花矢倉

　　　　　花矢倉展望台からの眺め（イメージ図）

「アンジー、『イメージ図』てつけたら、絵がどんなにひどくても許されると思ってへん？」
思ってます　

　花矢倉。綺麗な地名ですね。
桜で有名な奈良の吉野山にあります。
歌舞伎や浄瑠璃の「義経千本桜」でも知られています。
兄の頼朝に追われた義経を落ちのびさせるため、家来の佐藤忠信が一人で矢を射て守ったことから、この名前がつきました。

吉野の桜の多くはヤマザクラ。
若葉と同時に花が開くので、ソメイヨシノとはまた違う趣があります。
実を言うと、わたしはソメイヨシノのちょっとさびしげなピンクがあまり好きではありません。
もちろん、綺麗だと思うし、うっとり見とれもします。
でも、淡いピンクにさっとグレイを掃いたような翳があって、美人は美人でも薄幸の美人という感じ。見ていてちょっと憂いを感じてしまうんです。


　こちらは、ご近所のお庭の海棠の花。


写真を撮った時は、一番綺麗な時期をちょっと過ぎてしまっていました。
海棠のピンクはほんのりとやさしくて、しかも明るさのあるピンクなので好きです。

遅ればせながら、桜の話題の『BE HAPPY!』でした