OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

余話

2017-06-25 20:16:18 | Weblog

今日は亡き叔父の四十九日法要でした。

で、納骨終了後、某割烹料理屋に席を設けてあったのは予定どおりだったんですが……。

なんとっ!

その店で数年前から行方不明が伝えられていた知人とばったり遭遇!?

最初は人違いかと思ったんですが、相手のバツの悪そうな表情から、本人と知れました。

実はもちろん、ここに書く事を憚られる諸事情があったのは言わずもがな、しかし若い頃は苦楽を共にした盟友であればこそ、サイケおやじは何も尋ねる事は出来ず、その場でちょっぴり固まってしまったですよ……。

でも、サイケおやじは、ど~しても、もう一度会いたいと、長い間念じていましてからねぇ~~、これも故人が引き合わせてくれた時間と思い、さっきまであれやこれやと積話をしていました。

う~ん、人の世は……。

 

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ウェス、ケリー、マクルーア&コブのハードバップ天国

2017-06-24 20:47:32 | Jazz
Smokin' In Seattle / Winton Kelly Trio, Wes Montgomery (Resonance = CD)
 
 01 There Is No Greater Love / Winton Kelly Trio
 02 Not a Tear / Winton Kelly Trio
 03 Jingles  / Wes Montgomery with Winton Kelly Trio
 04 What's New?  / Wes Montgomery with Winton Kelly Trio
 05 Blues in F  / Wes Montgomery with Winton Kelly Trio (fade-out)
 06 Sir John / Winton Kelly Trio
 07 If You Could See Me Now / Winton Kelly Trio
 08 West Coast Blues  / Wes Montgomery with Winton Kelly Trio
 09 O Morro Nao Tem Vez / Wes Montgomery with Winton Kelly Trio
 10 Oleo / Wes Montgomery with Winton Kelly Trio (fade-out)
 
ジャズは即興演奏という個人技が大きな魅力ですから、それがバンド形態であれば、必然的に参加メンバーの顔触れが気になるは必定であり、それがあってこその魅力が、逆もまた真なり!?

そこには決定的な名演を記録したレコードが残されている事は言わずもがな、それゆえに、このメンツならばっ、絶対!

なぁ~んていう期待と思い込みがあるもんですから、ひとつでもそ~した新規音源に接する事はジャズ者にとっての無常の喜びと思います。

本日ご紹介のCDも、まさにそんなストライクゾーンのド真ん中という最近の発掘音源であり、なにしろメンバーがウイントン・ケリー(p)、ロン・マクルーア(b)、ジミー・コブ(ds) のレギュラートリオにウェス・モンゴメリー(g) が加わったラジオ放送用のライブレコーディングなんですから、たまりません。

しかも記載データによれば、録音されたのが1966年4月14&21日!

という事は、あの大名盤「スモーキン・アット・ザ・ハーフ・ノート」のA面収録日から約半年後ですら、聴く前から期待はどこまでも膨らみ、しかもハードバップ愛好者ならば、思わず腰が浮くという瞬間はお約束以上と、サイケおやじは痛切に感じる快演ですよっ!

それはまずピアノトリオで演じられる冒頭の2曲からしてウキウキ気分は留まらず、アップテンポで演じられる歌物スタンダード「There Is No Greater Love」ではウイントン・ケリーが十八番の「節」を全開させれば、ジミー・コブはザクザクしたブラシからクールなリズムキープを貫くドラミングの相性もバッチリですし、ロン・マクルーアの堅実な助演も良い感じ♪♪~♪

ですから最初はミディアムスローで始める「Not a Tear」が中盤からスインギーなビートを伴ってグルーヴィに演じられるのも説得力があって、しかも歌心が大切にされているところは、如何にもウイントン・ケリー・トリオの「らしさ」だと思います。

あぁ~、ジミー・コブのビシっと入るキメ打ちも心地良いですねぇ~~♪

そしてお待たせしましたっ!

いよいよ登場したウェス・モンゴメリーが豪快なノリで一気呵成に弾きまくりの「Jingles」には息苦しくさせられるほどの迫力が満ち溢れ、このスピードで、このフレーズ、このコードワーク!? 本当に親指だけで弦を弾いているのか、ミステリアスな領域の怖ささえも、痛快ですよっ!

また、これまたお馴染みの歌物スタンダード曲「What's New?」は、もちろんじっくりじんわりのスローな展開ですから、十八番のオクターヴ奏法を駆使したウェス・モンゴメリーの秘儀は無論の事、リズム隊の味わい深い妙技も聴き逃せないと思います。

うむ、さりげなくテンポアップしてからのメンバー間の意思の疎通と意地の張り合い(?)もニクイですねぇ~~♪

こうしてライブは前半の終了というか、残念ながらフェードアウトしてしまう「Blues in F」は、それでもウェス・モンゴメリーのアドリブが強烈至極! 耳に馴染んだフレーズとキメが乱れ打ちされれば、それはハードパップ天国という他はありませんっ!

ちなみに、おそらくはここまでは4月14日の演奏と思われますので、以下の後半も同じ構成というか、まずはピアノトリオで軽快なゴスペル系ハードバップ曲「Sir John」が始まれば、ジャズ者が素直に酔わされてしまう得心もナチュラルな衝動でありましょう。

当然ながらケリー&コブのコンビネーションは言わずもがな、新参のロン・マクルーアも健闘していますから、思わせぶりを狙ったスローバラード「If You Could See Me Now」にしても、歌心を支える強いビートがハードバップの存在証明と思うばかりです。

そしてここから再登場のウェス・モンゴメリーが自作の「West Coast Blues」を弾き始めれば、ワルツタイムのハードバップグルーヴを瞬時に提供するリズム隊のジャズ性感度も最高で、幾分ガサツなジミー・コブのドラミングが意想外にジャストミートしているあたりは、サイケおやじが大いに好むところです。

その意味でボサノバのハードバップ的展開に終始する「O Morro Nao Tem Vez」は、お馴染アントニオ・カルロス・ジョビンの有名曲ですから、本当はもう少しジェントルな雰囲気があって正解なのかもしれませんが、ここまでイケイケの演奏が提示されるのであれば、素直に浮かれるのがジャズ者の喜びのひとつでしょう。

いゃ~~、ウェス・モンゴメリーは本当に凄いギタリストですねぇ~~~♪

そう想えば、さらにノリノリの「Oleo」が、これまたフェードアウトしてしまうのは残念至極であり、また、日常的にここで聴かれるような演奏が行われていた当時の幸せがお裾分けされた事は、まさに僥倖と感謝しなければなりません。

ということで、気になる音質はモノラルミックスではありますが、なかなか良好で、各楽器のバランスも整合性がありますので、どうぞ皆様もお楽しみ下さいませ。
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筋をとおす事の後味の悪さ

2017-06-23 20:10:47 | Weblog

――を今日は痛感しております。 

相手は誰もが知っている金融機関、その下っ端支店長が部下のデタラメを指摘され、居直ったというんじゃ~、サイケおやじも黙っちゃ~いられないですよ。

ついつい、ビシビシに凹ませるような物言いがあった事は否定しませんけどねぇ~、それにしても相手は態度が悪すぎるって思うばかり!

あ~~ぁ、こちらに非が無い事は天下万民明白なれど、今頃奴らは高笑いかと思えば、こんな戯言を綴っている自分かねぇ……。

明日は、ど~やって決着をですねぇ~、プレイガールが助けてくれないかなぁ~~。

あぁ、夢想。

失礼致しました。

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回想の夏木ミミ

2017-06-22 17:44:43 | 歌謡曲
キッスで告白 c/w 天国への階段 / 夏木ミミ (日本コロムビア)

ちょっと見、歌謡界の大御所・川中美幸の若い頃!?

