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大山加奈選手、岩隈久志選手、ライコネン選手、浅田真央選手、阪神タイガース他好きなものがいっぱい。幸せ気分を発信したいな

今さら誰にも訊けないF1用語 & ディフューザー問題

2009-04-09 21:26:16 | モータースポーツ
     マレーシアGPの思ひ出

   猫の手も借りたいぐらい忙しかったの


  皆様、ごきげんよう!
12球団中唯一まだ勝ち星がない(4/8現在)横浜を応援している、すっぽん社長こと水原です 
m(_ _)m
横浜、今日もリードを奪われています 
阪神もリードされてるの? いいじゃない、このカード勝ち越しなんでしょ?


 今日の画像は、猫の目のようにめまぐるしくコンディションが変化したマレーシアGPで奮闘する、わがGWのピットです。

赤道直下のマレーシアはクアラルンプールにあるセパンサーキット。
ヨーロッパのTV視聴者に配慮して、

 Remember me  もうすぐ 通りをスコールがかけてゆく時刻~

にスタートしてしまったため、雨に見舞われさあ大変。

ドライ → 溝の浅いウェットタイヤ → 溝の深いウェットタイヤ

とチェンジしていかなきゃならなかったので、ピットは大忙し 
最後は滝のような土砂降りになり、レースは赤旗中断後、続行不可能で終了となってしまいました。
早速、来季はもっと早い時間帯にレースを行うことが検討されているそうです。
やる前にわかれよ (;^_^A と言いたいところですが、F1はわりと対応早いのが救いですね。

GWは、天候の変化によるタイヤ交換と給油のタイミングが上手く一致しなかったので、5回ぐらいピットインしなきゃいけませんでした。
Fワン、Fニャンもロリポップ係に駆り出されています 

Fニャンが持っている、クマの絵が描いてある棒つきキャンディ状のものがロリポップです。名前は多分、形状からきているんでしょうね。
画像のように車のフロント部分に先端をつけるのが 「STOP」 の合図。
タイヤ交換、給油が終わるとこれを上げて、ドライバーにGOサインを出します。



 フェラーリはシグナル(黄色い丸で囲った部分)を使用。
昨年、シグナルミスでレースを台無しにしてしまい、いったんはロリポップに戻したのですが、今季はまたシグナルが復活しています。

え? それぐらい知ってるって?
フッフッフ、タイトルを今一度ご覧下さい。

「今さら誰にも訊けないF1用語」 (-_☆)

ほとんどの人は知っている。だからこそ、誰にも訊けない。
今さら知らないとは言いにくい。でも、知りたい!

という人のための記事なのですよ。
お一人でも、「あー、ロリポップてそういうことなの。やっとわかった」と思って頂ければ幸いです。

「いくら何でも、ロリポップわからん人はおらんのんちゃいますか?」
「知らないで見てたってすぐわかるじゃない 

だからこそ! 今さら誰にも訊けなくて困るんですよっ

そんなこというなら、F1で今もめているディフューザーについて…

「あ、ディフューザーはわかりません」
「今さら誰にも訊けないので、そっと教えて下さい」


 ディフューザー問題

1、2戦通じて速さが目立ったブラウンGP、トヨタ、ウィリアムズのマシンには共通点があります。
それは、ディフューザー。
彼らのマシンのディフューザー構造がレギュレーション違反なのではないかというのが、ディフューザー問題です。

(1) そもそもディフューザーとはなんぞや?
ダウンフォースを得るために車体の下面後端部に設けられる整流板のことです。


 これは一般乗用車に取り付けたディフューザーですが、わかりやすい写真だと思うので。

高速でコーナーを回る時に、タイヤを地面にしっかり押しつけてふんばりをきかせ、安定したコーナリングをするために、車を下向きに押しつける力(ダウンフォース)が必要です。
ディフューザーは、車の前方から入ってきた空気を後方に多量に排出することによって、車の下を流れる空気の速度を上げて気圧を下げ、ダウンフォースを得ようというものです。
こういう、上方にはね上がるような形になっているのはそのためです。
写真のディフューザーはネットで購入可。
「リアディフューザー」でぐぐると販売サイトがいくつか出てきます。

「さすが、社長さん、ヤンエグ(ヤンキー・エグゼクティブ)だけに詳しいですね」
「あの、公道走るのにダウンフォースがいるんですか?


(2) 今F1を騒がせているディフューザー問題とは?
F1マシンのディフューザーはもっと複雑な形をしており、3つのチャンネルからなっています。
FIAの公式HPに、問題の図解が載っていますが、右がフェラーリ、左が抗議を受けたチームのディフューザーの一形態です。
左側のディフューザーの構造が、

「車体を下から見た時に、ディフューザーは奥行き(前後の長さ)350㎜、高さは基準面(モノコックの底)から175㎜まで」

という2009年のレギュレーションに違反しているのではないかが争点です。

どこが違反なのかというと、
・2009年のレギュレーションを素直に読むと、3つのチャンネルはいずれも同じ高さと長さでなければならないように思われるのに(右のフェラーリのは揃ってますね)、問題の3チームは真ん中の部分が他の部分と一体化して高さや奥行きがはっきりしない
・ステップフロアの段差面と基準面が接する位置(右図の黒矢印)に、左の赤矢印のような、窓というか穴のようなものがあって二層構造になっている

これにより3チームの方がより多くの空気を拡散させ、ダウンフォースを増大させることができ、その分速くなっているということのようです。

3つのチャンネルを一体の物ととらえるか、別個の物ととらえるかによって、レギュレーションの解釈が変わり、二層ディフューザーが合法か違法か、結論がわかれるようです。

フェラーリ、ルノー、レッドブルは違法と考えて、3/26に異議申立。
FIAのスチュワードはこれを合法と判断し、抗議対象となった3チームは開幕戦に参戦することができました。
この裁定に対し、抗議側(BMW、マクラーレンが加わり5チーム)が控訴したため、この件はFIA国際控訴裁判所の公聴会に持ち込まれました。
公聴会は4/14パリで開かれます。

最終的に違法とされれば、3チームにペナルティが科されることになり、それまでのレースの結果が変動します。
もちろん、二層ディフューザーは以後使用禁止になります。

合法とされれば、抗議側のチームも同じようなディフューザーに変更するでしょうから、これにより各チームの速さが接近する可能性があります。
いずれにせよ、この問題が確定した時点で、また局面が変わりそうですね。
4/14の裁定、それを受けての中国GPに注目です。

 おまけのプロ野球速報
・楽天の岩隈選手、田中選手が宮城県知事から県民栄誉賞の表彰を受けました。
 2人にはこれからもプロ野球を盛り上げていってほしいですね。
・セリーグの話題は今日はいいですね? (T_T)

「早く横浜銀行さんとやって貯金を増やしたいなー」

失礼な 

それでは皆様、ごきげんよう! Be careful!