あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

DITLEF ECKHOFF

2021-06-30 | JAZZ (CD)
ディトレフ・エクホフとでも発音するのでしょうか?
ノルウェーのトランペッターのアルバム(CD)で、サド・ジョーンズのデビュー盤の1曲目に収録されている「GET OF TOWN」が、偶然に、このアルバムでも同じように配置されていることから取り上げてみました。

「IMPRESSIONS OF ANTIBES」 GMCD 92
 

ディトレフ・エクホフは、ルビー・ブラフを一回りモダンにした感じのトランぺッターで、収録されている12曲の内、前半6曲がオスロでのスタジオ録音で、後半6曲がライブ録音となっています。
ローカル・ミュージシャンの中に、米国出身のピアニストであるエリック・リードが参加していることで、演奏が締って聞こえます。
肝心の「GET OUT OF TOWN」は、淡々と進行する演奏で、続く2曲目の「STARDUST」は、8分を越えるロング・バージョンですが、終始リードしているのはリーダーのトランペットです。

収録されている12曲において、7曲目の「WHICHCRAFT」以降もスタジオ録音同様に淡々とした演奏が続きますが、1曲ごとの演奏時間も長くなっています。
その中で、最後に収録されているマル・ウォルドロンの「SOUL EYES」が、しっとりとしたバラードで、ベース・ソロもあり、後半の収録の中では一番の内容です。

「BLUE MONK」は、唯一リーダー抜きのピアノ・トリオによる3分弱の演奏ですが、エリック・リードはこの録音後に全曲モンクの曲を演奏したものや、「ブルー」にちなんだ曲ばかりを集めた下記のアルバムを作っています。
このCDの1曲目に収録されている「BLUE MONK」は、少し早めのテンポで演奏されていますが、ロン・カーター(b)が大きくフューチャーされていて、他の演奏とは趣を変えているところも聴きどころです。

「BLUE MONK」 M&I MYCJ-30386
 

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原 信夫さんを偲んで

2021-06-27 | JAZZ
去る6月21日に94歳で亡くなった原 信夫さんを偲んで、関連アルバムを聴いてみました。

最初は、1967年7月のニューポートジャズ祭に出演した後のスタジオ録音で、このアルバムを最初に聴いた時は、山本邦山の尺八とビックバンドの融合に驚いた記憶があります。
邦山は、ファイナル・コンサートの映像にも再び登場し、ニューポートで演奏した「箱根馬子唄」を再演しています。
「SHARPS & FLATS IN NEWPORT」XMS-10019-J
  

次は1969年にオリヴァー・ネルソンを迎えてのもので、これまでのビック・バンドには無かった斬新な演奏が詰まっています。
A面は、オリヴァー・ネルソンのアレンジによる有名なジャズ曲が、またB面は、オリヴァー・ネルソンの作品集で、変調子も取り入れた難解な曲も難なくこなしており、数曲で披露される菊池雅章の絶妙なピアノ・ソロが、この演奏集の価値を一層高めています。
「3-2-1-0 OLVER NELSON / # & b ′69」XMS-10022-J
  

続いてのアルバムは、1971年12月3日に新宿厚生年金会館ホールで開催されたシャープス&フラッツ結成20周年のライブで、2枚組です。
1枚目は、渡辺貞夫、菊池雅章、日野皓正をゲストに迎え、各人のオリジナル曲がビック・バンド用にアレンジされています。
2枚目は、フランク・フォスターの作品を彼自身がアレンジしており、最終曲の「SHINY STOCKINGS」では3人のゲストも参加した豪華な演奏となっています。
フランク・フォスターは、カウント・ベイシー・バンドを受け持っていた時期がありますが、ここでは、ベイシー・スタイルの雰囲気は全く無く、シャープス&フラッツのサウンドとなっています。
「結成20周年記念リサイタル」 SOLJ 3-4
  

以下は、美空ひばりとのセッションの2枚で、1961年と1965年の録音です。
特にナット・キング・コールの愛唱曲を歌ったアルバムは、アレンジもコールのアルバムに似せています。
後ろの記事は、かってSJ誌に掲載されていたものです。
それにしても、ひばりさんは何を歌っても上手いね。
  

最後はファイナル・コンサートの映像で、2009年7月25日のNHKホールと、7月26日の神奈川県民ホールの両日の演奏から17曲がピック・アップされ、他にシャープス&フラッツの音楽的歴史や、原夫妻のインタビューなどが紹介されています。
こうして何時までも、原さんとシャープス&フラッツの絵を見ながらの演奏が楽しめることは嬉しい限りです。
中に入っていた小冊子の最終ページにあった原さんの後ろ姿が、とても印象に残る1枚となりました。
「A Documentary of The Last Concerts」 EWDV 0166
 

このファイナル・コンサートの模様は、youtubeにNHK BS による7月25日と26日のライブ映像がありました。

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オーディオ月刊誌の記事から

2021-06-23 | 日々の暮らし
先日、近所の書店で「JBL 75年の軌跡」というタイトルに引かれて、月刊誌「ステレオ」の最新号を購入しました。
現在、私もJBLのスピーカーを使っているので、記事を読んでみたかったからです。

  

ところで、この雑誌の巻末のほうに、もう一つの米国製スピーカーの記事が掲載されていました。
それは「polk audio」で、実はJBLに交換する前は知人に勧められたこともあり、このメーカーのスピーカーを使っていました。



自宅は狭いため、JBLのスピーカーに切り替えた時に業者に引き取って頂きましたが、当時のカタログだけは手元に残っていました。
このスピーカーを購入した当時、この型式のものは国内販売しておらず、たまたま米国駐在の知人が日本に帰国するので引越しの荷物に同梱して運んでくれました。
自宅にあったのはSDAシリーズの「SDA 1B」で、今使用しているJBL製とほぼ同じ大きさのものでした。
価格は、1992年当時$950/本で、日本円では対で23万円位でした。
スピーカーからのコードをアンプに繋ぐのとは別に、2本のスピーカー同士を接続し位相をコントロールするという特殊なものでした。
そして、このスピーカーを上手く鳴らそうと思い、アンプをLUXNAN(L-308)からAccuphase(E-305)へ替えて、それまでのレコード収集一辺倒から、徐々にオーディオに興味が移るきっかけとなったスピーカーでした。

  

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2021年6月の富士山

2021-06-21 | 富士山
梅雨のわずかな晴れ間、
富士吉田市内からの朝の富士山です。

  

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私の愛聴盤(第155回)

2021-06-20 | 私の愛聴盤
私の愛聴盤第155回は、デビュー原盤の「サド・ジョーンズ」です。
掲載したのは、OJCからの再発盤です。

「THAD JONES」 OJC - 625( DEB - 127)
  
 1. GET OUT OF TOWN
 2. ONE MORE
 3. BITTY DITTY
 4. MORE OF THE SAME
 5. ELUSIVE
 6. SOMBRE INTRUSION
 7. I CAN′ T GET STARTED
 8. I’LL REMEMBER APRIL
 9. YOU DON’T KNOW WHAT LOVE IS
10. CHAZZANOVA
THAD JONES (tp) FRANK WESS (ts) HANK JONES (p) JOHN DENNIS (p) 
CHARLES MINGUS (b) MAX ROACH (ds) KENNY CLARKE (ds)
録音 1954年8月11日、55年3月10日

デビュー・レーベルは、チャーリー・ミンガスと彼の奥様、そしてマックスローチが中心になって1952年に設立したレーベルであるからして、ミンガスのベースが強調されて収録されていますが、これは、「録音良し」、「演奏良し」の1枚です。

全10曲において、サド・ジョーンズの相方を務めるフランク・ウェスには申し訳ないですが、彼が抜けたカルテットの方の出来が素晴らしいです。
それは、1955年3月録音の4曲(1,2,4,7)と、1954年8月録音の2曲(8.9)で、4曲の方はピアノをジョン・デニス、ドラムスをマックス・ローチが担当し、このトラックではジョン・デニス (p) のモダンで貴重な演奏を聴くことができます。
一方2曲の方は、ピアノがハンク・ジョーンズ、ドラムスがケニー・クラークとなっています。

その中で、サド・ジョーンスがミュートを使っている演奏が2曲あり、アルバムの最初に収録されている「GET OUT OF TOWN」は意表を突いたイントロからスタートし、1コーラスをミュートで、続いてのオープン・トランペットではクリフォード・ブラウンにも匹敵する朗々としたプレイで、また最後は、再び1コーラスをミュートで締めくくるという展開になっています。
このミュート・プレイ部分は、ミンガスとのデュオで演奏されますが、曲の中間部ではレーベルの設立者であることの特権を生かしているかのように挨拶代わり(?)のベース・ソロもたっぷり挿入されています。
そして、もう1曲のミュート・プレイは「I CAN′ T GET STARTED」で、上記と同様に最初の1コーラスと最後の1コーラスをトランペットとベースのデュオで演奏しており、こちらも中々の名演となっています。
また、2曲目の「ONE MORE」は速いテンポの曲で、最初から快調に飛ばすサド・ジョーンズと、ジョン・デニスのピアノ・プレイが堪能できます。
「MORE OF THE SAME」は、面白いテーマを持った曲で、演奏の流れは「ONE MORE」と同様、後半でマックス・ローチのドラム・ソロが挿入されていますが、全体を通して、ここでのマックス・ローチは出しゃばらず、控えめなドラミングに徹しています。

ハンク・ジョーンズとケニー・クラークが参加し、スタンダードを演奏している「 I’LL REMEMBER APRIL」は、互いに手慣れた曲でサラッと流すような演奏となっており、唯一バラードで演奏される「 YOU DON’T KNOW WHAT LOVE IS」では、サド・ジョーンズの感情を込めた演奏を聴くことが出来ます。
このアルバムで聴くジョン・デニスのプレイは、ハンク・ジョーンズのタッチに似ており、はっきり区分けが出来ません。
ブルーノートの諸作を含め、このアルバムはサド・ジョーンズの実力が再認識できる1枚です。

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ルイ・スミスのスティープルチェース盤

2021-06-17 | JAZZ
メンフィス出身のルイ・スミスのこのアルバムは、過去に「メンフィス出身のミュージシャン(2)」で掲載したことがありましたが、暫くぶりに聴いたことで、再び取り上げてみました。

「JUST FRIENDS」 STEEPLE CHASE SCS - 1096
  
1. BLUES FOR JIMMY
2. LULU
3. VAUGHN’S BOUNCE
4. I REMEMBER CLIFFORD
5. OLEO
6. MINOR BIT
LOUIS SMITH (tp, flh) GEORGE COLEMAN (ts) HAROLD MABERN (p) 
JAMIL NASSER (b) RAY MOSCA (ds)
録音 1978年3月19日

このアルバムは、ルイ・スミスが米国の2つのレーベル(Blue NoteとUnited Artists)に録音した後の久しぶりの録音で、このスティープルチェイスへの第1作の後、同レーベルに10枚以上のアルバムを残しています。
優れたトランぺッターであるルイ・スミスは、長い間ブランクがあったにもかかわらず、再びプレイヤーとして迎え入れ、レコーディングを行ったこのレーベルのオーナーでプロデューサーでもあるニールス・ウィンターの努力も見逃せません。
ここでのルイは、20年近くのブランクを感じさせない演奏ぶりを披露していますが、同郷であるメンフィス出身のジョージ・コールマンや、ハロルド・メイバーンと共演したことも影響しているように思います。

1曲目の「BLUES FOR JIMMY」は、ルイは勿論のこと、ジョージ・コールマンが張り切った演奏をしているのが印象に残ります。
また、ルイの作曲によるバラードの「LULU」は、ジョージが抜けたカルテットで演奏され、情緒たっぷりに唄うルイのプレイが堪能できるし、多くのトランぺッターが名演を残している「 I REMEMBER CLIFFORD」は、クリフォード・ブラウンを信奉しているだけあって、確信に満ちた素晴らしい演奏となっています。
そして「OLEO」では、ミュートを使い、無伴奏ソロを交えながら、テナー・サックス~ピアノ~ベースへとソロが順次受け継がれ、速いテンポで駆け抜けていきます。
最終曲の「MINOR BIT」は、新しい感覚のハードバップで、10分を越える長い曲でありながら、流れるようなスムースな演奏でダレルことも無く、この曲が締めくくられます。

以下に、ルイ・スミスがスティプルチェーに残したたリーダー・アルバムを列記してみました。
Just Friends  (1978年)
Prancin'  (1979年)
Ballads for Lulu  (1990年)
Silvering  (1994年)
Strike up the Band  (1994年)
The Very Thought of You  (1995年)
I Waited for You  (1996年)
Bye Bye Blackbird  (1997年)
There Goes My Heart  (1997年)
Once in a While  (2000年)
Soon  (2000年)
The Bopsmith  (2001年)
Louisville  (2004年)


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新型コロナワクチン接種

2021-06-14 | 日記
昨日、近くのクリニックで、新型コロナワクチンの1回目の接種を受けました。
そのクリニックは、近所の中では大きい方で、3ヶ所で受けることが出来ました。
応対者の皆さんも親切で、大勢の方が順番待ちをしていましたが、受付を済ませた後は、あっという間でした。
 

ワクチンは2種類がありますが、個人で選択することは出来ず、このクリニックで接種したのはファイザー社製でした。
  

接種した当初は何ともありませんでしたが、数時間後に接種した左側の手の平から指先が痺れ、1日経過した現在もその感じが残っています。
また、肘上から肩までの凝りと痛みがありますが、頂いたパンフレットにも書かれているように、特に心配はしていません。
2回目の接種は、3週間後の7月4日(日)となっています。


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アイドリュース・シュリーマンのリーダー・アルバム

2021-06-13 | JAZZ
自国のオールスター・メンバーによるオランダでの録音からの1枚です。

「NOW IS THE TIME」 Steeple Chase SCS-1052
  
1. MIRROR LAKE
2. MISTY THURSDAY
3. SATURDAY AFTERNOON AT FOUR
4. A THEME FOR AHMAD
5. NOW′S THE TIME
6. THE BEST I COULD DREAM
7. CARE FREE
IDREES SULIEMAN (tp, flh) CEDAR WALTON (p) SAM JONES (b) BILLY HIGGINS (ds)
録音 1976年2月16,17日

アイドリュース・シュリーマンは、過去にマル・ウォルドロンのアルバム「MAL 1」にも参加していますが、その当時と比べると円熟味が増して、アート・ファーマーに似たソフトな音色に替わっています。
このアルバムでは全7曲中、4曲のオリジナルを提供していて、いずれもが親しみやすいメロディとなっています。
特に3曲目のアップテンポによる「SATURDAY AFTERNOON AT FOUR」のメロディアスで且つ子気味良い演奏や、6曲目の「THE BEST I COULD DREAM」のゆったりしたテンポでスタートし、アドリブに入るとイン・テンポとなる歌心ある演奏等は、曲目通り“ザ・ベスト”に相応しい内容です。
また、唯一ビ・バップの「NOW′S THE TIME」では、バップ魂が湧き出る中でもスカッとした冷静な演奏であり、ビリー・ヒギンズのドラムスによるロング・ソロも挟んで、さすがに王道的な1曲となっています。
全体を通して、シダー・ウォルトン以下の強力なリズム陣を背景に、伸び伸びとしたプレイを展開する素晴らしいワンホーン・アルバムであり、シダー・ウォルトンの澄んでいて、しかも歯切れの良いタッチのピアノが際立っています。

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デンマーク出身のトランぺッター(トーマス・フライランド)

2021-06-09 | JAZZ (CD)
トーマス・フライランドは、デンマークのトランぺッターで、曲によってはフリューゲル・ホーンも吹き、その音色はソフトで、アート・ファーマーに似ています。

今回掲載したのは4枚のCDです。
左側に掲載したのは、1995年4月録音のギターとベースを加えたトリオですが、速めの曲はスイングたっぷりの演奏で、1996年度のデンマーク・ベスト・ジャズ・アルバムになっています。
また右側は、ギター、ベースにドラムスを加えたカルテットで、伸びやかに吹くトランペットが更に説得力を増しています。
こちらは1996年6月に録音されており、デンマークとは直接関係ありませんが、梅雨の時期に相応しいタイトル曲「PERFUME AND RAIN」の演奏は絶品です。
 

続いては、1993年10月(左)と1997年1月(右)の録音で、何れも自作曲とスタンダードを織り交ぜた組み合わせとなっています。
 

93年10月のスタジオ録音は、アレックス・リール(ds)が参加していることから、ミディアム・テンポの曲においてピシッと締った演奏が楽しめます。
一方、ゆったりしたテンポで演奏される4曲(Embraccable You, Old Folks, My funny Valentine, Skylark)は、ドラムレスで、また、最終曲の「BODY AND SOUL」は、ピアノとのデュオで、何れも感情が入った情緒たっぷりの演奏となっています。