てな印象のジャケ写ではありますが、本日掲載したのはサイケおやじと同世代の皆様には懐かしくも胸キュンな元祖グラビアアイドルのひとりでもある夏木ミミが、昭和45(1970)年春に出した唯一のシングル盤であります。

そしてもちろんというか、彼女は日米ハーフであり、最初の目立った活動としてはテレビ洋楽番組「ビートポップス(フジテレビ)」のゴーゴーガールとしての存在であり、個人的な記憶と印象では同番組出演者中、あの有名な小山ルミよりも人気を集めていたように思いますし、実際、雑誌グラビアへの登場も多かったわけですが、小山ルミの様な歌手としてのブレイクは無かったという残念な結果は、失礼ながら歌唱力が……。

で、作詞:山口あかり&作曲:小田啓義、そして編曲:小谷充が制作スタッフとして顔を揃えた「キッスで告白」にしても、それゆえに普通っぽい歌謡曲になっている感が強く、素直に聴けば勿体無いと思うばかりなんですが、ところが何度か繰り返して針を落としてみれば、そこに滲む密かな恥じらいと持ち前のフェロモンが融合した、その化学変化的な魅力が漂ってくると思うのは、サイケおやじの天邪鬼と変態性の発露でしょうか。

どうやら今般、復刻オムニバス盤に収録されてのCD化が成されたようなので、機会があれば皆様にもこの微妙な倒錯感を味わっていただきたいと思うばかりです。

ちなみにB面収録曲「天国への階段」は、レッド・ツェッペリンの有名曲のカバーではもちろんなくて、A面と同じ製作スタッフによる、今となっては過剰に大袈裟なカルト歌謡曲として、マニア御用達の怪曲・迷唱という評価も定まっており、既にCD化されていますので、こちらも、ぜひっ!

ということで、結局彼女がこれっきりでレコードを出さなくなったのは、ある意味では正解であり、同時に残念という気持ちがサイケおやじにはあります。

そして無理は承知と知りつつも、この彼女の歌唱フィーリングは案外と1980年代のテクノ系アイドルソングには向いているかも……?

なぁ~んていう妄想を抱いてしまうのでした。
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これだから、クリムゾン信仰は…

2017-06-21 17:07:07 | Rock Jazz
Live At The Marquee August 10, 1971 / King Crimson (King Crimson Collector Club = CD)
 
★Disc One
 01 Pictures Of A City
 02 Formentera Lady
 03 The Sailors Tale
 04 Cirkus
 05 The Letters
 06 Cadence And Cascade
★Disc Two
 01 Improv
 02 Ladies Of The Road
 03 RF Announcement
 04 21st Century Schizoid Man

所謂アーカイヴ物の発売は嬉しい事にはちがいありませんが、問題はそこにミュージシャン側の意向がどの程度反映されているのか?

という事かもしれません。

実際、輝かしい偉業を達成したミュージシャンが、それによって商売優先主義の犠牲になった例も少なくない事は、皆様ご存じのとおりです。

しかし、逆にミュージシャン側が主導した場合は、例え玉石混交という誹りがあろうとも、アッと驚く超絶の「お宝」がプレゼントされる事があるもんですから、ファンやマニアにとっては、アーカイヴ物に手を出す危険な遊戯が止められないわけでして、そ~ゆ~ところに逸早く先鞭をつけたひとりが、バンド結成以来のオリジナルメンバーである、キング・クリムゾンの御大ロバート・フリップでした。

それは過去の放送用ライブ音源を発掘&集成し、普通の店でも買えるように商品化したに留まらず、個人所有していたサウンドボード音源やアウトテイク等々、さらにはこれまで違法流通していたブートまでも集めてリマスターした音源等々も含め、それらを新規に設立した「キング・クリムゾン・コレクターズ・クラブ」という会員組織を通じて販売し、それも会員資格が当初は欧米在住に限定するという、なかなかの信心を求められる手法は如何にも御大の「らしさ」でした。

ところが、世界的にもクリムゾン信者が多い我が国では、特別に一般のレコード会社からの配給を承認された音源もあり、また前述「キング・クリムゾン・コレクターズ・クラブ」から出たCDを輸入盤という形で販売する店もあった事は周知の事実!

