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大山加奈選手、岩隈久志選手、ライコネン選手、浅田真央選手、阪神タイガース他好きなものがいっぱい。幸せ気分を発信したいな

老いを創める

2007-08-15 17:12:34 | Weblog
            謎の赤さん
    
「この子、どこの子なん? どういう設定でうちにおるのん?」 
「細かいことは、気にしな~い、気にしない」

 亡父の遺骨を預かって頂いているお寺に、盂蘭盆会の法要に行ってきました。
お経を聴きながら、順番にお焼香していって、住職さんの法話を聞きます。
今年のテーマは「老いをデザインする」
まだまだ先のことだと思っていても、人間はいつかはご先祖様の仲間入りをするもの。年とともに老いてゆくのは自然の摂理です。
では、自分はどんな風に老いていきたいのか―ということを考えている人は、案外いないのではないかというお話しでした。
小さな子供が、大きくなったらイチローみたいになりたいというように、年を取ったらあんな老人になりたいというヴィジョンはあるか。
なるほど、たしかに、そういうことはあまり考えないですね。
体はどんどん老化していっても、その中にある精神は自分でデザインすることができる。
実は、これは『生き方上手』などで有名な日野原重明さんのお考え。
法要では毎年、『御堂さん』というパンフレットを頂くのですが、その巻頭インタビューが、日野原さんの「肉体は老化しても、心は老いを創めよう」なんです。

「許されている間に、やったことのないことを、私が創り上げていくことなんです。だから、私の老いていく姿は私の作品なんです」

「入れ物じゃなくて、その中にある精神的な作品です。それが老いをどう迎えるかという人生観を創っていくんですが、そのときに、何かモデルがあるといいんです。ああいうふうになりたいという」


モデルは、有名人でもいいし、近所の素敵なお年寄りでもいい。
その人を丸ごとお手本にはできなくても、「ここは頂き!」というのでもいいですね。
そして、自分もいつか、「あんな風に年を取りたい」「あの人を見ていると、年を取るのもいいなあと思えてくる」と感じて貰えるような人間になれたら素敵ですね