あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

ハンプトン・ホースのオール・ナイト・セッション

2017-02-26 | JAZZ
ハンプトン・ホースの3枚のスタジオ・セッションです。
このステレオ盤は、左チャンネルにピアノを、右チャンネルにギターを含むリズム陣を配置しています。
「ALL NIGHT SESSION」 CONTEMPORARY S7545~47
    
Vol. 1
1. JORDU
2. GROOVIN′ HIGH
3. TAKIN′ CARE
4. BROADWAY
5. HAMPTON′S PULPIT
Vol. 2
1. I′LL REMEMBER APRIL
2. I SHOULD CARE
3. WOODY′N YOU
4. TWO BASS HIT
5. WILL YOU STILL BE MINE
6. APRIL IN PARIS
7. BLUE′N BOOGIE
Vol. 3
1. DO NOTHIN′ TILL YOU HEAR FROM ME
2. BLUES #3
3. BETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEA
4. BLUES #4
HAMPTON HAWS(p) JIM HALL(g) RED MITCHELL(b) BRUZ FREEMAN(ds)
録音 1956年11月12, 13日

タイトルが「ALL NIGHT SESSION」となっていますが、日本で言うところの夜通しの演奏ではなく、2日間に渉って行われたスタジオ・セッションです。
そこで演奏された16曲が、3枚のアルバムに吹き込み順に収録されています。(CDは更に1曲追加)
ハンプトン・ホースの4つの自作曲以外は、スタンダードとジャズマンのオリジナルから構成されていて、彼の得意とするミディアム以上の速いテンポでの曲が多いです。
このレーベルのギタリストとしては珍しくジム・ホールが相方を務めており、ジム・ホールとのインタープレイもさることながら、4つのリズムを刻むだけのミッチェルにも「WILL YOU STILL BE MINE」や「BLUE′N BOOGIE]で長いソロ・スペースを与えられています。
全16曲は、1曲毎の時間も比較的長く、4人によるリラックスしたスィンギーな演奏が展開されていますが、中でもミデアム・ファーストで演奏されるハンプトン・ホースの弾くブルース#3、#4の2曲が良いです。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ECMのジョージ・アダムス

2017-02-20 | JAZZ
ジョージ・アダムスがタイトルに記載されていて、豪華なメンバーによるECM盤
「SOUND SUGGESTIONS」 ECM 1141
  
1. BABA
2. IMANI′S DANCE
3. STAY INFORMED
4. GOT SOMETHIN′ GOOD FOR YOU
5. A SPIRE
GEORGE ADAMS(ts, vo) HEINZ SAUER(ts) KENNY WHEELER(tp, flh)
RICHARD BEIRACH(p) DAVE HOLLAND(b) JACK DEJOHNETTE(ds)
録音 1979年5月

80年代のMt. FUJI JAZZ FES.で豪快な演奏を披露し、我々を圧倒したジョージ・アダムスを想像していたので、ちょっと肩透かしを食らった1枚。
それというのも、最初と最後にはケニー・ホイーラーの曲が配置されていて、その2曲は共に彼のアルバムである「GNU HIGH」に倣って、伸びやかで綺麗な曲であるからです。
また、アダムスのリーダー作となっているものの、いずれもアンサンブルを重視していて、アダムスのソロ・パートは少なく、3曲目の「STAY INFORMED」の冒頭でやっとアダムスらしさを表現したプレイとなり、続くアダムスのオリジナル曲(GOT SOMETHIN′…)になって、やっと歌って吠えての全快プレイとなっています。
ここでのアダムスのサックスは、透明感が増し線も細く、また、ソロを一番多く取っているのがケニー・ホイーラーときては、ジャケットにアダムスの名前を掲載することがどうであったかと思うアルバムです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月の恒例行事

2017-02-19 | 日記
毎年この時期に行われる自宅周辺の芝焼きが、今年も住民総出で行われました。
朝から風が強く、作業者は煙の中で大変でした。
   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムハール・リチャード・エイブラムスの2つの演奏

2017-02-18 | JAZZ
1965年5月にシカゴで発足した非営利の音楽団体である A.A.C.M.(Association for the Advancement of Creative Musicians)、
その初代会長であったR.エイブラムスがイタリアのレーベルに録音した1枚
「SIGHTSONG」 BLACK SAINT BSR 0003
  
SIDE 1
1. W.W.(Dedicated to Wilber Ware)
2. J.G.(Dedicated to Dedicated to Johnny Griffin)
3. SIGHTSONG
4. TWO OVER ONE
SIDE 2
5. WAY WAY WAY DOWN YONDER
6. PANORAMA
7. UNITY(Dedicated to the A.A.C.M.)
MUHAL RICHARD ABRAMS(p) MALACHI FAVORS(b, perc, vo)
録音 1975年10月13,14日

