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お昼ご飯を食べているとき、ふと窓から外を見たら、何やら尻尾の長い動物が横切るのが見えた。「え、こんな真っ昼間から?」と思って、外に出てみると、キツネだった。10mくらいの距離まで近づいても逃げる気配がなく、じっとこちらを見ている。それどころか、家にデジカメを取りに戻ると、近寄ってくる。普通、こうした動物を見かけるのは夜が多いのだけれども、こんな真っ昼間から、それも全然逃げないで寄ってくるなんて、信じられない。もしかして、猫の餌なども食べに来ていたのかも。最近サンダルがしょっちゅうどこかに消えていたのも、こいつの仕業だったのかしら。
【追記】このキツネ、隣の家に最近ちょくちょく来ているそうで、宅幼老所に勤めている彼女がその話を村のおばあちゃんたちにすると、狐の嫁入りの話やお稲荷さんの話で盛り上がったそうだ。内山節さんの『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』によれば、1965年頃を境に日本人はキツネにだまされなくなったそうだが、村のお年寄りたちの間にはキツネにだまされる精神文化がまだ生きているのかもしれないと思った。
【追記】このキツネ、隣の家に最近ちょくちょく来ているそうで、宅幼老所に勤めている彼女がその話を村のおばあちゃんたちにすると、狐の嫁入りの話やお稲荷さんの話で盛り上がったそうだ。内山節さんの『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』によれば、1965年頃を境に日本人はキツネにだまされなくなったそうだが、村のお年寄りたちの間にはキツネにだまされる精神文化がまだ生きているのかもしれないと思った。
びっくりされたでしょう。
私たちの身近に熊・イノシシ・サル・ハクビシンが稲・野菜を食べ荒らしています。
こちらでは熊の農業被害はミツバチを飼っているところくらいだと思いますが、イノシシ、サル、ハクビシンに加え、特に鹿の食害が大きいです。
どんどん人間を恐れなくなっている感じがします。
ニンゲンとケモノの棲み分けが あやふやになってきていると感じています。
キツネにだまされる精神文化が活き活きと存在していた頃は
ある意味 その棲み分けも出来ていたのかもしれませんね。
大鹿村では まだ その文化が細々と生きている・・・・素晴らしいことだと思います。
消えたサンダル・・・・嫁入り道具になっていたりして(笑)
隣村の図書館で、読み聞かせのお薦め絵本を何冊か紹介してもらった中に『おこんじょうるり』がありました。ちょうどキツネの話なので、今度ぜひ読みたいなと思いました。