AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

高田のばか その1

2017年03月25日 | 名所ガイド、巡礼記
Y&T川崎クラブチッタ公演の為、高速夜行バスに飛び乗り、早朝に東京の地に降り立ったわけであるが。

ライブまで結構な時間があるとはいえ、私が寄りたい店と言うのはだいたい11時くらいからしかオープンしないので、観光とかせんかったらかなりの時間をもてあまし、いざいろいろ店を巡ろうと思ったら移動する時間も考慮して、かなり時間が限られてくる。

とりあえずガストでモーニングを食って向かった先は渋谷。
まんだらけが渋谷にあるということで、そこで手塚漫画の絶版ものでも漁ろうかと。
なんせ物が溢れてる東京だからな、かなりのレアものが期待できそうだ。

で、店の前にやって来て愕然となった。
12時オープンやって。その時まだ10時過ぎ。
仕方なく渋谷街をブラブラしたのち、11時になったので渋谷ディスクユニオンに赴く。1時間ほど盤を漁ってこれといった掘り出し物もなく店を出る。
そして漫を持してまんだらけに向かう。

さすがは東京のまんだらけ。入口からしてこれ。これはお宝もの大収穫の予感!


地下F2に店が縦横無尽に広がっていて、だだっ広すぎてどこに手塚本があるのかわからない。
近くのいかにもオタクっぽい店員に手塚本コーナーがあるかと尋ねた時、さすが東京のまんだらけだと思った。
「手塚治虫先生の商品は・・・・」と、わざわざ「先生」と付けて応答するのであった。
マンガの神様とはいえ、そこまで手塚マニア客に気ぃつかわんでもええとは思うが。


結局渋谷では盤も手塚本もこれといった収穫はなく、次に向かった先は高田馬場。
まぁこの地に手塚プロダクションの本社があるのだが、目的は先月『マクガイヤーゼミ 特別編「マイナー手塚漫画大バトル」』というニコ動番組で紹介されていた和菓子屋『青柳』で売られているアトム饅頭というものがあるというのを知って、どうしても欲しくなったのだ。
家族への土産物もこれでいいだろうと。




まず、高田馬場駅に着いて愕然となった。
ホームのメロディが鉄腕アトムのテーマソングなのだ。
思ってたより手塚支配の濃厚な町のようであった。

で、その時私の着ていたTシャツがこれ。


もうそれ目的丸出しやないか!!
これは通りすがりの地元民にジロジロみられたらこっ恥ずかしいことこの上ない!
私は思わずダウンジャケットを入れていた巾着を前にかけてアトムTシャツの柄を隠した。


そして改札を出るとまたしても愕然とした。

ウワーーーッ!!なんだここはパラダイスか!!


高田馬場の駅高架下には、手塚治虫から生まれた数々のキャラクター達が一同に大集結していたのであった。
これはもうしんぼうたまらん!!
私は恥も外聞もかなぐり捨て、撮影に没頭したのであった。




様々な作品からのキャラクター達のコラボ。これはもうコスモゾーンというほかない。



『どついたれ』のチンピラコンビ、『百物語』のスダマ、『火の鳥 乱世編』に出てきた薬売り屋、ブラックジャックに整形されたニセ母親と・・・なかなか細かい。



丸首ブーン、小田原丁珍、ヒゲダルマ・・・どんな脇役キャラでも一応名前があるのが手塚キャラ。しかもいろんな役をこなす。



『陽だまりの樹』から、手塚良庵(治虫の曽祖父)にコンスル。一応実在した人物たち。



こういったコラボもオツだね。
琵琶丸の方がわからないが、怪盗インコとコラボってるのは江戸川乱歩先生やね。



といった感じで、初っ端から興奮状態で高田馬場高架下を抜け、目的地である和菓子屋を目指し早稲田通りをテクテクと歩いて行ったのであった。
でもふと我に返って、やっぱりアトムTを着て商店街を歩くのは恥ずかしく、途中スーパーの便所でY&TのTシャツ(前ログのトップ写真参照)に着替えたことを申し添えておく。
どっちにしろ恥ずかしいだろ!って意見は受け付けない。予備がこれしかなかったのだ。


今日の1曲:『Don't Push』/ Sublime
コメント
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