あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

私の愛聴盤(第17回)

2013-06-30 | 私の愛聴盤
第17回はホレス・パーランの「アス・スリー」です。

ホレス・パーラン(Horace Parlan) 1931年1月19日 -  ペンシルヴァニア州ピッツバーグ生まれ

ホレス・パーランは幼いころ小児マヒを患い、右手の一部が不自由というハンディを逆手にとって、独自のピアノ・スタイルを生み出しました。
1957年にニューヨークに進出してからは、チャールス・ミンガスのジャズ・ワークショップに参加して、ブッカー・アービンと共に活躍し、アービンの死後、彼に捧げた「ラメント・フォー・ブッカー・アービン」という曲をピアノ・ソロで録音しています。(ドイツのenjaレーベル)
1960年2月にブルー・ノート・レーベル(BN) に初リーダー・アルバムを吹き込んだ後は、本アルバムの3人で、ミントンズ・プレイ・ハウスのハウス・バンドを務め、その後、ローランド・カークとの共演を経て、1973年からはコペンハーゲンに定住しています。
地元のステープル・チェース・レーベルでは、ピアノ・トリオの他、アーチー・シェップとの録音も残していますが、ここに挙げた3人のサックス奏者は、いずれも強烈な個性の持ち主です。
その彼らと共演できる数少ないピアニストの一人でもあります。(ジャッキー・バイヤードもそうです)
日本には、1988年の第3回マウント・フジ・ジャズ・フェスティヴァルに出演するため来日しています。

「US THREE」 BLUE NOTE 4037
   
1. US THREE
2. I WANT TO BE LOVED
3. COME RAIN OR COME SHINE
4. WADIN’
5. THE LADY IS A TRAMP
6. WALKIN’
7. RETURN ENGAGEMENT
HORACE PARLAN(p) GEORGE TUCKER(b) AL HAREWOOD(ds)  録音 1960年4月20日

ホレス・パーランは、BN に7枚のリーダー・アルバムを残していますが、このアス・スリーは1作目に続くピアノ・トリオ作品で、彼の代表的作品であるばかりでなく、全ピアノ・トリオ作品の中でも名盤と称されている内の1枚です。
最初のリーダー・アルバムでは、サム・ジョーンズがベースを担当していましたが、強烈な個性のジョージ・タッカーに代わったことで、一際印象の強い内容となり、最初の曲からその真価が発揮されます。
その1曲目は、冒頭にベースの導入部があり、何かが起こりそうなピアノのイントロと共に、アル・ヘアウッドのブラシが加わります。
その後、アップ・テンポの4ビートに移ってからは、タッカーのウォーキング・ベースがものすごい音圧でビートを刻み、弦の振動がスピーカーを通してダイレクトに伝わってきます。
そこにパーランのシングル・トーンが絡み、全速力で突っ走るような4分32秒間となります。
2曲目は一転して、サヴァナ・チャーチルの書いたバラードで、パーランのシングル・トーンに加え、ヘア・ウッドのブラシと、その裏できっちりと2・4拍目を刻むハイ・ハットのバランスが絶妙です。
全体を通して、パーランは右手のハンディを全く感じさせませんし、ベースのタッカーは最後まで強烈な個性を発揮し、ドラムも絶妙なサポートを繰り広げていて、全7曲ダレることなく一気に聴き通せる素晴らしいアルバムだと思います。
なお、オリジナルはモノラル盤ですが、45回転の2枚組LP(Music Matters / Stereo)も、RVGがリマスタリングしたCD(東芝 TOCJ-9020/Stereo)も、それなりに納得できる「音」です。

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この梅雨の時期に聴く曲

2013-06-29 | JAZZ
毎年、ジメジメした梅雨の時期は、気持ちも憂鬱になります。
こういう時は「スカッ」とした音楽を 「できるだけ大きい音」 で聴くことも、気分転換の一つです。
家で、車の中で、良く聴いているアルバムの中の1曲を紹介します。
その曲のタイトルは 「With the Wind and the Rain In her Hair」 です。

この曲は1930年代に生まれましたが、1940年にジャック・ローレンスと、クララ・エドワーズによって作詞、作曲され、再出版されています。
本来スロー・テンポで演奏されたり、歌われていて、You tubeではボブ・クロスビーのバンド演奏や、パット・ブーンの歌で聴くことができます。

