、なんだか指名手配写真のようで笑ってしまいます。
「IMPROVISATION Ⅰ」は、参加者全員が名を連ねていますが、各人の音合わせ的なロングトーンで始まってそのままの状態が続き、終盤になって鐘が鳴り静かに終わっています。
「FANTALE」は、弦楽器群の弦を指で弾いたり引っ掻いたりするところから始まり、続いてピアノが割り込み、後半はブラスが底を這うように下支えした上を管楽器がまるで「ファンファーレ、ファンファーレ」と叫んでいるようにも聴こえる一場面を作っています。
「BONS AND WISHES」の主役はアルト・ホーンのマーク・チャリグですが、中間部ではフレッド・ヴァン・ホーヴのピアノとギュンター・ソマーのドラムスの激しいやり取りがあります。
「 INPROVISATION Ⅱ」は、先発でパーカーのサックスが、後半になってそこにブロッツマンが加わり2人の激しいバトルが展開されます。その後は全員入り乱れての演奏となり、誰が誰だか判別不能となりますが、最後にベースが4つを刻みだすと、全員によるマーチ風のメロディとなり、すっきりとした形で終わっています。
最終曲の「THE FAMILY」は、ドラムスのテンポを決めるソロから始まり、後半は奏者全員による合奏と合唱となりますが、収録時間の関係から惜しくも演奏途中で時間切れとなっています。

このアルバムのプロデュースはベーシストのコワルドと、ドラマーのソマーですが、ミシャ・メンゲルベルクとハン・ベニンクによる ICP TENTETと比較すると、TENTETの演奏の方がユーモアもあって愉快です。

なお過去に、FMPレーベルのカタログを兼ねたレコード90枚と関連記事、及び写真が50ページに渉って掲載されている豪華な冊子が、無料で配布されています。
 

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近所の珈琲店

2020-05-23 | 日々の暮らし
新型コロナウイルスによる外出自粛から、4月6日(月)に開店予定だったSTARBUCKSが、昨日営業を開始しました。
今日は午前中からかなりの車と、人が並んでいました。
(写真は夕方再び出かけて撮りました)
 

実はこのスタバと道路を挟んで反対側には、以前から小さな珈琲店があり、私は何時もここの珈琲を買っていました。
そのお店は「トシノコーヒー」で、埼玉県には3店あります。
今日は久しぶりに天候が回復したので、散歩を兼ねて外出し、ここで豆とドリップ用で100gずつ購入してきました。
これからもこのお店を贔屓にしたいと思います。
  

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マンフレッド・ショーフが客演したアルバム

2020-05-20 | JAZZ
マンフレッド・ショーフがゲストとしてペーター・プロッツマンのアルバムに参加しているFMPのスタジオ・ライブ・セッションです。
「IN A STATE OF UNDRESS」 FMP 1250
  
1. CERTAINLY
2. TROLLYMOG
3. URINATO
4. BERLIN GRAY FOR A RAINY DAY
5. IN A STATE OF UNDRESS
MANFRED SCHOOF(tp, flh) PETER BROTZMANN(sax, trg)
JAY OLIVER(b) WILLI KELLERS(ds)
録音 1989年3月4, 5日

かって、アレクサンダー・フォン・シュリッヘンバッハが率いるグローブ・ユニテイ・オーケストラの音源は一通り聴いてきましたが、こちらは小編成であり、ショーフのプレイをそれなりに聴くことができます。
この手の音楽に、曲名はあまり意味をなさないと思うのですが、リーダーのペーター・ブロッツマンがショーフを迎えての録音において、ゲストを敬ってか最初に彼の曲を配置しています。
その「CERTAINLY」は16分に渡る長尺演奏で、ショーフのフリューゲル・ホーンによる美しいメロディからスタートし、途中からブロッツマンがそれに合わせて対話形式で静かに加わりますが、後半になると我慢しきれなくなったように何時ものダーティなプレイが少しだけ顔を出します。
しかし、最後まで激しいやり取りは無く穏やかな演奏に終始しています。
残り4曲の中で、「BERLIN GRAY FOR A RAINY DAY」が上記の曲と同じ雰囲気を持ったスローテンポの曲で、後半はノン・リズムによる意外な展開の演奏となっています。
その他の曲は、ショーフのトランペットが前面に出て来る場面もありますが、全体を通して激しいプレイはほとんどなく、そのような演奏を想像していると肩透かしを食らいます。

マンフレッド・ショーフを客演としているこのアルバムは、リーダーであるブロッツマンが一歩引いて演奏しており、1936年4月生まれのショーフも70年代前後の激しいプレイは影を潜め、ストレートにラッパを吹く円熟したプレイを聴くことができます。
と言うことで、マンフレッド・ショーフ関連のアルバムは、これで一旦終了します。

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私の愛聴盤(第142回)

2020-05-17 | 私の愛聴盤
第142回はマンフレッド・ショーフの「ページ・ワン」です。
彼のアルバムにしては珍しく、シンプルなピアノ・レス・トリオの演奏です。
「PAGE ONE」 MPS 15276
  
 1. PALAR
 2. BAMBURA
 3. SNARO
 4. VAL
 5. CERT VAN
 6. CEON
 7. HARANCA
 8. RUM-PA
 9. TRAM-BA-TRO
10. NAIMED
MANFRED SCHOOF(tp, flh) PETER TRUNK(b) CEES CEE(ds, perc, fl, herp)
録音 1970年1月

