あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

伊藤君子の原点

2019-02-24 | 演歌・ポップス
2017年に、美空ひばりの生誕80周年に併せて伊藤君子の歌の原点である美空ひばりの持ち歌を集めた「Kimiko Sings HIBARI」が発売されています。
発売されてから大分経ちましたが、最近になってCDを購入したので、早速聴いてみました。
「Kimiko sings HIBARI」 SAVOY COCB-54204
   
美空ひばりの愛唱曲は、昔取った杵柄よろしく上手いです。
但し「川の流れのように」だけは丁寧に歌い過ぎたのか、抑揚も無く他の歌とは少し違って聴こえます。
また、ジャズ・スタンダードも、何時もの彼女の歌唱らしくないです。
これも美空ひばりを意識してのものでしょうか。

時を戻して1969年、19歳で「中原マキ」としてレコード・デビュー、
当初は歌謡曲の歌手でしたが、ジャズ歌手に転向してからも暫くは歌謡曲も歌っていたようです。
そこで、彼女のデビュー曲も聴いてみました。
「幸わせにふるえて」「雨の小豆島」 東芝 TP-2110
 
ここでは、デビュー曲とは思えないしっかりした歌が聴け、初々しさも魅力です。
レコードでいうA面より、彼女の故郷をタイトルにしたB面の「雨の小豆島」の方が印象に残ります。

この時代には、シングル盤が5枚発売されており、それぞれネットで探してみました。



ところで、彼女がジャズ・シンガーとしてレコードに登場したのは1982年で、佐藤允彦トリオをバックに堂々の歌唱力を披露しており、これはもう一人のキミコさんとして、以前ここに掲載しています。
歌良し、ルックス良しの1枚です。


ジャズ歌手に転向した後、最初に彼女の歌を聴いたのはCBS SONYから日米同時発売で話題となった「フォロー・ミー」でした。このタイトル曲は、ロドリーゴのアランフェスからの1節を歌ったものです。
その他、愛聴盤として聴いているのは、デビュー10周年記念としての「スタンダーズ・マイ・ウェイ」、そして小曾根真のピアノ伴奏による「モントルーでのライブ」です。
  
やはり彼女にはジャズが似合います。

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サミーとギター(米国盤)

2019-02-20 | 演歌・ポップス
「SUMMY DAVIS, Jr. Sings LAURIND ALMEIDA plays」は、以前からの愛聴盤で、これまでCDと国内盤のレコードで聴いていましたが、探していた米国盤(モノラルとステレオ)が入手できたことで、改めて掲載しました。。

そのモノラル盤 (REPRISE R6236)
  

そしてステレオ盤 (REPRISE RS6236)
  
 1. HERE′S THAT RAINY DAY
 2. TWO DIFFERENT WORLDS
 3. THE SHADOW OF YOUR SMILE
 4. WHERE IS LOVE
 5. EVERYTIME WE SAY GOODBYE
 6. I′M ALWAYS CHASING RAINBOWS
 7. WE′LL BE TOGETHER AGAIN
 8. JOEY, JOEY, JOEY
 9. THE FOLKS WHO LIVE ON THE HILL
10. SPEAK LAW
SAMMY DAVIS, JR.(vo) LAURINO ALMEIDA(g)
録音 1966年秋
ジャケットとレーベルは「MONO」「STEREO」の表示の有無と、レコードNOに「S」が付くか否かの違いだけです。
そして、モノラル盤とステレオ盤を聴き比べた結果、ステレオ盤に軍配が・・・
そのステレオ盤は、モノラル盤と同じようにヴォーカルとギターが中央に配置されているのですが、全体に音像が大きく、しかも音に艶があり、ヴォーカルが前に、ギターがその後方に位置しているような音造りとなっています。
それに比べてモノラル盤は、ステレオのミックス・ダウンと思われ、ステレオ盤に比較して音が単調になって窮屈に感じました。
このレコード、「HERE′S THAT RAINY DAY」と「EVERYTIME WE SAY GOODBYE」がお気に入りであることには変わりありません。

これを機会に、ノイズがあった国内盤は処分しました。

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私の愛聴盤(第127回)

2019-02-17 | 私の愛聴盤
第127回はラリー・ヤングの「UNITY」です。
「UNITY」BLUE NOTE BST 84221
  
1. ZOLTAN
2. MONK′S DREAM
3. IF
4. THE MOONTRANE
5. SOFTLY AS A MORNING SUNRISE
6. BEYOND ALL LIMITS
WOODY SHAW(tp) JOE HENDERSON(ts) 
LARRY YOUNG(org) ELVIN JONES(ds)
録音 1965年11月10日
このアルバムのウディ・ショーとジョー・ヘンダーソンは、過去にホレス・シルバーのフロントを張っていた時期がありますが、この2管に、エルヴィン・ジョーンズのドラムスを加えた強力なカルテットを捉えたものです。
オルガン・ジャズと言えば、ジミー・スミスに代表されるように、ギターとドラムスの組み合わせが多い中で、ヤングはブルーノート2作目にしてギター(前作ではグラント・グリーンが担当)をバンドから外しています。

マーチのリズムで始まる「ZOLTAN」は、モード手法によるショウのオリジナルで、2管による印象的なテーマの後は、ショウ ~ ヘンダーソン ~ ヤング ~ エルビンへとソロが受け渡されますが、エルビンの叩き出すリズムと、ヤングのオルガンが下支えとなり、ショウとヘンダーソンのアドリブが上手く調和しています。
続くセロニアス・モンクの「MONK′S DREAM」は、オルガンとドラムスのデュオというシンプルな形で演奏されますが、オルガンで演奏するモンクの曲が珍しいことと、2人の丁々発止の対話が素晴らしいです。
3曲目の「IF」は、新しい感覚のブルースを、お互いがいかに料理するかが聴きどころです。
4曲目の「月」と「列車」を組み合わせた「THE MOONTRANE」は、ジョン・コルトレーンに捧げたショウのオリジナルですが、ここでのヘンダーソンのサックスは、コルトレーンを意識したかのような豪快な吹奏で、エルヴィンの打ち出すパルスと共にこの曲を一層力強いものにしています。
また、唯一のスタンダードである「朝日の如く爽やかに」は、ヘンダーソンがテーマを1コーラス吹いてそのままアドリブへと突入し、ショウの炸裂するようなトランペット演奏を経て、後半はヤングのオルガンが絡むという、過去に聴いたことが無い強力な「朝日の如く・・・」です。
最終曲の「BEYOND ALL LIMITS」は、ミデアム・ファーストの曲で、これも2管によるユニゾンでテーマが示された後、ヘンダーソンのアイデア満載のテナーに続いて、ショウが負けじと中高音を中心とした鋭い感覚のアドリブで応酬した後、そのままテーマに戻って締めくくられます。

この記事を書くに当って、ジミー・スミスのレコードも何枚か聴いてみましたが、スミスのソウルフルな演奏に比べ、ラリー・ヤングのオルガンはアタックが強く、強弱のメリハリとスピード感がありました。
このアルバムは共演者の力演もあり、繰り返し聴いても常に新鮮に聴こえるヤングのベスト・プレイが収められている1枚です。
このレコード、出来ることならオリジナルのモノラル盤でも聴いてみたいです。

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ロレイン・ゲラー・トリオ

2019-02-10 | JAZZ
30歳の若さでこの世を去った女流ピアニストのロレイン・ゲラーが、生前に残したたった1枚のリーダー・アルバム、
日本盤の後藤誠氏の解説によると、このアルバムは発売を目的としないリハーサルをレコーディングしたもので、オーネット・コールマンの「TOMORROW IS THE QUESTION」の中に納められている「LORRAINE」は、彼女の死を悼んでオーネットが書いたものだそうで、そんな関係からこのアルバムを取り上げてみました。

「LORRAIN GELLER AT THE PIANO」MCA VICTOR (DOT DLP 3174)
  
1. CLASH BY NIGHT
2. CLOSE YOUR EYES
3. MYSTERY THEATRE
4. EVERYBODY′S BLUES
5. MADAM X
6. GEE BABY, AIN′T I GOOD TO YOU
7. YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC
8. POINCIANA
9. WHAT A DIFFRENCE A DAY MADE
LORRAIN GELLER(p) LEROY VINNEGAR(b) BRUZ FREEMAN(ds)
録音 1954年

多くのピアニストがそうであるように、彼女もバド・パウエルの影響を受けた一人であり、時折聴こえるパウエル風のタッチには、思わずニヤッとしてしまいます。
アップテンポ良し、バラード良しの演奏で、曲作りも上手く(1,3,5,6の4曲)、オリジナルとスタンダードを上手く組み合わせた構成も好感がもてます。
「GEE BABY, AIN′T I GOOD TO YOU」では、ちょっぴりエロール・ガーナーが顔を出したりもしますが、スロー・テンポの曲は装飾音を多用した優雅な部分もあり、女性らしさが表れています
全体に渡ってグルーブ感があり、フリーマンのブラシによるプッシュがスイング感を増幅しています。
なお、アーマッド・ジャマルのインパルス盤に名演奏がある「POINCIANA」だけは、ピアノ・ソロで演奏されていますが、国内盤であるにもかかわらず、3者のバランスが良く、各々の楽器がクリアに聴こえることから、リハーサル録音とはいえ、元が良かったのだと思われます。

