あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

ジャネット・サイデルのラスト・アルバム(CD)

2020-11-29 | JAZZ (CD)
2017年8月7日に亡くなったジャネット・サイデルのラスト・アルバムを静かに聴きました。
「ONLY YESTERDAY」 MZCF - 1421
 

これは、2014年10月のロンドン、及び2020年4月のシドニーでの2つの録音から集められたアルバムで、何時もの様にそっと語り掛けるように歌っています。

私としては、アーティ・ショーの「MOONRAY」の入ったアルバムを集めていることからも嬉しい1枚であり、「A NIGHTINGALE SANG IN BERKELEY SQUARE」や「MISTY」のように、サイモン・ブラウンのピアノ伴奏で歌う曲も含まれています。

そういえば、丁度10年前の2010年4月3日(土)に、TOKYO TUCで聴いた彼女の歌声と、ギターのチャック・モーガンが、時にはウクレレに持ち替えての演奏が素晴らしかったことを思い出します。
ライブ終了後のCD販売会場で、購入したコールポーター作品集への彼女のサインと、携帯カメラで撮った映像が手元に残っていました。
  

これを機会に、ジャネット・サイデルのアルバムを整理しながら順次聴いていきます。
 

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沖 至のアルバムを聴く(7)(ノア・ハワード・カルテット)

2020-11-25 | JAZZ
沖 至関連の最後は、番外編としてノア・ハードのグループに参加した1枚で、ベルリンのQUARTIER LATINでのライブ録音です。
「SCHIZOPHRENIC BLUES」 SAJ-13
  
1. SCHIZOPHRENIC BLUES
2. BIRDS OF BEAUTY
3. FIRE MARCH
4. CREOLE GIRL
5. a SOLO SAX
b LIFT EVERY VOICE AND SING
NOAH HOWARD (as)  沖 至 (tp) 
JEAN-JACOUES AVENELL (b) OLIVER JOHNSON (ds)
録音 1977年5月21,22日

ノア・ハワードのアルト・サックスは、オーネット・コールマン似の響きの少ない音色で、それを生かすことからも、これがピアノレスであることが良い結果となっています。
「SCHIZOPHRENIC BLUES」は、ミデアム・テンポで演奏され、ハワードの無調の様な特徴あるアドリブが延々と続く内容で、ここでの沖は、最初と最後のテーマ部のみ参加しています。
スティービー・ワンダーの「BIRDS OF BEAUTY」では、ノア・ハワードに続いてソロを取る沖が、自然流で肩の凝らない演奏を聴かせてくれます。
オリヴァー・ジョンソンの長いドラム・ソロで始まる「FIRE MARCH」は、沖のファンファーレ的なラッパに続いてニュー・オリンズの懐かしいマーチ風の演奏へと移り、エンディングに入ると本性が現れた壮絶なフリーサウンドへと変わり、再び4拍子となって終了しています。

B面1曲目の「CREOLE GIRL」がこのアルバムの最大の聴きもので、13分を越える長尺演奏は、ベースのソロに続いて、2管によるハーモナイズによるテーマが提示され、ノア・ハワードに引き継がれます。
この曲では、やっと出番がきた感じの沖にも十分なソロ・スペースが与えられており、曲の切れ目なく次の曲へ移り、ノンリズムによるフリー・サウンドへと続いて行きます。

このライブでの沖は、たまたま参加したような印象であることから出番が少なく、全体を通してノア・ハワードのサポート役に徹しています。

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私の愛聴盤(第148回)

2020-11-22 | 私の愛聴盤
下記は、沖 至の比較的初期の録音ですが、彼の数ある作品の中では聴く機会が多いことから、愛聴盤の第148回として掲載しました。
「幻想ノート」 OFFBEAT RECORDS ORLP-1010
  
1. 黒い鉄ねこ面
2. サン・ドニ通りの子猫たち
3. エスカルゴ
4. ほほえむ南里さん
5. 古代天文台
6. シーザーとカポネ
沖 至 (tp) 藤川義明 (as, fl) 翠川敬基 (b) 田中穂積 (ds) 吉増剛造 (poem)
録音 1975年12月9, 11日

