あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

ニッキ・パロットが歌うナット・キング・コール愛唱曲集

2017-12-31 | JAZZ
2017年の最後は、ニッキ・パロットが歌うナット・キング・コール愛唱曲集で、モノクロの写真も素敵な1枚です。
「UNFORGETTABLE」
   

初期のナット・キング・コールに倣ってか、ドラムレスのピアノ・トリオに、リサ・パロットのバリトン・サックス(またはバス・クラ)を加えたシンプルな伴奏陣を従えて・・・、
とは言っても、ベースはいつも通りに彼女自身が担当しています。
最初の「WALKIN′ MY BABY BACK HOME」から、ギターが刻むシンプルなリズムに乗り、流れるようなフレーズでご機嫌にスタートしていますが、このリズム感覚が最後まで全体を支配しているアルバム作りとなっています、
2曲目の「LET′S FALL IN LOVE」は、この曲としては珍しくヴァースからスタートし、途中ではメロディをベースで弾く場面も登場します。
「WHEN I FALL IN LOVE」でも伸びのあるベース・ソロがあり、これにリサはバス・クラで応えており、「LOVE」ではギターとのユニゾンでスキャットを披露しています。
「THE VERY THOUGHT OF YOU」はニッキ流解釈で、「MONA LISA」や「UNFORGETTABLE」では、あまり感情を出さずに淡々と歌っており、これらはナット・キング・コールの歌唱を意識しているのでは、とも思われます。
また彼女には珍しく、ピアノ伴奏のみで歌う「A NIGHTINGALE SANG IN BERKELEY SQUARE」や、ギター伴奏で歌う「ANSWER ME MY LOVE」のような変化を付けた曲もあります。
ラテン曲でもある「PERFIDIA」は、ナット・キング・コールに倣ってスペイン語で歌っていますが、ご愛敬といったところでしょうか。

今回のニッキ・パロットの1枚は、過去に掲載したことのあるナタリー・コールのCDに同名のタイトルのアルバムがありますが、彼女は2015年12月31日に心臓疾患で亡くなっています。
65歳没。

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私の愛聴盤(第113回)

2017-12-24 | 私の愛聴盤
第113回は、チャールス・トリヴァーの「インパクト」です。
盟友スタンリー・カウエルを迎え、このレーベルではお馴染みのミュンヘンのドミシルでのライブです。
「IMPACT」 Enja 2016 
  
1. IMPACT
2. BRILLIANT CIRCLES
3. TRUTH
4. PRAYER FOR PEACE
CHARLES TOLLIVER(flh) STANLEY COWELL(p)
RON MATHEWSON(b) ALVIN QUEEN(ds)
録音 1972年3月23日
冒頭、リーダー自身によるメンバー紹介があり、面白いリズムを持った正に「IMPACT」が演奏されます。
この曲は、イントロとエンディングを除いては7/4拍子で書かれていて、ベースとドラムスは終始一定のリズムを刻み、その上を最初はピアノが、後半はトリヴァーのラッパが炸裂したプレイを展開します。
続く「BRILLIANT CIRCLES」は、テーマの後にピアノ、ベース、フリューゲル・ホーンの順にソロがありますが、こういう曲はトランペットのほうが合うのではないでしょうか。
チャールス・トリヴァーにはリズミカルなのもが多い中で、「TRUTH」はアルバム唯一のバラードです。
この曲でのフリューゲル・ホーンの柔らかい音色は心地いいです。
最終曲の「PRAYER FOR PEACE」のソロの順序は2曲目と同じですが、トリヴァーはハイ・ノートを多用し、後半はベースとの掛け合いも面白く、またカウエルは曲の後半でカウベルのような打楽器を叩くなどして演奏を味付けしています。

このアルバムが発売された当時は、ちょっとしたトリヴァー・ブームが起こり来日も果たしました。
1980年頃以降、第一線から退いていた時期がありましたが、2007年には「WITH LOVE」というアルバムで復活しています。

チャールス・トリヴァーは、グループ名である「Music Inc.」の旗のもと、「STRATA-EAST」というレーベルを立ち上げていて、こちらにも「IMPACT」というタイトルのアルバムが存在します


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日本料理店での夕食会

2017-12-19 | グルメ
今夜は社員7名と共に、初めてのお店で日本料理を頂きました。
お店の名前は、かぐら坂で、玄関に飾ってあった絵もカメラに収めました。
この絵、一瞬噴火した富士山かと思いましたが、よく見たら桜島でした。
  

住所 富士吉田市新西原 3-4-23
電話 0555-28-7231


前菜は、湯葉、卵焼き、魚のすり身団子、チーズ、上品な味のもずく、そして鮪巻寿司などで、
続いて新鮮な鮪と天然物の鯛のお刺身、それにお魚と薄味の大根となりました。
   

お酒を飲めない人もいたので、途中でお蕎麦が出てきました。


生ビールに続いて、女将さんのお話しを伺いながら新潟のお酒、〆張鶴 純を封切りしてもらいました。
  

それから、茶わん蒸し~海老包みの揚げ物~雑炊と続いて、
今夜の食事会がお開きとなりました。
  

ごちそうさまでした。

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日本の二人のベテラン・ピアニスト

2017-12-17 | JAZZ
日本のベテランピアニストのアルバムを取り上げてみました。
この2枚はいずれも菅野沖彦氏による録音盤で、演奏と録音の両方を楽しむことが出来ます。

最初は1930年生まれの八城一夫から、
「サイド・バイ・サイド」は同シリーズに3枚ありますが、これはその中の2番目のアルバムで、A面はピアノとギター、B面はピアノとベース(1曲のみドラムスを加えたトリオ)でのもので、ベーゼンドルファーとスタイン・ウエイの2種類のピアノを別々に弾き分けていて、その音色の違いを聴くこともできます。

「SIDE by SIDE 2.」 AUDIO LAB. ALL-1042
  
A面
1. SHE′S FUNNY THAT WAY
2. IF I HAD YOU
3. SO TIRED
4. AGAIN
5. C′EST MAGNIFIQUE
6. MY SILENT LOVE
ハ城一夫(p) 原田政長(b) 潮崎郁男(g)
録音 1975年10月11日 青山タワー・ホール
B面
1. WHEN I GROW TOO OLD TO DREAM
2. LOVER MAN
3. JOY SPRING
4. DAY DREAM
八城一夫(p) 原田政長(b) 五十嵐武要(ds)…1のみ
録音 1975年10月13日 イイノ・ホール
透明感のあるベーゼンドルファーで聴くA面は、ピアノを中心に左にベース、右にギターを配していて、ピアノの一音一音の澄んだ音色や、ギターが刻む音色も心地よく響く好録音です。
A面に比較しB面は、耳慣れた音色であり、最終曲の「DAY DREAM」では、しっとりしたピアノ・ソロが堪能できます。

続いて1932年生まれの世良譲、
白木秀雄のグループに在籍していた時代にはベルリン・ジャズ・フェスティバルも経験しており、モダンからスイングまで何でもこなし、生前はテレビにも頻繁に出演していました。
色々なピアニストの雰囲気も持っており、軽快にスイングするところは、正にテディ・ウィルソンを彷彿させるところもあります。
こちらは八城さんのアルバムのB面との同じ場所での録音で、二人のピアノタッチの聴き比べも出来ます。
音の粒立ちは上記のほうが際立っているのですが、少しノイジーっぽいこちらのほうが、ジャズらしい音であると感じています。
ちなみにタイトルの「BACCHUS」は、ローマ神話の酒神の意味もあり、お酒が大好きだった世良さんにピッタリかもしれません。
「BACCHUS SWING」 TRIO PA-7087
  
1. MAC′S BLUES
2. PEG O′MY HEART
3. AFTER YOU′VE GONE
4. MISTY
5. SHINY STOCKINGS
6. MY IDEAL
7. SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE
8. THANKS FOR THE MEMORY
世良 譲(p) 栗田八郎(b) 原田イサム(ds)
録音 1973年9月13日 イイノ・ホール
八城さんのアルバム同様、ピアノを中心に左にベース、右にドラムスを配置しており、1曲目の「MAC′S BLUES」は、後半にベース・ソロやドラムスとの4バースも織り込んで、冒頭から結構激しいプレイを展開しています。
A面最終曲の「MISTY」は、作曲者のエロール・ガーナーとは違ったアプローチのピアノ・ソロで、まるでラウンジで聴くような雰囲気を持った演奏となっています。
カウント・ベイシー風なタッチも顔を出す粋な演奏の「SHINY STOCKINGS」や、少し早いテンポで演奏される「SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE」は、スイング感たっぷりで、ベースやドラムスのソロ・スペースも十分与えられています。
「忘れないでありがとう」という粋なタイトルの最終曲は、レッド・ガーランドもどきの装飾音を散りばめての演奏です。
このアルバムをしっかりと支えているベースや、ブラシを軽快に操るドラムスのベテラン二人のプレイも際立っています。

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2017年12月の富士山

2017-12-13 | 富士山
今年の初冬は、例年に比べ雪が少ないため、12月に入っても山肌が見えます。
朝は寒波の影響もあり、相変わらず寒いです。

   

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イルミネーションが美しい季節

2017-12-12 | 日記
イルミネーションが美しい季節になりました。
さいたま新都心駅を出てから、さいたまスーパーアリーナ前までは、
こんな感じです。

  

  

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エリントニアンを中心とした演奏集

2017-12-10 | JAZZ
アール・ハインズのピアノ・プレイと、エリントニアンを中心としたスモール・コンボの両方が楽しめるアルバム。
「ONCE UPON A TIME」 IMPULSE A-9108
  
1. ONCE UPON A TIME
2. BLACK AND TAN FANTASY
3. FANTASTIC THAT′S YOU
4. COTTONTAIL
5. THE BLUES IN MY FLAT
6. YOU CAN DEPEND ON ME
7. HASH BROWN
EARL HINS(p) 
tp:CAT ANDERSON, BILL BERRY, CLARK TERRY, RAY NANCE
tb:LAWRENCE BROWN, BUSTER COOPER
as:JOHNNY HODGES, RUSSELL PROCOOPE
cl:PEE WEE RUSSELL
cl, ts:JIMMY HAMILTON
ts:PAUL GONSALVES, HAROLD ASHBY
b:RICHARD DAVIS, AARON BELL
ds:ELVIN JONES, SONNY GREER
録音 1966年1月10 ~ 11日
1曲目の「ONCE UPON A TIME」は8+8小節によるリフ曲で、アール・ハインズ、リチャード・デイビス、エルビン・ジョーンズによるピアノ・トリオが2コーラスを演奏した後、10人による拶代わりのプレイが順次繰り広げられます。
続く2曲目の「BLACK AND TAN FANTASY」は、ラッセル・プロコープのアルト・サックスからスタートしており、正にエリントンのスモール・コンボを再現しています。
3曲目の「FANTASTIC THAT′S YOU」は、ジミー・ハミルトンのクラリネット+リズム陣によるスロー・バラードで、タイトル通りファンタスティックな演奏ですが、エルビンのドラムスが一寸出しゃばっているのが惜しい。
4曲目のエリントン・ナンバーである「COTTONTAIL」は、ミデアム・テンポで演奏され、ポール・ゴンザルべスとレイ・ナンスの他、ハインズもソロを取っています。
5曲目の「THE BLUES IN MY FLAT」は、およそ8分に及ぶこのアルバム1番の長尺演奏で、珍しくレイ・ナンスが渋い喉を披露し、バックでピー・ウィー・ラッセルによるオブリガードが良い効果を出しており、ハインズの高音部を活かしたピアノ・ソロに続き、最後は管が入っての大合奏となります。
6曲目の「YOU CAN DEPEND ON ME」もスイングする演奏で、アール・ハインズが先頭を走り、続くレイ・ナンスとキャット・アンダーソンは、ハーマン・ミュートとプランジャーによるワウワウで面白い効果を出しています。
7曲目の「HASH BROWN」は、ジョニー・ホッジスのペンによる作品で、まるでエリントン楽団そのもので締めくくられています。

このレコード、プロデューサーはボブ・シールで、多くのベテラン陣による優れた演奏集であり、変化もあることから繰り返し聴いても飽きません。

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ラサーン・ローランド・カークの後期の作品

2017-12-03 | JAZZ
12月5日は、ラサーン・ローランド・カークの没後40年となる命日に当たります。
そこで、今日は彼の後期のアルバムから以下の2枚を聴いてみました。
「KINKATROON」 WARNER BROS RECORDS BS 2982
  
 1. SERENADE TO A CUCKOO (*)
 2. THIS MASQUERADE
 3. SUGAR
 4. LOS ANGELES NEGRO CHORUS
 5. CHRISTMAS SONG
 6. BAGPIPE MEDLEY
 7. MARY McLEOD BETHUNE (*)
 8. BRIGHT MOMENTS
 9. LYRICONON
10. NIGHT IN TUNISIA
11. J GRIFF′S BLUES (*)
RHSAAN ROLAND KIRK(reeds, fl, etc) HILTON RUOZ(p)
MATTATHIAS PEASON(b) SONNY BROWN(ds) TODD BARKAN(per)
STEPHEN TURRE(tb) RICHARD TEE(key) CORNELL DUPREE(el-g)
TRUDY PITTS(org) BUSTER WILLIAMS(b) OTHES
録音 1975年7月18日、75年夏
このアルバムは、普段の豪快でパワフルなプレイが影を潜め、非常にシンプルに纏められており、(*)で示した3曲は75年7月のモントルー・ジャズ・フェスティバルからのものです。
1曲目で演奏される「SERENADE TO A CUCKOO」は、「I Talk With The Spirits」にも入っていますが、1フレーズ毎に発する“Woo”という声からも、聴衆を前にノリノリの様子がよく分かります。
続く「THIS MASQUERADE」はテナー・サックスでストレートに、マイケル・ヒルが歌う「SUGAR」では、これもテナー1本でバックを務め、何と「CHRISTMAS SONG」まで演奏するという、とびっきりサービスの内容です。
アルバムのB面では、マルチホーンを駆使しての「BAGPIPE MEDLEY」や、これもテナーサックス1本でストレートに演奏する「NIGHT IN TUNISIA」等があり、最後は聴衆の手拍子を得てリフを使ったブルースで締めくくっています。
このアルバムのプロデュースにカーク自身が加わっており、選曲と構成についても影響を与えているものと思われます。


こちらは、チャールス・ミンガスが当時のグループのメンバーに、過去のサイドメンを始めとしてカークをゲストに迎え、カーネギー・ホールで行ったライブ盤です。
「MINGUS AT CARNEGIE HALL」 ATLANTIC SD 1667
  
1. C JAM BLUES
2. PERDIDO
CHALES MINGUS (b) GEORGE ADAMS(ts) HAMIET BLUIETT(bs)
RAHSAAN ROLAND KIRK(ts, stritch) JON FADDIS(tp)
CJOHN HANDY(as, ts) HARLES McPHERSON(as) 
DON PULLEN(p) DANNIE RICHMOND(ds)
録音 1974年1月19日
5名のサックス奏者にトランペットの6名が入れ代わり立ち代わりソロを取り、共に20分を超える長尺演奏ですが、個性ある奏者が次々と放つプレイはダレることなく、痛快な演奏が続きます。
ローランド・カークは、凶暴なフレーズを連発するジョージ・アダムスや、重低音をぶちまけるハミイット・ブルーイットを後ろに回して、「C JAM BLUES」ではロリンズ(アルフィー)や、コルトレーン(至上の愛)のお馴染みの曲のフレーズを織り交ぜながら余裕のプレイを展開しているし、「PERDIDO」後半で聴けるドン・プーレンのコブシによるプレイなど、こちらも聴きどころ満載の1枚です。

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金のなる木

2017-12-01 | 日々の暮らし
会社の受付に置いている「金のなる木」が、11月の終わりごろから花を付けました。

  

夜は氷点下にもなるこれからの季節、上手く冬を越せるよう大事に育てたいと思います。

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