AMASHINと戦慄

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ニコニコギター

2020年10月11日 | やっぱりメタル!!
10月7日、NHKの朝っぱらからの報道番組で、突如VAN HALENのニュースが流れた時は、「え?なんで?!」となった。

そして、それはあまりにもショッキングなニュースだった。


エディ・ヴァン・ヘイレン死去。


私を含め、メタル、ハードロックを愛聴する者の殆どがこの訃報にはショックを受けただろうし、ツイッター上でも朝から大変な騒ぎで、音楽ライターや全世界中のミュージシャンから嵐のような追悼ツイートが続々寄せられていた。

まぁでもハードロックや音楽に興味ない若者にとっては「エディ・ヴァン・ヘイレンて誰?」ってなった人も少なくなかったのではないだろうか?
「まぁ有名なミュージシャンなんだろうな」ってぐらいで軽く流されていたのだろう。

おそらく一番馴染みどころではこの曲のシンセフレーズをつくった人ってことでピンとくるかと。



「なんだキーボード上手い人だったのか」と早合点してはいけない。中間のエディがニコニコとした余裕の笑顔で弾きまくるギターソロシーンを見てほしい。
今の若者の感覚ではどってことないと思われるかもしれないが、この右指で弦を高速でハジくという“ライトハンド”というギター奏法を世に広めた人物こそ、このエディだったのです。
まぁ左利きの人がこの奏法をやったら“レフトハンド”になるので、このピックを使わず指でハジく弾き方を総じてタッピング奏法と呼んでおります。

「Jump」はヴァン・ヘイレンの大ヒットアルバム『1984』に収録されていますが、当時私はまだ小学生で洋楽にハマりだした頃だったとはいえ、このバンドには認識がなく「Jump」はよく耳にしていたとは思うけど、それほどひっかかる曲でもなかったんだと思います。




まぁエディの関わった曲として、一般的に最も有名なのがマイケル・ジャクソンのこの曲かと。
中間の切れ味鋭いギターソロを弾いているのがエディ。




中学に入学すると同時にメタル狂時代に突入し、そこでようやくエディの存在を認識します。
ヴァン・ヘイレンの作品で最初にリアルタイムで聴いたのは、ヴォーカルがサミー・ヘイガーに交代してからの作品『5150』で、まずそのダイナミックなサウンドに興奮したのを覚えています。
ちなみに、この『5150』というタイトルの由来は、エディ家の裏庭にあるスタジオの名前からきてるもので、まぁエディのトレードナンバーみたいなもので、車を運転しててもし「5150」のナンバープレートの車を見かけたら、その運転手は99.9%ヴァン・ヘイレンのファンで、車中では「Good Enough」が爆音でかかっているんだなと思ってもらって全然かまいません。
YAZAWAステッカーばりにけっこう見かけますんで、日本でもエディがいかに愛されてるかが窺い知れようというものです。




ただ、私がエディのギターの魅力に初めて気づいたのは、「Hot For Teacher」のPTAの親御さんらが観たら激怒すること間違いなしの、80'sアメリカンバカな(但し完成度はすこぶる高い)破廉恥PVをMTVで目撃した時でした。
同時に観た「Panama」での強弱のサジ加減の絶妙なエディのプレイも秀逸だったが、「Hot For Teacher」の冒頭からのド派手なライトハンド奏法に、中坊のメタル少年であった私は一発でノックアウトされたのでした。




このPVを見て興奮した私は、「サミーもいいけど、やっぱヴァン・ヘイレンはデイヴ時代だな」と、『5150』以前の作品全部を集める決意を胸に中古レコード屋に赴きたまたま安くで見つけたのが3rdアルバム『Woman and Children First(暗黒の掟)』だったのでした。




まぁこの作品確かに「Loss of Control」みたいな疾走感のある派手な曲も存在するんですが(この曲はパンテラのあの曲の元ネタとか)、全体的になんか地味な作風で最初「ん?」てなったが、「Fools」、「Take Your Whiskey Home」など、なんだか渋くてクセになってくる曲も多く、今なお愛聴してるスルメアルバム。
ただ、アナログ時代に意気込んで購入したのは結局この1枚だけで、あとは中古CDと、レンタルで何枚かかりたくらいに留まってしまった。
それほどヴァン・ヘイレンにはハマらなかったってことです。


スイマセン、あんまリスペクト&追悼記事になってませんね。
エディがいかに世界中のギタリストや日本のギター小僧たちに影響を与えたか、エディのギタープレイがいかに別格であるかは、他の大勢の人たちが散々語ってくれていると思いますので、ググってみて下さい。

以前にも紹介したと思うのですが、個人的にエディのギターテクニックの凄さが集約されてる映像がこれだと思うのですが。

途中ちょっと失敗してる?



最後に7年前、大阪市中央体育館で見た最初で最後のエディの雄姿の写真を貼っておきます。




R.I.P. Edward Van Halen ......

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