あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

アイ・ジョージの初期のレコード

2020-01-30 | 演歌・ポップス
日本の歌謡・ポップッス系の男性歌手の中では、アイ・ジョージの歌がお気に入りで、これまでに多くのレコードを集めてきましたが、彼の初期の歌声が聴けて、しかもドドンパのリズムでという1枚。(歳が分かります)
「ドドンパ誕生」 TEICHIKU NL-1153
  
 1. 今夜もベラ・ベラ・ベンチャーロ
 2. 二人でお茶を
 3. ア・ロ・ロコ
 4. これぞ恋
 5. セントルイス・ブルース
 6. 軍艦マーチ
 7. パパはママにいかれてる
 8. メロンの心
 9. バンバ(さらば草原よ)
10. ドドンパ誕生

1961年に発売されたこの「ドドンパ誕生」は、若いアイ・ジョージ(1, 4, 9, 10)の歌と共に、ラテン歌手として売り出した坂本スミ子の歌(3, 7, 8)、それに古谷允のテナー・サックス・ソロも聴くことができます。
B面の最初では、「軍艦マーチ」がドドンパのリズムで、しかも中間部のトリオまでしっかりと演っているとは驚きで、これはプロデューサーの考えが如実に反映されているのではと、思います。
ジャズに限らず、この10インチ盤等も時々聴くのですが、若々しく張りのあるジョージの声は何とも言えず気持ちが良いです。

なお、この「ドドンパ」というリズムを生み出した経緯については、色々諸説があるようですが、それについてはフリー百科事典に載っていました。
ドドンパの起源については諸説あるが、米国領時代のフィリピンで流行したマンボが源流であるとの説が有力である。フィリピンから大陸に渡ったフィリピン・マンボは、四拍子の2拍目にアクセントがある特徴があった。1960年、フィリピン・マンボの存在を知ったアイ・ジョージがジャズ・セッションなどで徐々にアレンジを加えてゆき、4拍目に三連符をおき、3拍目に空白を置くというリズムがとられる。これの4拍目、2拍目が「ドドン」「パ」と聞こえたため、曲調の名前がそのまま「ドドンパ」になった。

最初の披露は、京都・祇園のクラブ・ベラミで、五山送り火の日に「祇園小唄」のドドンパ編曲を舞妓に踊らせたという。その後関西を中心に人気が沸騰し、1961年1月、渡辺マリの「東京ドドンパ娘」の発売へと至る。これで全国規模のドドンパブームへと至った。この頃、ドドンパの起源を巡って渡辺のビクターとジョージのテイチクとの間で論争が起こった。
ジョージはドドンパを一つの編曲技法・ダンスリズムと捉えており、LP「ドドンパ誕生」「ドドンパ禁止」で、スタンダード楽曲のドドンパ編曲を発表した。そして実際に、ダンスホールやナイトクラブではドドンパ調の編曲がかけられ、ダンスが行われ、さらに楽曲の編曲もなされていた。さらにトリスウイスキーのCMへの楽曲提供(ジョージ自身が出演)は日本初のタイアップCMとされる。
同時期に全盛期を迎えていたロカビリーにおいても、永六輔がLPのジャケットを制作し、中村八大も自身のリサイタルでドドンパを大々的にフィーチャーするなど、積極的な関わりが見られた。その他、美空ひばりも「ひばりのドドンパ」(B面は「車屋さん」)」をシングル発売するなど、様々な歌手がドドンパと銘打った楽曲を発表し、映画のテーマにもなった。1962年発売の北原謙二「若いふたり」も代表曲である。「ドドンパ」の歌詞に合わせ脚を折り曲げ、腰を落とす踊りも流行した。
しかし、「東京ドドンパ娘」を超えるドドンパソングが登場しなかったこともあり、ドドンパブームは終息を迎えることとなる。
その後、1976年に桜たまこが「東京娘」を、1992年にモダンチョキチョキズが「ティーンエイジ・ドドンパ」(アルバム「ローリング・ドドイツ」に収録)を、2004年に氷川きよしが「きよしのドドンパ」を出しヒットとなるが、ドドンパブームの再来とまでは至っていない。


ドドンパと言えば、これも忘れられません。
作曲は遠藤実ですが、アレンジの妙と、鼻にかかった歌声も聴きどころです。
  

そして、ドドンパに替わって、チャ・チャ・チャのリズムによるアイ・ジョージと坂本スミ子の共演が聴ける1曲、
バックは、有馬徹とノーチェ・クバーナで、松本英彦のフルートが加わっています。
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨日からの雪

2020-01-28 | 日記
昨日の夕方から降り出した雪、
深夜に雪かきをしていましたが、今朝起きてみると再び積もっていました。
 

今朝8時の積雪は30cmを超えて、まだ降り続いています。
手前の車、駐車場からやっとの思いで引っ張り出しました。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の愛聴盤(第138回)