しかし、ジャズ・マンが取り上げたものは、いずれも軽快なアップ・テンポで演奏されています。
その中で、3枚のCDを紹介します。

・アラン・ブロードベント 「あなたと夜と音と」 (3曲目です)
・タル・ファーロウ 「ザ・タル・ファーロウ・アルバム」 (2曲目の「雨の振る夜」です)
・スタン・ゲッツ 「スタン・ゲッツ・プレイズ」 (写真は国内盤で、取り上げた曲は入っていません)
   

最初のアラン・ブロードベントはニュージーランド出身のピアニストで、近年日本でも注目されるようになってきました。
そのため、何枚かアルバムも発売されています。
今回のアルバムは、プロデューサーがベースのブライアン・ブロンバーグで、日本のキング・レコードが制作し、ベース、ドラムスとの3者のバランスも良く、録音も優れています。
そして何といっても音に勢いがあり、特に「ウイズ・ザ・ウインド・・・」は良い出来です。
(聴いていて気持ちが良い曲でもあります)
これは、アラン・ブロードベントの数ある作品の中で、最上位にランクされる内容で(だと思います)、
ピアノ・トリオの大推薦盤でもあります。

次のギターのタル・ファーロウのアルバムは、1954年6月の録音ですが、デジタル・リマスタリングされ、音もすっきり仕上がっています。
取り上げたタイトル曲は、ピアノレス・トリオで演奏され、軽快な3分間が楽しめます。

最後のスタン・ゲッツのアルバムは、LPや国内盤CD(11~12曲入り)には入っていませんが、米国盤CDには4曲追加のものがあり、その最後に挿入されていて、これもスインギーな演奏でお勧めです。
(You tubeでも聴けます)

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吉田のうどん(パート5)

2013-06-26 | 吉田のうどん
吉田のうどんも第5回となり、9、10番目のお店を紹介します。
今回は富士山の「世界遺産登録」の後でもあり、北口本宮富士浅間神社の近くにある2件です。
この神社には「赤富士」を形どった神輿が奉納されています。

    

9番目のお店は富士山登山道入り口に近い、その名も「ふもとや」(マップ58番)です。
入り口を入ると、最初に「おめでとう」の文字が飛び込んできました。
そして奥に進むと、右側に調理場とカウンター席、左側に座敷のテーブルがありました。
   

夏期間限定でしょうか? メニューに「冷やしたぬき」もありましたが、ここは定番の「肉うどんの大盛り」をオーダーし、一緒に行ったもう一方は「きんぴらうどんの大盛り」となりました。
  

腰がある太麺で、味噌・醤油の合わせスープで、美味しさは◎でした。
但し煮付けた馬肉は、他の店より甘かったです。(もう少し甘さを抑えたものが、私の好みです)
このお店は、高速道路富士吉田線の河口湖ICと山中湖を結ぶ国道沿いに面しているため、休日ともなれば県外からのお客さんも大勢訪れるそうです。


そして10番目は「ふもとや」から少し山中湖寄りに行った「ほり端うどん」(マップ60番)です。
ここでは「肉きんぴらうどんの大盛り」をオーダーしました。
   

スープは9番目の「ふもとや」さんと同じ味わいでしたが、麺はきしめんの様に少し平べったく、初めての体験でした。

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富士山 世界遺産に決定

2013-06-25 | 富士山
「富士山が世界遺産に決定」の知らせは、嬉しいものです。
なので早速、地元の富士吉田市役所に行ってきました。

建物の壁に絵が描かれているとの情報を得て、まずは正面入口とその横の「絵」とやらを拝見
 
「おもてな市」のネーミングはグッド!
但し、静岡県側から見た富士山を「おもて富士」、山梨県側からを「うら富士」とも言います。
そこで、おもてな市は、「おもて・なし(表でない)」、つまり裏であるとも読み取れませんか???
(座布団1枚あげてください!)

