あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

私の愛聴盤(第173回)

2023-01-29 | 私の愛聴盤
私の愛聴盤の第173回は、マイク・ノックの「ONDAS」です。

「ONDAS」ECM 1220
  
1. FORGOTTEN LOVE
2. ONDAS
3. VISIONARY
4. LAND OF THE LONG WHITE CLOUD
5. DOORS
MIKE NOCK (p) EDDIE GOMEZ (b) JON CHRISTENSEN (ds)
録音 1981年11月

マイク・ノックの初期のフュージョン・バンドである「フォースウエイ」からは全くイメージが沸かない演奏集で、録音場所がオスロということもあり、これまでのマイクとは全く異なり、ECMレーベルにおけるヨーロッパの美メロピアニストに変身しています。

1曲目の「FORGOTTEN LOVE」は、3拍子による4小節ごとのパターン化されたリズムの上を、マイク・ノックによるピアノの澄んだシングルトーンが美しく、中程ではエディ・ゴメスのソロを挟んで、再び最初のメロディが登場し、ヨン・クリステンセンのドラムも前に出て三者一帯の演奏となります。
16分を超す演奏の中で、マイク・ノックの左手は最初から最後までパターン化されたリズムを刻みながらの1曲です。
一方、タイトル曲となっている「ONDAS」は、スロー・テンポの演奏で、ピアノをいかに美しく響かせるかに徹しており、これに何時ものエディ・ゴメスらしからぬベースが絡見ながら進行して行きます。
レコードB面に移って「VISIONARY」は、ベースラインに特徴がある美しいメロディの曲で、3者がそれぞれ対等に主張しており、ピアノ・トリオとしてバランスのとれた演奏です。
「LAND OF THE LONG WHITE CLOUD」は、繰り返されるメロディに特徴があり、ポール・ブレイからの影響も感じられ、エディ・ゴメスのソロとの調和も魅力的です。
「DOORS」は、アレンジされたの演奏の中で、ヨン・クリステンセンのダイナミックなドラミングが素晴らしいです。

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久しぶりの映画鑑賞

2023-01-27 | 日記
本日封切りされた話題の東映映画、
“レジェンド&バタフライ” を早速観てきました。
 

チケットを購入したら “織田ちん” が付いてきました。(気が利いてるね)
  

木村拓哉と綾瀬はるかによるメインキャストの演技は見事で、感動と壮絶なラストシーンまで、およそ3時間があっという間でした。
映画館は最前列を除いてほぼ満席状態で、この映画の話題性を肌で感じたところです。

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イタリア文化会館-大阪からのメッセージでパオロ・フレスを(CD)

2023-01-25 | JAZZ (CD)
過去にイタリアのトランペッターであるパオロ・フレスについて、最初のアルバムと30年後の「パオロ・フレスの30年」を取り上げましたが、先日この記事を見ていただいたイタリア文化会館-大阪の方から下記のメッセージをいただきました。

Unknown (イタリア文化会館-大阪)
2023-01-17 15:12:02
突然のコメント失礼いたします。
パオロ・フレスについての記事を探していたところ、こちらに辿り着きました。
音楽の知識の深さに引き込まれながら拝読いたしました。

イタリア文化会館-大阪は、イタリア文化の普及と日伊友好・交流の促進を目的としたイタリア外務・国際協力省の海外出先機関です。当館では、コロナ禍でイベントを開催することが困難な時期であっても、イタリア文化の普及を中断することなく、日伊間の友情を深めていこうとオンラインイベントサイト「Eventi Online」を運営しています。

先月、Eventi Online上で、岐阜県坂祝市とイタリアのマラネッロ市の友好都市提携10周年を祝うオンラインコンサートを公開いたしました。パオロ・フレスと、フェラーリのデザイナーでありピアニストのフラヴィオ・マンゾーニがタッグを組んだ、今回限りのスペシャルデュオの独占ライブとなっています。
こちらのブログを拝読し、このオンラインコンサートにご興味を持っていただけるのではないかと不躾ながらコメントさせていただきました。突然で申し訳ございませんが、ご感心をお持ちいただけましたら下記のリンクよりご覧ください。


ICC OSAKA Eventi Online(Paolo Fresu & Flavio Manzoni Live)

また、ご覧頂いた感想を音楽好きのお友達などにシェアしていただけますと幸いでございます。


そんなことからパオロ・フレスのアルバム(CD)を取り出してみたところ、2014年録音の「!30」が最後で、それ以前に集めたものばかりでしたが、他の奏者がリーダーのものを含め20枚ありました。


その中から、何枚かをピックアップして聴いてみました。
最初はコンセプトがしっかりした自作曲集ですが、発売当時都内のショップでは見つからず、大阪出張時に梅田の今は無きL社で購入したもので、ミュート・プレイが抜群のバラード集です。
「NIGHT ON THE CITY」OWL 081

マイルス・ライクな「音」を静かに楽しむことができる1枚です。


続いては「Angel」というグループからの2枚で、ギタリスト(一部ギター・シンセサイザーを使用)のニューイン・リーが加わった斬新な演奏集です。
「Angel」BM 74321558642 

最初と最後にスタンダードを置いた粋なプログラムで、ギターが入ったことで従来とはガラッと変わったユニークなサウンドとなっており、1曲だけヴォーカルが入った聴き応えある1枚です。

「METAMORFOSI」BM 74321652022

これもギタリストのニューイン・リーが参加していることから、彼の個性が全体を支配しており、アコースティックとエレクトリックの配分が絶妙で、後期のマイルス・デイビス・バンドのサウンドを彷彿させるところがありますが、やはりヨーロッパの香りがします。


続くこちらもギタリスト(ファビオ・ゼッペテッラ)が参加しているカルテット演奏です。
「GREETINGS FROM」 AL 73184

これは、ファビオ・ゼッペテッラが全曲を提供しており、一部でアコースティック・ギターを使用していることからも、サウンドがガラリと変わってファンタスティックな演奏集です。


次は、ドラマーのアルド・ロマーノのリーダー・アルバムに参加したもので、トロンボーンとの2管によるピアノレス・カルテットの2枚です。
大文字、小文字の違いがありますが、なぜかアルバム・タイトルが同じです。
「Palatino」LBLC 6585       「PALATINO」 LBLC 6605
 
ベニタの美しいベース・ラインにのって、トランペットとトロンボーンが絶妙の会話を繰り広げており、中でもフレスの叙情的なオープンと陰影感のあるミュート・プレイが魅力的です。


次は4人が対等となったアルバムで、フレスはトランペット、フリューゲルホーンの他に、エレクトリック・マルチフェクトを使っています。

そのエレクトリック・マルチフェクトが、1曲目から活躍しており、4人によるスインギーで中身の濃い演奏が展開されています。


最後は全曲スタンダードとミュージシャンのオリジナルで占めたアルバムです。
「BALLADS」 CDH 366-2

フレスがアルバム全体をこのような曲で埋めるのは他に無く、彼のスタンダード解釈をじっくりと味わうことが出来る1枚で、相方を務めるティノ・トラカンナ(ts)が絶妙のサポートをしているし、ピアニストのロベルト・チッペリも好演しています。

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モンクとロリンズの共演盤

2023-01-22 | JAZZ
これも再発盤ですが、セロニアス・モンクとソニー・ロリンズが共演したアルバムで、ジャケットはオリジナル盤と異なり、タイトルも変わっています。

「WORK!」 PRESTIGE 7169
  
1. THE WAY YOU LOOK TONIGHT
2. I WANT TO BE HAPPY
3. WORK
4. NUTTY
5. FRIDAY THE 13TH
THELONIOUS MONK (p) SONNY ROLLINS (ts) JULIUS WATKINS (fhn)
PERCY HEATH (b) TOMMY POTTER (b)
WILLIE JONES (ds) ART BLAKEY (ds) ART TAYLOR (ds)
録音 1953年11月13日、54年9月22日、10月25日

このアルバムは3つのセッションを収録していて、最初の2曲がロリンズをリーダーとしたカルテット演奏です。
この録音当時、モンクが35歳、ロリンズは22歳と共に若いですが、主役の一角を担うロリンズは、最初の2曲において豪快でスインギーなプレイを披露しており、アドリブにおいても次から次へとスムースな展開を見せています。
一方のモンクは、伴奏部分でロリンズの引き立て役に徹していますが、自身のソロでは独特のリズムとアクセントで強い個性を発揮しています。
続く2曲は同じPRESTIGEレーベルにある彼のトリオ・アルバムと同じ日の演奏ですが、ソロでもバックに回った時も同じようにタッチが明瞭で、メロディとハーモニーの独特な世界を作っています。
よく知られた「NUTTY」におけるアクセントとリズムの微妙なタイミングや、パーシー・ヒースのベース・ソロに合わせてコードを叩く部分などは正にモンクの世界であり、モンクと相性抜群のアート・ブレイキーのドラミングも素晴らしいです。

最終曲の「13日の金曜日」は、ジュリアス・ワトキンスの力一杯に吹くフレンチ・ホーンが珍しいですが、この演奏に纏わる経緯を知ってから聴くと、不安定な演奏が一層際立って聞こえます。
その中でモンクのプレイだけはいつもと変わらず淡々と演奏をこなしています。

下記のオリジナル盤のジャケットは、再発盤とは全く違います。


コメント (2)
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ソニー・ロリンズ・プラス4

2023-01-15 | JAZZ
ソニー・ロリンズが、クリフォード・ブラウン・グループのメンバーを伴って録音したアルバムですが、掲載したのは再発盤で、ジャケットの図柄もオリジナル盤とは異なります。

「SONNY ROLLINS PLUS 4」 PRESTIGE 7038
  
1. VALSE HOT
2. KISS AND RUN
3. I FEEL A SONG COMIN‘ ON
4. COUNT YOUR BLESSING INSTEAD OF SHEEP
5. PENT-UP HOUSE
SONNY ROLLINS (ts) CLIFFORD BROWN (tp) 
RICHIE POWELL (p) GEORGE MORROW (b) MAX ROACH (ds)
録音 1956年3月22日

このアルバムは、本来ローチ=ブラウン・クインテットとなるべきですが、レコード会社の契約の関係からソニー・ロリンズが表に出ています。
そのロリンズは、ドラッグを絶つために表舞台からは身を引いていた時期ですが、ハロルド・ランドが家庭の事情でグループを離れることになったことで、ブラウンの依頼によりランドの代役としてここに参加しています。
ロリンズが作曲した「VALSE HOT」と「PENT-UP HOUSE」では、バックのスインギーなサポートを受けブラウンと共に豪快ではつらつとしているし、ブラウンは5曲のすべてにおいてのプレイが素晴らしいです。
また、ブラウンが抜けたカルテットで演奏される「COUNT YOUR BLESSING INSTEAD OF SHEEP」は、2分30秒のショート・トラックながらロリンズの歌心と、リッチー・パウエルの淡々としたソロを聴くことが出来ます。
なお、クリフォード・ブラウンは、56年6月26日にリッチー・パウエルと共に自動車事故で亡くなってしまったため、彼の公式録音としては最後の記録です。


下記は「PLUS 4」のオリジナル盤のジャケットと、同じメンバーでクリフォード・ブラウンがリーダーとなったエマーシー盤で、56年1月から2月に掛けて録音されています。

 

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チェット・ベイカーとアート・ペッパーの共演盤

2023-01-08 | JAZZ
パシフィック・ジャズ・レーベルにある「ピクチャー・オブ・ヒース」というアルバムは、このレーベルが60年代に新パシフィック・シリーズとなった際に再発されたもので、最初に発売された「プレイボーイズ」のジャケットの方が知名度がありますが、下段のジャケットの方が演奏のリアリティがあります。

「PLAYBOYS」 PJ-1234


「PICTURE OF HEATH」 PACIFIC JAZZ PJ-18
  
1. PICTURE OF HEATH
2. FOR MILES AND MILES
3. C. T. A.
4. FOR MINORS ONLT
5. MINOR YOURS
6. RESONANT EMOTIONS
7. TYNAN TIME
CHET BAKER (tp) ART PEPPER (as) PHIL URSO (ts)
CARL PERKINS (p) CURTIS COUNCE (b) LAWRENCE MARABLE (ds)
録音 1956年10月31日

この2枚は、レコードで言うA面とB面の曲の配置が入れ替わっています。
収録されている全7曲の内、5曲がジミー・ヒースの曲ですが、彼には今回と同じタイトルの「PICTURE OF HEATH」というアルバムがあり、かってこのブログで掲載したことがありました。
一方、本アルバムの残り2曲はアート・ペッパーが提供していて、チェット・ベイカーとアート・ペッパーの共演ということからも演奏は充実しています。
また、管楽器の3人が白人、ピアノ以下のリズム陣が黒人という、1956年という時代では少し珍しい組み合わせとなっていますが、合奏とソロがうまく融合し、淡泊でありながらもハード・バップの魅力が詰め込まれています。
特にソロの部分では、インプロバイザーとしてのベイカーとペッパーの絶妙なアドリブが素晴らしく、たった一度の共演というのが惜しい1枚です。

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2023年最初の1枚(THE GREAT KAI & J.J.)

2023-01-03 | JAZZ
今年最初の1枚は、インパルス・レーベルの最初のレコードです。

「THE GREAT KAI & J.J.」 A-1
  
 1. THIS COULD BE THE START OF SOMETHING (*)
 2. GEORGIA ON MY MIND (*)
 3. BLUE MONK (*)
 4. JUDY (**)
 5. ALONE TOGETHER (**)
 6. SIDE BY SIDE (*)
 7. I CONCENTRATE ON YOU (*)
 8. THEME FROM PICNIC (**)
 9. TRIXIE (**)
10. GOING, GOING, GOING!(**)
11. JUST FOR A THRILL (**)
J.J.JOHNSON, KAI Winding (tb) BILL EVANS (p)
PAUL CHAMBERS (b)  ROY HAYNES (ds) (*)
TOMMY WILLIAMS (b) ART TAYLOR (ds) (**)
録音 1960年

カイ・ウインディング とJ.J.ジョンソンの2トロンボーン、ビル・エヴァンスのピアノ、それに2組のベース、ドラムスによる豪華な編成によるインパルス・レーベルの最初の作品です。
年の始めの1枚にふさわしく、1曲目の「THIS COULD BE THE START OF SOMETHING」は、8小節のドラム・ソロに続いてアップテンポで爽快な演奏でスタートします。
いずれの曲も、右チャンネルからはカイが、左チャンネルからはJ.J.が聞こえ、エヴァンスを始めとするバックは中央に位置しています。
ゆったりとしたテンポで演奏される「GEORGIA ON MY MIND」は、先発するカイがテーマを吹く後ろで、J.J.がオブリガードを付け、サビに入るとデュオでハモるというとてもリラックスした演奏となっており、アドリブでのJ.J.と続くカイの音色の違いも楽しむことが出来ます。
「BLUE MONK」では、エヴァンスによる印象的なワンコーラスのピアノ演奏に導かれて、続く2人の伸び伸びとしたプレイが最後まで続きます。
「JUDY」では、作曲者のJ.J.、それにカイのソロに続いて、エヴァンスのソロにも多くのスペースが与えられています。
2トロンボーンによるソフトなサウンド、ソロ、それにハモるデュオと、聞き所がたくさんありますが、それらは有名曲が多く集まっているA面に収録されている1~6に集中しているように思いますが、B面の最初に収録されている「 I CONCENTRATE ON YOU」は、テーマ部をハモりながら演奏しており、それがファンファーレの様な雰囲気を持っており、続くソロではお互いにミュートを駆使しして変化をつけています。

休みを使ってインパルス・レコードに関する本を読んでいたら、この録音に関する記事が掲載されていて、J.J.ジョンソンは、ルディ・ヴァンゲルダーのスタジオを嫌っていたのですが、プロデューサーのクリード・テイラーの説得により実現されたようです。
 

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2023年元旦

2023-01-01 | 日記
明けましておめでとうございます
今年は皆様にとって良い年でありますように祈念しています

写真は、以前羽田から上海行きの飛行機に搭乗した際に、コンパクトカメラで機内から撮ったものです。
冬の晴れた日であったことから、河口湖が眼下に、左側に富士吉田市内が、その奥に山中湖が見えます。
更に、その奥に見える三日月型の光った部分は芦ノ湖です。

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