これは沖 至が、日本とパリを拠点として往来している時に生まれたアルバムで、藤川のアルト・サックスが加わったことで、サウンドが華やかになり、時には優しく、時には激しい演奏の中で、ストーリー性が見え隠れするアルバムであり、各々の曲名からも、沖がロマンチストであることが想像できます。

演奏について、
「黒い鉄ねこ面」は、アップテンポで軽快に飛ばす沖に、後半は藤川が絡んで来ますが、後半でフェイドアウトしてしまう惜しい内容です。
「サン・ドニ通りの子猫たち」は、翠川の不気味なベース・ソロに続いて、ドラムスをバックに藤川、それに沖の絶妙なソロを聴くことができます。
「エスカルゴ」は、沖と翠川の対話形式の演奏に続いて、後半は藤川の耳をつんざくようなソロに、沖のトランペットが加わる激しい内容です。
一転して「ほほえむ南里さん」は、沖至が少年時代に神戸で南里文雄から直接指導してもらったことから、8月4日に亡くなった南里の訃報に接し、彼に捧げたトランペット・ソロで哀愁を誘う演奏です。
このソロ演奏を聴く度に、彼が2011年秋にツアーのため帰国した際に、渋谷で開催された副島輝人のフィルムコンサートにゲストで出演した際に、トークの途中で組み立て式のトランペットを取り出して「枯葉」を演奏したことを思い出します。

また、「古代天文台」では、吉増が自作の詩を読む部分もあり、沖はトランペット、藤川のフルート、翠川のボーイング、それに田中のタムタムを多用したドラミングが、吉増の発する声に同化しています。
「シーザーとカポネ」は、完全なフリー演奏で、沖のトランペットが主力を張りますが、翠川のベースと丁々発止の激しい一戦を交える展開において、その後方で、藤川の強烈なサックスが最後まで緊張感を維持して迫ります。

このアルバムは、各楽器の「音」がクリアで生々しく収録されている好録音盤です。

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沖 至のアルバムを聴く(5)( パリ往来/CD)

2020-11-18 | JAZZ (CD)
沖 至が、オーライ・レコードにヨーロッパのミュージシャンと共に録音したアルバム
「パリ往来」 SICH-1009
 
1. 紙風船と石切男
2. TILLY’S EYE
3. 蓮の花の上に降る絹のような雨
4. さくら
5. ちよっと、ニンニク味を
6. SOON
7. 嵐
8. 流星
沖 至 (tp, flh, fl) MICHEL PILK (bcl) ALAN SILVA (b) SUNNY MURRAY (ds)
録音 2001年5月12日

このアルバムは、ヨーロッパの凄いメンバーを集めて録音されており、ミッシェル・ピルクのバスクラが加わったことで、華やかな演奏となっています。
全8曲は、ロマンチストの沖らしい曲名が並んでいて、ストーリー性を持った曲順となっており、練習曲の様な優しいメロディの「紙風船と石切男」から始まります。
「TILLY’S EYE」では、沖のトランペットの誘いにつられて、後を受けるピルクのバスクラの演奏をたっぷりと味わうことができます。
「蓮の花の上に降る絹のような雨」は、雅楽にも似た雰囲気の演奏で、沖は笛を、ピルクはバスクラの低音部を中心としたゆったりしたテンポで、またサニー・マレーはタムタムやバスドラを多用しています。
続く「さくら」も、日本古謡のメロディの断片を織り交ぜながらの演奏ですが、ピルクは日本音階から離れて新しい音も使った演奏が新鮮に聴こえます。
「ちょっと、ニンニク味を」という、一寸変わった曲名の演奏は、沖とピルクのバトルの中で、サニー・マレーのドラムが激しく絡む演奏で、ドシャ・バシャのドラミングは、このアルバムでも健在で、続く「SOON」でもその余韻が続いて行きます。
そして、「嵐」は、その名の通り沖とピルクによる突風の様な4分間となり、最終曲の「流星」では、沖がトランペットとフリューゲルホーンを使って流れ星をイメージした音を発信しています。

そういえば、昨夜から今朝の早朝に掛けて、東ー東南東の空で「しし座流星群」が見える予定でしたが、ここは曇り空でその気配もありませんでした。
次の12月13日~14日の「ふたご座流星群」に期待したいと思います。

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沖 至のアルバムを聴く(4)ONE YEAR

2020-11-15 | JAZZ
沖がヨーロッパ滞在中に、独FMPに吹き込んだ1枚
「ONE YEAR」 FMP 0720
  
1. 茄子の花
2. ONE YEAR(AFTERNOON)
3. 源氏
4. 1a WARTEN AUF
5. b ONE YEAR(EVENING)
沖 至 (tp) MICHEL PILK (bcl) RALF-RAINER. HUBNER (ds)
録音 1978年10月13日

このアルバムは、トリオというシンプルな編成であるからして、各々のプレイをしっかり聴くことが出来るし、お互いに難しいことは演っておらず、時には沖とミッシェル・ピルクが無伴奏ソロを挟んで、淡々と演奏が進行していきます。
バスクラの名手と言えば、エリック・ドルフィーのことが直ぐ頭に浮かびますが、ピルクはドルフィーよりあか抜けており、ここでの沖のラッパとの相性も良いです。

5曲の内、沖が1曲、ピルクが3曲、ラルフ・ハブナーが1曲を提供していて、日本になじみの「源氏」という曲もあり、このテーマ部分では2人の合奏による日本音階が出て来ます。
レコードのA面3曲は、トランペットとバスクラによる丁々発止の連続の中に、ドラムスが割り込んで最後まで息の抜けない演奏が続き、FMPレーベルの特徴が出ている内容となっています。
一方、B面の「WARTEN AUF」は、2人のロングトーンからスタートし、ゆったりしたテンポで進むのですが、先発は沖とハブナーのデュオで、それに重低音のピルクが絡み、後半に移って沖とピルクが入れ替わる展開となっています。
「ONE YEAR (EVENING)」では、ハブナーのドラム・ソロからスタートし、ピルク、沖の順で続いた後、最後は3者で締めくくられます。

全体を通して構成もしっかりしており、この手の演奏としては推薦盤の1枚になると思います。

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燃ゆる秋

2020-11-13 | 日記
黄色く色づいた銀杏並木も素敵ですが、こちらは河口湖総合公園内の真っ赤なもみじです。
  

暖かい日差しの中で、「赤」が一層美しく見えます。
   

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沖 至のアルバムを聴く(3)(ユニット・ライブ、ウイズ・ストリングス/CD)

2020-11-12 | JAZZ (CD)
ヨーロッパを中心に活動していた時代に、帰国時を捉えて行ったライブ盤からの2枚で、1枚目は、日本の新進気鋭の若手奏者を交えての録音です。
「沖 至 ユニット・ライブ」 MTCJ-3015
 
1. BYE BYE BLACKBIRD
2. オンタケサン
3. ハイク
4. L FOR B
5. LIKE SOMEONE IN LOVE
沖 至 (tp, flh, etc.) 田村夏樹 (tp) 登 恵三 (ts) 藤井郷子 (p)
船戸博史 (b) 光田 臣 (ds) 白石かずこ (poem)
録音 2002年5月24日、2003年10月10日

これは、新宿Pit innで行われた2回に渡るライブを捉えたもので、このメンバーで演る「BYE BYE BLACKBIRD」は、聴衆を前にしての興味ある演奏です。
前回掲載した「しらさぎ」と同様に、最初はベースのソロにトランペットが絡む静かな出だしから、6分25秒あたりで藤井のピアノが加わった途端に激しい演奏に変わり、終盤は管楽器を中心とした合奏となり、最後の最後で曲のメロディが出て来るところなどは、AEOCの展開に似ています。
「オンタケサン」は、下記のアルバムでも演っている“木曽節”をモチーフにした曲で、演奏は自由な展開なれどアレンジもしっかりしています。
また「ハイク」では、白石のポエムを織り交ぜての演奏で「サミダレヤ、カエル飛び込むジャムセッション」との言葉が上手く溶け込んでいたり、「サミダレヤ、サミダレヤ」と連呼する場面もあります。
実は、このアルバムを聴くまでテナー・サックスの登のことを詳しく知りませんでしたが、「 L FOR B」で大きくフューチャーされている演奏を聴く限りでは、相当な実力者であると思います。
最終曲の「LIKE SOMEONE IN LOVE」は、4ビートのスマートな演奏で、藤井を中心としたピアノ・トリオからスタートし、管が入ったアンサンブルから各人のソロに移行し軽快に進行します。
なお、ここでの2人のトランペット奏者ですが、音色からしてメロディアックな沖と、強烈な音で迫る田村が主役を張っています。
余談ですが、過去に狭山ジャズクラブ時代に狭い部屋で、藤井郷子と田村夏樹に、独出身の女性ダンサーを交えての3人によるライブを行ったことがあり、この時に演奏した「枯葉」のメロディの、断片を織り交ぜながらの情景を思い出しました。

ところで沖は、日本でこんな録音も残しています。
「沖 至 6重奏団コンサート・ウィズ・ストリングス」 WN 1004
 
録音 1996年11月30日 三重県川越町
沖 至 (tp) 渋谷 猛 (p) 中牟礼貞則 (g) 翠川敬基 (b) 望月英明 (b) 芝垣安洋 (ds)

ジャズミュージシャンは、パーカーを始め一度は弦を入れたオケで、バラードを演奏したいという願望があるようで、トランぺッターにおいても、クリフォード・ブラウン、ウントン・マルサリス、日野皓正等々・・・、
そして、このアルバムにおいては沖自身がプロデュースに当っていることから、この企画を意識して行ったものであることが分かります。
このアルバムは、ストリングスの他そうそうたるメンバーが揃っていて、弦をバックに中牟礼のギターも随所でソロを取っています。
スタンダードは「I REMEMBER CRIFORD」を始めとして、出来る限りアドリブを封印し、美しいメロディを淡々と吹いています。
沖の自作曲としている4曲は、「SUMMER TANGO」が美しいメロディに乗ったタンゴの演奏であったり、「生きる」は、マイナー調の壮大な曲となっています。
また、「TEA FOR ONE」は、“二人でお茶を”の断片も使ったリズミカルな曲で、「おんたけさん」は、“木曽節”そのもので、いずれもバックのアレンジが凝っています。
演奏は、全体のバランスを上手く取った曲順となっており、最終曲の「MISTERIOSO」で、渋谷の絶妙なアドリブを聴くことが出来ます。

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日本のジャズのアルバム紹介本

2020-11-09 | JAZZ
日本の多くのジャズ・アルバムを掲載した単行本がカンパニー社から発売されました。
内容は、1969年から1989年までの20年間に発売された新しい感覚の日本のジャズで、簡単なコメント付きで384枚のレコード(ページの最初にはそれぞれがカラーで)、曲目、奏者の掲載の他、主要奏者に関する記事、そして座談会という内容で、この時期のほとんどのレコードが網羅されています。
一部で、アンソニー・ブラクストンや、スティーヴ・レイシーのアルバムも入っています。
 

 

タイトルは「日本フリージャズ・レコード図説」となっていますが、当時はフリージャズと受け止めていた多くの演奏が、今では抵抗なく聴くことが出来るし、パラパラとめくってみて日本のジャズの層の厚さを改めて感じました。
沖 至や加古 隆に関する記事も掲載されています。
また、日本のジャズ関連本で、ここまで充実した内容の本は無かったように思います。
改めて、この本を編集していただいた「自由爵士音盤取調掛」とやらに感謝です。

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沖 至のアルバムを聴く(2)(しらさぎ、MIRAGE/CD)

2020-11-08 | JAZZ (CD)
沖 至が日本で活動していた時期に、トリオ・レコードに録音した「しらさぎ」と「ミラージュ」を取り上げました。
下記は、日本を経って渡仏する前の最後の作品で、1974年6月7日のライブです。
「しらさぎ」 MTCJ-5506
 
1. しらさぎ
2. YOU DON´T KNOW WHAT LOVE IS
~ OCTOBER REVOLUTION
沖 至 (tp, ind.fl, perc) 宇梶昌二 (bs) 徳弘 崇 (b) 
中村達也 (perc) ジョー水木 (perc)

1曲目の「しらさぎ」は、最初とメンバー交代時に2小節の合奏が入るものの、基本的には各人の無伴奏ソロがリレー形式で行われるもので、それは、徳弘 (b) → 宇梶 (bs) → 沖 (tp) → 中村 (perc) → 沖 の順で進みます。
荘厳なイントロに続く徳弘のベース・ソロは、最初の1音で不穏な情景を思い起こさせるし、演奏が進むにつれこの曲を暗示しているかのようにしらさぎが大空に向かって飛び立って行くようにも感じます。
続く宇梶は、鳥のさえずり音や、2つ以上の音を同時に出すハーモナイズ奏法、それに爆発音による叫びを交えたりの多彩な演奏を披露、また沖は、すがすがしい音を放出しながら演奏途中でエコー・マシンを効果的に使っています。
一方の中村は、多くの打楽器を駆使してこの曲を締めくくっています。
続く「 YOU DON′T KNOW WHAT LOVE IS 」は沖のソロで始まり、順次ベース、ドラムス、バリトンサックスが加わってきます。
前曲に連続して演奏される「OCTOBER REVOLUTION」は、ジョー水木 も加わって、嵐のような演奏が展開されますが、やはり沖の圧巻の演奏が素晴らしいです。
なお、このようなソロを中心とした演奏は、余計なノイズがないCDの方か聴きやすいです。

2枚目は、上記の壮行コンサート後の作品で、1977年2月にテイチク杉並スタジオで、強力なサポートを従えて収録しています。
「MIRAGE」 MTCJ-5517
 
1. 11 RUE TITON
2. MIRAGE
3. SKY ZOU
4. SILKIN RAIN ON LOTUS BLOSSOM
5. PIT OUT
沖 至 (tp) 加古 隆 (p) 翠川敬基 (b) 富樫雅彦 (perc)

当然のこととして、演奏にピアノが加わるとサウンドにも変化が現れ、またパーカッションで富樫が参加したことで充実した演奏になっています。
演奏は、挨拶代わりの1曲目~情緒的なメロディの2曲目~リズミカルなテンポの3曲目、そして4曲目の「SILKIN RAIN ON LOTUS BLOSSOM」では、ゆったりしたテンポにおいて、ベースが4つを刻む上を沖がトランペットを封印し、笛を使ってメロディックな音を放出していきますが、タイトルにあった情景が浮かぶ名演です。
最終曲の「PIT OUT」は、富樫のパーカッションによるソロからスタートし、疾走するピアノ・トリオから、沖の加わった4人によるフリーリズムによる激しい演奏へと移っていき、最後は再び富樫のソロに戻っていきます。

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甲府城に関わる石垣の展示

2020-11-05 | 日記
今日は所用で、山梨県庁に行きましたが、そこで防災新館地下1階の駐車場にあった石垣を見てきました。
これは、約400年前に築城された甲府城(舞鶴城)の内堀に面した石垣の一部が発見されたものを、ここに移して展示しています。
室内展示としては、かなり大掛かりなものでした。

   

この石垣を眺めながら、その当時の甲府はどのような姿であったであろうかと、暫くの間、思いを馳せていました。

なお、甲府市のHPには「甲府城」に関する詳細説明があります。

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