2020-01-26 | 私の愛聴盤
第138回はハーブ・ゲラーの「ファイヤー・イン・ザ・ウエスト」です。
「FIRE IN THE WEST」 JUBILEE JLP 1044
  
1. SPACIFIC VIEW
2. JITERBAG WALTZ
3. THE FRUIT
4. HEAR′S WHAT I’M HEAR FOR
5. MARABLE EYES
6. AN AIR FOR THE HEIR
7. MELROSE AND SAM
HEAB GELLER(as) KENNY DORHAM(tp) HAROLD LAND(ts)
LOU LEVY(p) RAY BROWN(b) LAWRENCE MARABLE(ds)
録音 1957年3月 LA
アート・ペッパーと並んで西海岸の実力奏者であるハーブ・ゲラーが、ジュビリー・レーベルに残した2枚の内の1枚で、これまで所有していた日本コロムビア製の国内盤を、昨年9月にLAで購入したオリジナル盤に切り替えて時々聴いています。
このアルバムは、当然のことながら西海岸のメンバーを中心に吹き込まれたもので、3管によるアレンジと各々のソロが楽しめます。
中でもB面1曲目の「HEAR′S WHAT I’M HEAR FOR」などは、アレンジと共にゲラーの安定感あるソロが良いです。
彼もまたチャーリー・パーカーの影響を受けた一人ですが、同じ白人奏者のフィル・ウッズやチャーリー・マリアーノに似たところも見受けられます。

また、ここに参加しているハロルド・ランドの音色は、クリフォード・ブラウンのバンドでのマーキュリー盤、ハンプトン・ホースとのコンポラ盤、そしてリーダー・アルバムのジャズ・ランド盤やアトランテック盤等とはいずれも異なり、それらを比較して聴いて違いを楽しむという方法もあります。

後で知ったのですが、ハーブ・ゲラーは1968年秋にアルフレッド・ハウゼ楽団の一員として来日していたそうで、その時のハウゼ楽団の演奏を新宿厚生年金会館で聴いた記憶があったことから探したところ、レコードと共に当時のチケットの半券が出てきました。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春木屋のドリップ珈琲

2020-01-25 | 日々の暮らし
昨年秋に、知人からドリップ式の「藤岡・珈琲」を頂きましたが、年が明けて今度は妹から、春木屋富士吉田店の2種類の珈琲を頂きました。
それは、深煎りの「あかふじブレンド」と、マイルドな「ふじやまブレンド」です。

  

そこで、早速飲んでみました。
まずは、黒いパッケージのマイルド珈琲を・・・
 

続けて、赤のパッケージの深煎りをストレートで・・・
 
お店の記事通り、雑味が無くすっきりした味で美味しくいただきました。
その中で、深煎りはコクと甘みがあり、風味もあってより美味しかったです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キャノンボール・アダレイのリバーサイドからの1枚

2020-01-19 | JAZZ
アルト・サックス続きで、キャノンボール・アダレイのリバーサイドからの1枚を取り上げました。
「TAKES CHARGE」 RIVERSIDE 12-303
  
1. IF THIS ISN’T LOVE
2. POOR BUTTERFLY
3. I GUESS I’LL HANG MY TEARS OUT TO DRY
4. I’VE TOLD EVERY LITTLE STAR
5. BEREFOOT SUNDAY BLUES
6. SERENATA
7. I REMEMBER YOU
JULIAN “CANNONBALL” ADDERLEY(as) WYNTON KELLY(p)
PAUL CHAMBERS(b) JIMMY COBB(ds)
PERCY HEATH(b) ALBERT HEATH(ds)
録音 1959年4月12日、5月12日
初期のキャノンボール・アダレイは、チャーリー・パーカーの再来といわれたことがあるのですが、それは彼がパーカーの死(1955年3月)と同時にニューヨークに現れたからだと言われています。
デビュー当初から独特の音色とスイング感を持っている彼の作品の中で、これはタイトルの「TAKES CHARGE」が示す通り、アダレイが全体を取り仕切っています。
この録音時の合間にマイルスの「KIND OF BLUE」が録音されていることから、ここでの演奏も中々のもので、数ある彼のリバーサイドレーベルの作品の中では、ターンテーブルに乗る機会が多いです。
全7曲はスピード感あり、歌心ありのワン・ホーンで、すっきりした演奏内容となっている一方で、「I GUESS I’LL HANG MY TEARS OUT TO DRY」のようなバラードでは、感情たっぷりのところもあり、ウイントン・ケリーの演奏も良い味をだしていて、何度聴いても飽きないアルバムです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャッキー・マクリーンの初リーダー作

