あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

ガレスピーとベイシーの共演アルバム

2021-11-07 | JAZZ
これは、ディジー・ガレスピーとカウント・ベイシーが共演したアルバムで、ノーマン・グランツのプロデュースであるからして実現したセッションのように思います。

「THE GIFTED ONES」 Pablo Records 2310833
  
1. BACK TO THE LAND
2. CONSTANTINOPLE
3. YOU GET IT
4. St. JAMES INFIRMARY
5. FOLLOW THE LEADER
6. OW
DIZZY GILLESPIE (tp) COUNT BASIE (p) RAY BROWN (b) MICKEY ROKER (ds)
録音 1977年2月3日

このアルバムの録音時、カウント・ベイシー73歳(1904年8月21日生)、ディジー・ガレスピー49歳(1917年10月21日生)ですが、ジャケットの両面の写真からも分かるように、先輩格のベイシーを後ろに回し、終始ガレスピーが演奏をリードしており、御大ベイシーはすっかり脇役に徹しています。
そのため、ベテランのレイ・ブラウンでさえ、最終曲の最後でやっとソロ・スペースが与えられています。

そのような演奏集ですが、2曲目のブルース「 CONSTANTINOPLE」は、ゆったりしたテンポのリフでスタートし、途中アップ・テンポとなり、再び元のテンポに戻ったところでベイシー・トリオの登場となるというように、バラエチィに富んでいて聴きどころが多くあります。
1曲を除いて、ガレスピー、またはガレスピーとベイシーの共作による作品集ですが、その1曲である「 St. JAMES INFIRMARY」は、ガレスピーのミュートで物悲しく神妙な演奏を聴くことができます。
そしてビ・バップの「OW」は、ガレスピーのミュートによるテーマ演奏の後、ベイシーのスインギーなピアノと、続くガレスピーのストップ・モーションも交えた手慣れた演奏が締めくくりに相応しい1曲となっています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする