あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

小沢征爾のCDコンサート

2024-05-21 | クラシック
市内の図書館で開催された小沢征爾の指揮による演奏を集めたCDコンサートに行ってきました。

 

受付にあった小沢征爾の関連書物の展示、
これらは全て図書館で借りることが出来ます。

 

プログラムは、皆さんがよく知る曲を選んで来たとのことで、小沢さんのボストン交響楽団時代からサイトウキネン・オーケストラ迄の幅広い選曲となっていました。
今回のオーディオ装置の提供は、司会を務めて頂いた岩谷さんの所有物でした。
スピーカーはスコットランド製のLINNで、広い部屋で鳴らすオーケストラの演奏は少し力不足を感じましたが、自宅から運ぶために小さな機器を持って来たのだそうで、やむを得ないと思いました。
その中で、最後に掛けて頂いたフジコ・ヘミングによる2000年録音の2曲(月の光、ラ・カンパネラ)が強く印象に残りました。
下は、視聴覚室と、当日配布されたプログラムです。
当日の参加者は20名ほどでしたが、次回は10月に開催されるそうです。

 


当日は、2時間という制約の中での選曲だったことからつまみ食いの感が強く、オーディオ的にも欲求不満なところがあったため、自宅に戻ってボストン交響楽団によるブラームスの交響曲1番(1977年3,4月録音)と、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるカール・オルフのカルミナ・ブラーナ(1988年6月録音)を聴きました。

 

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月曜日のクラシック・コンサート

2023-08-14 | クラシック
近くの市民センターで不定期に開催されるコンサート、
前回行ったのはジャズ・コンサートでしたが、今回はピアノ、ヴァイオリンとフルート、チェロ、それにスペシャル・ゲストの加わったクラシック・コンサートでした。

チケットは2ヶ月前に購入し、この日を楽しみにしていました。
下は、チケットと一緒にいただいたパンフレットで、出演者のプロフィールと演奏曲目が掲載されています。
3人は、母(Vessela Pelovska /ベッセラ・ペロフスカ)を中心として、姉(エステル・ペルシオ)と妹(エリーズ・ペルシオ)の家族で、ベッセラさんは、現在フランス国立オペラ座でリハーサルピアニストを努めています。

 

なお当日は、このご家族と以前から親交のあった日本フィルハーモニーのチェロリストである江原 望さんがゲストとして参加されました。(今回のツアーでは、今日が2回目だそうです)
そして、当日会場でいただいたパンフレットに掲載されていた曲目に従って演奏が行われました。
開演に先だって、今野 強さんご夫婦の紹介とご挨拶がありました。
それによると、来日されたご家族は、妹が5歳の時に初めて日本にやってきて、その後は毎年夏になると来日しているそうで、来日する度に坂戸にお住まいの今野さんが色々と面倒を見ているのだそうです。

    

第一部は、パリで活躍している3人にちなんで「パリの空の下セーヌは流れる」でしたが、ピアノ、ヴァイオリン、チェロが順番に登場して演奏に加わるという粋な演出で始まり、2曲目からは今のウクライナに関連して3曲が演奏されました。
その2曲目に演奏されたジョン・レノンの「イマジン」は、ピアノと江原さんとのデュオで、2コーラス目からは姉妹がヴォーカルで参加しました。(江原さんのチェロ演奏は感動的でした)
また、グルック作曲の「精霊の踊り」は、妹のエリーズさんがフルートを演奏しましたが、フルートは数年前から始めたようで、ブレスの部分で音が途切れるようなところもありました。
そして、第一部の最後は「ショパン・タイム」として、ベッセラさんのピアノ・ソロによる7曲が連続して披露されましたが、オペラ座で演奏しているだけあって見事でした。

  

ピアノ独奏の後に、ベッセラさんの日本語による挨拶があり、休憩を挟んで、今度は今野 強さんから「ウクライナや3.11」に関連しての強いメッセージによるアピールがありました。
また、第二部の途中では姉のエステルさんからも挨拶がありました。

