AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

ケンカをやめて二人をとめて

2010年03月26日 | まったり邦楽
最近、職場で「手塚治虫『火の鳥』シリーズが大好き」「土屋アンナが嫌い」という意見で意気投合し、音楽方面でもDETERMINATIONSやDRY & HEAVYの名前とかも出てきて「こいつ話せるやん!」と思って仲良くしていた若い奴がいたのだが、プログレファン同士がツルむとロクなことがないように、やっぱ自己主張の激しい者同士がツルむとロクなことがない。

話してる内に話がかみ合わないことが度々、しまいにはこっち側を見下したような横柄な態度になり、なんか自分の価値観で凝り固まっている奴ということがわかってきた。
まぁちょっとしたジェネレーションギャップも原因であろうが。
最近は話をふっても軽くあしらわれるようになり(てゆーか全然知りよらへんのよなぁ)、まぁこっちも無礼な奴には人一倍ムカつくタチなので口もききたくなくなり、しまいにはこいつの人格を全否定していまうほど嫌いになってしまった。
よってこいつがススメてた音楽も全否定したくなる。
人間荒んでるよな~
でも音楽に罪はない。

そんな中、YOSSY LITTLE NOISE WEAVERの新作『Volocano』を購入して聴いた。
大阪でDETERMINATIONS~BUSH OF GHOSTSなどのダブバンドでキーボードで活躍していたYOSSYと、その夫icchieの全面バックアップを受けた彼女の音響系ソロプロジェクトの第三弾。
レコーディングメンバーは、ギターに元DRY & HEAVYのThe K、ドラムにEGO-WRPPIN'などで叩いていた菅原雄太など、その辺の近しい気の合うバンド仲間を寄せ集め軽い感じで作ったという感じ。

DETERMINATIONS~BUSH OF GHOSTSと、作品、ライヴ共に彼女の活動を見守ってきたが、まさか今作でYOSSY自らリードヴォーカルをとるとは予想だにしてなんだ。
前作のインスト中心のスピリチュアルなエレクトロニカ・サウンドから一転、YOSSYのポップな歌を全面にフューチャーしたカラフルなバンドサウンドにちょっと面狂わされた。
最初「ちょっと楽曲が単調過ぎない?彼女のヴォーカルもなんだか地味かな~」って物足りなさを感じてたんだが、繰り返し聴くうちに楽曲の持つポップな素朴さや音色のやさしさ、とくにicchieの奏でるトロンボーンやフルートの音色が不可思議にも心地よい響きをともなっていていい塩梅です。

計算高さもないし、自己主張も全く感じられない。ただ淡々と浮遊し続ける音楽。
全7曲で税込み2100円、トータル時間も34分と、ちょうどええ。
何も考えてないようで、人間がちょうど心地よいと感じる音とメロディーとテンポと時間を悟りきってるって感じ。

なんかこの作品を聴いてると、YOSSYに「そんなに眉間にしわよせてないで、何も考えんと音を楽しめばええやん」って諭されてるような気がするんよね~

そうやんなー、俺はアホやった!

多分私のブログ読んでかなりムカついている人もいらっしゃるかと思います。
そういう方は是非ともYOSSY LITTLE NOISE WEAVERの新譜を聴いてみて下さい。

そう、音楽に罪はありませんって、俺が言っても説得力0か・・・



今日の1曲:『Volcano』/ YOSSY LITTLE NOISE WEAVER
コメント
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