あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

レッド・ガーランドのソロ・ピアノ

2015-06-29 | JAZZ
レッド・ガーランドがプレスティッジ傍系レーベルに残したソロ・ピアノ集です。
このレコード、
先日、都内レコード店の販売リストに掲載されていましたが、
こちらは2013年2月22日の再登場です。

「ALONE WITH THE BLUES」 MOODSVILLE 10
  
1. IN THE EVENING
2. BLUES IN THE CLOSET
3. CHAINS OF LOVE
4. TIRED
5. SENT FOR YOU YESTERDAY
6. TRANE’S BLUES
7. WEE BABY BLUES
8. CLOUDY
RED GARLAND(p)  録音 1960年4月2日

このオリジナル盤は緑色レーベルですが、これは再発盤、
しかし、レコーディング・エンジニアのRVG刻印がしっかり刻まれています。


この時期のガーランド、
プレスティッジには自身のピアノ・トリオ作品や、コルトレーンとのセッションが数多く残っていますが、
いつもの躍動感や、コロコロと玉を転がすようなピアノ・タッチは聴かれずじまいで、
「これがあのガーランド?」と言いたくなるような内容です。
一聴してガーランドと分かるような手クセも聴こえてきません。
この「ムーズビル」というレーベルのポリシーでの作品であるが故のものなのでしょうか。

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私の私の愛聴盤 (第66回)

2015-06-27 | 私の愛聴盤
第66回はボブ・ブルックマイヤーの「ボブ・ブルックマイヤー・アンド・フレンズ」、
あまり目立たない楽器であるトロンボーンの中にあって、バルブ・トロンボーンの名手のリーダー・アルバムです。

ボブ・ブルックマイヤー (1924年11月25日 - 1977年5月30日) サンフランシスコ出身

このアルバム、「アンド・フレンズ」というタイトルからして、有名人をかき集めた編成、
録音当時、スタン・ゲッツはヴァーブ・レーベルにあって、ボサノバが大受けし大ヒット中、
ハービー・ハンコックとロンカーターは、マイルス・デイビスのグループに参加しており、1.5ヶ月後に東京へ、
エルヴィン・ジョーンズは、コルトレーン・バンドの重鎮として「クレッセント」の録音中、
ゲイリー・バートンは、ゲッツの準レギュラーとして、多くのボサノバ演奏に参加などなど・・・

と、まぁ~、皆さん多忙なこの時期に、よくぞこれだけのオールスターが顔を揃えたものだと感心するばかり、
お互いレーベル間との契約もあったでしょうに・・・
これもCBSというビック・レーベルと、大物プロデューサーのテオ・マセロの成せる業なのでしょうね。

「BOB BROOKMEYER AND FRIENDS」 CBS S 62535
  
1. JIVE HOOT
2. MISTY
3. THE WRINKLE
4. BRACKET
5. SKYLARK
6. SOMETIME AGO
7. I’VE GROWN ACCUSTOMED TO HER FACE
8. WHO CARES
BOB BROOKMEYER(vtb) STAN GETZ(ts) HERBIE HANCOCK(p) GARY BURTON(vib) RON CARTER(b) ELVIN JONES(ds)
録音 1964年5月25日~27日 NYC

ボブ・ブルックマイヤーの作曲による3曲(1, 3, 4)は、いずれもアップ・テンポで特に1曲目の軽快さが良いです。
ボブさんは、早いパッセージもなんのその(バルブ式だからね)、
それに絡むゲッツは、当時のボサノバ演奏の延長のように、ハード過ぎず、しかもエッジが立った音色が好ましく、
ハービーもゲイリーも、時々ソロ・スペースを与えられ、
エルヴィンはバックで控えめに、でも単なるフォー・ビートは叩かずに、
また、バラードで演奏される3曲(3, 5, 7)は感情を抑えて情緒豊かに・・・
と、変化に富んだ構成で次々に演奏される8曲、42分です。

通常これだけの大物が参加した場合、単なるソロの受け渡し的な演奏集になりがちですが、
そこはリーダーのボブさん、
アレンジが巧みで、軽い感じの演奏集ですが、聴いていて心が浮き浮きするアルバムです。


それから、ついでといっては何ですが、2管の2人が逆になったものもあります。
「STAN GETZ & BOB BROOKMEYER」 POCJ-2724 (VERVE V6-8418)
 
STAN GETZ(ts) BOB BROOKMEYER(vtb) STEVE KUHN(p) JOHN NEVES(b) ROY HAYNES(ds)
録音 1961年9月12~13日 NYC

編成はヴィヴラフォンが抜けたクインテットで、スタン・ゲッツのボサノバでヒットを連発する一つ前の演奏です。
内容は、正真正銘のモダン・ジャズで、注目は最初から最後まで叩き続けるロイ・ヘインズのドラミングです。

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吉田のうどん (パート24)

2015-06-25 | 吉田のうどん
吉田のうどんの24回目は、46~47番目のお店です。
   


46番目「やまや」(マップ番号 31 新倉2614)
国道137号線沿いの富士急ハイランド駅の直ぐ近くにあるお店です。
店内はテーブルと、カウンター席がありました。
 

当日いただいたのは「肉天うどん」で、麺の硬さ、太さも好みに合っていました。
スープは、魚介ベースの出汁で、味噌・醤油の合わせ味で、濃さもいい塩梅で美味しかったです。
ひばりヶ丘高校の「うどんなび」にも紹介されていますが、このお店も推薦できます。
   



47番目「海の家(うみのいえ)」(マップ番号 37 松山5-14-22)
46番目のお店と同じ国道沿いにあり、赤い壁の色が目を引きます。
 

中に入ると鮮魚用の水槽があり、室内は広かったです。
後に地元の方に伺ったところ、県外の方がバスで訪れるとのことでしたが、当日は夕方だったのでご覧の通りです。
 

早速メニューを拝見したところ、「こしの強い手打ち吉田麺」と書かれていました。
しかし、お刺身などの紹介のほうが多く、そちらに目移りしてしまいます。
でも、今日はうどんを食べにきたのだと言い聞かせて、「肉うどん」をオーダーしました。
 

それでも、うどんメニューの隣にある「小どんぶり」が気になり、お腹も空いていたので「ねぎとろ丼」も頂くことにしました。
地元の高校生の「うどんなび」に掲載されているお店の紹介にも、小丼のことが書かれています。
   

そして、その結果は、
しっかりコシのある麺はお品書き通りも、お肉は豚で・・・
このお店のウリは、やはりお魚メニューなのでしょうか。

コメント (3)
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久し振りのジャズ・ライブ

2015-06-22 | JAZZ
久し振りに、身近での生演奏を堪能しました。
都内のジャズ・クラブに出演した、市原ひかり・カルテットのライブです。

  

当夜の彼女のコメントから・・・
「スタンダード曲」というのは数多くあれど、お客さんの考えるスタンダードと、自らが考えるスタンダードが必ずしも一致しないので・・・
日本のジャズ・ミュージシャンが書いた曲特集を組んだということでした。

ということで、この日演奏された全曲を書き留めてみました。 
作曲者と主要楽器を併記しました。 (間違っていたらゴメンナサイ) 
当夜は3部構成で良い内容だったのですが、帰宅時間の関係で2ステージで席を立ったのが残念!
《1st. Stage》
1. Quarter Man    掘 秀彰 (p)
2. Easen Fall     中林薫平(b)
3. 31          秋山一将 (g)
4. Cuckoo       西川直人(org)

《2nd. Stage》
1. Go Ahead    福田重男(p)
2. Portrait of Freddie  片倉真由子(p)
3. Oracle        中村恵介(tp)
4. Room 106    清水昭好(b)


2010年10月、今回のライブと同じ編成の放送が、BS TV朝日の「源流JAZZ」でありました。
ここに参加している堀さんと中林さんの曲が、今回のライブで披露されています。
   

ここではライブで聴くことが出来なかったフリューゲル・ホーンも情緒豊かに演奏しています。
 


こちらはスタンダード曲も演奏している彼女の3rd アルバム(ニューヨーク録音)、
全9曲の内、オリジナルが2曲、他はジャズのスタンダードで、全曲彼女のアレンジによるものです。
  


そして、父親で大先輩でもある、市原康(ds)さんが参加しているピアノ・トリオ、
このピアニスト(福田重男)の曲も、ライブの中で披露されていました。
ベーシツトの森 泰人は、北欧を活動拠点としていて、スタン・ゲッツとの共演盤も残しています。
  

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父の日

2015-06-21 | 日記
6月21日(日)
父の日のこの日
子供達から嬉しいプレゼントがありました。 

今、日本酒では一番人気の純米大吟醸「獺祭」
それに、関東では珍しい焼酎「獺祭」
 
暫らくは飲まないで、飾っておきます。 

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6月の牡蠣

2015-06-20 | グルメ
「生牡蠣」という食べ物、
一昔前までは、September ~ Aprilの「R」の付く月にしか食べられないものだと思っていました。
それが、今では一年中食べれます。
ということで、先日、都内のレストランでその牡蠣を・・・

牡蠣日本一決定戦で優勝した小長井(長崎)の「華蓮」と、宮城女川、広島大黒神島の3種類、
それに生牡蠣を、あえて焼牡蠣にして頂いた大振りの広島産の1品、
 
いずれも、ぷりぷり感と、クリーミーな味が絶品でした。

それに、牡蠣フライと、珍しい「うにのプリン」、
 
この「スペシャル・プリン」、
メニューの通り、「生うに」が乗っていましたが、それだけをがっちり食べたいのが本音、

仕上げは、牡蠣リゾットのクレソン添えと、鴨胸肉のロースト・バルサミコソース
  
しっかり頂いてきました。

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マキの歌う「奇妙な果実」

2015-06-17 | 演歌・ポップス
浅川マキと山下洋輔のジョイント・アルバムは、過去に1度取り上げたことがありましたが、たった1曲収録のレコードがもう1枚ありました。

それは、ビリー・ホリデイのレパートリーとして有名な「奇妙な果実」です。
「MAKI BLUE SPIRIT BLUES」 東芝EMI ETP-9067
    
1. ブルー・スピリット・ブルース(BlUE SPIRIT BLUES)
2. 難破ブルース(SHIPWRECK BLUES)
3. 奇妙な果実(STRANGE FRUIT)
4. あの娘がくれたブルース
5. ハスリン・ダン(HUSTLIN’ DAN)
6. ページ・ワン
7. 灯ともし頃
8. 町
9. 大砂塵

3曲目のこの歌、
歌伴の山下洋輔は、最初の1コーラスをグギャ・グギャ、グワァ~~~ンの相変わらずのピアノ・ソロで・・・
その後に “ぬぅ~” とマキの歌が入ってきます。
原語で歌う彼女の歌、上手いかどうかは???ですが、歌伴に回った山下のピアノは絶品です。

それは兎も角、このアルバム、
萩原信義の二重録音によるギターだけの伴奏の4曲が、彼女の歌としっくり重なって、飛び切り良いです。

「奇妙な果実」というこの歌、
ニーナ・シモンやダイアナ・ロスなど多くの女性歌手が歌っていますが、詩の内容が内容だけにビリー・ホリデイに止めを刺します。

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ヨーロッパのオーネット・コールマン

2015-06-14 | JAZZ
この週末を利用して、オーネット・コールマンのヨーロッパで録音された私家盤(CD)を中心に聴いてみました。
公式録音は米国、また私家盤はヨーロッパのものが大半を占めており、そのいずれもが高音質で収録されています。
ここに掲載した私家盤はいずれもライブですが、拍手の大きさから多くの聴衆が彼らの演奏をエンジョイしている様子が伺えます。

下記2枚は同時期にイタリアで録音された、2ベースによるカルテット演奏です。
オーネットは多くのベーシストと共演しており、ここではチャーリー・ヘイデンと、デビット・アイゼンソンが参加しています。
「LIVE IN MILANO」(68年2月5日録音) 
 
3曲目の「NEW YORK」、彼にしては珍しく、最初のコーラスがしっとりしたバラード演奏となっています。

「THE UNPRECEDENTED MUSIC OF ORNETTE COLEMAN」(68年2月8日録音) 

1曲目で演奏される「Lonely Woman」、
最初のレコーディングはドン・チェリー(tp)との2管でしたが、ここではアルト・サックスのみの演奏です。
4曲目の「Buddah Blues」では、普段演奏しない「シャハナーイー」というチャルメラのような楽器にも注目です。


「Ornette Coleman Quartet」(71年11月2日録音)

かってユーゴスラビア社会主義連邦共和国(現在セルビア共和国)の首都であったベオグラードでの演奏です。
冒頭、司会者のメンバー紹介ではリーダーを「オルネット・コールマン」と発言しています。
確かにORNETTEと読めますよね。
それは兎も角、ここではデューイ・レッドマン(ts、ms)が入ったカルテットとなっており、コロムビア・レコード時代のものです。
特質すべきは飛び切り録音が良いです。(勿論、演奏も!)
5曲目の「Song For Che」ではチャーリー・ヘイデン(b)のソロ・スペースも十分与えられていて、しっかりした音録りとなっています。
またデューイ・レッドマンは、6曲目の「Rock The Clock」で、ローランド・カークが得意としているミュゼットを吹いています。


「THE 1987 HAMBURG CONCERT」(87年10月29日録音)
 
ドイツ・ハンブルグで行われた演奏が12曲収録されています。
この時代は、次のアルバムで登場するプライム・タイムで活動していた時期ですが、何とドン・チェリー(cor)、チャーリー・ヘイデン(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)の4人による黄金カルテットの再現です。
オーネットはアルト・サックス1本で勝負し、過去に演奏された曲も多く取り上げられていて、ここでの「Lonely Woman」は従来より早いテンポで演奏されています。
このアルバムの録音も◎で、お薦めの1枚(2枚組)です。


「ORNETTE COLEMAN “ RIME TIME ”」 (88年6月5日)

オーネットが編成したギター入りエレクトリック・バンド(プライム・タイム)のベルリンでのライブです。
編成も大きく、エレキ・ギターが入ったことでサウンドがカラフルになり、これまでに無いエキサイティングな演奏になっています。



以下の2枚は、今回のテーマとはことなりますが、発売当時ちょっと話題となったので取り上げてみました。
これは、オーネット・コールマン自ら立ち上げた、ヴァーブ傘下のハーモロディック・レーベルからのものです。
「SOUND MUSEUM」(96年作品)
1枚目(左側)の副題は「HIDDEN MAN」、2枚目(右側)の副題は「THREE WOMEN」となっています。
いずれも14曲収録されていて、各々1曲を除き同し曲が異なったアレンジと、リズムを変えて演奏されています。
  
このニュー・カルテット、
注目すべきはピアニストが参加していることで、オーネットにしては非常に珍しいことです。

たった1曲づつの異なった曲について、
1枚目の「ヒドゥイン・マン」、
12曲目で「What a friend We have in Jesus」を最初はスローで、後にフォー・ビートで演奏しています。
フォー・ビート部分は、チャーネット・モフェットのランニング・ベースの上に乗って気持ちよさそうにサックスを吹くオーネットの演奏が印象的です。
この曲、原題はコンヴァーズ作曲による「Erie」ですが(NHK朝ドラでブレイクしたエリーではありませんよ、念のため)、賛美歌312番「いつくしみ深く」として有名です。(これをオーネットが演奏するとは、ちょっと驚き)
また2枚目の「スリー・ウーメン」からの1曲は、7番目の「Don’t you know by now」で、男女によるソウルフルなバラード・ボーカル・ナンバーとなっています。

このアルバムは、オーネットのこれまでの演奏に見られる様な激しい部分が消えて、彼の異なる一面が如実に出ています。
また、女流ピアニストのジュリ・アレンの演奏にも注目の2枚です。

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オーネット・コールマンを偲んで

2015-06-13 | JAZZ
昨日(現地時間6月11日)、
85歳で逝去したオーネット・コールマンを偲んで、レコード棚から取り出した3枚のレコード、

レスター・ケーニッヒに認められて吹き込まれた初リーダーアルバム
「SOMETHING ELSE!」CONTEMPORARY S7551 (1958年2月10日録音)
 
このレコード会社にオーネットを推薦したのは、MJQのジョン・ルイスです。

ジャズ・シーンに衝撃をもたらした記念碑的作品
「THE SHAPE OF JAZZ TO COME」 ATLANTIC SD-1317 (1959年5月22日録音)
 

意外や意外、パット・メセニーとの共演アルバム、参加メンバーが強力!
「SONG X」 Geffin 924086-2 (1985年12月12日)
 


下記は比較的後期に録音されたもので、CDからの1枚
ヨアヒム・キューン(p)との圧倒的なデュオ・アルバム
オーネットは、過去にストックホルムのコンサートでも演っていたas、tp、vlnを駆使しています。
「COLORS」VERVE (HARMOLODIC) S37 789-2 
  

オーネット・コールマンは、上記のレーベルを始め、コロムビア、ブルー・ノート、インパルス等に、多くの演奏を残しています。
暫らくは彼のアルバムを色々聴いて見ようと思います。

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今田 勝 × ジョージ・ムラーツ

2015-06-12 | JAZZ
前回の「中山英二×ドン・フリードマン」のデュオに続き、「今田勝×ジョージ・ムラーツ」を取り上げました。
この2人が演奏するアルバムのタイトルは、その名も「アローン・トゥギャザー」です。
レコードではA面2曲がスタンダード、B面3曲を含む4曲が今田のオリジナルで構成されています。

「ALONE TOGETHER」 TBM-5003
  
1. Alone Together
2. Poppy
3. Stella by Starlight
4. Blue Road
5. Blue Rain
6. Remember of Love
今田 勝(p) George Mraz(b)
録音 1977年10月24日

このレコード、私の好みは「ブルー・・・」と付く、2曲のオリジナルです。
曲も素晴らしいのですが、今田のピアノ・タッチと、正確な音程でサポートするムラーツのベースがほど良く絡み合っています。

当時、ジョージ・ムラーツは、ニューヨーク・ジャズ・カルテット(N.J.Q)の一員として来日し、滞在時間の関係からコンサート終了後にスタジオに駆け付け、初対面の今田と殆ど打ち合わせもせずに、1テイクか2テイクで仕上げたのだそうです。
因みにN.J.Q のピアニストは、前回登場したローランド・ハナです。


このアルバム、CDには「ブルー・レイン」のみ別テイクが収録されています。
この2つのテイク、演奏時間はほぼ同じですが、テイク2の方が曲が良く練り上げられています。
  

沖縄では梅雨明けとなりましたが、関東はこれからが梅雨の時期です。
録音バランスも良く、うっとうしい梅雨の時期でも、それを振り払うような素晴らしい演奏集です。
この2人のレコーディングを企画したTBMオーナーの藤井武さんにも、拍手の1枚です。

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