あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

テテ・モントリューのカタラン組曲

2016-05-29 | JAZZ
ダスコ・ゴイコビッチのアルバムで好演していたテテ・モントリュー、
バルセロナ出身の彼が、ステープル・チェースに録音した10枚以上の作品の中から、故郷の匂いのする1枚を選んで見ました。
「Tete a Tete」 SteepleChase SCS-1054
  
1. WHAT´S NEW
2. WE´LL BE TOGETHER AGAIN
3. CATALAN SUITE
TETE MONTOLIU(p) NIELS-HENNING ORSTED PEDERSEN(b) ALBERT HEATH(ds)
録音 1976年2月15, 16日

第4作目となるこのアルバム、
A面2曲のスタンダードも良いけれど、圧巻はB面の20分に及ぶ「カタラン組曲」です。
スペインのカタロニア地方に伝わる5つの民謡を断片的につなぎ合わせたもので、カルザスの鳥の歌も出てきます。
中間部のピアノ・ソロを挟み、トリオで演奏されるこの曲、
相変わらず切れの良いタッチと、オリジナリティを持ったハーモニーで独自の世界を作っていくテテに加え、
ペデルセンのベースはカチッと締っていて気持ちがいいし、アル・ヒースのタイコは、ケニー・ドリューのアルバムのように叩きすぎず、
後半のドラム・ソロでは一見マックス・ローチばりの演奏を聴くことができます。

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私の愛聴盤 (第88回)

2016-05-28 | 私の愛聴盤
第88回は、ダスコ・ゴイコビッチの「アフター・アワーズ」です。
1996年の初来日以来、何度も日本を訪れてはその度に新録音を残して行ったゴイコビッチ、、
先日ヤフオクに登場した「TEN TO TWO BLUES」は、入札に参加するも予想を超えて高額になったので途中で断念、
そのスペインのエンサーヨからのオリジナル盤ジャケットがこちら、(写真はCDからのものですが)
 

そして、こちらはドイツのエンヤからの再発盤で、タイトルも変更されています。
「AFTER HOURS」 enja 2020
  
1. LAST MINUTE BLUES
2. A CHILD IS BORN
3. OLD FISHERMAN′S DAUGHTER
4. REMEMBER THOSE DAYS
5. I LOVE YOU
6. TEN TO TWO BLUES
DUSKO GOYKOVICH(tp) TETE MONTOLIU(p) ROB LANGEREIS(b) JOE NAY(ds)
録音 1971年11月9日

エンサーヨ盤とエンヤ盤はアルバム・タイトルの他に、曲順と一部曲名も変更されています。
最初と最後にブルースを配置していますが、この2曲が逆の配置になっています。

最初の「ラスト・ミニッツ・ブルース」は、軽快なアップ・テンポの曲で、リーダーのトランペットと共に、もう一人の主役であるテテ・モントリューのドライブ感溢れるピアノ・プレイが楽しめます。
バラードで演奏される「ア・チャイルド・イズ・ボーン」を挟んで、3曲目の「オールド・フィッシャーマンズ・ドーター」へ、
ワルツで演奏されるこの曲は、ピアノの後を受け継いでゴイコビッチの美しいミュート・プレイが堪能できます。
当時、ゴイコビッチは欧州のマイルスとも言われていたそうで、なるほどといった印象を受けます。
レコードの裏面に移って最初の「リメンバー・ゾーズ・デイズ」、
ジャケットにはこの曲の楽譜が掲載されていて、演奏を聴きながら追いかけてみましたが、自身の表現を交えてプレイしていることが良く分かります。
次に演奏されるこのアルバム唯一のスタンダード「アイ・ラヴ・ユー」を長尺演奏で飾った後に、ゴイコビッチの無伴奏ソロから始まるスロー・ブルースのタイトル曲へと続きます。
「アフター・アワーズ」に似たこの曲、テテのブルース・フィーリングたっぷりのプレイが素晴らしいです。(テテはブルースも上手いね)
そして、後半で聴かれるストップ・モーション風の1コーラスが、締めくくりにふさわしい配置となっています。

このレコード、
以前から時々引っ張り出しているので、オークションでオリジナル盤が入手できたら、聴き比べてみようと参加しましたが、叶いませんでした。
でもジャケットは、エンヤのモノクロ写真の方が雰囲気があって素敵です。


ところで、ダスコ・ゴイコビッチの出身の旧ユーゴスラビア、
1973年には日野皓正クインテットがリュブリアナ国際ジャズフェスティバルに出演し、その時の演奏がNHK FMで放送されていました。
かなりアグレッシブな演奏で、衝撃的なものでした。
今では4トラのオープン・リールで録音したまま、押し入れの奥で眠り続けています。


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リチャード・バイラークの国内作品

2016-05-22 | JAZZ
1947年生まれのリッチー・バイラーク
5月23日で69歳になることから、誕生日にちなんで彼のアルバムを取り上げてみました。
ECMにも優れた作品がありますが、これは日本人の手で作られた作品です。
「AYERS ROCK」 Polydor 28MJ3476
  
1. STONE
2. EMERALD CITY
3. AYERS ROCK
4. BOOMERANG
5. ARID RAIN
6. JOHNNY B.
RICHIE BEIRACH(p) 日野皓正(tp) 富樫雅彦(perc)
録音 1984年10月30日~11月2日
リッチー・バイラークと日野皓正のコラボレーションで生まれた作品に、富樫雅彦が参加、
バイラークのソロ、バイラークと富樫のデュオ、それに日野を加えたトリオでそれぞれ2曲ずつ収録した1枚です。
エンジニアは及川公生で、各楽器のツボを押さえた録音が見事です。
人と楽器との対話が部屋いっぱいに広がり、澄んだ響きは精神を落ち着かせてくれます。


一方下記は、1987年1月20, 21日に録音されたソロ作品で、スタンダードと自身のオリジナルで構成されています。
マイ・ファニー・ヴァレンタインからスタートし、全く新しいコードを使ったチェルシー・ブリッジへと続く全14曲、
エンジニアはデビッド・ベイカー、
ニューヨークのメソニック教会での録音で、室内の残響を生かしたナチュラル・エコーの響きが斬新です。
「BALLADS Ⅱ」 CBS SONY 35DP 649
  

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キャロル・キッドの3rdアルバム

2016-05-21 | JAZZ
英国のベテラン歌手、キャロル・キッドの3作目のアルバム
以前このコーナーでLPレコードの楽しみ方という記事を書いた時に、初めて購入した彼女のレコードを掲載しました。
その後、彼女のLPやCDを収集してきましたが、その中の1枚です。
「NICE WORK」 LINN AKH 006
  
 1. NICE WORK IF YOU CAN GET IT
 2. HAVEN′ MYSELF A TIME
 3. ISN′T IT A PITY
 4. BIDIN′ MY TIME
 5. SING FOR YOUR SUPPER
 6. DAYDREAM
 7. I′LL TAKE ROMANCE
 8. NEW YORK ON SUNDAY
 9. WHAT IS THERE TO SAY
10. MEAN TO ME
11. I GUESS I′LL HAVE TO CHANGE MY PLAN
12. STARTING TOMORROW
13. CONFESSIONS
CAROL KIDD(vo) SANDY TAYLOR(p) ALEX MOORE(b) MURRAY SMITH(ds)
and BRASS SECTION
録音 1987年1月
バラード中心の1枚で、上手な歌をリラックスして聴くことができますが、もう少し変化が欲しい気もします。
レコードは、大抵片面聴いて一度ケースにしまうので、丁度良い長さです。
ジャケットの裏面、若かりし頃の写真も素敵です。

同じアルバムのCD盤、
ちょっと横になったり、何かやりながらの時はこちらを聴くようにしています。


バラードの得意な歌手、キャロル・キッド、
一時期録音から遠ざかっていましたが、円熟味を増した2008年の作品(dreamsvill)も、好録音と共に素晴らしい出来の1枚です。


彼女のアルバムは、こちらにも紹介されています。


昔々お世話になったドクターから「年を取るとヴォーカルを聴くようになる」と、言われたことがありましたが、最近本当にそうなってきました。

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今宵の晩餐

2016-05-18 | グルメ
快晴で暑くなった日中のおかげで、夕方は湿度も下がり気温は15℃、
気持ちの良い宵に誘われて、今宵は素敵なレストランへ、
富士吉田市はうどんの街かと思いきや、職場の人に美味しいフランス料理が食べられるお店を紹介していただきました。
そのお店は下吉田東小学校近くにあるALADDINです。

  

マスターにお願いして本日のレシピを頂き、料理の写真も撮らせてもらいました。
本日のコース料理は、フォアグラ、魚、肉とそれぞれの味が楽しめ、地元の食材も生かした創作料理の数々でした。
 

最初はハモンセラーノとフキのピクルス、砂肝のコンフィをお塩で、
続いてトリュフのラビオリ、
甲斐サーモンのタルタル 富山のホタルイカ 2色のヴィシソワーズ・ソース、
  

フォアグラのソテー バルサミコソース、
千葉県産スズキのポワレ 白ワインと香草バターのソースは、魚の皮の部分がカリッと焼けて香ばしく、
 

お口直しのスイートスプリングと生姜のグラニテ、
それに、焼きたてのパンもお代わりさせていただきました。
 

お口直しの後は2種類のお肉、
柔らかい牛ハラミのロースト 蜂蜜赤ワインソース、
骨付き子羊のソテー ジュ・ダニョーとミントのオイル、
そして締めくくりは、林檎キャラメリゼのエクレア 桜の塩アイス添え・・・。
  

タイミング良く次々と出して頂いた美味しい料理の数々、
素敵な夜の、楽しい晩餐のひと時でした。

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6・8・9コンビの名曲・名演

2016-05-15 | 演歌・ポップス
1961年10月15日に発売された、永六輔・中村八大・坂本九の「6・8・9コンビ」による名曲、名演のこの曲、
1962年に英国のデキシー・ジャズ・バンドのリーダーであるロニー・ポールが自国に持ち帰り、海を渡って「SUKIYAKI」に、
1963年5月3日には米国のCapitol Recordsからも発売され、瞬く間にヒット、
6月にはBillboard Hot 100に3週連続で1位の栄冠に輝き、100万枚以上売れたとか、

その100万分の1枚を、先日、都内の中古店で偶然見つけました。(残念ながらジャケットはありません)

「上を向いて歩こう」 東芝レコード JP-5083 (Capitol Records 4945)
作詞 永六輔 作・編曲 中村八大 
   
Capitol盤には「Beechwood Music Corporation」の文字が小さく書かれています。
A面、B面共に同じ曲、同じアレンジでしたので、東芝の音源をそのまま使っていることが分かりました。
この2枚の音質、当然のことながら東芝盤のほうがクリアです。

今でも世界の70カ国以上で歌われ、1,300万枚以上発売されているというから驚きです。

この曲にまつわる歴史について、以前NHKで放送されたことがありました。
 

服部克久さんによる曲の解説
 

ヨーロッパで広まった記録
 

米国のビルボード・チャートと、当時苦労した西海岸在住の日系人達のお話し
 

様々な思いが詰まった1曲です。

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今夜飲む日本酒

2016-05-14 | グルメ
ご近所の酒屋さんで見つけた1本と1冊、

日本経済新聞の何でもランキングにおいて「燗酒コンテスト」の第一位に輝いた「龍力」、
兵庫県の(株)本田商店謹醸製のお酒です。
早速いただいてみます。
  

日本酒に関するウンチクが書かれている雑誌を一緒に購入してきました。
(えい)出版社から出ている「日本酒のこころ」です。
 

この本を眺めていると、ますます美味しくいただけそうです。

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2016年5月の富士山 (第2回)

2016-05-12 | 富士山
昨日の雨も上がって快晴の朝、
先日、NHKBSの「にっぽん縦断こころ旅」で紹介された富士河口湖町の大石に行ってきました。
 

日野正平さんが紹介している大石地区からの富士山で、湖水の中に浮かぶ「うの島」が目印です。
   

その足で河口湖からの絶景スポットに立ち寄り
 

急いで、宿まで戻ってきました。
最後の1枚は、宿の窓から見える富士山です。
この冬の雪は少なかったせいか、この時期にしては残雪が少ないように思います。
 

この番組、
ちょうど1年前の5月には埼玉県を紹介していました。

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ペーター・コヴァルトを聴く

2016-05-09 | JAZZ
ドイツ生まれのインプロヴァイザー、
連休を利用して、久しぶりに彼のアルバムを聴きました。

「PETER KOWALD QUINTET」 FMP 0070
  
1. PLATTE TALLOERE
2. WENN WIR KEHLKOPFOPERIERTE UNS UNTERHALTEN
3. PAVEMENT BOLOGNAISE
4. GUETE LUUNI
PETER VAN DE LOCHT(as) QUNTER CHRISTMANN(tb) PAUL RUTHERFORD(tb)
PETER KOWALD(tuba, bass, alphorn) PAUL LOVENS(perc)
録音 1972年1月19日
2トロンボーンにアルト・サックスの入った3管ですが、お互いが交わらないサウンドの連続、
最後の4曲目はコヴァルトがアルフォーンを持ち、管楽器のみの演奏に終始する締めにふさわしい清涼剤的小品です。

下はFMPシリーズをよく聴いていた時代に、六本木のWAVEで入手したデュオ・アルバムの3枚組、
1980年代に録音された、ヨーロッパ、アメリカ、日本の錚々たるインプロヴァイザーとのセッションです。
「DUOS EUROPA AMERICA JAPAN」 FMP 1260, 1270, 1280
   

 

  

 

3枚は地域によってそれぞれ印象が異なり、ベースに対峙する各奏者との即興は、それぞれの個性とのぶつかり合いです。
中でも3枚目の尺八、琵琶、三味線、琴との対話は、普段あまり聞くことがないので、一聴の価値があります。

ペーター・コヴァルトは、初期のFMPのセッションにも数多く参加しています。
彼の経歴を調べてみたら、2000年代初頭に心臓病で既に亡くなっていました。

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2016年5月の富士山

2016-05-08 | 富士山
5月7日(土)夕方、いつもの場所と少し位置を変えて撮りました。
曇り空であったため、山の雪と同化し、クッキリ・ハッキリとはいきませんでした。
ここのところの暖かさで、残雪もだいぶ溶けてきました。
 

田んぼにも水が張られ、田植えの準備も始まりました。
 

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