あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

再登場のモンクとブレイキー

2019-06-30 | JAZZ
過去に掲載している「モンクとブレイキー」の中の1枚に、「ART BLAKEY’S JAZZ MESSENGERS WITH THELONIOUS MONK」がありますが、今回再登場となりました。
今更のアルバムですが、米ATLANTICのステレオ盤はベース音を含み全体のバランスがイマイチだったことから、以前から1958年に日本ビクターから発売された日本盤を主に聴いていましたが、ここにきて仏VERSAILLES盤を入手しました。
右端のオリジナル・ジャケットと構図が異なり、こちらもまたいい雰囲気を持っています。
「JAZZ MESSENGERS」 VERSAILLES MEDX 12023
    
1. EVIDENCE
2. IN WALKED BUD
3. BLUE MONK
4. I MEAN YOU
5. RHYTHM-A-NING
6. PURPLE SHADES
ART BLAKEY(ds) THELONIOUS MONK(p) 
JOHNNY GRIFFIN(ts) BILL HARDMAN(tp) SPANKY DEBREST(ds)  
録音 1957年5月14日、15日
アート・ブレイキーの有名バンドの名の元で録音された貴重な1枚で、ここでのモンクも全く違和感なく聴くことができます。
また、このレコーディングのおよそ1年後にモンクのグループに参加することになるジョニー・グリフィンが、このアルバムで1曲提供している「PURPLE SHADES」は、変わった曲想の12小節のブルースで、テーマの後のモンクの間を取ったプレイを始めとして、ハードマン~グリフィン~デブレストと続く各人のソロが、全6曲の中でも特に印象に残ります。
そしてこのレコードでの肝心な「音」はというと、それぞれの楽器がとてもクリアに収録されていて、気のせいでしょうか、ヨーロッパの音と香りがするようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の愛聴盤(第131回)

2019-06-23 | 私の愛聴盤
第131回はジミー・ヒースの「ピクチャー・オブ・ヒース」です。
「PICTURE OF HEATH」 XANADU 118 
  
1. FOR MINORS ONLY
2. BODY AND SOUL
3. PICTURE OF HEATH
4. BRUH′ SLIM
5. ALL MEMBERS
6. C.T.A.
JMMY HEATH(ts, ss) BARRY HARRIS(p) SAM JONES(b) BILLY HIGGINS(ds)
録音 1975年9月22日
御年92歳になるジミー・ヒースの49歳時の録音盤です。
「BODY AND SOUL」を除く5曲が自身のオリジナルで、曲作りの上手さがここでも存分に発揮されています。
マイナー調の印象的なテーマを持った「FOR MINORS ONLY」は、リバーサイド盤の「THE THUMPER」の冒頭にも収録されており、そちらは3管から成る分厚いサウンドが楽しめますが、こちらはヒースの力強い演奏と、バリー・ハリスの確かなプレイに魅了されます。
2曲目の「BODY AND SOUL」は、テナー・サックスによる巨人の名演があることから、前半はあえてソプラノ・サックスでスタートして変化を付けていますが、バリー・ハリスのピアノ・ソロを挟んで、後半ではテナーに持ち替えていることで、やはりテナー・サックスで演奏すべき曲であると思います。
タイトル曲である「PICTURE OF HEATH」は、早いテンポのブルースで、テーマの後はバリー・ハリスの登場となりますが、続くヒースは低音から高音までの音域をフルに使い、“絵筆をサックスに持ち替えて自らを表現している”ようです。
全6曲の中で一番長尺の「BRUH′ SLIM」は、親しみやすいメロディを持った1曲で、サックス~ピアノ~ベースのソロを経て、サックスとドラムスの交換があり、テーマに戻る構成になっています。
ソプラノ・サックスによる「ALL MEMBERS」は、この楽器の特徴を生かした好ましい演奏で、サム・ジョーンズにも長いソロ・スペースが与えられています。
最終曲の「C.T.A.」は、リー・モーガンも「CANDY」で名演を残していますが、ここでは作曲者自身の貴重な演奏を聴くことができます。

このアルバムは、大ベテランの4人が集まっているからして、簡単な打ち合わせだけで録音が行われたものと想像できますが、何処を取っても隙はなく、ジミー・ヒースは勿論のこと、バリー・ハリスや、サム・ジョーンスの安定したサポートが好演をもたらしています。
また、エンジニアはポール・グッドマンで、ヒースの特徴あるサックスや、締ったベース音がしっかり捉えられている好録音盤です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019年6月の富士山

2019-06-17 | 富士山
先週初めは雨模様の日が続き、気温も低かったことから積雪があり、この時期にしては山頂付近の残雪が多いです。
田植えも済んで、もうすぐ梅雨の季節がやってきます。
  

昨年秋の台風の影響で、吉田口登山道の山頂付近で石の崩落があり、現在通行が出来ないようです。
7月1日の山開きまでに、通れるようになることを願っています。

(6月18日 読売新聞朝刊記事)

[ 追記 ]
夜のTVのニュースで、今夜は満月と言っていたので、外を見ると南の空に丸いお月様が出ていました。
午後11時40分頃の月と富士山をカメラに収めました。
ほんの数分で雲が出てきました。
 


【6月26日追記】いよいよ梅雨の季節に入りましたが、その合間を縫って2日間だけ晴れの日となりました。
今朝は女子サッカーの中継が早朝からあり、TV観戦と富士山の夜明けを同時に見るという、贅沢なひと時を過ごしました。
(結果は、オランダに1:2で敗戦となり、残念な結果となりました)
最初の写真の左側稜線に見える点は、吉田口登山道にある山小屋の灯りです。
7月1日の山開きの日には、吉田口から頂上まで行くことが出来ず、宿泊客のキャンセルが多く出ているようです。
    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フランク・フォスター・カルテット

2019-06-16 | JAZZ
フランク・フォスター続きで、彼が仏ヴォーグに残した初リーダー作品を取り上げました。
「FRANK FOSTER QUARTET」 Vogue LD.209
  
1. MY HEART STOOD STILL
2. FAT SHOES
3. I′LL TAKE ROMANCE
4. ESCALE A VICTORIA
5. THE THINGS WE DID LAST SUMMER
6. JUST 40 BARS
FRANK FOSTER(ts) HENRI RENAUD(p) 
JEAN-MARIE INGRAND(b) JEAN-LOUIS VIALE(ds)
録音 1954年4月4日
フランク・フォスターがカウント・ベイシー楽団に入ったのは1953年7月で、その翌年のヨーロッパ遠征時に、若干25歳で現地のミュージシャンと共演したアルバムです。
フォスターのふくよかな音色とスムースなアドリブは、「 MY HEART STOOD STILL」や「I′LL TAKE ROMANCE」のスタンダードの演奏において顕著です。
2曲目の「FAT SHOES」は、このアルバムで唯一自身のオリジナルですが、A-A´-B-Aの32小節からなる面白い曲想を持った作品で、後半のドラムスとの4小節交換も聴きどころとなっています。
4曲目の「ESCALE A VICTORIA」は、伸びのあるサックスの音が心地よく、一方でデクスター・ゴードンのように豪快な一面ものぞかせています。
また、ミディアム・テンポで演奏される「THE THINGS WE DID LAST SUMMER」は、軽快なサックス・ソロに続くアンリ・ルノーのピアノ・ソロも、その雰囲気を持続した演奏となっています。
最終曲の「JUST 40 BARS」は、ピアニストのルノーの作品で、全6曲の中で一番早いテンポで演奏されています。

これは20年以上前に国内発売されたもので、元は10インチ盤ですが、両面併せての6曲が、いずれも印象に残る演奏となっています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドナルド・バードのサヴォイ盤

2019-06-09 | JAZZ
これは古い録音の典型的なハード・バップ作品で、テーマの後はお決まりの各人のソロの受け渡しに終始していますが、達人たちの演奏は中々のものです。
「Byrd′s Word」 SAVOY MG-12032
  
1. WINTERSET
2. GOTCHA GOIN′ N COMIN′
3. LONG GREEN
4. STAREYES
5. SOMEONE TO WATCH OVER ME
DONALD BYRD(tp) FRANK FOSTER(ts)
HANK JONES(p) PAUL CHAMBERS(b) KENNY CLARKE(ds)
録音 1955年9月29日
前回のエルヴィン・ジョーンズとリチャード・デイビスの「ヘヴィ・サウンド」で共演していたフランク・フォスターが、ここではドナルド・バードのアルバムに参加しています。
1曲目の「 WINTERSET」は、ホレスシルバーの曲に似たテーマを持っていて、後半のバード、フォスター、ケニー・クラークの3者による4小節交換場面では、良く知られたスタンダードの1節も飛びだします。
ここでのポール・チェンバースは、聴く人によって好き嫌いが分かれるゴリゴリの弓弾きも登場します。
2曲目の「GOTCHA GOIN′ N COMIN′」は、チェンバースのウォーキング・ベースを受け、ハンク・ジョーンズのピアノがスーッと入って来て、その後バードの魅力的あるロング・ソロへと渡され、フォスターも中音部を中心にしたプレイで好演しています。
そして後半は、ハンク・ジョーンズから再びチェンバースを経てクラークのブラシとハイハットを使ったドラム・ソロと続きますが、残念なことに最後は中途半端なエンディングとなっています。
3曲目の「LONG GREEN」は、アップテンポの曲で、バードはクリフォード・ブラウンのように流れるようなスムースなアドリブを展開し、後半、クラーク~チェンバースのソロを経てテーマに戻り、一瞬のうちに終了しています。
残り2曲のスタンダードは、歌心あるバードのアドリブ・ソロと、メロディをあまり崩さずしっかり歌い上げるフォスター、そして随所で見せるハンク・ジョーンズの音数の少ないピアノ・プレイが、共に一級品の演奏となっています。

このレコードはオリジナル盤ではありませんが、電気処理したようなエコーが掛かっていて、特にラッパとサックスの音が顕著ですが、バードのトランペット音は輝きを放ち、フォスターのテナー・サックスは他のアルバムよりエッジが効いて突き刺すように迫ってきます。
ドナルド・バードの作品の中ではブルー・ノートの諸作よりこちらの方が、ターンテーブルに乗る機会が多いです。
このレコードは、レーベルが海老茶の再発盤ですが、デッド・ワックス部には手書きのRVGの印があり、ジャズを聴きはじめた頃に千円台の安価で購入しましたが、最近のSAVOYのオリジナル盤(赤盤)の高値には驚いています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日曜日のトーク・イヴェントに行ってきました。

2019-06-04 | JAZZ
6月2日(日)、所用で久しぶりに都内に出ましたが、午前中に用事が済んだので、午後にJazz Tokyoで開催されたトーク・イヴェントとサイン会に行ってきました。
このイヴェントは、5月25日に発売された「ジャズと喫茶とオーディオ」にちなんだもので、スピーカーは田中伊佐資さんと月刊Stereo編集長の吉井俊介さんで、参加者は凡そ25名でした。
この本が出来た経緯については、筆者の田中さんから説明がありましたが、元はと言えば今は亡きジャズ批評の松坂さんからの依頼だったそうで、これについては、まえがきに詳細に書かれています。

ジャズ喫茶の紹介は、東京都内を中心に大半は関東一円で、北海道のJAMAICA、愛知の3店、大阪の2店の他、番外編として巻末にBASIEがあり、全部で37店となっています。
  

当日、トークに合わせて紹介されたレコードは、この本に掲載されているお店との繋がりがあるものでした。
最初は、横浜中華街のMARSHMALLOWから発売されているEric DolphyのLast Dateから、「You don′t know what love is」のNGテイクを収めた珍しい盤で、Dolphyのエッジが立った突き刺さるような鋭いフルートの音が収録されていました。
(私は、この珍しい盤の存在を知りませんでしたし、家に帰ってこの曲を自宅の装置で聴いてみましたが、会場で聴いたようなカチッと締まった音は出ませんでした)
続いては、池袋のMONTGOMWRY LANDで、店主の好みのWesとJimmy Smithの共演盤(DYNAMIC DUO)から「Down by the riverside」が大音量で鳴りました。
また、国立のCafe Singsの紹介では、Aletha Franklinの「Yeah」から「Without the one you love」をカートリッジを従来のものと、カンチレバーを木製のものに替えての聴き比べとなりました。
ちなみにカートリッジはShureのM44で、木製に替えた途端、アレサの声がより自然に響きました。
最後は、高田馬場のMILESTONEで購入されたという坂元輝トリオの「海を見ていたジョニー」からの「夕焼け小焼け」でした。
このレコードを聴くと、再興に向けて頑張っておられる陸前高田のジョニーが思い浮かびます。
  
田中さんと吉井さんのやり取りの中で、「ジャズ喫茶のスピーカーはなぜJBL製が多いのか」という話は面白く、この本で紹介されているお店の大半もJBLでした。

ここまで凡そ1時間20分で終了し、最後にサイン会が開催されました。
当日は、サインを頂いくための雑誌と、Paul Blay Trioの1999年3月のライブ盤(CD)を購入しました。
本の表紙の写真は高田馬場のMILESTONEで、店主の織戸さんはこの夏で引退し、お店を後任に譲ることになったそうです。
その話を聞いて、織戸さんがいるうちに、一度行ってみたくなりました。
  
このCDのメンバーは、Paul Bley (piano) 、 Gary Peacock (bass) 、 Paul Motian (drums)で、収録曲は、
1. Mazatlan
2. Flame
3. Told You So
4. Moor
5. Longer
6. Dialogue Amour
7. When Will The Blues Leave
8. I Loves You, Porgy
となっています。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フランク・フォスターの参加アルバム

2019-06-02 | JAZZ
このアルバムは、エルヴィン・ジョーンズのリーダー作品として過去に1度ここに掲載していますが、フランク・フォスターがらみで再登場となりました。
「HEAVY SOUNDS」 IMPULS A-9160
  
1. RAUNCHY RITA
2. SHINY STOCKINGS
3. M.E.
4. SUMMERTIME
5. ELVIN′S GUITAR BLUES
6. HERE′S THAT RAINY DAY
ELVIN JONES(ds, g) RICHARD DAVIS(b)
BILLY GREENE(p) FRANK FOSTER(b)
録音 1967年7月19, 20日
このアルバムの聴きどころの一つは、B面頭の「SUMMERTIME」ですが、この演奏のアイデアは、プロデューサーであるボブ・シールの提案により、エルヴィンとリチャードのデュオが決まったと言われています。
ここでは、リチャードがウォーミング・アップのつもりで弓弾きを始めたところへ、エルヴィンがタムタムとマレットで自然に加わって出来たのだそうで、大御所が気楽な気持ちでプレイするとこのような演奏になります。
レコーディングは2日間に渉っていて、2日目はピアニストとサックス奏者(フランク・フォスター)を伴って録音が行われたとの記録があります。
「RAUNCHY RITA」と、「SHINY STOCKINGS」の2曲を提供しているフランク・フォスターのソロは、強力なサポートに支えられていることもあって中々の出来で、エルビンのスネアで叩き出すドラミングも凄いです。
また、エルヴィンが珍しくギターを弾く「ELVIN′S GUITAR BLUES」は、彼が幼少時代に教えてもらったギターで最初に弾けるようになった曲だそうで、ゆったりしたいい感じの曲は、続くフォスターのソロにおいても、そのまま雰囲気を引き継いで絶妙なプレイを聴かせてくれます。
そして、このゆったりしたテンポが、最終曲の「HERE′S THAT RAINY DAY」まで持続されて行くことで、アルバム全体のまとまりが一層際立っているように思えます。

奇しくもこののセッションは、ジョン・コルトレーンの葬儀の前の録音であり、コルトレーンとは繋がりの深い2人のリーダーがどのような心境でこのレコーディングを行っていたのかと思うと、興味が尽きないです。

余談ながら、巨匠の2人と煙草の煙の漂うアルバムのジャケットも、雰囲気があって良いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が家の胡蝶蘭

2019-06-01 | 日々の暮らし
今年で4回目となるピンク色の花をつけた胡蝶蘭、
これは4年前、会社がお祝いとして、お取引様から頂戴した多くの鉢の一つを、
役目を終えた後に頂いてきて、育てているものです。
当初は4本の茎があり、立派な花びらを付けていました。
  

それが、今は2本になってしまいましたが、以前と同じように見事な花が咲きました。
 

そして、今度は白い花の鉢を頂いてきました。
1鉢は花の好きな知人に差し上げて、もう一つは花が落ちるのを待って一度茎を切り、
再び咲くのを楽しみに育てたいと思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする