AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

鳥取旅行記その4 ~アニマルズ~

2012年08月28日 | 名所ガイド、巡礼記
鳥取3日目の最終日。午前10時にシーサイドホテルをチェックアウトしてから、そのまま米子インターに乗って帰るのもアレなんで、午前中に山陰の最高峰といわれる大山(だいせんと読む)周辺を散策してから帰ることにしました。

まず向かった先はトム・ソーヤ牧場という動物ふれあい施設。
なんでこんな家畜くさいところに行ったのかというと、恥をしのんで正直に言いましょう。

そう、私は年甲斐もなく大山エリアマップに載ってたこの写真にまんまと心奪われたのであった。
やよいとさくらに会いに行かねば!そして一緒にスリーショット撮るんだぁ~エヘヘ~


この牧場には犬、豚、羊、山羊たちのほか、様々な小動物が飼育されていたが、私が想像していたエホバの証人のパンフに描かれているような世界とは全然違い、動物たちはどいつもこいつもみな覇気がなかった。
まぁこの炎天下だ。私たち人間ですら紫外線の脅威にさらされてまで、長いこと家畜どもと触れ合っていたいとは思わなかった。

ヤギどもは手を差し伸べると近寄ってくるのだが、手に持っているのがケータイだと分かると「またか」と、すぐソッポを向いてしまう。もう散々ケータイにかざされ慣れているのだ。
犬は家庭で飼われているペットとは違い、駆け寄ってくることも股間をまさぐってくることもなく、どいつもこいつも日陰で寝そべってやがる。
なでなでしてやると「こっちも仕事やからなんぼでもどんぞ」とばかりにちょいと頭を起こしなでられるがままの姿勢をとる。飽くまでも事務的にである。
絶対人間に噛みつかない何らかの薬でも打たれているのであろう。凶暴性はまったくなく安全だ。
でもこんなの犬じゃないぜ!


「ちけーよ。つーかアンタ、ヤギなんか撮っておもろいか?」



オオオ・・・千匹の仔を孕む森の大いなる黒山羊よ。



ブタは人間には全く関心がないようで、マイペースな存在だった。
さすがキレイ好きな動物と言われるだけあって、他の動物のフンの掃除に余念がないようであった。
この牧場の中では見てて一番愛らしかったかな。


目当てのアルパカの姿が見当たらないなと思ったら、冷房のきいた小屋に隔離されてて、こいつらは外に出る時間が限られてるみたいだった。
まぁ南米の低温の高地から連れてこられたんだろうからな。日本の真夏の猛暑には長時間耐えられんのだろう。
パンフレットに載ってたかわいいイメージとは全く違い、人間が小屋に入ってきても起き上がろうともせず、冷房ガンガンの部屋でワラ食ってくつろいでるだけだ。

五右衛門風の髪型といい、なんか中学時代の不良みたいやな。相手が気にいらなければツバ吐きかけてくるっていうし。


「見せモンじゃねぇぞコラ!」(クッチャクッチャ)



それに対して、亀吉どんは他の家畜どもとは違っていた。私を見るや、もの凄い勢いで駆け寄ってきて、
「オイ、アンタ!頼むからここから出してくれ!ワシはもうここに30年も閉じ込められとるんじゃ!」


亀吉どんの必死の訴えに私は何もすることが出来ず、ヤギの乳で作ったソフトクリームを食った後、この無気力で家畜くさい牧場を後にした。




今日の1曲:『Sheep』/ Pink Floyd
コメント (2)
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