あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

私の愛聴盤 (第108回)

2017-07-30 | 私の愛聴盤
第108回は松本英彦の「スリーピー・ミーツ・ザ・グレイト・ジャズ・トリオ」です。
「THE SESSION」 NEXT WAVE 25PJ-1004
  
1. BROTHER JONES
2. SO “K”
3. MANHATTAN AFTERDARK
4. GREAT ENCOUNTER
5. THE CITY IN THE MORNING
6. SLEEPY′S THEME
7. TENDER MORMENT
松本英彦(ts) HANK JONES(p) EDDY GOMEZ(b) AL FOSTER(ds)
録音 1980年6月30日、7月1日

「ザ・セッション」とタイトルされたこのアルバム、
宮沢昭と共に日本を代表するテナー・サックス奏者の松本英彦が、長い音楽生活の中で53歳にして初めて海外録音に臨んだものです。
バックを務めるのが新生グレイト・ジャズ・トリオで、エンジニアはデヴィッド・メイカー、そしてカッティング・エンジニアが小鉄徹、
とくれば、レコードに針を落とす前に内容が分かろうというものです。
全7曲、全てを松本自身のオリジナルで固めていて、A - A´-B - A´の32小節のリフで始まる1曲目から、ラストのハンク・ジョーンズとのデュオまで、いずれもどこかで聴いたことがあるような親しみやすいメロディ(テーマ)が続きます。
それは、リーダーは言うにおよばず、強力なバックを従えての演奏は本当にグレイトです。

実はこのレコード、
1990年代中頃、地元で開催したジャズ・コンサートの終了時に、控室に呼ばれ直接本人から頂いたものです。
それ以来、このジャケットを見るたびに、コンサート当夜のことが思い出され、時々引っ張り出しては聴いています。

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暑い夏の日に

2017-07-29 | JAZZ
「ゲッツ/ジルベルト」
このレコード、過去に一度登場して居ますが、
やはり暑い夏は、爽やかな音楽のボサノバが似合います。
「GETZ/GILBERTO」 VERVE V6-8545
  
1. THE GIRL FROM IPANEMA
2. DORALICE
3. PRA MACHUCAR MEU CORACAO
4. DESAFINADO
5. CORCOVADO
6. SO DANCO SAMBA
7. O GRANDE AMOR
8. VIVO SOHANDO
STAN GETZ(ts) JOAO GILBERTO(g, vo) ANTONIO CARLOS JOBIM(p)
ASTRUD GILBERTO(vo) MILTON BANANA(ds) TOMMY WILLIAMS(b)
録音 1963年3月18&19日

お馴染みの曲が並ぶ耳タコのレコードではありますが、「音」を売りにした片面2曲の45回転の2枚組は、ジョアン・ジルベルトの甘いヴォーカルに絡むゲッツがいいです。
ゲッツはあくまでも自然で優しい響きを醸し出し、マウスピースに息を吹き込む音もリアルです。
ジョアンの歌を受けて、アストラットが花を添えているし、数あるボサノバのレコードの中では最も良くできたアルバムではないでしょうか。
これを企画したプロデューサーのクリード・テイラーにも拍手です。

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メタボ対策

2017-07-25 | 日々の暮らし
通勤に車を使うようになって3年目、
胴回りが太くなり、定期健診でも「赤信号」が付きました。

そこで、知人から勧められて始めたウォーキング、
3日坊主にならぬようにと、靴を購入して覚悟を決めて、
 

毎朝30分、週末は自宅近くの歩道で約4㎞のお勤めです。
 

こちらも約30分、河口湖近くの定宿から富士山を見ながら歩いています。
路地を抜けて船津口登山道へ出ますが、電柱・電線が折角の景色を遮ります。
 

途中、こんなご褒美もあります。
 

本日出会ったウォーカーは、2人でした。
 

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好きな歌手・作曲家でした

2017-07-23 | 演歌・ポップス
7月21日に79歳で逝去された平尾昌晃さん。
ロカビリーから始まり、歌謡界で多くの足跡を残していただきました。
彼の歌も、曲も好きでした。


昨夜は彼の歌と代表曲の数々を静かに聴かせていただきました。
  

  

