銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

寺島しのぶ、富士(藤)純子、その恋愛と結婚

2010-03-02 14:39:32 | Weblog
 前回、余貴美子さんについて書いたのは、他でもない、その爆笑・エピソード披露の中で、触れられていた演技派というキーワードを一種の次への導入と考えたからです。最近の芸能ニュースとして最も大きいのは、寺島しのぶさんのベルリン映画祭女優主演賞・受賞でしょう。

 今、たまたま、龍馬伝に出ておられて、一般人である私も目に留めます。だいぶ前に宮崎あおいが主演した津島佑子原作の朝ドラを、熱心に見ているという人がいて、それは、主役の魅力もさることながら、脇役の寺島しのぶさんの力も預かっていたかもしれません。

 ところで、私は寺島しのぶさんについて、あれこれ、語るほど、知らないのです。今のところ、彼女自身も自らを、舞台とか、テレビや映画の演じる人物としてしか、語っていない。しいて言えば、ポジションが、香川照之に似ているかなあ? 両親に俳優としての血が流れている。特に歌舞伎の伝統を血の中に受け止めている・・・・・年若いが名優という地位にすでにある。

 でもね、聞くところによると、寺島さんはフランス人と結婚をなさっておられるとのこと。それで、いわゆる濡れ場の撮影にもご主人の方に、ご理解があるとのこと・・・・・選んだ相手がよかったですね。日本のマスコミの餌食にもならないような紳士というか、インテリでしょう。よかった。よかった。芸術家とか、芸能人の結婚は難しいので、選択はあたりです。
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 ところで、挿入ですが、私は昨日、新橋から、東京まで、外人に席を譲ったのですよ。二人組みが別々の席にすわったので、隣同士にしてあげるために。ただ、駅でもない真っ暗なトンネル内で私が立つのが、不審そうだったので、「次の東京で降りるから、こちらへ二人で一緒にすわってください。どうぞ」と英語で言ったのに、きょとんとしているので、『多分フランス人だろうなあ』と、まずは思ったのです。
 しかし、最近きちんとした、しかも長い英語の会話をやっていないので、『こんな簡単な事まで相手につたわらないほど、私の英語力って、衰えたのだろうか』と、がっかりしたのも事実です。しかし、最後の一分ぐらいに、相手がフランス語を話し始めたので(聞くぐらいはフランス語もわかります)で、ドアそばで振り返って、「あなた方はフランス人だったの?」と英語で言いますと、にっこりしていました。フランス人って、必要がない場合は、英語を使わない(またはマスターしない)人が多いのです。だから、「あなたはフランス人ですか?」というぐらいの英語はわかっても、ほかの部分はわからない場合もあるのでしょう。でも、顔立ちとか洋服そのほかで、私には、大体わかります。
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 挿入からはなれて、もう一度、寺島しのぶさんにもどれば、「よい恋愛をなさったわね」というぐらいしか、いまのところ、言いようがないので、お母さんの方に移りましょう。お母さんもよい恋愛をなさって、結婚をされたのですよ。それを、同時進行的にテレビで見ていました。実はお母さんはNHK大河ドラマで『静か御前』の役をやったことがあるのです。相手役は現在のご主人。

 そのときに、今の言葉で言えば、『目力が強いなあ』と感じました。これは、目にオーラがあるという意味で、よい俳優などに与えられるほめ言葉の一つです。ところで、その目力ですが、観客(視聴者)に向けられているものではないのです。ドラマ上の相手源義経に向けられています。『入魂の演技だなあ。この人は映画女優のはずで、しかも大スター扱いだから、演技の勉強をしている暇はなかっただろうに』と不思議に思いました。
 だけど、その後、そのときの義経役だった、菊五郎(当時は名前が違うはず)と、結婚をするのしないの、という話が起きて、『あ、そうだったのか。あれは、演技ではなかったのだ。真心からの直視だったのだ。憧れと恋焦がれる気持ちは、真実のものだったのだ』と、納得をしました。

 当時はインターネットなどはなくて、週刊誌全盛の時代でした。それを、いちいち、買うわけではないのですよ。ただ、新聞に広告がでます。で、見出しがありますので、それを読むと大体の想像ができます。
 
 それらのセンセーショナルな見出しから、類推をすると、「この恋愛は実らないだろう」という流れが主流でした。だけど、実際には恋は実り、立派な結婚となり、藤純子さんは、すばらしい<梨園>の妻、および母となっていったのです。あのマスコミの流れは何だったのだろうと、最近、インタ^-ネットで調べてみると、納得ができるポイントがありました。藤純子さんは、大変なレベルでお金の儲かる女優さんだったのです。