次に、正面玄関と、受付を
  
カメラを構えたところでドアが開き、慌ててシャッターを押したので、画像がブレてしまいました。

そして受付の横にあった掲示物も
  

6月24日(月)のNHK「クローズアップ現代」では
「世界遺産思わぬ波紋、富士山をどう守る」 という特集番組が組まれていました。
  

登録推薦された25か所、
ユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議(イコモス)」は、富士山の美しさ、神聖さを反映する総合的な戦略を描くよう求めており、範囲が広く利害が絡み合っているだけに、求められているビジョン、登山者の増加や湖の景観など、差し迫った対策を三年後に打ち出すのは大変であると、伝えています。
登山者数の抑制や景観保全など、「遺産保護と開発のバランス」をどうしていくのか、これからが大変です。

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6月の富士山は?

2013-06-24 | 富士山
1月から毎月掲載してきた富士山の紹介が、残念ながら6月度はありません。
6月も山梨には数回行ったのですが、運悪く全て雨か曇りのお天気でした。
梅雨の時期でも、晴れの日はあったのですが。

何時もの場所からの風景は…
こんな感じです。
 

そんな中で、5月に咲いていたレッドクローバー(アカツメクサ)は未だ健在でした。
 

7月も行く機会があるので、次回は晴れを期待します。

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山梨の「55-51」

2013-06-23 | 日記
私のマイ・カーのナンバー・プレートは、イチローと松井の背番号を拝借し「51-55」ですが、
山梨で「55-51」のナンバー・プレートをつけた車に遭遇しました。
この車は停車時間が数分だったので、出会えたことがラッキーでした。

   

松井秀喜は、一時期リハビリを兼ねて2Aに在籍していましたが、上記のフィギュアはその時のもので、2007年にヤンキース 2Aトレントン・サンダー 球場で配布されています。
私はその後、これをLAの土産物屋で見つけました。
本当はヤンキースのユニフォームのものが欲しかったのですが、東地区で活躍している選手のものは西地区では中々手に入らず、“これでもいいや” と思って購入しました。



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ロレツ・アレキサンドリアの2曲

2013-06-22 | JAZZ
ロレツ・アレキサンドリア ( LOREZ ALEXANDRIA ) 1929年8月14日 - 2001年5月22日 
シカゴ生まれ

ヴェテランの黒人女性ジャズ・ヴォーカリストで、1stアルバムは1957年2月25日にキングに録音した「This Is Lorez (KING LP 542)」です。
50~60年代の初期のアルバムが、キングに4枚、アーゴに4枚、インパルスに2枚あります。
70年代後半にヴェテラン歌手の再認識の機運が高まったことから、第一線にカムバックし、日本でもトリオ・レコードとCBSソニーからそれぞれ1枚づつ発売されています。
69年頃からは体調不良となり、最後は肝臓病による合併症を併発し、LAのガーデナ・メモリアル病院で71歳の生涯を閉じました。


彼女はエラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン、カーメン・マクレーに肩を並べる程の実力の持ち主で、黒人歌手特有のアクの強さはなく、非常にセンシテイヴで、洗練された表現に特徴があります。
アップ・テンポの曲もバラードも、ブルースも良いですが、特にバラードを唄った時の表現は独特のフィーリングを持っています。

一人の歌手が時を経て同じ曲を録音することは良くありますが、今回は彼女の3枚のアルバムの中から、2曲を選んでみました。

1曲目 「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ」
1953年にロバート・メインとガイ・ウッドの共作で生まれた美しいバラードで、フランク・シナトラが最初に録音していますが、男性歌手ではジョン・コルトレーンと共演したジョニー・ハートマン、女性歌手ではロレツ・アレキサンドリアの共にインパルス盤が名唱・名盤とされています。
ロレツは、後にこの曲をCBSソニー盤にも録音していて、この2枚はいずれも良い出来です。

「THE GREAT」 IMPULSE A-62
   
1. SHOW ME
2. I’VE NEVER BEEN IN LOVE BEFORE
3. SATIN DOLL
4. MY ONE AND ONLY LOVE
5. OVER THE RAINBOW
6. GET ME TO THE CHURCH ON TIME
7. THE BEST IS YET TO COME
8. I’VE GROWN ACCUSTOMED TO HIS FACE
9. GIVE ME THE SIMPLE LIFE
10. I’M THROUGH WITH LOVE
LOREZ ALEXANDRIA(vo) WYNTON KELLY(p) VICTOR FELDMAN(p) AL McKIBBON(b) 
PAUL CHAMBERS(b) JIMMY COBB(ds) BUD SHANK(fl) PAUL HORN(sax) 
RAY CRAWFORD(g)  1964年録音