これまでの集団即興演奏集に対し、こちらはシンプルな編成も相まって、マンフレット・ショーフが肩の力を抜いたプレイで、モダンな演奏が詰まっています。
3人の配置は、中央にタイコ、右にラッパ、左にベースとなっていて、適当な広がりがあり、ベースのカチッと締まった音を始め各楽器がクリアに収録されています。
ショーフのプレイは、正式に音楽の基礎を習得したテクニックで難しいことは一切やっておらず、トランペットとフリューゲル・ホーンを用い、時にはミュートも使って変化を付けていて、ベースとドラムスとの対話で進んでいきます。
曲の長さは1分台から8分台まで様々ですが、それぞれが練られた曲想で、ショーフを堪能するのに相応しいです。
中でも最長曲の「HARANCA」は、ショーフのフリューゲル・ホーンとシーズ・シーのインディアン・ハープのデュオから始まり、続くペーター・トゥルンクのベース・ソロを挟んで、徐々に熱くなっていく3人のプレイが聴きどころとなっています。
また「RUM-PA」は、共にスピーカーの中央に定位されたトランペットとベースの無伴奏ソロが収録されていて、ここではショーフのテクニックを十分味わえます。

マンフレッド・ショーフがNEW JAZZ TRIOを結成したのは1969年で、この作品の後に弦楽五重奏と共演した「PAGE TWO」がありますが、こちらの最初の作品が好みです。

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DISTANT THUNDER

2020-05-13 | JAZZ
独シュトゥットガルトでのライブ盤は、1975年の山下洋輔トリオのヨーロッパ・ツアーの機会を捉えて、マンフレッド・ショーフが共演したものです。
「DISTANT THUNDER」 enja 2066
  
1. MITOCHONDRIA
2. ROUND MIDNIGHT
3. DISTANT SHUNDER
4. HACHI
MANFRED SCHOOF(tp) 坂田 明(as) 山下洋輔(p)  森山威男(ds)
録音 1975年6月12日

収録されている全4曲の内、マンフレッド・ショーフは3曲に参加していることから、彼のプレイに焦点を当てて聴いてみると、
モンクの「ROUND MIDNIGHT」は、フリューゲル・ホーンによる無伴奏ソロで、最初はパラパラと音出しをした後、メロディの断片を散りばめながら、速いパッセージとロングトーンを織り交ぜての5分45秒で、素のショーフを聴くことができます。
そして、坂田のオリジナルである「MITOCHONDRIA」は、坂田がソロで先発し、続いて山下と森山が加わって何時もの展開になったところへ、ショーフが参加して怒涛の演奏となります。
その後はショーフが坂田と入れ替わって前面に出て全体をリードし、ピアノとドラムスのやり取りを挟み、後半になって坂田とショーフの対話ともいえる掛け合いがあり、あっという間の20分40秒が終了します。
また、森山のペンによる「HACHI」は、大阪のジャズ喫茶の名をとったもので、坂田と入れ替わったトリオでスタートした直後から、ショーフの全開となった激しいプレイの応酬となり、後半は坂田が入って更に壮絶な演奏となります。
なお、「 MITOCHONDRIA」と「HACHI」は、他のアルバムにも収録されている手慣れた曲ですが、これにマンフレッド・ショーフが加わったことで、聴きなれた曲にも変化があり、新鮮に聞こえます。
また、アルバムのタイトルでもある山下洋輔のオリジナルは、ピアノ・ソロで演奏され、「遠雷」の如く徐々に熱くなってその後は次第に遠ざかっていく様が表現されています。

このアルバムは、4月22日にCDでも発売されたので早速購入しましたが、この手の演奏はCDで聴くのが便利です。


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FMPの最初のアルバム

2020-05-10 | JAZZ
FMP(FREE MUSIC PRODUCTION)の最初を飾るマンフレッド・ショーフのリーダー・アルバムで、写真は再発盤です。
「EUROPEAN ECHOES」FMP 0010
  
録音 1969年6月

これは、シュリッペンバッハが率いるグローブ・ユニティ・オーケストラに似た編成の録音で、レコードのA面前半は、息つく暇もない不協和音の塊の連続となっています。
ソリストの順番は、ジャケットに記載されており、これを見ながら音の洪水の中に没頭できるかどうかですが、家族がいる場合には決してターンテーブルを回すことが出来ません。
A面では、後半に登場する3人のピアニスト(シュリッペンバッハ → フレッド・ヴァン・ホーヴ → イレーネ・シュヴァイツアー)のソロが聴きものです。
演奏が切れ目なく続くB面は、A面からの最後のピアノ音に続いて2人のドラマーのソロ(ピエール・ファーブル → ハン・ベニンク)から始まりますが、一聴してすぐ分かるベニンクのドラミングが素晴らしいです。
その後は3人のベーシストが登場し、再び集団即興の形に戻って、サックス、トランペットのソロを経て、最後にリーダーのマンフレット・ショーフが登場して終演となります。

この音源は、家族が留守で、しかも体調の良い時にしか体が受け付けません。

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2020年5月の富士山

2020-05-08 | 富士山
5月8日午前零時40分頃の満月と富士山、
満月と富士が美しかったので、思わず写真を撮りました。
窓ガラス越しから、しかもコンパクトカメラでの撮影です。
 

夜が明けて、再び同じ場所から撮影してみました。
 

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