2020-01-12 | JAZZ
マイナー・レーベルのアド・リブに収録されたジャッキー・マクリーンの初リーダー作
「Jackie McLean」AD LIB 6601
  
1. IT´S YOU OR NO ONE
2. BLUE DOLL
3. LITTLE MELONAE
4. THE WAY YOU LOOK TONIGHT
5. MOOD MALODY
6. LOVER MAN
JACKIE McLEAN(as) DONALD BYRD(tp)
MAL WALDRON(p) DOUGLAS WATKINS(b) RONALD TUCKER(ds)
録音 1955年10月21日
チャールス・ミンガスによってこの世界に紹介されたジャッキー・マクリーンが、自身のオリジナルは勿論のこと、3曲のスタンダードも聴きどころとなっています。
ここで相方を務めるドナルド・バードとは、既にジョージ・ウォーリントンのバンドでフロントを張っていたことから相性も良く、お互いが堂々としたプレイを演じています。

この録音時、若干23歳のマクリーンが、愛娘メロネーのために作った「LITTLE MELONAE」を取り上げているのですが、中々難しい曲のように思います。
なお、ブルーノート盤の「LET FREEDOM RING」の中には「MELODY FOR MELONAE」という曲があり、こちらではフリーキーな高音を発する場面もあります。
最終曲の「LOVER MAN」は、チャーリー・パーカーに傾倒し影響を受けたマクリーンが、独特の節回しで演奏していて、この演奏と同様に、マル・ウォルドロンと演っている「LEFT ALONE」でのそれとダブって聞こえます。
そのマル・ウォルドロンは、ホレス・シルバー張りのプレイを披露したかと思えば、彼の特徴の一つであるパルス信号のようなシングル・トーンによる繰り返しのフレーズも登場します。

このレコードは、東芝製の国内盤ですが、オリジナル・デザインのジャケットを使ったところも好感が持てて、十分楽しめます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020年1月の富士山

2020-01-09 | 富士山
浜松に出張した帰り、新幹線の車窓から夕方の富士山をカメラに収めました。
五合目付近に雲が掛かっていますが、積雪は山梨県側と変わらないように見えます。
  


[1月13日追加]
再び静岡県からの富士山
Rt.139号を通って富士市に向かう途中、朝霧高原の前後で車の中からの写真です。
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポール・デスモンド・4

2020-01-05 | JAZZ
今年最初のアルバムは、ポール・デスモンドのピアノレス・カルテットです。
「THE PAUL DESMOND QUARTET」 FANTASY 3235
  
1. JAZZABELLE
2. A WATCHMAN’S CARROLL
3. EVERYTHING HAPPENS TO ME
4. LET′S GET AWAY FROM IT ALL
5. LOOK FOR THE SILVER LINING
6. SACRE BLUES
7. YOU GO TO MY HEAD
8. LINE FOR LYONS
PAUL DESMOND(as) DON ELLIOTT(tp, mell)
NORMAN BATES(b) JOE DODGE(ds)
録音 1956年2月14日
今年の三が日は、ある事情から各奏者のジャケットを眺めるだけで静かに過ごし、今日になって初めての音出しとなりましたが、年明け早々から音量を上げてヘビーなジャズを聴きたくなかったので、その中からこのファンタジー盤を選びました。

ポール・デスモンドは、この録音時は既にブルーベックのバンドに参加して10年程経っていますが、こちらはリーダー・アルバムであることから一層自由な発想でここでも素晴らしいソロを披露しています。
録音のせいなのか、ここでのデスモンドのアルト・サックス音は太く、後期のほうが繊細で澄んで聞こえます。
また、相方のドン・エリオットは、トランペットの他にジャズ演奏では珍しいメロフォンを吹いていて、トロンボーンとホルンを足して二で割ったような柔らかい音がするこの楽器が、デスモンドのサックスと良く溶け合っています。
 

ここでのエリオットは、上記の写真の如くメロフォンのほうを多く使っているのですが、「LET′S GET AWAY FROM IT ALL」や「YOU GO TO MY HEAD」でのトランペットも、メロフォン同様にソフトな音色であり、しっかり聴いていないと間違いそうになります。

全8曲のテーマ部は、共に2人の掛け合いで進んで行き、中間部はベースとドラムスをバックにトリオでのシンプルな展開となっていて、両者の素晴らしいソロが堪能できます。
A、B面共に4曲づつ収録されていますが、どちらかというとB面のブルースと残り3曲のスタンダードの演奏が好みであり、5,6番目の2曲においては4つを刻むベース・ソロもあり、6曲目のブルースではデスモンドがトリッキーな音で意表を突く場面もあります。
また、ジェリー・マリガンの十八番である「LINE FOR LYONS」は、アルト・サックスとメロフォンの絶妙で魅力ある演奏となっていて、マリガン&ベイカーのそれとは違う楽しみがあります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする