デューク・エリントンにもビッグ4というタイトルのレコードがあります。
「DUKE’S BIG 4」 PABLO 2310 703
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/10/6b/160ea4e5a597f2b044285cf53c844fd5_s.jpg)
1. COTTONTAIL
2. THE BLUES
3. THE HAWK TALKS
4. PRELUDE TO A KISS
5. LOVE YOU MADLY
6. JUST SQUEEZE ME
7. EVERYTHING BUT YOU
DUKE ELLINGTON (p) JOE PASS (g) RAY BROWN (b) LOUIS BELLSON (ds)
録音 1973年
これはデューク・エリントンの曲を中心にしたプログラムで、ノーマン・グランツのプロデュースによることから、ディジー・ガレスピー・ビッグ4のメンバーの内、ジョー・パスとレイ・ブラウンがこのアルバムでも参加していて、ベテラン勢の落ち着いた演奏集となっています。
各曲の演奏内容は、
エリントン・バンドより一回り速いテンポで演奏される「COTTONTAIL」からスタートしますが、4人がそれぞれソロをとるという挨拶代わりの1曲となっています。
2小節のリフを並べただけの「THE BLUES」は、レイ・ブラウンのコードワークとソロが素晴らしく、ドラマーのルイ・ベルソンが提供した曲の「 THE HAWK TALKS」は、後半にドラム・ソロもありますが、ここでもレイ・ブラウンのベース・ワークが光っています。
「 PRELUDE TO A KISS」は、エリントンとジョー・パスのコラボレーションが美しく、テーマが終ったところでベースが参加し、3人の調和が素晴らしい演奏となっています。
ミデアム・テンポの「 LOVE YOU MADLY」は、エリントンのテーマ演奏に続いて、レイ・ブラウンのソロがフューチャーされ、それにギターが時々絡む展開となっています。
多くのジャズメンの名演がある「JUST SQUEEZE ME」は、ジョー・パスがテーマ部分を担当し、アドリブに入ってエリントン、ジョー・パス、レイ・ブラウンがそれぞれソロを取りますが、エリントンのソロが良いです。
「EVERYTHING BUT YOU」はミディアム・テンポの曲で、ピアノとギターがテーマをユニゾンで弾くというアイデアが良く、ギターとベースのアドリブ部分でのエリントンのコードを主体としたサポートが全体を引き締めています。
このアルバム、
デューク・エリントンの出番はそう多くありませんが、一音一音の音に深みがあり、存在感は大きいです。
「DUKE’S BIG 4」 PABLO 2310 703
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1. COTTONTAIL
2. THE BLUES
3. THE HAWK TALKS
4. PRELUDE TO A KISS
5. LOVE YOU MADLY
6. JUST SQUEEZE ME
7. EVERYTHING BUT YOU
DUKE ELLINGTON (p) JOE PASS (g) RAY BROWN (b) LOUIS BELLSON (ds)
録音 1973年
これはデューク・エリントンの曲を中心にしたプログラムで、ノーマン・グランツのプロデュースによることから、ディジー・ガレスピー・ビッグ4のメンバーの内、ジョー・パスとレイ・ブラウンがこのアルバムでも参加していて、ベテラン勢の落ち着いた演奏集となっています。
各曲の演奏内容は、
エリントン・バンドより一回り速いテンポで演奏される「COTTONTAIL」からスタートしますが、4人がそれぞれソロをとるという挨拶代わりの1曲となっています。
2小節のリフを並べただけの「THE BLUES」は、レイ・ブラウンのコードワークとソロが素晴らしく、ドラマーのルイ・ベルソンが提供した曲の「 THE HAWK TALKS」は、後半にドラム・ソロもありますが、ここでもレイ・ブラウンのベース・ワークが光っています。
「 PRELUDE TO A KISS」は、エリントンとジョー・パスのコラボレーションが美しく、テーマが終ったところでベースが参加し、3人の調和が素晴らしい演奏となっています。
ミデアム・テンポの「 LOVE YOU MADLY」は、エリントンのテーマ演奏に続いて、レイ・ブラウンのソロがフューチャーされ、それにギターが時々絡む展開となっています。
多くのジャズメンの名演がある「JUST SQUEEZE ME」は、ジョー・パスがテーマ部分を担当し、アドリブに入ってエリントン、ジョー・パス、レイ・ブラウンがそれぞれソロを取りますが、エリントンのソロが良いです。
「EVERYTHING BUT YOU」はミディアム・テンポの曲で、ピアノとギターがテーマをユニゾンで弾くというアイデアが良く、ギターとベースのアドリブ部分でのエリントンのコードを主体としたサポートが全体を引き締めています。
このアルバム、
デューク・エリントンの出番はそう多くありませんが、一音一音の音に深みがあり、存在感は大きいです。