SIDE1は普通のピアノとベースのデュオで、速い曲ではマッコイ・タイナーばりのタッチも垣間見れ、スイングする音楽の連続です。
タイトル曲の「SIGHTSONG」では、ピアノの残響を生かした美しいタッチのプレイも披露しています。
相方を努めるM.フェイバースは、AEOCのメンバーですが、ここではオーソドックスなプレイに終始しています。
しかしSIDE2に入ると一転、M.フェイバースの声とパーカッションによる「WAY WAY …」からスタートし、その後はR.エイブラムスがそれに加わって、正にA.A.C.M.の「音」が収録されています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の2月14日

2017-02-14 | JAZZ
毎年この日になると、なぜか気になるこの曲「My Funny Valentin」、
今年は2枚の高音質レコードを取り上げました。

最初はスコットランド出身の女性歌手、キャロル・キッドのデビュー2作目の作品、
オーディオ・メーカーであるLINNの傘下にあったレコード会社から1985年に発売されています。
彼女のアルバムは、過去に2度登場しています。
「ALL MY TOMORROW」 ALOI RECORDS AKH 005
  
「ニューヨークの秋」から「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」へとスムースに続く歌、
伴奏陣はピアノ・トリオを基本としていますが、この曲だけは生ギターのみの伴奏で、あまり感情を出さずにしっとりと歌っています。
なお、このアルバムのSide 2に収録されている「ホエン・アイ・ドリーム」は、1999年の韓国映画「シュリ」の主題歌で起用されています。


こちらは北村英治(cl)と菅野邦彦(p)の見事なコラボレーションから生まれたもので、録音エンジニアは邦彦の兄の菅野沖彦さん。
「COLLABORATION」 AUDIO LAB RECORD ALJ-1007
   
アルバムの最後に収録されている「ブルース」は、菅野邦彦が即興で作った曲で、これも素晴らしいで演奏です。

今日の頂きもの・・・
**チョコでも、オジサンは嬉しいのです。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の愛聴盤(第103回)

2017-02-12 | 私の愛聴盤
第103回はタル・ファーロウの「タル」です。
「TAL」 VEAVE MGV-8021
  
1. ISN′T IT ROMANTIC
2. THERE IS NO GREATER LOVE
3. HOW ABOUT YOU
4. ANYTHING GOES
5. YESTERDAYS
6. YOU DON′T KNOW WHAT LOVE IS
7. CHUCKLES
8. BROADWAY
TAL FARLOW(g) EDDIE COSTA(p) VINNIE BURKE(b)
録音 1956年5月31日

タル・ファーロウは、ノーグラン(ヴァーヴ)に数多くの作品を残していますが、この時期にエディ・コスタとコンビを組んだ数枚が特に素晴らしいです。
中でもこのアルバムは、タルの骨太のギター音とエディ・コスタの硬質なピアノのバランスが絶妙であり、ドラマー不在の中でダイナミックなスイングを生み出していく一方で、スリリングなインタープレイや繊細なアンサンブルの魅力が発揮されています。
ゆったりしたテンポで始まる「ロマンティックじゃない?」は10分を超える長尺演奏で、タルの華麗なギター・テクニックが沢山詰まっていて、テーマ演奏の中では、ギターの弦の響きをカットして面白いサウンド効果を出しています。
後半ではベースにも長いソロが与えられていますが、その後ろでリズムを刻むギターは、まるでドラムのスネアの様な効果を出しています。
2曲目の軽快な「ノー・グレイター・ラヴ」からは、速いテンポで演奏される曲が続き、「イエスタディズ」で最も速くなり、2人のプレイが段々熱を帯びていきます。
続く「ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ」で、バラードを挟んだ後、再びミデアム以上の速い演奏で締め括っています。
大半の曲はギターが奏でるテーマ演奏の後、そのままアドリブへと入り、ピアノ~ベースの順で演奏されますが、曲によってはギターとピアノの掛け合いもあります。
ここに並んだ8曲は、この順序で収録されたわけではないでしょうが、これが編集の巧さで、聴くものを最後まで引き込んでいくマジックがあり、繰り返し聴いても飽きないレコードです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アート・ペッパーのSP録音

2017-02-11 | JAZZ
1985年にキング・レコードから発売されたアート・ペッパーのレコード、
タイトルは「ダイレクト・フロム・オルジナルSP VOL.3」で、
SP盤に記録されたアート・ペッパーのデビュー吹き込み全8曲を、原音に忠実に再現したものです。
  
Side 1
1. BROWN GOLD
2. THESE FOOLISH THINGS
3. SURF RIDE
4. HOLIDAY FLIGHT
ART PEPPER(as) HAMPTON HAWES(p) 
JOE MONDRAGON(b) LARRY BUNKER(ds)
録音 1952年3月4日 LA

Side 2
1. CHILI PEPPER
2. SUSIE THE POODLE (*)
3. EVERYTHING HAPPENS TO ME
4. TICKLE TOE (*)
ART PEPPER(as) RUSS FREEMAN(p)
BOB WHITLOCK(b) BOBBY WHITE(ds)
録音 1953年3月29日 LA

