あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

誰もいない海

2016-10-30 | 演歌・ポップス
この季節になるとなぜかか聴きたくなるこの歌、
多くの歌手がカヴァーしているこの曲は、1970年に東芝音楽工業から発売されたトワ・エ・モワの歌でヒットしましたが、
最初にレコーディングしたのは、シャンソンやカンツォーネを中心に歌っていた大木康子です。
彼女は平岡精二クインテットの専属歌手として歌手活動を開始し、日本コロムビアからレコードデビューした後、1968年にCBSソニーに移籍して録音した第1作がこの曲です。

「誰もいない海」 作詞 山口洋子 作編曲 内藤法美 CBSソニー SONA 15005
  

この曲はA面を飾る「野火子」(作詞 五木寛之、作選曲 いずみたく)のB面として発売されましたがヒットはしませんでした。


彼女には他にも日本の歌に挑戦したアルバムがあります。
この中で、シャンソンの名曲は勿論、中島みゆきの「時代」や小椋佳の「愛燦燦」を語るように歌っています。
「季節の中に埋もれて」 OMAGATOKI SC-5120
 

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アート・ペッパーの3度目の来日公演から

2016-10-29 | JAZZ
アート・ペッパーは、これまでに4度の来日を果たしましたが、1979年は3年連続の来日となり、この時の演奏が当時のビクター音楽産業(JVC)より発売されています。
この時は体調も良く最も充実した時期でもあり、それはこの東京公演を記録した2枚のレコードにも表れています。

「LANDSCAPE」 JVC VIJ-6310
    
1. TRUE BLUES
2. SOMETIME
3. LANDSAPE
4. AVALON
5. OVER THE RAINBOW
6. STRAIGHT LIFE

「BESAME MUCHO」 JVC VIJ-6372
  
1. RED CAR
2. THE SHADOW OF YOUR SMILE
3. THE TRIP
4. MAMBO DE LA PINTA
5. BESAME MUCHO
ART PEPPER(as, cl) GEORGE CABLES(p) TONY DUMAS(b) BILLY HIGGINS(ds)
録音 1979年7月16, 23日 芝 郵便貯金ホール

レコードのレーベルには「HIGH QUALITY RECORDINGS」と記載されているように、大きいホールでのライブ録音でありながら音質はもちろんのこと、バランスも良く、アート・ペッパーのアルトが艶を帯びて聴こえるし、「サムタイム」で吹いているクラリネットは木管楽器であることが納得できる音撮りとなっています。
また、ケイブルスのピアノも澄んでいて美しいし、ペッパー自身による演奏曲目やメンバー紹介も生々しく収録されています。(ペッパーって、美声なんですね)
本公演の記録からみると、両日ともそれぞれ12曲が演奏され、この中からペッパーが自ら選んだ7曲のオリジナルと、4つの有名曲で構成されています。
全体にリラックスした感じの演奏の中で、ミデアム・テンポのものは往年のスピード感を持った正にアート・ペッパーそのものであり、1枚目の最後に配置した初期の作品である「ストレイト・ライフ」は、過去に幾度も演奏しているものと比較しても、甲乙つけがたい内容です。
また、2枚目の最後を飾る「べサメ・ムーチョ」は、両日ともアンコール曲として演奏されたそうですが、日本の温かい聴衆の前で情緒たっぷりにアルト・サックスを吹くアート・ペッパーが、そこにいます。

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2016年10月の富士山(第2回)

2016-10-26 | 富士山
2016年10月26日の富士山を、日の出時と何時もの場所から撮影しました。
甲府気象台にの発表によると、これが今年の初冠雪だそうです。

 

 

  

この秋の富士山は9月24日にも降雪があり、富士吉田市内からは確認できたのですが、気象台の認定とはなりませんでした

Yahoo ウエザーマップより
富士山でようやく初冠雪 最晩記録に並ぶ遅さ 甲府地方気象台
甲府地方気象台は、きょう26日午前6時半頃、富士山(3,776メートル)の初冠雪を観測したと発表した。
平年より26日、昨年より15日遅く、過去最も遅い観測となった1956年に並ぶ遅さ。
きょうは東日本の太平洋側では朝から日差しの届いている所が多く、甲府地方気象台がある山梨県側でも晴れ間がでて、山頂付近が雪で覆われているのが確認されたため、初冠雪となった。
富士山頂の午前6時までの最低気温は-7.2℃。
「初冠雪」とは、山頂付近が雪、または白色に見える固形降水でおおわれている状態を、その年の夏以降初めて気象台から望観できた時をいう。



《追記》
一夜明けて27日の午前6時前後、
日の出時の河口湖からのショットを加えました。
気温12℃、暖かい朝です。
  

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1979年のアート・ペッパー

2016-10-23 | JAZZ
15年のブランクを経て1975年に見事カムバックを果たしたアート・ペッパーは、レスター・ケーニッヒの下で、古巣のコンテンポラリーに3枚のレコードを吹き込んでいますが、その時の演奏スタイルや音色があまりにも以前のものと異なったため、当時、これらの演奏を耳にした時は驚きました。
それから4年後の1979年、一瞬にして消えてしまったアーティスト・ハウス・レーベルに吹き込んだ頃には、往年のフィーリングを取り戻した感があり、この年は、これに続く東京公演を含め充実した演奏を聴くことができます。

「SO IN LOVE」 Artist House AH 9412
  
1. STRAIGHT NO CHASER (a)
2. BLUES FOR BLANCHE (b) 
3. SO IN LOVE (b)
4. DIANE (a)
5. STARDUST (b)
(a) 録音 1979年2月23日
  ART PEPPER(as) HANK JONES(p) RON CARTER(b) AL FOSTER(ds)
(b) 録音 1979年5月26日
  ART PEPPER(as) GEORGE CABLES(p) CHARLIE HADEN(b) BILLY HIGGINS(ds)

上記の通り、2通りのリズム陣がペッパーをサポートしています。
ペッパーがモンクの「ストレート・ノー・チェイサー」を演ることも珍しく、ミス・トーンはあるものの、バックを担当するのがハンク・ジョーンズときては、言うことなしの1曲で、同じメンバーによる「ダイアン」も、しっとりとしたバラード演奏が良いです。
もう一方のグループは、この後、晩年まで演奏を共にするジョージ・ケイブルスがピアノを担当し、この他にチャーリー・ヘイデンとビリー・ヒギンズとくれば、こちらもよだれが出そうな組み合わせです。
3曲目の「ソー・イン・ラブ」のような歌物はペッパーのお得意の曲で、後半でフリーキーな高音を発するものの、全員による流れるような展開が素晴らしいです。

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私の愛聴盤 (第98回)

2016-10-22 | 私の愛聴盤
第98回はジュニア・マンスの「ソウルフル・ピアノ」です。

「THE SOULFUL PIANO OF JUNIOR MANCE」 JAZZLAND JLP30
  
1. THE UPTOWN
2. RALPH′S NEW BLUES
2. MAIN STEM
3. PLAYHOUSE
4. DARLING, VOUS AIME BEAUCOUP
5. PLAYHOUSE
6. SWEET AND LOVERY
7. Oo-BLA-DEE
8. I DON′T CARE
9. SWINGMATISM
JUNIOR MANCE(p) BEN TUCKER(b) BOBBY THOMAS(ds)
録音 1960年10月25日

シカゴを中心に活動していたブルース弾きの上手いピアニストの、タイトル通りソウルフルな演奏が満載の1枚。
片意地張らず、リラックスして耳を傾けられ、ゴスペル良し、ブルース良しのご機嫌なアルバムです。
録音されたのは今から丁度58年前のものですが、彼のブルース・フィーリングは洗練されていて今聴いても少しも古さを感じません。
それに加え、気心知れたべーシストとドラマーがしっかりと4つを刻み、一体感が見事です。
同レーベルにはこの他に4枚の作品がありますが、その中では最初に録音されたこれが一番のお気に入りです。

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仏のヴァイブラフォン奏者

2016-10-16 | JAZZ
クロード・ギロー
ジャケットはリーダーの「クロード・ギロー+ジョルジュ・アルバニータス・トリオ」となっています。
かって六本木のWAVEがオープンしていた時代に、アルバニタ・トリオに引かれて購入した1枚です。

「TRAFICOS」 OWL 02
  
1. TRAFICOS
2. OLD DAYS
3. PEPITA
4. XYXOPHOILES
5. BALLADE A GENEVE
6. BLUES FOR PELE
CLAUDE GUILHOT(vib) GEORGES ARVANITAS(p) 
JACKY SOMSON(b) CHARLES SAUDRAIS(ds)
録音 1975年5月13 ~ 25日

1曲目の「トラフィコス」はミディアム・ファーストの曲で、ボビー・八チャーソンの「ハプニングス」の中の「ヘッド・スタート」に似たテーマを持っていて、途中フリー・リズムによるインタープレイを交えて展開されています。
続く軽いボッサ調の「オールド・デイズ」を挟んで、軽快な「ペピータ」は、ピアノのアルバニータスのソロ・スペースが十分与えられていますが、ドラマーのブラシがちょっと邪魔かな?、
その中で、リーダーのギローはクラシック系の奏者と思っていたが、かなりスイングした演奏を聴かせてくれます。

レコードのB面に移っての1曲目は「ザイロフォィレス」とでも発音するのでしょうか。
こちらは「ハプニングス」の中の「処女航海」のイメージが浮かびます。
アルバムの中で唯一のバラードは、その名も「バラード・ゲネヴェ」ではなく、ジュネーヴェのようです。
このGENEVEは、スイス南西部のジュネーブ湖西端の都市の名前ですが、これから取ったものでしょうか?
締めくくりはストップモーションも取り入れたミディアム・テンポで、こちらはミルト・ジャクソンかと思わせるスイング感たっぷりの1曲です。
全体をとしての感想は、楽器構成も同じであるボビー・八チャーソンの「ハプニングス」に似た内容のアルバムです。

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誕生日のプレゼント

2016-10-15 | 日記
毎年同じ日に必ずやって来る誕生日、
この年になると嬉しいかどうかは?ですが、プレゼントは歓迎です。

バンクーバーからはカナダ産マツタケが、
カリフォルニアからは地元のワインが届きました。
今夜さっそくいただきます。



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白木秀雄:加山雄三の世界

2016-10-12 | JAZZ
今から50年前の1966年(67年)に録音された2枚のレコード、
当時バリバリのドラマーだった白木秀雄が、後に日野皓正クインテットとなるメンバーを従え、同じレコード会社の加山雄三の曲を集めて制作されたものです。
白木秀雄は1965年10月のベルリン・ジャズ・フェスティヴァルの成功を引っ提げて帰国した直後であり、一方の加山雄三は、同年12月5日発売の5枚目のシングル「君といつまでも」が300万枚を超える大ヒットとなり、俳優に歌手がプラスされ一代飛躍した時期でもありました。

第1集は以前から持っていましたが、第2集は中古店で時々見かけるも今更と思っていたのですが、やはり揃えてみたいと最近入手しました。
後発の2枚目のみ「第2集」となっていることから、当初は2枚を制作する予定ではなかったのではとも思います。
内容はコメントするまでもないものですが、加山雄三の曲と共に青春の1ページとして留めておくアルバムです。

「白木秀雄:加山雄三の世界」 東芝音楽工業 TP-7135
  

「白木秀雄:加山雄三の世界 第2集」 東芝音楽工業 TP-7169
  

下は、後に上記2枚を抜粋・編集した再発盤で、オリジナル盤の裏面の解説が入っています。
しかし、このジャケットからは何のインスピレーションも湧きません。
「BOOMERANG BABY」 東芝EMI ETP-90026
  

元はといえば、加山雄三のこのアルバムが切っ掛けでした。
レコード番号(TP-7100)から判断しても、こちらが先に発売されています。
「加山雄三のすべて」 東芝音楽工業 TP-7100
  

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私の愛聴盤 (第97回)

