この文章は、アメリカのデフォルト、日本の消費税値上げ、シリア空爆などについて、論じるシリーズの第一回目です。
副題1、『私固有のジャワ更紗の思い出』
副題2、『安部総理大臣は、後列であって、それは、残念ながら、毎度のことだったが、今回だけは、正当な、理由があったのだった』
副題3、『アッキーはなぜ一人だけ、私服で映っていたのだろうか?』
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副題1、『私固有のジャワ更紗の思い出』
日本で、北海道サミットが開かれたときに、福田康夫総理大臣は、相当に気を使われたと、記憶していますが、出席者に、そろいのシャツを用意されたかどうか、私の記憶は定かではありません。その次に、沖縄サミットがあったときに、沖縄の、正装であるカリユシのシャツが、用意されていたと記憶していますが、どうだったでしょうか。
今回、インドネシア政府は、バティック(ジャワ更紗)の開襟シャツを、APECの出席者に、用意した模様です。そのとき、43年前に母から、旅行のお土産として、ジャワ更紗をもらい、それで、ミシンできちんと開襟・襟の、シャツ風ワンピースを縫った記憶があり、それを思い出しました。
私は母からどれほど、多くのプレゼント、特に身を飾るものをもらったか、計り知れないほどですが、ジャワ更紗は、色が最初は好きではなかったのに、実際に着てみると、着心地がとてもいい物だったので、記憶に残っています。それが、1960年代であり、その後、1970年と、1980年と月日が過ぎるにつれて、バブル経済が始まり、何でも捨てていく文化が始まったので、五年ぐらいで、そのお洋服を捨ててしまいました。が、今思うと、惜しいことだったと思います。ジャワ更紗は、柄が流行と関係が無いし、形も、まったく基本的なスタイルだったから、ずっと、着ることができたでしょうに。
そのころ、私は、総戸数200戸の、県が、分譲したマンションに住んでいましたが、中で自然発生した洋裁教室に通っていました。その先生は、お茶大の体育学科を出たきれいな方でした。先生は、本当は、主婦に洋裁を教えるくらいの仕事では、満足できなかったと思われます。きびきびした方で、相当に頭がいい方であると、誰にもわかるレベルの教え方でした。だが、当時は、いったん家庭に入った主婦は、再就職が難しくて、洋裁を教えるくらいで、我慢をなさっていたのでした。今は、縁が切れていますが、2013年の今、85歳程度のご年齢です。
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副題2、『安部総理大臣は、後列であって、それは、残念ながら、毎度のことだったが、今回だけは、正当な、理由があったのだった』
NHK、特にニュースウォッチは、なんだか知らないが、庶民生活のエッセイみたいなニュースを相当な時間流すのですが、安部総理大臣については、その動向を丁寧に報道をすることは無い模様です。
これは、自民党の総理大臣が、すべて、同じ傾向に見舞われているのかもしれません。日本で、国際会議が開かれて、天皇陛下主宰の晩餐会が開かれるときは、社交的な部分の映像も流れますが、NHKは、『総理大臣が、行う外交の、純粋に、社交的な部分は、意地でも放映してやるものか』とでもいうように、無視し続けています。
ここで、スピンオフですが、皇室が、どういう行為をなさったかについて、報道する際も、問題があります。敬語を使わないのは、非常におかしいのです。海外から来た演奏家などにインタビューするときは、最大の敬語を使います。そういう演奏家が、もし、日本語を理解する人だったら、NHKが、自分に対して、敬語を使うのに、天皇陛下に対して敬語を使わないことを、非常に変だと思うでしょう。このように、全うなことが一切通じないのが、現在の日本です。
きっと、それも、NHKを牛耳っている、井上ひさし等が、「皇室の行動に対しては、敬語を使うな」とでも、命令しているのかもしれません。9条の会の主宰者であって、天皇家とか、天皇制に対して激しく批判をしていますし。
NHK内には、彼+、伊藤玄二郎が、主たる存在である鎌倉エージェントを、大変大切にする傾向が強いですから。最近も宮沢賢治を主題にして、実際には井上ひさしが主役である番組が再放送をされましたし。
元に戻ります。で、今回のAPECで、ジャワ更紗を着て、各国の首脳が、記念撮影に臨んだ際の、動く映像が、民放で、チラッと映ったのですが、
『おや、おや、また、後列ですね』と思いながら、左隅にいる安部さんを目の端で捕らえたのですが、その右側にただ一人、バティック(ジャワ更紗)のお仕着せ(または、お土産用)シャツを着ていない女性がいたのです。それはなんと安部夫人でした、いわゆるアッキーです。
で、アッキーがスーツ姿なので安部総理が、気を使って後ろに立ったと推察するのが、ひとつです。でも、本当はAPECの主役だったのですが・・・・・
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副題3、『アッキーはなぜ一人だけ、私服で映っていたのだろうか?』
今週の週刊朝日で、ドン小西と言う人がアッキーのスーツ姿・・・・・特に総理大臣とタラップを手をつなぎながら? 降りてくる姿・・・・・を取り上げて、あれこれ、批評をしていますが、大体において好意的です。
どうしてかというと、総理大臣夫人にしては、上流育ちすぎる人の特徴を遺憾なく発揮されていて、それが、現代の言葉で言うと、天然極まりないので、かわいらしいからです。
上流過ぎる人は気取りません。そうなんですよ。スノッブは、これから上流階級になろうとしている、イマダシの人間が、一番とる姿勢であって、本当の上流階級は決して気取らないのです。居酒屋を経営する総理大臣夫人など、前代未聞の奥様であって、それだけでもユニークですが、それ以外の場所でも、発言が素直、素直なので、いろいろな筋から、好感をもたれています。
ただ、実際には、苦悩もいっぱい、あるとは思いますよ。絶対にある。だけど、天然ボケで、すべてを、通しておられる。そういう意味では、とても、賢い。おばかさんが、天然だと始末におえないけれど、賢い人が天然だと場が持つのです。
しかし、相当な人数が、集合した写真で、なぜ、アッキーだけがスーツ姿だったのか?
それを推理していきたいと思います。
*1)、あれは、官位、官職のある人だけが並ぶ、席だったが、勧められたので、天然な性格のアッキーは加わった。・・・・・中国の主席と、韓国の大統領は、伴侶を連れてきてはいないので、(?)その両国の席では、連れ合いは、集合写真には入っていない。
アッキーは官位・官職のある人ではないので、アッキー用のバティックのシャツは用意されていなかった。
または、別の推理が立って、
*2)、すべての官位・官職のある人と、その連れあい用に、各種サイズの、バティックのシャツは用意されていたのだが、アッキーには、彼女固有のおしゃれの方針があって、自分が、それを着ると似合わないと思ったので、ただ、一人スーツ姿で、集合写真の中に入った。
ずいぶんと小さいことを言っているようですが、私に言わせれば、これは、政治的に相当に、重要なことなのです。で、私は直感として、*1の解釈を取りたいし、取ったのでした。
それは、オバマ大統領が欠席であったことの、理由を、アッキーのスーツ姿が、見事に説明をしていると、見たからです。