97年1月録音の方は、コペンハーゲンのジャズ・クラブのライブです。
ピアノとベースを加えた変則トリオでの演奏は、各人のソロも多く、特にリズム感あるベースがドラムスの役目を果たしています。
自作曲の「BARRY’S RHYTHM」等の、これまでは聴けなかったような力強い演奏の他、モンクの「RUBY, MY DEAR」はゆったりしたテンポで、また、「TIME AFTER TIME」はアップ・テンポでと、色々趣向を凝らしています。
そして、最終曲はホレス・シルバーの「STROLLIN’」という選曲も良いです。

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アート・ファーマーの初期の録音

2021-06-06 | JAZZ
若きアート・ファーマーとウイントン・ケリーの1954年のセッションを収めた10インチ・アルバム

「ART FARMER QUARTET」 Barclay 84013 
  
1. I’VE NEVER BEEN IN LOVE BEFORE
2. I’LL WALK ALONE
3. GONE WITH THE WIND
4. ALONE TOGETHER
5. PREAMP
6. AUTUMN NOCTUNE
ART FAMER (tp) WYNTON KELLY (p)  ADDISON FARMER (b) HERBIE LOVELLE (ds)
録音 1954年11月9日

これは仏のBarclayレーベルから発売された10インチ盤ですが、元はと言えば「EARY ART」( Prestige PR 7665 / New Jazz 8258)と題されたロリンズ等と共演したカップリング・アルバムから、11月9日のセッション部分の6曲だけを収録しています。
レーベルにはプレスティッジのマスターを使用しているとの記載があることから、音質もその雰囲気を持っています。
1950年代を含めて、ハード・バップ時代のアート・ファーマーの録音は「2管+ピアノ・トリオ」が大半を占め、アレンジもされている中で、ピアノトリオをバックに、シンプルでありながらメロディックで調和のとれた演奏を展開しています。
全6曲は、アップ・テンポとスロー・テンポの演奏が交互に配置されており、相方を務めるウイントン・ケリーは、アップ・テンポの曲において、一聴して分かる手癖も飛び出し、既にオリジナリティを発揮しています。

アート・ファーマーは、多くのピアニストとのセッションがありますが、ウイントン・ケリーと組んだ録音は珍しく、弱冠26歳のアート・ファーマーと、22歳のウイントン・ケリーが作る音楽は、既に完成されたモダン・ジャズ演奏となっています。

下記は、アート・ファーマーのディスコ・グラフィーによる1954年録音部分の抜粋です。
Art Farmer - Early Art (New Jazz PRNJ 8258)
Art Farmer, trumpet; Sonny Rollins, tenor sax #2-4; Horace Silver, piano; Percy Heath, bass; Kenny Clarke, drums.
Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, January 20, 1954
1. 552 Wisteria
2. 553 Soft Shoe
3. 554 Confab In Tempo
4. 555 I'll Take Romance

Art Farmer, trumpet; Wynton Kelly, piano; Addison Farmer, bass; Herbie Lovelle as Herby Lovelle, drums.
Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, November 9, 1954
633 I've Never Been In Love Before
634 I'll Walk Alone (as I Walk Alone)
635 Gone With The Wind
636 Alone Together
637 Preamp (as Pre Amp)
638 Autumn Nocturne
** also issued on Prestige PR 7665; Original Jazz Classics OJCCD-880-2.


When Farmer Met Gryce (Prestige PRLP 7085)
Art Farmer, trumpet; Gigi Gryce, alto sax; Horace Silver, piano; Percy Heath, bass; Kenny Clarke, drums.
Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, May 19, 1954
574 A Night At Tony's
575 Blue Concept
576 Deltitnu
577 Stupendous-Lee

Art Farmer, trumpet; Gigi Gryce, alto sax; Freddie Redd, piano; Addison Farmer, bass; Art Taylor, drums.
Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, May 26, 1955
741 Blue Lights
742 Capri
743 The Infant's Song
744 Social Call
** also issued on Original Jazz Classics OJC-072, OJCCD-072-2.

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