あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

私の愛聴盤(第167回)

2022-07-31 | 私の愛聴盤

第167回は、ジョン・スコフィールドがリッチー・バイラークを加えたカルテットでのライブ盤です。

「JOHN SCOFIELD LIVE」 enja 3013
  
1. V.
2. GRAY AND VISERAL
3. LEAVING
4. SOFTLY AS IN A MORNING SUNROSE
JOHN SCOFIELD (g) RICHIE BEIRACK (p) GEORGE MRAZ (b) JOE LaBARBERA (ds)
録音 1977年11月4日

このアルバムが録音された1977年は、先の日野皓正との共演盤である「MAY DANCE」と同じ年の録音で、ジョン・スコフィールドをその時の演奏と聴き比べてみると、バックを支えるリズム陣が何れもベテラン揃いであることもあり、半年後に録音されたこちらは、テクニックに力強さも加わっています。

収録されている4曲はライブともあって、いずれも10分を越えるロング・バージョンで、特にA面2曲はスコフィールドのオリジナルであり、冒頭の「V」は面白いテーマをもっており、2曲目の「 GRAY AND VISERAL」は6/4拍子による曲ですが、ベース・パターンが最初から最後まで曲を支配していて、それにスコフィールドの重厚なテーマが被さり、ソロにおいても変則リズムの上を粋なフレーズが延々と続きます。                                        また、後半でソロを取るジョージ・ムラーツのエレキ・ベースも鮮やかな手並みを披露しています。

B面2曲は、リチャード・バイラークの書いた美しい曲や、スタンダードをどのような解釈でバイラークが演奏するか聴きどころとなっています。                            その「LEAVING」は、ピアノ・ソロによる長い序奏を経て、スコフィールドがシンプルにテーマを弾き、アドリブに入っても冷静でスマートな演奏となっていますが、続くバイラークは対照的に激しく熱いソロを披露しています。                                          最終曲の「 SOFTLY AS IN A MORNING SUNROSE」は、バイラークがフリーな演奏でテーマ部分を1コーラス弾いた後、イン・テンポになってスコフィールドが再びテーマを演奏しそのままアドリブへと進んで行き、途中では倍テンポによる粋なアドリブも披露します。                 その後は、ピアノ~ドラムスへとソロがリレーされ、15分を越える長い演奏が終わります。

ジョン・スコフィールドは、1951年12月生まれであるからして、このライブ・レコーディングは26歳になる前のデビュー間もない演奏ですが、彼の実力を遺憾なく発揮した記憶に残る1枚だと思います。

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今朝の富士山

2022-07-31 | 富士山

今から1時間ほど前の午前7時過ぎ、忍野八海の近くに住む知人から1枚の写真が送られてきました。
自宅の2階から撮ったものだそうです。
非常に珍しいので、早速ブログにアップしました。


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2022年7月の富士山(第2回)

2022-07-28 | 富士山
今朝は早起きしたので、定宿の窓から1時間ほどの間、夜明けの富士山を眺めていました。
午前4時47分頃、頂上に朝日が当たってきました。
この時間、登山者の方たちはさぞかしご来光に感動していることと思います。

    

なお、明29日(金)は、毎年恒例の富士登山競争が開催されます。
コースは、富士吉田市市役所を起点として、山頂コースと、5合目コースの2種類があり、写真の山小屋の灯が吉田口登山道で、山頂まで行く走者はここを駆け抜けていきます。
好天気の中で、好成績が生まれることを期待しています。

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ジャッキー・マクリーンのワン・ホーン・アルバム

2022-07-25 | JAZZ

ジャッキー・マクリーンがソニー・クラークを迎えて録音したワン・ホーン・アルバム

「TIPPIN’ THE SCALES」 BLUE NOTE ST-84427
  
1. TIPPIN’ THE SCALES
2. RAINY BLUES
3. NURSERY BLUES
4. NICELY
5. TWO FOR ONE
6. CABIN IN THE SKY
JACKIE McLEAN (as) SONNY CLARK (p) BUTCH WARREN (b) ART TAYLOR (ds)
録音 1962年9月28日

4人編成であることからして、ジャッキー・マクリーンとソニー・クラークの演奏をたっぷりと聴きたいと思い購入してみましたが、このアルバムは過去にキング・レコードから発売された下のレコードと同一内容のものでした。
そこで、演奏の他に音質についても聴き比べてみましたが、リマスタリングされた上記のアルバムの方がクリアで音粒がはじけるようであり、キング盤の音質については、過去に好評価であったことを記憶していますが、それを上回る結果でした。
レコード・ジャケットの内側には、このシリーズの特徴である参加メンバーの写真が載っていて、これも楽しみの一つですが、Wジャケットのため収納スペースを多くとるのが悩みです。

マクリーンは、このレーベルに多くの録音を残していて、このアルバムあたりから先のものはメンバーと共に新しい感覚を取り入れた演奏が多くなりますが、これは従来のハードバップの塊の演奏集で、聴く前から大体の予測が出来て安心感があるのも事実です。
収録曲の中で唯一のスタンダードである「CABIN IN THE SKY」は、メロディを美しく歌いあげるマクリーンに続いて、クラークのシングル・トーンが素晴らしいです。

  

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2022年7月の富士山

2022-07-24 | 富士山

7月の夏山の富士山です。                                          雲の関係で、中腹には黒っぽい影が映ってしまいました。

  

出来るだけ近くからアップで撮ってみました。                          隣の畑には雉もいましたが、色からして雄のようです。

 

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スコット・ハミルトンの新譜

2022-07-19 | JAZZ

スペインのレーベルから発売されたスコット・ハミルトンの新譜を聴きました。
アルバムはファクトリー・シールが貼ってあるので、そのまま写真に撮りました。

「TWO FOR THE ROAD」 BLAU 34
  
1. DIANE
2. TWO FOR THE ROAD
3. ON A CLEAR DAY
4. SOMEWHERE IN THE NIGHT
5. HAUNTED HEART
6. FLY ME TO THE MOON
SCOTT HAMILTON (ts) DENA DEROSE (p) IGNASI GONZaLEZ (b) JO KRAUSE (ds)
録音 2021年7月5日

これはスコット・ハミルトン(1954年9月12日生まれ)が、66歳の時のレコーディングですが、デビュー当時から相手が変わってもレコード会社が変わっても演奏スタイルは全く変わらず、ハプニングが無い代わりに聴いていて安心感があるのですが、このアルバムも同様に淡々と演奏しています。
ここでバックを務める3人は初めて知る人ばかりですが、堅実なサポートによりリーダーをしっかりと支えています。
収録されている6曲の演奏時間はいずれも7分前後と、他のレコードに比べると長い方で、ベースやドラムスのソロも適度に織り交ぜて演奏されています。


その中で、ヘンリー・マンシーニの「TWO FOR THE ROAD」は、1967年に公開されたオードリー・へプバーン主演の「いつも2人で」からのもので、バラードで朗々とサックスを吹くハミルトンが素晴らしいし、1948年のミュージカル「インサイドU.S.A.」の挿入歌であるアーサー・シュワルツの「HAUNTED HEART」に至っては、スロー・バラードの神髄を聴くことが出来ます。
また、ミディアム・テンポの「 ON A CLEAR DAY」や「FLY ME TO THE MOON」も、手慣れた曲で快調な演奏となっています。

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アレッサンドロ・ガラティ・トリオを聴く

2022-07-13 | JAZZ

これは、今年の1月に録音された伊のピアニストであるアレッサンドロ・ガラティの新譜ですが、録音エンジニアとして定評のあるステファーノ・アメリオのクレジットがあったことから早速聴いてみました。

「EUROPEAN WALKABOUT」 TYLP-1100
  
1. LOVE IN PORTOFINO
2. VERDE LUNA
3. DEAR OLD STOCKHOLM
4. ALMENO TU NELL’UNIVERSO
5. LAST NIGHT A BRAW WOOER
6. DANNY BOY
7. CANCAO DO MAR
8. THE WATER IS WIDE
9. LITEN VISA TILL KARIN
10. PARLAMI D’AMORE MARIU
ALESSANDRO GALATI (p) GUIDO ZORN (b) ANDREA BENINATI (ds)
録音 2022年1月18日

アルバムは、イタリアを始めヨーロッパ各国のトラディショナルな曲を集めた演奏集で、アレッサンドロ・ガラティのピアノ・タッチは、明快でありながら、陰影に富んだ表現力が素晴らしく、ここでもそれが強く出ています。
その中で、「CANCAO DO MAR(海の歌)」はポルトガルの歌謡曲だそうですが、3人がインタープレイを展開する幻想的な演奏となっていて、ベースとドラムスも大きくフューチャーされており、特に印象深い1曲となっています。
また、ジャズのスタンダードとも言える「DEAR OLD STOCKHOLM」と「DANNY BOY」の2曲は、プロデューサーの意向による選曲と思われますが、この2曲は曲の配列にも関連して他の曲と上手く交わっています。
そして、邦題として訳されている4曲目の「宇宙の中にあなただけ」や、8曲目の「広い河の岸辺」も良い曲です。
それから、最終曲の「マウリ愛の言葉を」は、全曲の中で最もリズミックな演奏で、ベースのソロも大きくフューチャーされていますが、1932年にイタリアの2つの戦争の間に書かれた曲と知って、今ウクライナで起こっている紛争の早い終結を願わずにはいられませんでした。

このレコードは、ピアノの音が非常にクリアで、またドラムスのタムタムやスネアがピアノに絡むように響きますが、レコード材質(塩ビ)が何時も聴いているものより柔らかいように感じ、これも音に影響があるのかと思いました。

なお、2007年4月には来日公演も果たしているガラティですが、過去に購入した彼のCDを探してみたところ3枚が出てきました。
左から1996年録音のサックス、クラリネットを入れたカルテット、2005年録音のトリオ、2015年録音のトリオで、こちらの3枚もこれを機会に改めて聴き直してみましたが、発売当時、日本では余り知られていなかった「JASON SALAD」は、米国のミュージシャンを加えたカルテット演奏と言うことから最も勢いがあり、他の2枚のピアノ・トリオは上記のレコードと同じ雰囲気を持っていました。



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ピアノ・フェスティバルのチケットを購入しました

2022-07-10 | クラシック

9月22日(木)~25日(日)で開催される「富士山河口湖ピアノ・フェスティバル2022」の24日(土)のチケットを手に入れました。                                            このコンサートは、辻井伸行さんがプロデュースするもので、今年は第2回となります。                

 

このイヴェントを知っていながら昨年はチケットを入手できなかったので、今年は地元の方にお願いして先行手配していただきました。                                        手元に届いたチケットはなんとアリーナ席で、当日の12時から会場の奥にある広場で無料の「ピクニック・コンサ―ト」も手に入れることが出来ました。                            

  

当日の公演は、「ガラ・コンサートⅠ PIANO+」となっていて、出演者は              1.川久保賜紀 遠藤真理 三浦友理枝トリオ                           2.加古隆カルテット                                      3.辻井伸行&フレンズ                                     4.山下洋輔スペシャル・カルテットで、その前に開催されるピクニック・コンサートは、辻井さん達のピアノ演奏という、豪華プログラムです。

 

昨年開催されたこのコンサートは、加古隆や小曾根真も出演しましたが、この模様は、昨年暮れにBSフジで放映されました。                                      その中から辻井さんのコメントと、野外で開催された「ピクニック・コンサート」から、

 

そして、メイン・ステージでのオーケストラと演奏された「ラプソディ・イン・ブルー」の一コマです。

 

24日は、クラシックとジャズの両方が聴けそうで、今から楽しみです。

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ホーギー・カーマイケルの名曲

2022-07-07 | JAZZ

七夕(星祭り)の夜、                                     台風4号の影響は無くなったものの満天の星空を見ることは出来ませんが、午後8時過ぎに雲間から幻想的な半月が現れたので、思わずカメラを持ち出してシャッターを切りました。

そして、今夜は米国の作曲家であるホーギー・カーマイケルが1927年に作曲した「スターダスト」を4枚のレコードで取り上げました。

最初は、この名曲をヴァースから感情豊かに演奏しているドナルド・バードのトランペットで、
掲載したのはベツレヘム・レーベルの再発盤で、デトロイト出身のミュージシャンが集まっていることから名付けられたと思われる「モーター・シティ・シーン」からの1曲です。
ドナルド・バードは、ヴァースからまるで歌を歌うように感情を込めて演奏しており、これはアドリブに入っても変わらずその雰囲気を維持しています。
後半で、トミー・フラナガンのソロを挟みますが、この曲にケニー・バレルは参加していないため、ジャズ・トランぺッターの演奏がたっぷり楽しめる1曲となっています。
「MOTOR CITY SCENE」 BETHLEHEM BCP 6056
  
1. STARDUST
2. PHILSON
3. TRIO
4. LIBECCIO
5. BITTYDITTY
PEPPER ADAMS (bs) DONALD BYRD (tp) KENNY BURRELL (g) 
TOMMY FLANAGAN (p) PAUL CHAMBERS (b) LEWIS HAYS (ds)
録音 1960年

インストの2枚目は、エディ・ヒギンズとスコット・ハミルトンが組んだシリーズ物の中からの1枚、    ここでの「スターダスト」もヴァースから入っていますが、ゆったりとしたテンポの中で、スコット・ハミルトンの柔らかくふくよかなテナーと、エディ・ヒギンズの高音部を生かした繊細なピアノのデュオで始まり、曲に入って4人が揃う展開となりますが、ベテラン4人による一級品の演奏が楽しめます。
「MY FUNNY VALENTINE」 Venus TKJV-19149
  
1. STARDUST
2. SLOW BOAT TO CHINA
3. MY FUNNY VALENTINE
4. IT´ ALL RIGHT WITH ME
5. IMAGINATION
6. WHEN SUNNY GETS BLUE
EDDIE HIGGINS (p) SCOTT HAMILTON (ts) JAY LEONHART (b) JOE ASCIONE (ds)
録音 2004年9月11, 12日


続いては歌物で、
その中では何といってもナット・キングコールです。
ヴァースのソフトな歌い出しから、曲へつながるところの息使いまでが分かるような歌唱力が素晴らしく、また、ゴードン・ジェンキンス・オーケストラによる弦の使い方と響きは、まるで満天の星が降ってくるように思え、歌とアレンジが上手くマッチングしていて、この曲のベストだと思います。
  


上記アルバムのアレンジをそのまま使った美空ひばりの歌うスターダストもありますが、

  

歳を重ねて円熟味を増し、再び同曲を歌っている丁度40年前のこちらの映像は、これを見ている自分がまるでライブの中にいるようで、歌唱についても感動的です。

なお、余談ですが、この曲を最初に知ったのは、かって日曜日の夕方に放映されていた日本テレビのシャボン玉ホリディで、ザ・ピーナツが毎回番組の最後で歌ったシーンで、ハナ肇の横やりの入ったシーンを思い出します。(映像は最初からカラー放送だったようですが、まだテレビは高嶺の花の時代、モノクロ映像による古い話です)

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ウォーキングの途中で見つけたもの

2022-07-06 | 日記

昨夜までの雨が止んだので、今朝はウォーキングを行いましたが、その途中で道路の白線部分に蝉を見つけました。

本来は、木々に留まっているはずの蝉が、なんで道路に居たのかは分かりませんが、今年になって初めて見る蝉だったので写真を撮りました。

夕方になって、改めて録った画像を確認してみましたが、「ミンミンゼミ」にしては小さかったので、図鑑に掲載されていた中から「チッチゼミ」ではないかと思いました。

チッチゼミの特徴” (図鑑に掲載されていた内容を転記しています)

北海道から九州まで分布し、7月から10月に発生する小型のセミです。低山地から山地に生息していますが、西日本では平地生息しています。マツ林に見られ、ぬけがらはツツジなどの低木の地上20cmから1mという低い位置で見つけることができます。 

■全長27mm~32mm

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