 私は10歳から40歳ごろまで、非常に忙しくて、『風とともに去りぬ』と、アン・ストラススバーグ(この人が寺島しのぶさんと似ている演劇一家の出身です)『女優志願』ぐらいしか、映画は見られなかったです。だから、藤純子主演の『緋牡丹博徒、お竜シリーズ』を、実際に見たことはないのですが、ポスターほかで、大人気だったのは、知っていました。で、やくざなどをやっている女優さんに梨園の妻が務まるものか?無理だ』という記事の流れだったと記憶しています。
だけど、本当の裏側は、彼女で大もうけをしていた(株式会社)東映側の思惑だったかもしれませんね。また、東映が、松竹(映画も作るが、歌舞伎座をも運営している)とライバル関係にあるので、それも、ことをむずかしくしていていたのかもしれません。 

 真相は、私には、わかりませんが、ともかく、あの緋牡丹博徒シリーズは、彼女にとってはフィクションの世界であって、本当は(株式会社)東映・重役のお嬢様だったのです。で、東映映画に出演する男優たちは、彼女にちょっかいを出せなかったらしいのです。

 だから、演技上とはまるで、違った、静かな私生活を普段は送っておられて、恋愛なども、相手がいなくて(大学へ入るとか、OLとして会社に所属するのが、恋愛をする最も適宜な場所です)、かつて、したこともなかったお嬢様だった模様です。それが、NHK大河ドラマという一年近く、製作が続く、舞台(これは、たとえとしての言葉です)で、生涯初めての恋愛に陥った。?????彼女の方に「好きだ」という強い思いがあったと思うけれど、それに応じた菊五郎も、素敵ですね。だから、二人の間に生まれた寺島さんは、すばらしい女性として育ちあがったのでしょう。
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 ところで、上の文章は、続きがあるはずです。長い文章の中の一部ですが、
ここで、原稿がA4三枚に入ったので、例の個展のことに、勝手ながら移行をさせていただきます。

 実は初めて画廊に入る・・・・・時には気後れがあるかもしれません。敷居が高くて、招待状(案内状とこの業界ではいう)が無いと入れないとお思いかしら。

 それは、まったくありません。そして、入場は無料です。どうして無料でできるかというと、そこで作品を発表する側がお金をある程度出すという仕組みが、日本でできたのです。フランスなどでは、絵を売ることで、画廊が成り立っている模様ですが、日本では一部の有名画家(特に日本画家が多い)以外は売れないので、こういうシステムができました。この『有名人の絵以外が、売れにくい』ということは、私は、もちろん残念に思っていて、フランス人や、アメリカ人の方が個人の主体性が、作家側、お客側双方に確立されているなあと、うらやましく思っている点ではあります。

 ともかくのこと、画廊とはただで入れるところです。それは、強調をしておきたいです。
そして案内状や招待状が無くても、気楽に入ってよい場所です。そして、あるひとつの画廊においでになったら、部屋が美術館に比べれば狭いので、ほかの画廊へもついでにお寄りになるのをお勧めします。銀座すずめ(画廊を逍遥して歩く、紳士たち)になるのも素敵な生き方でありますよ。
  『Exihibit Live & Moris gallery』 日本語での通称『ライブ』のすぐそばには、
『高輪画廊』(三岸節子、黄太郎を中心とする油絵の小品が多い)
『東京画廊』(コンテンポラリー系では、プロとなった人を扱う画廊)
『ギャラリーアートポイント』(伝統がある、が、経営者が若い紳士に代わったので、若者向けのポップなものも展示してある)
 高輪画廊横の細い路地を抜けて東に向かい一本とおりを変えると、
『せいほう』(彫刻が専門)が在ります。

 さらに北へ向かうと、七丁目に、
『十一月画廊』(現代アートの小品)
『新井画廊』(現代アート)
『シロタ画廊』(版画で有名、現在日経夕刊で連載中の柄沢斉さんは主にここで、個展をする)
『檪(くぬぎ)画廊』(油絵の大作)
『ギャラリーサムホール』(油絵の小品)などが在ります。
  それぞれ、特徴が違いますが、なかなかの画廊です。場所や展示作品についてご興味のある方は、グーグルの検索等で、各画廊のホーム頁を開いてみてください。
  
   では、2010年3月2日、送るのは三日に。     雨宮 舜
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