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大山加奈選手、岩隈久志選手、ライコネン選手、浅田真央選手、阪神タイガース他好きなものがいっぱい。幸せ気分を発信したいな

歩く姿は百合の花

2007-06-07 17:21:21 | クマでもできるシリーズ
   

 「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
美人を形容する言葉ですが、私は顔立ちの美しさよりも、立ち居振る舞いの美しさを表している言葉のように感じます。いくら目鼻立ちがきれいでも、だらしなくべちゃっと座ったり、猫背でペタペタ歩いていたら、牡丹や百合には例えにくいですよね。
そういう私も姿勢や歩き方には全然自信がありません。というより、かなり格好悪い方。でも、「姿勢美人」にはすごく憧れています。

 「姿勢美人」に真剣に憧れたきっかけは、かなり昔のテレビドラマですが、今井美樹さん主演の「明日があるから」という番組。
今井さん扮するヒロインのOLは、好きな人と結婚して寿退社する日を夢見る平凡な女性。ところが、会社の思惑で、新しく立ちあげた部の女部長に抜擢され、本人はオタオタ、男性社員は「女の下で働けるか」と反発するわで、最初は財前直見さん扮するキャリアウーマンが一人で頑張っているという状況でした。
もちろん、ストーリーが進むにつれてヒロインも成長し、部も一つにまとまっていくのですが、最初の方を見ていて、不思議なことに気づきました。バリバリのキャリアウーマン役の財前さんより、何かあると「あのう…」と口ごもって俯いている今井さんの方がなぜか颯爽として見えるのです。
どうしてかな、と思って見ていると、今井さんは姿勢がすごく綺麗なんですね。すっと背筋が伸びて、両手は自然に身体の脇に沿い、しかも変な力が入っていないナチュラルな姿勢なので、オドオドした役でも格好良く見えてしまうんです。
それを見て、ああ、「姿勢美人」て素敵だな、「姿勢美人」になりたいな、と思いながら幾星霜…
テレビや本で「美しい歩き方」なんてある度にトライして見るのですが、どれもどうもしっくりきません。「こんなこと考えながら歩いてられないよ!」という感じ。

 最近になって、ようやく、「これならクマでもできるかも」というウォーキング法と出会いました。KIMIKOさんという人の方法で、王様文庫から本も出ています。ちょっとご紹介すると…

 美しい立ち方
1 両足を揃えて立ち、腰に手を当てる
2 そのまま軽く爪先立ちして数秒キープした後、かかとを「ストン」と勢いよくおろす。
3 これを2回繰り返す。

重心を後ろにもってくるためですが(重心は前3割、後7割)、これだけで身長が伸びたような気がします。目線も自然に上がります。

 美しい歩き方
1 上の「美しい立ち方」から、利き足を一歩前に出す(ある程度歩幅をとる)
2 かかと→足裏の中心部→足の指の順に、足裏をローリングするように地面につけながら体重移動。ふくらはぎが伸びていることを確認。最後に足の指の付け根でしっかり地面を蹴る。
3 後ろ足は体重が完全に移動するぎりぎりまで地面に残す。これで後ろ足が伸びる。重心が前足の爪先にかかったら、軽く地面を押すようにして離す。
4 手は後ろに大きく、前はその反動程度に振る。

一見ややこしそうですが、ポイントは、
・ローリングで体重移動
・後ろ足を伸ばす
の2点です。
これだけなら、毎日の生活の中でも意識できそうです。
最初はそれでも、いちいち意識するだけでストレスを感じたので、「駅までの5分間の道のりだけ意識しよう」という具合に、短く区切るようにしました。全然意識しないより、一日5分でも意識した方がマシ。とりあえず、「0点でなければいい」のダ!
今では、大分意識するのが苦痛ではなくなってきました。
そのうち、何も考えなくても自然にできるようになったら、「歩く姿は百合の花」になれるかな?