また、ネットの普及により、音源だけの配信=ダウンロード版の販売もスタートしたのは、さらにコアな「お宝」が流通するマニア泣かせの状況であります。

で、本日ご紹介の2枚組CDは、まさにその点において白眉の傑作!

録音は1971年8月10日、ロンドンのマーキークラブにおけるライブレコーディングで、メンバーはロバート・フリップ(g,mellotron) 以下、メル・コリンズ(sax,fl,mellotron)、ボズ・バレル(vo,b)、イアン・ウォーレス(ds,vo) の他に当時のバンドのブレーンのひとりでもあったピート・シンフィールドが音響効果と照明担当としてクレジットされており、時期的には4作目の公式LP「アイランズ / Isllands」や暴虐のライブ盤「アース・バウンド / Earthbound」と同じ線上にある演奏が、良好な音質で存分に堪能出来る優れ物ですよっ!

なにしろ当初は前述した「ネット配信」だけの音源でありながら、こ~してCD化されたという事実だけでも、フリップ翁のお墨付きは絶対の証でしょうし、繰り返しますが、実際に聴けば納得のライブ音源としか言えません。

それはザクザクにギザギザなクリムゾン流儀のヘヴィロック「Pictures Of A City」が、しかしこれはハードロックというよりも、極めてジャズっぽい、そのアドリブパート等はメル・コリンズを筆頭にフリージャズに接近した演奏になっていますし、続く「Formentera Lady」はジェントルなスロー曲の中にロバート・フリップのギターはモロにジャズ!?

しかも中盤からグループとしてのノリが発生すると、そのブリディッシュフォーク系の曲メロを徹頭徹尾ジャズで解釈せんとするメル・コリンズのテナー or アルトサックスが実に心地良く、そのまんまの流れで「The Sailors Tale」に入っていけば、今度は陰鬱なベースのリフも印象的なシンプルな構成の中、フルートが実に心地良いという、いゃ~、これはやっぱりロックジャズだなぁ~~~♪

もちろん深淵な企みが滲むロバート・フリップのギターや終盤でスピーディーな展開を聞かせるバンドアンサンブルも良い感じ♪♪~♪

というか、かなり自由奔放な演奏ではありますが、ルンバー間には、きっちりと暗黙の了解があるにちがいありません。

ですから、スローなパートとへヴィロックが交錯する「Cirkus」における中間部のオトボケジャズも憎めませんし、暗い哀愁の美メロ曲「The Letters」でのアドリブパートがどこまでもフリージャズに傾こうとも、今、どこが演じれているのかが分かるのは、なかなか楽しいところでしょう。

当然ながら、サウンド作りというか、諸楽器担当各人の責任の所在もはっきりしていますので、特にノイジーなギターの響きが実にたまりませんし、最後の最後でちらりと聴かせてくれるジャズ的なコードの魅力には、ハッとさせられますよ♪♪~♪

そこで最初の締め括りとなる「Cadence And Cascade」こそは、皆が大好きなクリムゾンAORとでも申しましょうか、ソフト&メローな曲メロやコード進行の妙が、ここではさらにジャズっぽく、当然ながら、メル・コリンズのフルートも気持ち良過ぎますねぇ~~~♪

ちなみに全曲を通してのボズ・バレルのリードボーカルは、ど~してもグレッグ・レイクと比較されてしまう宿命があるんですが、なかなかどうして、その歌唱表現は素晴らしいと思います。

ただし、ベース奏者としてはグループ加入時にロバート・フリップから特訓されたという、決して熟練の名手ではなかった所為もあり、またここでの録音状況も、幾分ベースに関しては不明瞭な印象なので、失礼ながら、正直に言わせていただければ、後任のジョン・ウェットンだったらなぁ……、という思いが捨てきれません。

それを殊更強く感じるのが、27分近い強烈なジャズインスト「Improv」で、テーマは完全な4ビートによるロバート・フリップのギターリフから始まり、そこにロックビートを交えながら展開される演奏の中で、メル・コリンズの激しいアドリブは完全なモロジャズですし、イアン・ウォーレスの「間」を活かしたドラミングが大車輪ドラムソロへと発展していく様も痛快ということは、つまり……、ど~してもここでボズ・バレルのベースにツッコミが不足している感が拭いきれないのです……。

しかし、それでもここでの演奏は緊張感に溢れ、まさにこの時期だけのキング・クリムゾンが、これぞっ!

ですから「Ladies Of The Road」から尚更にリラックスしたムードが発散されるのもムベなるかな、しかし絶対にダラけない厳しさは素晴しく、これまた皆様には説明不要かとは思いますが、全くジョン・レノンっぽいビートルズ風の曲メロやサウンドは揺るぎない魅力として、あぁ~、キング・クリムゾンはやっぱ真・英国バンドなんだなぁ~~、と認識を新たにするところです。

こうしてステージライプは、いよいよの大団円!

おまけに直前には如何にも英国っぽいメンバー紹介がロバート・フリップによって行われ、最後に本人以外のメンバーが如何にものオチをやらかすのは、本当に微笑ましいので、思わず笑ってしまいますが、それがあっての「21st Century Schizoid Man」ですから、その場の観客が羨ましいですよぉぉぉぉぉぉ~、本当にっ!

ということで、既に述べたとおり、音質的にも例えば「アースバウンド / Earthbound」あたりと比較しても、各段に聴き易いはずですし、個人的には幾分低音域が物足りないという感じではありますが、それは贅沢というものでしょう。

実はこの「マーキークラブ音源」は当日を挟んで3日分がクリムゾン側から公開されているようですが、音質的にはこれがダントツです。

そして、だからこそ、当初から曖昧な存在感であったライブギグにおけるピート・シンフィールドの役割が解明されたというか、演奏の各所に附されたエコーや音響効果は、それじゃ~ないかと推察するところで、特に「Improv」でのドラムソロに被せられたシンセの如きサウンドエフェクトやギターのアドリブソロがステレオでは左右に激しく移動を繰り返すというケレンは、今となっては古い遣り口かもしれませんが、それも当時ならではの仕掛けでありましたですねぇ~~♪

また、バンドそのものの発展性については、デビューアルバム「クリムゾン・キングの宮殿 / In The Court Of The Crimson King」から永遠の代表曲「21st Century Schizoid Man」は言わずもがな、2ndアルバム「ポセイドンのめざめ / In The Wake Of Poseidon」からの「Pictures Of A City」と「Cadence And Cascade」、3rdアルバム「リザード / Lizard」からの「Cirkus」、そして未だ発売前であったと思われる4thアルバム「アイランズ / Islands」から、だとすれば新曲であった「Formentera Lady」「The Sailors Tale」「The Letters」「Ladies Of The Road」という演目を鑑みれば、所謂「静」と「動」のバンスも鮮やかなチョイスは流石だと思いますし、逆に言えば、その半分近くを占める新曲を活かすべく仕組んだプログラムの妙でありましょう。

また、聴き逃せないというか、思わず「うっ」と唸らせられるのが、殊更ロバート・プリップが弾いてしまうフレーズの中には既に次作「太陽と旋律 / Larks' Tongues In Aspic」以降のキメやリツクがきっちり浮かび上がっている事で、そのあたりが混濁しつつも、思いっきりジャズってしまった「Improv」の正体なのかもしれません。

ところが、これは歴史的現実になってしまいましたが、このメンバーからピート・シンフィールドが抜けて敢行された翌年のアメリカ巡業では、例えば「アースバウンド」でも聴けるように、野放図とも思えるロックジャズ~ソウルジャズが展開されていたギグもあったのですから、ここでの整合性を優先させたが如きライブ演奏は、なかなか個人的には好感が持てます。

ただし、「21st Century Schizoid Man」に関しては、ちょっぴり予定調和的とでも申しましょうか、「アースバウンド / Earthbound /」で聴かれたような大暴れと激しいリフの迫力が足りない気がするので、これまた贅沢は敵だっ!

という思いで自戒しております。

そしてクリムゾン中毒はますます進行し、アーカイヴ物への危険な遊戯へも深入りしていくのでした。
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悪企みも行き詰まり…

2017-06-20 19:26:18 | Weblog

現在、鳩首協議中であります。

本日の1枚は休載、ご理解願います(__)

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すろ~ぶる~~すのジョニーは最高だぁ~~

2017-06-19 17:44:27 | Winter Family
Live Bootleg Series Vol.5 / Jonny Winter (Friday Misic = CD)

 01 Introduction
 02 Third Degree
 03 Talk Is Cheap
 04 You're Humbuggin' Me
 05 Lights Out
 06 You Keep Sayin' That You're Leavin'
 07 New York New York  
 
 08 Rock And Roll Hoochie Koo (Bonus Track)

ジョニー・ウィンターのアーカイヴ物の中でも、既に10作以上出ている「Live Bootleg Series」はマンネリとか玉石混交と云われていますが、それでも殊更サイケおやじの愛聴盤が、本日ご紹介の「Vol.5」です。

演目は上記のとおり、またメンバーはジョニー・ウィンター(vo,g)、ジョン・パリス(b,hmc)、ボビーT(ds) と記載されていますが、このシリーズの悪しき慣例で、その他の録音データは全く不明ながら、演奏そのものは、ジョニー・ウィンター信者やブルースロック愛好者の期待を裏切るものではありません。

ただし、この「Vol.5」は正直、同シリーズの中では幾分音質的に劣るところがあるのも事実であり、それゆえにファンの間では評価も低い傾向があるようです。

しかし、サイケおやじと同世代の皆様であれば、この音質だって必ずやノー文句でありましょう。

そりゃ~、確かに最初っからステレオミックスの定位が左寄りになっていますし、各人の楽器の存在感も混濁気味なんですが、逆にそれこそが往年の高音質アナログブートの味わいを今に伝えるところとでも申しましょうか、これに嫌気を感じるようであれば、少なくとも1980年代以前の音楽は、その全てを楽しむ事が出来ないと思いますよ、僭越ながら。

で、既に述べたように、サイケおやじがこの「Vol.5」を特に気に入っているのは、スローブルースを2曲も聴かせてくれる事で、実はジョニー・ウィンターのライブ盤では、これがなかなか少なく、どうにもイケイケの歌と演奏ばかりがステージで繰り広げられているという印象が強いのは、特に1980年代以降の勿体なさ……。

確かにサイケおやじは、その全てを聴き、またライブギグにしても、極めて僅かにしか接していないのですから、誤った認識があるのは百も承知ではありますが、それゆえにジョニー・ウィンターが演じてくれるスローブルース、激情に満ち溢れたスローなブルースロックに禁断症状を覚えるのは、そんな希少な体験の醍醐味を知っているからこその欲求であります。

それが、まず冒頭の「Introduction」では、思いっきりギターを泣かせる、実に思わせぶりな煽りの独り芝居に観客はいきなりヒートアップ!

もちろんスピーカー越しのサイケおやじもシビれが止まらず、そのまんま続けて入る「Third Degree」の情感迸るバンド演奏、大袈裟も心地良いブルース歌唱、そしてもちろん早弾きやチョーキングを存分に交えた十八番のギターソロに心底酔わされるのは必定の展開が、もう……、この冒頭の流れを聴けただけで、このCDをゲットして後悔しないという自己証明でしょうかっ!?

いゃ~、何度聴いても、たまりませんねぇ~~♪

ですから次にハーモニカも入ったミディアムテンポの典型的なブルースロック「Talk Is Cheap」、続けてグリグリに低重心が効いたリズム隊の奮闘も好ましいアップテンポの「You're Humbuggin' Me」、さらにスピードアップした高速ロカビリーブルースとでも言うべき「Lights Out」という、如何にものケレンに染まった展開も一気呵成に楽しめますし、ここで再び思わせぶりが存分に発揮される自作のスローブルース「You Keep Sayin' That You're Leavin'」が演じられるのも、全て「分かっている楽しみ」です。

そしてそれゆえに……、一応の締め括りに置かれた「New York New York」がヘヴィなビートを伴った典型的なブルースロックでありながら、些か物足りないという心持ちになっちまうのは、不埒な贅沢と思いつつも……。

おそらくは本篇ステージでは、この後に狂熱の大団円があったであろう事は想像に易いわけで、だからでしょう、オーラスにボーナストラック扱いで、他の場所で録られたのが明白ながら、これが出なけりゃ~、収まらないという、最高にカッコイィ~~、ブルースロックのアンセムたる「Rock And Roll Hoochie Koo」がサービスされるのには強い整合性を感じますっ!

ということで、確かに同シリーズ中では音質的に劣る1枚でしょう。

しかし、その中身の熱さにおいては、全く納得の歌と演奏が楽しめますし、繰り返しますが、ド頭のスロ~ブル~ス「Introduction ~ Third Degree」の約16分間で素直に昇天させられるのが、ブルースロック好きの本懐だと強く思います。

最後になりましたが、ギタリストとしてのジョニー・ウィンターの凄さは、ピッキングが指弾き、つくりフィンガーピッキングだからこそ表現出来るフレーズの妙、そのタイム感覚の素晴らしさがあってこそのブルース衝動でありましょう。

恥かしながら、稚拙な技を自覚しつつも、ついついコピーに挑戦する無謀な行いに懲りないサイケおやじは、挫折することに悦びを感じてしまうという、被虐の快楽に浸るM性感度の高さをジョニー・ウィンターへのリスペクトと心得るほどです。

それは笑われ、軽蔑されることに他ならないわけですが、ジョニー・ウィンター信者の異端であったとしても、その信心は深まるばかりなのでした。
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ひばりの蘇州夜曲

2017-06-18 17:58:02 | 歌謡曲
蘇州夜曲 / 美空ひばり (日本コロムビア)
 

掲載したのは、以前から欲しかった、美空ひばりが歌う「蘇州夜曲」のシングル盤です。
 
もちろん、これはCD化もされていますし、世に出た昭和38(1963)年以来、何度もLPに収録される等してきましたから、特段の希少性はないんですが、何故かアナログの7吋で持っていたくて、状態の良い中古盤を探し求めていたところ、ひょっり知り合いから頂戴したのが、昨日の僥倖でありました♪♪~♪

楽曲としての「蘇州夜曲」については説明不要かと思いますが、初出は李香蘭=山口淑子が主演した昭和15(1940)年の恋愛映画「支那の夜」の劇中挿入歌として作詞:西條八十&作曲:服部良一が提供した、これがなかなかにロマンチックな歌詞に附された洋楽系中華ロメディの素敵な融合という傑作ですから、リアルタイムでは渡辺はま子のバージョンが流行ったと云われていながら、やはり本篇での李香蘭=山口淑子の映像が鮮烈でしたから、昭和28(1953)年頃になって、ようやく再録された本人歌唱のバージョンが有名かもしれません。

しかし、やはり名曲ゆえに夥しいカバーバージョンが今に至るも次々に作られ、お若い皆様にも知られているわけですから、誰のが一番好きかは十人十色の感性でありましょう。

そしてサイケおやじは、その中でもやはり美空ひばりのバージョンが最高に好きでして、如何にもというアルトボイスの節回しから、せつない裏声系ハイトーンの用い方も含めて、本当に伝わって来るボーカルの凄さは絶品ですよっ!

また、狛林正一のアレンジによる原信夫とシャープス・アンド・フラッツの演奏も素晴らしく、当然ながら美空ひばりとのコラボレーションも唯一無二の素晴らしさです♪♪~♪

無用な斟酌ではありますが、ご存じのとおり、「李香蘭」という女優の存在は、当時の日本にとっては国策のひとつであり、だからこそ「蘇州夜曲」にしても、その歴史的背景とか、時代の空気を知らないとカバーする意味が希薄とか云々、そんなこんなの御意見もございましょう。

でも、素直に楽曲や歌唱・演奏を聴いて、何かを感じ取る愉しみをそんな理由・理屈で制限されるのは、まっぴらゴメンというのが、サイケおやじの偽りのない気持ちです。

いや、これは世間一般、大衆のほとんどが同じ気持ちだからこそ、今日まで夥しいカバーバージョンが作られたのだと思いますが、いかがなものでしょう。

ということで、最後になりましたが、この美空ひばりの「蘇州夜曲」をサイケおやじが好きなのは、幾分大袈裟なアレンジとバンド演奏共々、そこはかとないジャズフィーリングが滲み出ているからかもしれません。

そ~ゆ~歌いっぷりの魅力こそが、美空ひばりの真骨頂のひとつと思うばかりです。
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成否不明も…

2017-06-17 19:43:00 | Weblog

PCソフト入れ替えのため、本日の1枚は休載させていただきます。

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追悼:野際陽子

2017-06-16 14:21:38 | Movie

 

野際陽子の訃報に接しました……。

病魔に侵されていたとはいえ、何か突然の悲報が受け入れられない気持ちです。

とにかく、サイケおやじはテレビアクションドラマの傑作「キイハンター(TBS)」にレギュラー出演した野際陽子に一発で魅せられ、自分の母親ほども年齢の離れた彼女に憧れ、露骨に告白させていただければ、ずいぶんと精子を無駄遣いさせられた相手でもありますから、せつないです。

もちろん、前述の「キイハンター」は、彼女が気になる皆様であれば絶対の視聴番組であり、幸いなことに現在、CS「東映チャンネル」において毎週火曜日に放送中ですから、ぜひともご覧いただきとうございます。

中でも今月に流された第80話「暗闇でドッキリ大作戦 」は、特殊な薬品で一時的に盲目にされた野際陽子か潜入捜査で大活躍!

という素晴らしいエピソードで、しかも衣装の超ミニスカ姿が、たまりません♪

しかも慣れない盲目の状態ですから、四つん這いとか、無防備に腰かける時のヒップや美脚のチラリズム、アクション時の見えそうで、ギリギリ見せないという着エロ演技の妙は絶品ですよ♪♪~♪

恥かしながら、これを最初にテレビで見せられた中学生のサイケおやじは、激しく下半身に衝撃を覚えた事は言わずもがな、後々までその残像が蘇ったのは、当時は家庭用ビデオデッキが無かった事による反動的エネルギーの発露とご理解下さいませ。

ちなみに前回、この件を告白した時、野際陽子が転倒して大開脚のパンチラ云々と書いてしまいましたが、今回の「東映チャンネル」での放送を再確認したところ、それはサイケおやじの完全なる記憶違いの妄想でしたので、ここにお詫び申し上げます。

しかし、ここにもうひとつ、チラリズムの極地とも思える演技演出として、見つけ出した書類をガーターベルトに挟んで隠すという秘儀が、さりげなく見せつけられるのも、高得点!

そして、そんなこんなの美味しい場面ばかりじゃ~なく、このエピソードにおける野際陽子の演技と存在感は抜群であり、皆様には激烈にオススメしたいですっ!

幸いにも、今月はまだ再放送が「東映チャンネル」で予定されていますので、ぜひっ!

それともうひとつ、サイケおやじが忘れられないのは、昭和48(1973)年の松竹映画「仕掛人梅安」で田宮二郎と共演した野際陽子の悪女っぷりで、今となっては、こんなに生臭い演技と佇まいは、知的なクールビューティーというイメージの野際陽子とは相容れないものという、その倒錯性が実に最高ですよ♪♪~♪

この作品はDVD化されていますので、気になる皆様はご覧くださいませ。

身代わりバディかもしれませんが、入浴シーンとか、最後の思わせぶりなオチも含めて、映画本篇が傑作になったのも、野際陽子が出ていればこそと思います。

ということで、追悼文でありながら、またまたサイケおやじの本性剥き出しのエロ記事になったのは不謹慎と反省しなければなりません……。

それでも本心を覆い隠しての追悼なんてのも、嘘の上塗りというか、自分の性に合わないもんですから、失礼は百も承知で、ここに忠心より哀悼の意を表したいと思います。

野際陽子、ありがとう、サイケおやじは本当に感謝しております。

合掌。

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