Chapt.3 My Treasure
手をつなぎくぐるゲートに描かれし文字は 'Take me to the ball game.'
内野席はホームチームの応援席 小さくなってメガホンを振る
四回の終わりに花火四百発 一緒に観ている選手もきみも
たらればを言えばきりない好ゲーム あそこで1点入っていたら
一対の彫像になりたいこのまんま 突然の雨時間を止める
大切な宝は吾の腕の中 ずぶ濡れながら満たされている
父母からは言われなかった 'My treasure' きみの口から繰り返し聴く
この人を好きになって良かったと 何度も思う 何度でも思う
※ この短歌はフィクションどすえ