「MY ONE AND ONLY LOVE」 CBS SONY 28AP3312
    
1. NATURE BOY 
2. IT MIGHT AS WELL BE SPRING
3. ALMOST LIKE BEING IN LOVE
4. BUT BEAUTIFL
5. ALL OR NOTHING AT ALL
6. AIN’T MISBEHAVIN’
7. MY ONE AND ONLY LOVE
8. DANCING ON THE CEILING
9. I’M GONNA SIT RIGHT DOWN AND WRITE MYSELF A LETTER
10. I’M THROUGH WITH LOVE
LOREZ ALEXANDRIA(vo) TOMMY FLANAGAN(p) GEORGE MRAZ(b) 
AL FOSTER(ds)  1986年9月25,26日録音

巷では最初のインパルス盤(1964年録音)までが彼女の絶頂期と言われていて、ここでは珍しくウントン・ケリーが唄伴を務め、このマイ・ワン・アンド・オンリー・ラブでは、レイ・クロフォードのギターも効果的に使われています。
一方CBSソニー盤のピアノは、唄伴で定評のあるトミー・フラナガンが担当しています。
こちらは22年の時を経て更に円熟味を増した内容となっていて、歌い出しは無伴奏で感情豊かにじっくり歌い上げて行きます。
2枚のアルバムはいずれも甲乙つけがたい内容ですが、当然のこととして後の録音の方は声が太くなっています。
両アルバムの伴奏陣の評価については、後者のトミ・フラに軍配を上げたいと思います。
インパルス盤はRVGが録音エンジニアを担当しており、CBSソニー盤はデジタル録音では定評のあるデビット・ベイカーの手によるものです。
CBSソニー盤は、「ブラン・ニュー・スタンダード・ヴォーカル from New York シリーズ」(10人の女性歌手のアルバム)からの1枚です。

2曲目 「ネイチャー・ボーイ」
エデン・アーベによる1946年の作品で、彼が1947年の夏にLAのリンカーン劇場にナット・キング・コールを訪問した際、この楽譜がコールの眼に留まり、同年9月に録音したアルバムが大ヒットし、ミリオンセラーとなりました。
1977年にはジョージ・ベンソンの歌も評判になっていますが、こちらも男性はナット・キング・コール、女性はロレツ・アレキサンドリアの歌を決定盤にあげたいと思います。

「DEEP ROOTS」 ARGO LP694
   
1. NATURE BOY
2. I WAS A FOOL
3. NO MOON AT ALL
4. SPRING WILL BE A LITTLE LATE THIS YEAR
5. SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE
6. DETOUR AHEAD
7. IT COULD HAPPEN TO YOU
8. TRAVLIN LIGHT
9. ALMOST LIKE BEING IN LOVE
10. I WANT TO TALK ABOUT YOU
LOREZ ALEXANDRIA(vo) HAWARD McGEE(tp) JOHN YOUNG(g) 
GEORGE ESKRIDGE(b) VERNEL FOURNIER(ds) 1962年2月13,14録音

アーゴ盤のネイチャー・ボーイは、3拍子のアレンジも面白く軽快に唄っています。
ソニー盤のほうは、軽妙なフレージングに円熟味が加わっています。
こちらの2枚も24年の歳月があり、聴き比べてみると年輪も感じます。
そしてやはりトミ・フラのスインギーなピアノ・ソロが、この歌を一層盛り上げています。

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雨に似合う額紫陽花

2013-06-21 | 日々の暮らし
この時期、恵みの雨やら集中豪雨による恐怖の雨やら色々ですが…
団地内の各棟の入り口には、雨に似合う紫陽花があちこちで咲いています。
そして、中には私の好きな「額紫陽花」もあります。

「科学技術研究書」から
ガクアジサイ(額紫陽花)は、ユキノシタ科アジサイ属の耐寒性落葉低木、アジサイ(紫陽花)の一品種です。
花を一塊(ひとかたまり)と見ると、中心部にある紫色をした小さな珊瑚状のものが花(両性花)で、その周辺部にある小花のように見えるものは装飾花(萼片)です。
この花の構造が、額縁のように見えるということで額紫陽花(ガクアジサイ)と呼ばれます。
アジサイを大きく分類すると、ガクアジサイ(額紫陽花)、ヤマアジサイ(山紫陽花)、セイヨウアジサイ(西洋紫陽花、ハイドランジア)、 カシワバアジサイ(柏葉紫陽花) があります。
前出のテマリ型のアジサイは、このガクアジサイから生み出されたものです。
また、ヤマアジサイの園芸品種にシチダンカ(七段花)があり、ガクアジサイと似ていますが装飾花が重弁になるところが異なります。


   

紫陽花の次は「くちなしの花」も控えています。
   

そして、ジャズだけでなく、たまにはこんな音楽も聴きます。
カーペンターズの「雨の日と月曜日は」
 

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JRの車内で見つけた広告

2013-06-20 | 日記
6月20日、川越線の車内で見つけた吊るしの広告

JRも粋なことをやりますねぇ~
こんなの初めてです。

 

10月14日 限定1組だそうです。
何方かいませんかぁ~
年齢は問いません。
但し独身に限ります。

興味のある方は、この広告をよ~くご覧ください。
下段に小さい文字で書かれています。(良くあるテクニック)
応募者負担により「ホテル・メトロポリタン」で披露宴を行うことが条件となっています。
やはり「カラ手」では無理なんですね。

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スタン・ゲッツのスイート・レイン

2013-06-19 | JAZZ
この時期に相応しいタイトルでしょうか?
しかし、スタン・ゲッツのここでの演奏はと言うと、ボサノバ人気の時代であったにも関わらず、スイートな音色ではなく、エッヂが立ったハードな内容です。
それはバックを務める若いリズム隊の影響かもしれません。
この時、ピアノのチック・コリア(25歳)はまだ自らのリーダー・アルバムはありませんでしたし、ベースのロン・カーター(29歳)はマイルス・デイビスのバンドで活躍中でした。(ドラマーのグラディ・テイト35歳)

このアルバムはクリード・テイラーのプロデュースによるもので、録音エンジニアがルディ・ヴァン・ゲルダー(RVG)で、内容も充実していたので時々聴いていました。
当時は国内盤LPと、ドイツ盤CDでした。
 

今回、このアルバムを取り上げるきっかけとなったのは、最近「VANGELDER」の刻印の入ったモノラルと、ステレオの両方のLPが揃ったので、それぞれを聴き比べてみたからです。
下記のジャケットはモノラル盤のもので、左下にパンチ・ホールが空いていますが、当然のこととして「音」には影響ないので、購入しました。
レコードの表裏は、モノラルが「Side 1,2」としているのに対し、ステレオは「A,B」となっています。

「SWEET RAIN」 VERVE   V-8693(MONO)、 V6/8693(STEREO)
    
1. LITHA
2. O GRANDE AMOR
3. SWEET RAIN
4. CON ALMA
5. WINDOWS
STAN GETZ(ts) CHICK COREA(p) RON CARTER(b) GRADY TATE(ds)
録音 1967年3月30日

改めて聴きなおしてみて、チック・コリアとグラディ・テイトが、スタン・ゲッツの演奏を鼓舞しているのではないかと思った次第です。
2曲目のボサノバ(オ・グランデ・アモール)に関しても、リズムはボサノバですが、演奏内容はモダン・ジャズで、全曲を通して充実した内容でした。

そして肝心の「音」ですが…
モノラルLPのゲッツは音が少し濁った感じでした。
ステレオLPはクリアなサックス音で、ステレオバランスもゲッツを中央に、その後方にベース、少しだけ左にピアノ、右にドラムを配置し、音が拡散していないため、モノラル盤の様に集中して聴こえる感じがしました。
このレコードは1967年の録音であり、ステレオ録音が開始されて既に10年近く経過していることから、モノラル盤のほうはステレオ録音したものをモノラルにミックスダウンしたように思われます。
一方CDですが、LPより少し音が分散しますが、一般のステレオ録音より中央よりの配置で、これも優れていると思います。
またいずれのソースも、ピアノの録音がブルーノート盤とは全く違っていて、ピアノ本来の音になっていることにも、納得感があります。
ブルーノート盤は、RVGというよりは、プロデューサーのアルフレッド・ライオンの好みの音だったのでしょうかね。

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