2016-10-09 | 私の愛聴盤
第97回はアンドリュー・ヒルの「ブラック・ファイヤー」です。
「BLACK FIRE」 BLUE NOTE BLP 4151
  
1. PUMPKIN
2. SUBTERFUGE
3. BLACK FIRE
4. CANTARNOS
5. TIRED TRADE
6. McNEIL ISLAND
7. LAND OF NOD
JOE HENDERSON(ts) ANDREW HILL(p)
RICHARD DAVIS(b) ROY HAYNES(ds)
録音 1963年11月8日

アンドリュー・ヒルのブルーノート・レコードにおける最初にして最高傑作である1枚で、これを支える3人も当時から最高の名手でした。
このアルバムは、メロディー、ハーモニー、リズムが微妙に絡み合ってなんとも不思議な世界が展開されています。
リズミカルで独特のハーモニーから成る全曲が自身のオリジナルで占められており、これに録音当時、頭角を現してきたジョー・ヘンダーソンと、確実な音程を刻むリチャード・デイビス、それにロイ・ヘインズの特徴あるドラミングが加わり、一層充実した内容となっています。
アルバムの最初を飾る「パンプキン」、面白いメロディー・ラインを持つこの曲は、単純な4拍子の構成ではなく小節数も文字で言う字余り的な構成の変化に富んだ内容で、凹凸のあるメロデー・ラインが何とも言えず最初から興味深く聴き入ることができます。
ピアノ・トリオで演奏される「サブターフュージ」は、ピアノが鍵盤楽器であると共に打楽器の要素を備えていることに納得の1曲です。
後半でソロ・スぺーズが与えられるロイの切れ味鋭いスネアとハイ・ハットの演奏も聴きものです。
タイトルとなる「ブラック・ファイアー」は3拍子の曲で、ヒルのプレイは独特の間を持っています。
また、アドリブに入ると3拍子は何処へやらで、変調子による複雑なリズムを持ったように感じる不思議な曲です。
「カンターノス」はジョー・ヘンの豪快なテナー・サックスによるテーマの提示から始まりますが、それに続くヒルのピアノは、テーマの断片を散りばめながら曲を徐々に解体していく構成が見事で、このトラックがアルバムのハイライトのように感じます。
5曲目の「タイアード・トレイド」は2つ目のピアノ・トリオによる演奏で、こちらはこれまでとは変わってヒルの情緒的な一面を聴くことができます。
スローテンポの導入部から始まる「マグニール・アイランド」は、ドラムスを休ませて、ジョー・ヘンのバックでリチャードのアルコが効果的に使われています。
最終曲の「ランド・オブ・ノット」はラテン・リズムを取り入れたリズミックな曲で、途中フリー・リズムの部分もありますが、そのバックでは常にヒルのパターン化した「タ・タッ・ター」というメロデーのサポートが効果的です。

このアルバムは50年以上前の演奏ですが、ここで繰り返し聴いても斬新で、常に新しい発見がある好盤です。

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ジョー・マフィーのHAT HUTからの1枚

2016-10-08 | JAZZ
米国出身のインプロヴァイザーのジョー・マフィー、
HAT HUTレーベルに多くのレコーディングがありますが、これは今から39年前に仏で行ったソロ・ライブを捉えた1枚です。

「VARIATIONS ON A BLUE LINE」 HAT HUT RECORDS O
  
1. BEANSTALK
2. MOTIAN STUDIES
3. VARIATIONS ON A BLUE LINE
4. ROUND MIDNIGHT
JOE McPHEE(ts, ss)
録音 1977年10月11日

タイトル曲でもある「ヴァリエーション・オン・ア・ブルーライン」を含め、最初の3曲で楽器をフルに鳴らすジョー・マフィーのサックス、
アンソニー・ブラクストンやエヴァン・パーカーなどとは異なったパフォーマンスを展開しています、
拍手の状況からそれなりの聴衆がいたことは分かりますが、この手の演奏は当時の米国では受け入れられなかったのではと思います。
最後のモンクの曲は、トレモロを交えてメロディをなぞるだけのもので、静かにエンディングへとつながっていきます。

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