解説書によると、弓場哲雄氏所有のコレクションを借用し、キング・レコードの技術陣によって製作されたものですが、とてもSPレコードからダビングしたとは思えない素晴らしい「音」がします。
アート・ペッパーのアルト・サックスは艶があり正に目の前で演奏しているような太くて艶のある響きに聴こえ、とても昔のSP録音とは思えません。
ピアノの音も輝きがあり、ベースとドラムスは控えめで、いい塩梅のバランスとなっています。

なお、Side 2のセッションの2曲(*)は、SAVOYの「SURF RIDE」 (MG12089)にも収録されていますが、そちらは最近の中古市場の中でも高値となり、一般庶民の我々には手が出ません。(下の写真は日本コロムビアの国内盤です)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チャールス・ロイドの新譜を聴く

2017-02-05 | JAZZ
昨年暮れに発売されたチャールス・ロイドの新譜、
今年の3月で御年78歳、
伝説のテナーサックス奏者となりつつある彼が、2年前にサンタ・バーバラでレコーディングしたものです。
「I LONG TO SEE YOU」 BLUE NOTE
  
Disc 1
1. Masters Of War (Bob Dylan)
2. Of Course, Of Course
3. La Llorona (Traditional)
4. Shenandoah (Traditional)
5. Sombrero Sam
Disc 2
1. All My Trials (Traditional)
2. Last Night I Had the Strangest Dream feat. Willie Nelson (Ed McCurdy)
3. Abide With Me (Traditional)
4. You Are So Beautiful feat. Norah Jones (Billy Preston & Bruce Fisher)
5. Barche Lamsel
CHARLES LLOYD(ts, fl) BILL FRISELL(g) REUBEN ROGERS(b)
ERIC HARLAND(ds) GREG LEISZ(st.g)
WILLIE NELSON(vo, g / Track 7)
NORAH JONES(vo / Track 9)
録音 2015年4月27、28日

チャールス・ロイドがギターのビル・フリーゼルの参加を得て新生クインテット「The Marvels」を結成しての最初の作品、
自身の旧作からの2曲の他、ボブ・ディランの「マスターズ・オブ・ワァー」や、べラフォンテの歌で有名な「シェナンダー」等、今までの作品では考えられなかった曲を取り上げた興味深いアルバムです。
ロイドのプレイは、アドリブを極力少なくしメロディ・ラインを重視しています。
このアルバムは、従来のバンドでは重要な役割を担っていたピアニストを入れず、ギターとスチール・ギターを参加させたことから全体を通してカントリー的雰囲気の漂う牧歌的な演奏集となっています。
ジャケットの前面にビル・フリーゼルが立っていることからも、このアルバムでの彼の役割の大きさが分かります。
また、ウイリー・ネルソンと、ノラ・ジョーンズがそれぞれ1曲ずつ参加しており、変化をつけていました。

ロイドの旧作である「オフ・コース、オフ・コース」と、アルバム「ドリーム・ウィーバー」に収録されている「ソンブレロ・サム」、
この旧作も聴き返してみましたが、曲の構成はあまり変わらずも、新譜は年齢を重ねた円熟味を増したプレイっとなっていました。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古いレコードと再会

2017-02-04 | JAZZ
トミー・フラナガン・トリオの名盤である「OVERSEAS」、
原盤はスエーデン・メトロノームから発売された3枚のEP盤ですが、米国からも「C」を並べたユニークなジャケットのものが発売されています。
このレコードは、過去に私の愛聴盤(第50回)で登場していますが、最近になって、電気的に処理した疑似ステレオの再発盤を購入したのをきっかけに再登場となりました。
「THE TOMMY FLANAGAN TRIO OVERSEAS」 PRESTIGE PR 7632
   
1. RELAXIN′ AT CAMARILLO
2. CHELSEA BRIDGE
3. ECLYPSO
4. BEAT′S UP
5. SKAL BROTHERS
6. LITTLE ROCK
7. VERDANDI
8. DELARNA
9. WILLOW WEEP FOR ME
TOMMY FLANAGAN(p) WILBUR LITTLE(b) ELVIN JONES(ds)
録音 1957年8月15日

このレコードは、トミ・フラの横顔をアップにしたモノクロのジャケットで、テイチク(ユニオン)から発売された国内盤に替わり一時期所有していたものですが、オリジナル・ジャケットの出現と共に、処分したままになっていました。
数年前に米国の初盤はルディ・ヴァン・ゲルダーがカッティングを担当していることを知り、再発盤でもひょっとしてと思いチェックしてみたところ、デッド・ワックス部に「VANGELDER」の刻印があったので購入してみました。
疑似ステレオの3人の音の分離はさほどでもなく、中心に集まっているトリオがそのまま両方のスピーカーに拡大されているので、左右のスピーカーの距離が広がれば広がるほど音像が拡大されます。
ピアノ、ベース、ドラムスの音はエッジが立ってカチッと締まっており、ヴァンゲルダーの手が入っていることを伺わせます。
更に、モノラル針に交換してトレースしてみたところ、音の粒立ちはそのままで、当然のこととは言え全体が中央に纏まっていました。
ちなみに、本来のトミ・フラのソフトなタッチとは異なりますが、以前から所有していた国内盤、輸入盤のいずれよりも、このレコードが好みの音でした。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする