「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

寒くなりました

2005年10月21日 | 田舎暮らし
 急に寒くなって、慌てて、こたつを出したり、ストーブ用に灯油を買いに走る。実は田舎暮らしのシンボルとも言うべき「薪ストーブ」があるのだが、肝心の薪がない。部屋の隅にどーんと構えてはいるが、ほぼ無用の長物と化している。昨冬は火を入れたのは、ほんの2~3回だった気がする。
 最近朝日新聞に「スローライフは忙しい」というコラムがあるが、本当にそう思う。客人が来たときに優雅に薪の炎を楽しむには、どこかで一生懸命に薪作りをしておかなくてはいけない。今のつれあいの生活を見ていると、当面そんな暇はなさそうな気がするな。

 そうなると、最近木質バイオマスの関係でじわじわと注目されてきているペレットストーブに心が惹かれてしまう。初めてペレットストーブの存在を知ったのは、3年ほど前だったか。まだ国産のストーブはなく、先進地の岩手県あたりで試作中の段階だったと思うが、今ではこの南信地方でも、ペレット工場ができ、こんな信州発のストーブも出てきた。生協のちらしにも登場していたので、びっくりした。飯田市では導入に当たっての補助もあるようだ。
 今売り出しているペレットストーブは自動着火、連続燃焼、温度調整ができて、煙突も不要で、普通の灯油のストーブ並みの利便性がある。もちろん木を燃やすのだから、灯油くさくもないし、赤くゆらめく炎を楽しむこともできる。一方で、電気不要で、薪もペレットも両方使えるストーブも出ている。
 今のところ、ストーブもペレットもまだまだかなり割高だが、普及が進めば値段はもっと下がってくるだろうし、(一方、灯油は値上がりしているし)、そうしたら手が出るかしら? より環境負荷の少ないエネルギーとして、国産森林資源の有効活用としても、ぜひ広がってほしい。

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2 コメント

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そのストーブ (じぇりくるきゃっつ)
2005-10-27 20:48:55
いいですねぇ。最近物欲がなくなってきたのですが、そのストーブは魅力!

火が燃えるのを見ていると落ち着きますよね。キャンプの楽しみのひとつは木の枝などの焚火です。環境と人間と共存する工夫は広がってほしいですね。
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いいでしょう♪ (Aki)
2005-10-28 08:56:55
ただ、今のところ、まだすごく高いのが難点です。何十万円の世界ですから。ペレット自体も扱ってるところは少ないし。でも、東京にもあります。

http://www.tokyopellet.jp/



炎が見えると、いかにも「暖炉」という感じですよね。

遠くから石油を運んでこなくても、日本には森林資源はたくさんあるんだし、瀕死状態の林業にも少しでも元気になってほしいものです。
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