  

第二部は、
ピアノとヴァイオリンによるサン・サーンスの「序奏とロンドカプリチオーソ」、
ピアノとヴィオラによるポッパーの「ハンガリア・ラプソディ」、
2人のチェリストによるボッケリーニの「チェロ二重奏曲」,
2人のチェリストにピアノが加わってモリコーネの「ガブリエのオーボエ」と続きました。
2人のチェリストの音色の比較も出来ましたが、エステルさんの音は優しく優雅な音色で、江原さんのほうは男性と言うこともあり、太く力強い音でした。
なお、江原さんの話によると、エステルさんの楽器は200年前のフランス製で、江原さんのほうは20年前に作られた日本製とのことでした。



また、5曲目に記載されていた「イマジン」は間違いで、この日のゲスト出演の江原 望さんのオリジナルである「ハンド」が、力のこもった素晴らしいソロを披露されました。
江原さんは、今回の会場近くにお住まいで、このご家族とは17年ぶりの再会だそうです。
最後は全員で江原さんのアレンジによる「100万本のバラの涙」となり、黒子の人形の参加もありました。

 

また、アンコールの「リベル タンゴ」では、200名の聴衆による手拍子も入って盛り上がり、最後に演奏者と今回のコンサートを主催していただいた関係者が整列してくれました。

 

二部構成のコンサートは、途中15分の休憩を挟んで凡そ2時間、色々と変化に富んだ演奏の数々で、久しぶりにピアノと弦の生音を味わうことが出来ました。

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ピアノフェスティバル 2022

2022-09-25 | クラシック
7月10日のブログで取り上げた今年の富士山河口湖ピアノフェスティバル2022
その中で、4グループが出演する9月24日のコンサートに行ってきました。
当日は、本プログラムの前にピクニック・コンサートがステージ奥の総合公園で開催される予定でしたが、台風15号の影響で中止となりました。
前日からホテルに泊まってこの日に備え、午前9時には雨が止んだので、少しは期待も込めて午前10時には会場に行ったのですが、中止と聞かされて残念な結果となりました。
下の写真は、本来ならば野外コンサートが開催されることになっていた公園と、落ちてしまった多くの栗です。

  

駐車場を会場の近くに確保したことから車を動かすのも躊躇ったため、開演までの5時間をどうしようかと考え、河口湖まで徒歩で行ってくることとしました。
湖畔までは片道40分程で、下の3枚目は河口湖が一望できるロープウエイがある天上山です。

   

また復路で一服したいと思い、立ち寄った和菓子屋さんでお茶をごちそうになりました。
出されたお菓子は芋の甘さが抑えられ、ニッキの香りもアクセントとなり美味しかったので、お土産に購入しました。
ちなみに、往復の万歩計は13,500を越えていました。

  

前置きが長くなりました。
午後2時15分を過ぎて開場となりましたが、関東一円からの車とバスで来られた人もいました。
当日は2,500名を超える聴衆で満席状態でしたが、4枚目の写真は演奏終了後に帰宅する聴衆の車です。
(会場内は撮影禁止のため、画像はありません)

 

下は、当日会場で頂いたプログラムで、開演に先立ち辻井伸行さんからの挨拶がありました。
その中で、「ピアノ・ガラコンサート」という言葉を強調されていました。
その言葉通り、当日はピアノを中心としてそれぞれ変わった4つのプログラムが組まれていました。

  

STAGE1ではヴァイオリン、チェロ、ピアノによる「坂本龍一曲集」で、6曲が演奏されましたが、4曲目の「シェルタリング・スカイ」が印象に残りました。

STAGE2の加古隆クァルテットは、同メンバーによる活動が10年以上続いているそうで、1曲ごとに曲に纏わる経緯も話してくれました。
曲目は、映画音楽(散り椿)や、NHKの番組(世紀の映像)からのものが取り上げられ、全員がベテランらしい堂々とした演奏ぶりで、特に植木さんのチェロのソロが素晴らしかったです。
また、特別に「黄昏のワルツ」をアンコールで演奏してくれました。

当日の目玉となるSTAGE3は、辻井伸行&フレンズで、ショパンのピアノ協奏曲第1番が、6人の弦楽奏者と共に室内楽版として演奏されました。
辻井さんの演奏は言うに及ばず、弦の鳴りは一つ一つの楽器が聞き取れるようで素晴らしく、その中で、2楽章のロマンツェ、ラルゲットにおけるピアノと美しい弦の響きが会場に広がり、全体を通してコントラバスのピチカットが印象に残りました。
そして、演奏が終わっても拍手が鳴りやます、2度のカーテンコールがあり、それに応えてショパンに関連して「練習曲10-12革命」を、力強い演奏で披露してくれました。

STAGE4のトリを務めたのは山下洋輔カルテットで、最初に山下さんから挨拶がありました。
彼は前日、名古屋から新幹線に乗りこちらの会場に来られたのですが、台風15号の影響により豊橋と浜松で長時間に渡り停車したため新幹線の中で一夜を過ごすことになり、急遽三島からこちらの会場に向かい18時間掛かってやっとのことで到着したのが開演1時間前の午後2時だったため、リハは残りの3人で行ったことからぶっつけ本番のステージでした。
演奏曲目は、以下の5曲で、
1) FOR ONE TAKE
2) グガン
3) 幻燈辻馬車
4) AUTUMN LEAVES(枯葉)
5) GROOVIN’ PARADE
枯葉以外は、全て山下さんのオリジナルでした。

その中で、故岡本喜八監督が構想していた映画のタイトルとなった「幻燈辻馬車」における川嶋哲郎のフルートは美しく、ステージ上で急遽打ち合わせが行われ、時間の関係で急遽取り入れたという「枯葉」では、本田珠也のドラム・ソロが強烈で、スティックの先端が折れて飛びました。
そして、「GROOVY PARADE」における坂井紅介のベース・ソロでは、8小節毎のフレーズの6、7拍目に聴衆の手拍子が重なって全員参加の演奏となるなど、非常に盛り上がったステージが繰り広げられました。
また、80歳になった御大の肘鉄を交えたピアノ演奏は相変わらずで、いつもと変りありませんでしたが、クラシックを中心とした聴衆の前と言うこともあり、美メロで非常にスムースな流れのアドリブを披露していました。
それから辻井さんが、この演奏を体を揺らせながらステージ横で聴いていたのが印象に残りました。

今回使用されたピアノは、ヤマハとベーゼンドルファーの2台で、この演奏会のために東京から運んできたのだそうです。
このホールは初めて来ましたが、音の響きも中々良かったです。
この日の演奏で、加古隆のみがベーゼンドルファーを使用していましたが、ヤマハの音は硬質で煌びやかで、一方のベーゼンドルファーは一層豊かな響きが素晴らしかったです。
4つのプログラムが終了したのは午後7時前で、各々休憩を挟みながらも凡そ4時間の演奏会で、十分元が取れる充実したコンサートでした。

以下の2枚のCDは、今回のコンサートで演奏された曲が入っているもので、
1)仲道郁代がワルシャワ国立フィルと演奏したショパンの「ピアノ協奏曲第1番」
2)山下洋輔トリオに川嶋哲郎が参加してフルートで演奏している「幻燈辻馬車(Illusional Carriage)」が収録されているニューヨーク・トリオ結成20周年アルバム「トリプル・キャッツ」
今日はこの2枚を、昨夜の演奏を思い出しながら聴きました。

 

なお、このコンサートの模様は昨年に続き、今回も後日BSフジで放映があるそうです。

[ 22.10.2追記 ]
後日、手持ちのCDをチェックしたところ、ライブ当日に山下洋輔グループが演奏した曲が更に2曲ありましたので、記録として残しておきます。
1)山下洋輔ニューヨーク・トリオ+1の「ミスティック・レイヤー」には、川嶋哲郎が数曲で参加しており、この中に「GROOVIN' PARADE」が収録されていました。
演奏時間は3分45秒と短かいですが、川嶋のプレイは当日の演奏より激しいです。
レコーディングは2005年11月となっており、アルバムでの共演はその時以来となります。
2)川嶋哲郎のファースト・アルバムである「エターナル・アフェクション」は、最初のレコーディングながらバックはケニー・バロンを始めとしたそうそうたるメンバーを従えての演奏集で、「枯葉」が収録されていました。
但し、この曲はピアノレス・トリオですが、演奏はあの日のプレイを思い出させる内容となっています。

 

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ピアノ・フェスティバルのチケットを購入しました

2022-07-10 | クラシック

9月22日(木)~25日(日)で開催される「富士山河口湖ピアノ・フェスティバル2022」の24日(土)のチケットを手に入れました。                                            このコンサートは、辻井伸行さんがプロデュースするもので、今年は第2回となります。                

 

このイヴェントを知っていながら昨年はチケットを入手できなかったので、今年は地元の方にお願いして先行手配していただきました。                                        手元に届いたチケットはなんとアリーナ席で、当日の12時から会場の奥にある広場で無料の「ピクニック・コンサ―ト」も手に入れることが出来ました。                            

  

当日の公演は、「ガラ・コンサートⅠ PIANO+」となっていて、出演者は              1.川久保賜紀 遠藤真理 三浦友理枝トリオ                           2.加古隆カルテット                                      3.辻井伸行&フレンズ                                     4.山下洋輔スペシャル・カルテットで、その前に開催されるピクニック・コンサートは、辻井さん達のピアノ演奏という、豪華プログラムです。

 

昨年開催されたこのコンサートは、加古隆や小曾根真も出演しましたが、この模様は、昨年暮れにBSフジで放映されました。                                      その中から辻井さんのコメントと、野外で開催された「ピクニック・コンサート」から、

 

そして、メイン・ステージでのオーケストラと演奏された「ラプソディ・イン・ブルー」の一コマです。

 

24日は、クラシックとジャズの両方が聴けそうで、今から楽しみです。

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ベンジャミン・ブリテンの宗教曲

2022-03-24 | クラシック
連日報道されているロシアのウクライナへの軍事侵攻から1ヶ月が経ちました。
ロシアの無差別攻撃と、どうすることもできないウクライナの一般市民、
激しい爆撃により拡大する被害状況を目のあたりにして、心を痛める毎日が続いています。

そんな中で、過去に掲載したことがあるブリテンの戦争レクイエムを繰り返し聴きました。

   

一刻も早く終戦となり、ウクライナの人々に再び平穏な日が訪れることを願ってやみません。

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ドボルザークの交響曲第9番

2021-03-01 | クラシック
ドボルザークの交響曲第9番「新世界より」
彼の交響曲の中では最もポピュラーな1曲ですが、私はこの曲に対して特別な思い出があります。
時は1969年6月のヴァーツラフ・ノイマンとチェコ・フィルの来日でした。
かねてから来日したらぜひ東京公演(新宿厚生年金会館)を聴いてみたいと思っていましたが、チケット代が高額で購入することが出来ず、生演奏を聴くことが叶いませんでした。
その時、知人の中にクラシックに強い先輩がいて、チェコ・フィルと言うならばノイマンではなくて、カレル・アンチェルだよと教えてくれたことを今でも記憶しています。

そんな経緯があって、最初は1981年10月に録音されたものを日本コロムビアのCDで聴いていました。


その後、ヴァーツラフ・ノイマンの1972年録音のレコードに出会うことが出来たことで、暫くはこのレコードを愛聴していました。
  


そして、最近になってカレル・アンチェルの指揮によるレコードを手に入れることが出来ました。
このレコードの録音時期ですが、ジャケットに「STEREO」のシールが貼ってあることから、ステレオ初期の1960年前後の録音ではと思われます。(1961年12月6日録音のCDも発売されていますが)
そのため、このレコードは、アンチェルがチェコ・フィルと共に初来日した1959年に近いこともあり、当時の思いを巡らすにも都合が良いです。
また、このレコードは重くしっかりした作りとなっていて、上記のアルバムに比べて弦の鳴りの重厚さと、管楽器や打楽器のメリハリがとても上手く収録されています。
付け加えるならば、今から60年近く前の盤でありながら、レコードにありがちなノイズがほとんどありません。
よって、私にとってこれがこの交響曲の決定盤となりました。
  

なお、余談ですが第二楽章のLargoの中の「Goin' Home」をボサノバにアレンジして演奏しているアイク・ケベックのSOUL SAMBAも愛聴盤として聴いています。

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ジャクリーヌ・デュ・プレの演奏集

2019-10-01 | クラシック
ジャクリーヌ・デュ・プレの演奏が詰まった5枚のLPを購入しました。
これはワーナーからの再発盤ですが、ジャケットだけはオリジナルの雰囲気があります。

 

エルガー、ハイドン、シューマン、サン・サーンス、ドボルザークのチェロ協奏曲は、一部の曲でダニエル・バレンボイムとの共演もあります。
以前から聴いてみたかったものもあり、これから順番に楽しみたいと思います。
    

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吹奏楽によるサマー・コンサート

2017-08-07 | クラシック
浜松基地を拠点とし、各地で演奏活動を行っている航空自衛隊 中部航空音楽隊を迎えてのサマー・コンサートが、富士吉田市の「ふじさんホール」で開催されました。
台風5号の影響から大雨警戒警報が発令される中で、500人は入る会場が、開演間際の6時過ぎにはほぼ満席となりました。
 

会場で頂いたパンフレット、
当夜の演奏曲目と、音楽隊のプロフィールが記載されていました。
 

会場内の壁には、この音楽隊の活動内容も紹介されていました。
  

そして、コンサート、
最初を飾った曲は、“あ~たまを雲のうえにーだ~し”で始まる「ふじさん」を、軽快なマーチに仕立てたその名も「ふじの山」で、3曲目の「ラヴェンダーの咲く庭で」では、美しいフルート・ソロも披露されました。
  

久しぶりに聴いた吹奏楽は、金管楽器と木管楽器の調和が素晴らしく、中音部の響きが心地よかったコンサートでした。

この会場で演奏を聴くのは2015年7月のグラシェラ・スサーナのコンサートに続いて2度目ですが、前回も台風11号の影響を受けた日であり、有難くないことに、なぜか台風に縁があります。

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大栗 裕の吹奏楽曲

2016-09-03 | クラシック
先日NHK BSのクラシック倶楽部で、大栗 裕の吹奏楽曲が放映されました。
曲は「大阪俗謡による幻想曲」で、渡邊一正指揮によるオオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ(旧大阪市音楽団)の演奏でした。
この曲は、1955年(昭和30年)に管弦楽曲として作曲されたものですが、大阪市音楽団の依頼により改編され、1974年に同楽団が初演していました。
この曲が映像で見られるのは、非常に珍しいので早速収録しました。
  


大栗 裕といえば、過去に日本吹奏楽連盟の委託により吹奏楽コンクールの課題曲として「吹奏楽のための小狂詩曲」を作曲しており、1966年の高校、一般の部用として使われ、この時の高校の部は天理高等学校が優勝しています。
この両方の曲を朝比奈隆の指揮している「大栗 裕作品集」というアルバムがあります。
 

この2曲を続けて聴いてみましたが、同じ雰囲気を持っており、日本的旋律の中でわらべ歌や賑やかな祭りの情景が次々と浮かんできます。
なお「吹奏楽のための小狂詩曲」は、吹奏楽コンクール課題曲集 VOL.1 1962 ~ 1969(Sony SRCR 2205)、およびオランダ王立海軍軍楽隊名演集(PHILIPS PHCP-20265)の中にも収録されています。
  

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山下洋輔の作品

2014-08-29 | クラシック
ジャズ・ピアニスト、作曲家、エッセイスト、作家と多彩な顔を持つ山下洋輔、彼の作品をクラシック演奏家が取り上げた演奏の一部を並べてみました。

「茂木大輔 オーボエ & ウインズ / 山下洋輔組曲」 マイスター・ミュージック MM-1061
  
オーボエ奏者の茂木大輔をリーダーとしたクラリネットとファゴットのトリオ、この3人が繰り広げる山下の作品の他、ミンガス、モンクなども・・・
どの曲も、しっかりとしたテクニックで、一糸乱れぬ演奏、こうして聴いてみると、これはジャズ演奏家の作品を基にした完璧なクラシック音楽です。


「ラプソデイ・イン・ブルー / 山下洋輔」 キティ・レコード H33K 20062

前半の5曲はピアノ・ソロで、後半のピアノ五重奏曲(3曲)はストリングス・カルテットとの共演です。
1曲目の「無伴奏チェロ」の出だしは神妙に、後半はお得意の「手クセ」を披露、
2曲目のショパンの「ノクターン」は、映画「愛情物語」のカーメン・キャバレロの演奏で有名ですが、ここは山下流解釈のノクターン、
3曲目の「ラプソディ・イン・ブルー」では“ ピアノは小さなオーケストラ ”の如く、鍵盤の低音から高音までをフルに使い、オーケストラの音として鳴り響かせています。
4曲目の「乙女の祈り」も山下流演奏ですが、後半のアドリブの中で「ユーモレスク」の一節を織り交ぜているところなどはご愛嬌です。
5曲目の「ユーモレスク」と、6曲目以降の「ピアノ五重奏曲」はライブ演奏で、第三楽章ではピアノと弦楽器の対峙も聴かれます。


「佐渡裕/山下洋輔 / ピアノ協奏曲第1番 《エンカウンター》」 エイベックス AVCL-25163
  
山下洋輔作曲の4楽章からなるコンチェルト、
初演は2000年1月9日、オペラ・シティのニューイヤー・コンサートです。
その後、国内外で再演を重ね、2004年11月12日、イタリア・トリノでの演奏となりました。
サブ・タイトルに「即興演奏家のためのエンカウンター」とあり、ピアノ・パートは書かれた部分とアドリブ部分がある訳で、第4楽章では締太鼓も加わり、2人の掛け合いも行われています。
ピアノ・パートでは随所にお得意の「手クセ」が出てきて、他のピアニストには真似できない演奏となっています。
この演奏、指揮者の佐渡裕、編曲者の栗山和樹、そして締太鼓の植村昌弘にも拍手を送りたいと思います。

そして、アンコールのラヴェルの「ボレロ」、
全編ピアノだけで演奏されていて、オーケストラでは打楽器が担当する特徴あるリズム部分を、終始左手で弾き続けるところは、“あっぱれ”と言うほかありません。

音楽をジャンル分けすることは適切ではありませんが、これがジャズかクラシックかと言えば・・・
やはりクラシックと言うことになるでしょう。


山下洋輔のサイトに以下の記事が載っていました。
「山下洋輔 encounters 茂木大輔×東京フィルハーモニー交響楽団」
山下洋輔が茂木大輔を指揮者に迎え、「シンフォニック・ジャズ」を演奏するコンサートを開催します。
曲目は、都内でオーケストラと共演するのは久しぶりのガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」と、自作コンチェルト第1番《エンカウンター》第4楽章ほか。
《エンカウンター》第4楽章は、昨年のシエナ・ウインド・オーケストラとのツアーでは挾間美帆編曲による吹奏楽版を演奏しCD化されましたが、今回は栗山和樹編曲のオーケストラ版で、締太鼓には初演時にも演奏した植村昌弘を迎えます。
2014年11月24日(月・祝)の15時、江戸川区総合文化センターにて開催、チケットは好評発売中です。(Aug 4, 2014)


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