今日は好天に恵まれて、大鹿村産業文化祭が開催された。今年は実行委員会の一員となり、前日の準備から参加。私は文化展の担当で、今日は9時~10時まで大広間の当番だった。ここには小中学生の作品や、村の女性たちのさまざまな手芸品、書などが展示されている。中でも手前のコーナーは、着物をほどいて作られた「ねこ」や袖無しの綿入れ、作務衣、巾着などの作品が格安の値段で販売されていて、9時に行ったら、次々に人が来て買い求めている。特に「ねこ」は、見る間にテーブルに並べてあったうちの半分くらいが売れてしまった。背中から腰だけを覆う綿入れで、軽くて暖かくて、脱ぎ着が簡単で便利だよと勧められて、私も一つ買ってみた。ちなみにお値段は500円。
また、この部屋には、三六災害から50年ということで、大河原、鹿塩市場、役場付近などの、災害前、災害後、20年後、50年後の写真を並べた展示もあった。貴重な写真。
農産物の展示は、野菜部門39点、雑穀・果実・その他部門19点が展示され、どれも見事な作物が並んでいた。下の写真の手前はヤーコン。
あと、農作物で興味深かったのは「中尾早生の里帰り」という展示で、1999年に村で「中尾早生」を復活させようとして調査したときは、従来の中尾早生はもう残っていなかったらしいが、1989年に県の農業試験場とつくばの農業生物資源研究所で収集した「中尾早生」が残っていて、それを今年、信大で試験栽培したものが展示されていた。幻の「中尾早生」の復活なるかな。
演芸の部では、恒例の大鹿太鼓や美翔連、子どもたちの踊り、フラメンコなどのほかに、産業祭初登場、ファイアーダンスが披露された。写真はフラメンコの人たち。
あと、第3回になる日本で最も美しい村・大鹿のフォトコンテストの入賞作品も展示されていて、表彰式が行われた。作品にはすべて審査委員長の白籏史朗さんの講評が書かれていて、幾つかの写真はトリミングして展示されていた。役場ホームページにはトリミング前の写真が掲載されているので、どこをどうカットしたかを見るととても興味深く、なるほどなと思った。
川床が上昇しているように見えるのですが。
山梨県の早川町ではダムの堆砂により猛烈に谷が浅くなり危険な状況になっています。
小渋ダムは現在、堆砂対策として、バイパストンネルの工事中です。