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オーネット・コールマンの初期の演奏

2019-02-03 | JAZZ
オーネット・コールマンの公式録音としての最初のアルバム
「SOMETHING ELSE」 CONTEMPORARY S7551
  
1. INVISIBLE
2. TTE BLESSING
3. JAYNE
4. CHIPPIE
5. THE DISGUISE
6. ANGEL VOICE
7. ALPHA
8. WHEN WILL THE BLUES LEAVE?
9. THE SPHINX
ORNETTE COLEMAN(as) DON CHERRY(tp)
WALTER NORRIS(p) DON PAYNE(b) BILLY HIGGINS(ds)
録音 1958年2月10, 24日
1958年に録音されたステレオ盤で、左にアルト・サックスとトランペット、右にピアノを含んだリズム陣が完全に分かれて配置されています。
全曲オーネット・コールマンの作曲ながら、サックスとトランペットでテーマ部が演奏され、その後各人のアドリブとなる典型的なモダン・ジャズ形式であり、アレンジされた構成の中で、オーネット・コールマンもドン・チェリーも、ピアノをバックにコード進行に沿ってアドリブを展開していることがとても新鮮に聴こえるから不思議です。

これが次の「TOMORROW IS THE QUESTION」になると、ピアノ・レスであることに伴って、オーネット・コールマンの主張(オリジナリティ)が明確に表れてきます。
「TOMORROW IS THE QUESTION」 CONTEMPORARY S 7569
  
1. TOMORROW IS THE QUESTION
2. TEARS INSIDE
3. MIND AND TIME
4. COMPASSION
5. GIGGIN′
6. LORRAINE
7. TURNAROUND
8. ENDLESS
ORNETTE COLEMAN(as) DON CHERRY(tp)
PERCY HEATH(b) RED MITCHELL(b) SHELLY MANNE(ds)
録音 1959年 1月16日、2月23日、3月9, 10日
この録音における2人のベーシストは、今では考えられない人選ですが、レコードで言うA面(#1~5)をパーシー・フェース、B面(6以降)をレッド・ミッチェルが担当しています。
いずれの曲も、サックスとトランペットによるテーマの合奏~アドリブという構成は変わりませんが、A面はちょっと叩きすぎではと感じるシェリー・マンのドラムスと、パーシー・フェイスのベースがしっかりと4つを刻んみ、オーネット・コールマンやドン・チェリーを後ろから支えていることが分かります。
レコードでいうB面1曲目の「LORRAINE」は、曲の途中でテンポが変わる面白い曲ですが、スティックとブラシを駆使するシェリー・マンのサポートも上々で、後半ではドラム・ソロも登場します。
なお、このパターンの演奏は、新しいジャズを求めていた当時の多くのバンドに影響を与えており、デンマークのグループ「THE CONTEMPORARY JAZZ QUARTET」の [ACTION」等は、その一例だと思います。
続く「TURNAROUND」は12小節のブルースで、レッド・ミッチェルのベース・ソロに合いの手を入れるシェリー・マンのドラムスという珍しい演奏も含まれています。
そして、最終曲の「ENDLESS」ではドン・チェリーのミュート・トランペットが、一服の清涼剤のように爽やかに響きます。

なお、ジャケットとレーベルには、「THE NEW MUSIC OF ORNETTE COLEMAN」の文字が書かれていることから、この頃に、オーネット・コールマンによって今迄には無かった「新しいジャズ」が生まれたことが分かります、
そして、4人の録音バランスは、最初の「SOMETHING ELSE」と異なり、トランペットとベースが左、アルト・サックスとドラムスが右となっていますが、管楽器は中央寄りで自然な配置となっています。

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2019年2月の富士山

2019-02-01 | 富士山
1月31日から一夜明けて、やっと冬らしい富士山になりました。
  

昼は吉田のうどん屋さんへ
お店の庭からも、富士山が良く見えました。
 


「2月18日追記」
少し春めいてきたのでは、と感じる様になってきました。
この冬の富士山は、積雪が少なく、例年は5月頃に現れる「農鳥」もはっきり見えるようになってきました。
この冬は、雪の降った数日を除いて、ず~と現れているようにも感じます。
 

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