 
謹んでご冥福をお祈りします。

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マイルス・トーン時代のマッコイ・タイナー・トリオ

2017-07-22 | JAZZ
マイルストーン時代のマッコイ・タイナー・トリオの1枚

  
1. CELESTIAL CHANT
2. ONCE I LOVED
3. ELVIN (Sir) JONES
4. LAND OF THE LONELY
5. IMPRESSIONS
6. RUBY MY DEAR
McCOY TYNER(p, Harpsichord, celeste)
RON CARTER(b) ELVIN JONES(ds)
録音 1975年2月18, 19日

大御所の3人によるトリオ、
ベースがロン・カーターに替わっているとはいえ、インパルス時代のマッコイを想像していると、肩透かしを食うアルバムです。
コルトレーン時代と並行して、インパルス・レーベルに録音していた当時に比べて音数は多く、ダイナミックなプレイを行うようになったマッコイが、イントロや曲の終わりでハープシコードやチェレスタも使って変化をつけている曲もあり、これが余計?
発売当時は3人のプレイが注目されましたが、ただ集めただけで、その後話題にもならなかったことからも、そうなんでしょう。
それでもスケールを使った「IMPRESSIONS」や、絶妙なタイミングで弾くモンクの「RUBY MY DEAR」でやっと本領を発揮しています。

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母親の持ち歌を歌うカバー・アルバム

2017-07-19 | 演歌・ポップス
最近頻繁にTVに登場する三浦祐太朗、
ルックスも両親に良く似ていて、母親の持ち歌を歌っています。
そして大抵は、宇崎がギターで絶妙な伴奏をしています。
  

7月5日に発売された「I′m HOME」
 

TVの時のしっとり感とは替わって、バックが騒々しい感じもするけど、
上手いね! 祐太朗
デビュー後は色々あったけど、カエルの子はカエルだね。

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本日届いた2枚

2017-07-16 | JAZZ
先日オーダーしていたCDが先ほど届きました。
ご近所のこともあり夕方からは音出しできないので、聴くのは次の週末までお預けです。

仏のルイ・スクラヴィスの今年2月のライブで、2人のリード奏者とベース、ドラムスによるシンプルな組み合わせです。
以前から彼の吹くバスクラに興味があり、良く聴いていました。
 

こちらは蘭のハン・ベニンクとルード・ヤコブスのベテラン2人に、ピーター・ビーツとベンジャミン・ハーマンが加わったカルテットの昨年4月の演奏を収めたライブ、
今年3月に亡くなったミシゃ・メンゲルベルクの作品を中心に、サミー・フェインとエリントンの作品が各々1曲追加されています。
 

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FMPのエルンスト・ルードウィヒ・ペトロウスキー(2 / 2)

2017-07-15 | JAZZ
エルンスト・ルードウィヒ・ぺトロウスキーの続く2枚は、いずれもトランぺッターのへインツ・ベッカーが共演しており、その存在も大きいアルバムです。
「SELB VIERT」 FMP 0760
  
1. SELB-DRITT
2. NICHT GEWOLLT
3. VIER MINUS
2a BLUES CONNOTATION
b TOURNEESKIZZEN
3a DAS DING
b TALAR
ERNST-LUDWIG PETROWSKY(reeds) HEINZ BECKER(tp, flh)
KLAUS KOCH(b) GUNTER SOMMER(ds)
録音 1979年11月1,2,4日
こちらはトータル・ミュージック・ミーティングからのライブ盤で、相棒がトランぺッターであることも上手くマッチングしています。
ペトロウスキーは前2作より技術的にも成長し、一部ではエヴァン・パーカーにも似たテクニックを駆使しています。
1曲目の「SELB-DRITT」は静と動の対比が面白く、2曲目の「NICHT GEWOLLT」ではクラリネットの低音部を使ったアドリブが強烈で、それに小道具で応えるソマーのプレイが堪能できます。
レコードでいうB面に移って、4人のプレイは益々凄みを増し、2aで演奏されるオーネット・コールマン作曲のブルースでピークを迎えています。

「SELB DRITT」 FMP 0890
  
1. ENFANT
2. TALAR
3. TIPSIN
4. DER BUMERANG
5. DER LANGE ZUG
ERNST-LUDWIG PETROWSKY(as, bs) HEINZ BECKER(tp, flh) KLAUS KOCH(b) 
録音 1980年12月11-13日
こちらはベルリンでのライブ盤とクレジットされているものの、聴衆がいる気配は感じられません。
しかし、非常にシンプルな組み合わせのトリオで、いずれもテーマ部分を除くとベースとのデュオ部分が多く、個々人のソロをしっかり聴くことができます。
2曲目の「TALAR」は珍しくバラードで、ぺトロウスキーはアルト・サックスのタンギングを使ったトレモロ技法も披露しています。
3曲目の「TIPSIN」では、相棒のベッカーがフリー・ジャズでは珍しく、フリューゲル・ホーンでソロを取っていて、これも一聴の価値があります。
そのバックではサックスとベースがうねりを伴った一定のパターンの繰り返しで支え、後半はサックスのソロに引き継いでいます。
4曲目の「DER BUMERANG」は、ペトロウスキーがアルト・サックスでベースを相手に極みの演奏を聴かせてくれるし、5曲目の「DER LANGE ZUG」では息もつかさぬスピードでバリトン・サックスを駆使し、ベッカーがミュート・トランペット(後半はオープン)でそれに応えるという聴きどころもあります。

この2枚に共通しているのは、オーネット・コールマンの曲がそれぞれ1曲ずつ入っていて、ドン・チェリーとコールマンの演奏を更に発展させたような展開が繰り広げられているところが興味深く、ペトロウスキーを堪能するならこの2枚がお勧めです。

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2017年7月の富士山

2017-07-11 | 富士山
梅雨の晴れ間の夜明け前の河口湖畔、
月が出ていたので、富士山と共にカメラに収めました。
気温18℃で、昼間の暑さとは段違いの別世界です。
  

夜明けとともに、湖面の山影は波と共に消えてしまいました。
  

7月12日追記
午前3時30分頃、
宿の窓から見える吉田口の山小屋の灯りです。
(右は夜明け後)
 

7月13日追記
今朝は30分足らずの間に変化した雲の動きが見事でした。
    

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FMPのエルンスト・ルードウィヒ・ペトロウスキー(1 / 2)

2017-07-08 | JAZZ
東西ベルリンの壁があった時代に、多くの東独のジャズ・シーンを記録したFMPレーベル、
その中で、一人のマルチ・リード奏者にスポットをあてたアルバムを選んでみました。

「JUST FOR FUN」 FMP 140
  
1. ZUGABE
2. JUST FOR FUN
3. BOHNSDORF
4. TANGO Ⅰ、Ⅱ
5. OHNE MICH
6. SONATTA
ERNST-LUDWIG PETROWSKY(reeds) CONRAD BAUER(tb) 
KLAUS KOCH(b) WOLFGANG WINKLER(ds)
録音 1973年4月29日
FMP 0140は、リーダーのぺトロウスキーを知る最初となった1枚です。
しかし彼の出番は意外と少なく、特にクラリネットを吹いている部ではトロンボーンのバウワーや、ドラマーのウインケラーにお株を奪われているようにも感じます。
演奏は間を活かした静寂な部分から、ゴリゴリのフリーまで、様々な音が混在するインプロビゼーションの連続で、4曲目や6曲目の「タンゴ」や「ソナタ」にしても、そのタイトルから連想できる内容とはかけ離れています。
ぺトロウスキーは曲により、3種類のサックスとクラリネットを吹き分けており、アルト・サックスで発する高音は、まるで電子楽器の様でもあります。

「AUF DER ELBE SCHWIMMT EIN ROSA KROKODIL」 FMP 0240
  
1. KRISIS EINES KROKODILS
2. ZWEISAM
3. AUF DER ELBE SCHWIMMT EIN ROSA KROKODIL
4. PETTING ZU TAKE Ⅳ
5. TAKE Ⅳ
6. MEHR AUS TEUTSCHEN LANDEN
ERNST-LUDWIG PETROWSKY(reeds) CONRAD BAUER(tb) 
ULRICH GUMPET(p) GUNTER “BABY”SOMMER(ds)
録音 1974年3月5,6日
ペトロウスキーは、続くFMP 0240でやっと本領を発揮し、アルト・サックスを中心に思う存分に吹きまくっていて、ソロ、及びトロンボーンやピアノとのデュオ等で、多くのスペースが与えられています。
また、バウワーのパワフルなトロンボーンは前作そのままの勢いがあり、ピアニストのギュンペートとドラマーのソマーの存在も強く出ていて、前作よりストーリー性がある内容となっています。

ベルリンの壁が壊れた象徴的な日である1989年11月9日は、まだ15年も先のことですが、この時代の東独のフリー・ジャズ・シーンのレベルが高かったことを示す2枚です。

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