あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

私の愛聴盤(第160回)

2021-12-30 | 私の愛聴盤
第160回はランディ・ウエストンのピアノ・トリオ・アルバムです。

「PIANO A-LA-MODE」 JUBILEE RECORDS (TEICHIKU X-1)
 
1. EARTH BIRTH
2. NOBODY KNOWS THE TROUBLE I' VE SEEN
3. SAUCER EYES
4. I GOT RHYTHM
5. GINGERBREAD
6. COCKTAILS FOR TWO
7. HONEYSUCKLE ROSE
8. FE-DOUBLE-U BLUES
RANDY WESTON (p) PECK MORRISON (b) CONNIE KAY (ds)
録音 1957年

これは、レコーディング数がそう多くないランディ・ウエストンのピアノ・トリオを中心としたセッションで、日本のテイチク・レコードから発売されたジュビリー・ジャズ・コレクター・シリーズの進呈盤(非売品)です。
過去にセコで購入し、その後愛聴盤の1枚として時々聴いています。
全8曲の中で、「NOBODY KNOWS THE TROUBLE I' VE SEEN」と「COCKTAILS FOR TWO」の2曲がピアノ・ソロで演奏されていることから今回取り上げてみました。

多くの曲を書いているランディが、ここでも4曲を提供しており、30歳頃の若い時の演奏であるからして、自身のオリジナリティは十分に発揮されておらず、随所にセロニアス・モンクからの影響を感じさせています。
それでも、ピアノ・ソロの2曲においては、しっとりとした情緒豊かな表現を聴くことが出来、「 I GOT RHYTHM」や「HONEYSUCKLE ROSE」の様なスタンダードにおいては、3人の息の合った演奏が展開されています。

演奏の内容が充実しているのに惜しむらくはジャケットで、これがオリジナルと同様かは分かりませんが、そうであれば変えても良かったのではと思います。

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ピアノ・ソロ・アルバム(4/4)

2021-12-26 | JAZZ
以下の3人にはそれぞれ複数枚のソロ・アルバムがありますが、ビル・エヴァンスの1枚はこれを選びました。
「ALONE」 VERVE V6-8792
  

こちらはセロニアス・モンクの3枚目のソロ・アルバムで、ピアノを弾きながら床を足で踏んでいる音が録音されています。
そして、ジャケットも洒落ています。
「IN SAN FRANCISCO」 RIVERSIDE 12-312
 

ソロ・ピアノ・アルバムの最後は山下洋輔で、6枚の中からフジテレビ社屋の一角にある画廊でのライブ盤を取り上げました。
ここでは自身のオリジナルと共に旧知のスタンダードを披露しており、いつもの過激な演奏が影を潜めしっとりと聴かせています。
「INVITATION」FRASCO FS-7026
  

これまでに13枚を続けて聴いてみましたが、それぞれに個々人の特徴が現れているのを再発見し、中々貴重な時間でした。

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ピアノ・ソロ・アルバム(3/4)

2021-12-25 | JAZZ
ポール・ブレイは、ECMに「Open, to love」という素晴らしいアルバムもありますが、こちらもそれに劣らずの内容で、内面から湧き出て来る雰囲気があります。
「ALONE, AGAIN」 IMPROVISING ARTISTS INC. 373840
 

ヨアヒム・キューンの最初のソロ・アルバムで、続くMPS盤と比較すると、こちらの方がよりクラシカル的響きを持っており、一部でラベルの水の戯れを思わせるような場面もあります。
なお、このFUTURA盤とMPS盤、それに前回掲載したチック・コリアとキース・ジャレットのソロ・アルバムが、何れも1971年の録音となっており、この時代は、前後して多くのソロ・ピアノ・アルバムが録音されていました。
「SOLOS」 FUTURA GER 18 
 

北ドイツのキールで行われたコンサートから、ティロ・フォン・ウエスタンハーゲンと、ヨアヒム・キューンのソロ演奏を片面づつ収めています。
ウエスタンハーゲンには、電子楽器なども駆使したアルバムがありますが、ここでは端正でクラシカル的な響きを醸し出す演奏となっています。
「SOLIDARNOSC」 CORPUS 001
  

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ピアノ・ソロ・アルバム(2/4)

2021-12-24 | JAZZ
ダラー・ブランドには「african piano」という、当時何処のジャズ喫茶でも掛かっていたアルバムがありますが、こちらはカナダのレーベルに録音された1枚です。
彼の作品には、アフリカをテーマにした曲が多くありますが、ここではファッツ・ナバロ、デユーク・エリントン、セロニアス・モンクをイメージした演奏の他、めったに他人の曲やスタンダードは演奏しない彼が「Honeysuckle Rose」を取り上げています。
「SANGOMA」 SACKVILLE 3006
 

このアルバムを最初に聴いた時、A面1曲目の「NOON SONG」でハッとさせられた記憶があり、5曲目の「SOMETIME AGO」もまた、好録音と共に印象に残ります。
「PIANO IMPROVISATIONS VOL.1」 ECM 1014 ST
 

日本では、チック・コリアの方が先に知られるようになりましたが、秋吉敏子さんは最初からキース・ジャレットを推していたのを思い出します。
このアルバムでは、キースの根底にあるカントリーやゴスペルが断片的に表れます。
「FACING YOU」 ECM 1017 ST
 

キース・ジャレットに影響を与えたピアニストとして、紹介されたことのあるジョン・コーツ・ジュニアですが、確かにキースの演奏と聞き比べるとそのように感じます。
「THE JAZZ PIANO OF J. COATES. Jr.」 omni sound N-1004
 

コメント (2)
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ピアノ・ソロ・アルバム(1/4)

2021-12-23 | JAZZ
目の治療で長い休みを取っている間、少し静かなジャズを聴いてみたいと思い、ソロ・ピアノ・アルバムの数々を気の向くままに取り出しました。
以前、掲載したものもありますが、今回聴いたものを順次並べてみました。

このアルバムは、じっくり聴き直してみて意外と良いと再認識した1枚です。
「EVERYTHING I LOVE」 Steeple Chase SCS-1007
 

大御所が弾く、一丁上がり的な演奏集です。
「SPONTANEOUS EXPLORATIONS」 CONTACT CM-2
 


セロニアス・モンクの諸作と共に、ソロ・ピアノの原点のような演奏で、トツトツと鍵盤を叩く音の中に、ヨーロッパの哀愁が感じられます。
「ALL ALONE」 gta GT LP 1004
 

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2021年12月の富士山

2021-12-22 | 富士山
冬至の朝、午前7時、富士吉田市内からの富士山です。
10日ほど前、裾野まで雪が降りましたがその部分は溶けてしまいました。
今朝の気温は0℃でしたが、あまり寒く感じませんでした。

  

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ベニー・ウォレスのアルバム「ザ・フリー・ウイル」

2021-12-05 | JAZZ
日曜日の昼下がり、テネシー州チャタヌガ出身のテナー・サックス奏者のアルバムを聴きました。

「THE FREE WILL」 enja 3063
  
1. THE FREE WILL
2. SOFHISTICATED LADY
3. STAR EYES
4. BACK DOOR BEAUTY
5. WALTER
6. PASLON
BENNIE WALLACE (ts) TOMMY FLANAGAN (p) EDDIE GOMEZ (b) DANNIE RICHMOND (ds)
録音 1980年1月31日、2月1日

ベニー・ウォレスは、タイトルからも想像できるように、激しい演奏をするサックス奏者で、このアルバムのタイトルにも“FREE”の文字がありますが、これにトミー・フラナガンが加わってどのような演奏になるのかという興味が湧くアルバムです。

そのタイトル曲を始めとした彼の自作曲では、アルバムの最初と最後に自由なイントロを排し、アドリブに入ってからは4ビートでのプレイとなっています。
ベニー・ウォレスのテナーは、フリーの部分では、アルバート・アイラーにも似た音色とフレーズを発散する一方で、エリントンの「SOFHISTICATED LADY」やスタンダードの「STAR EYES」では、ベン・ウェブスターの現代版の様でもあります。
また、エディ・ハリスの名曲である「フリーダム・ジャズ・ダンス」の曲想を思い浮かべる「 WALTER」等も興味深い演奏です。
その中で、いずれの曲でもマイペースを保っているトミー・フラナガンが好演しており、彼はやはり凄いです。

余談ですが、米国のタイムゾーン(時差)に関し、テネシー州は中部地区に属するのですが、チャタヌガはテネシー州でも東寄りにあることからニューヨークと同じ東部地区となっています。
以前、米国出張においてこの1時間の時差を考慮に入れておらず、冷や汗をかいたことがありました。

なお、私事で恐縮ですが、数日後に目の手術があり、暫くブログは休ませていただきます。
皆さんのブログは、これまで同様拝見させていただきます。

コメント (3)
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