「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

一般質問

2014年12月11日 | 議員活動
 12月定例会が昨日開会し、今日は一般質問だった。今回の質問者は4名で、まず私が「リニア事業説明会を受けて」「買い物アンケートについて」の2点質問。次に北島議員が「リニア工事への対応について」「防犯監視カメラの設置を早急に」、次に松下議員が「村有林と私有林との境界確認と公有財産として後世への継承について」「名所、史跡等の維持管理について」、最後に矢沢議員が「大鹿村畜産経営振興基金について」を質問した。

 私の一般質問の通告内容は
1.リニア事業説明会を受けて
 リニア事業説明会の説明内容を村長としてどう受け止めたか。村の要望に対して十分な説明がなされ、「理解」できたと考えるか。小渋線の改良、代替ルートの検討、小渋川橋梁や変電施設の地中化それぞれについて現時点でのお考えは? JRは評価書の保全措置をきちんと行うので協定は結ばないという言い方をするが、評価書の内容では不十分ではないか。事後調査、モニタリング内容の充実、共同調査、それでも不足する部分については、県の協力も得る形で独自調査が必要ではないか。

2.買い物アンケートについて
 今春行われた買い物についてのアンケート調査の集計結果はどうなっているか。まだ公表できる形にまでまとまっていないとしても、概要として、どのように予測して、結果どうだったか。商業活性化委員会も1回開催したままと聞くが、アンケート結果を基にして、どのような村内商業の活性化方策を描いているか。特に買い物弱者対策をどのように考えているか。来年から小渋線の改良工事が始まり、その後は大量のダンプが通ることが想定されており、村内商業の活性化は喫緊の課題だ。現時点でのお考えを伺いたい。

 リニア説明会について、村長の答弁は、村の要望に対して「すべてに回答があったとは思わない」とし、JR側にも「今後もしっかり説明してもらわないと理解できたとはならない」と伝えたとのこと。
 今回一番聞きたかったことは、先日の説明会でJR東海が「村民の理解、合意が得られなければ着工できない」と繰り返したので、では、村長としては何をもって村民の合意が得られたと判断するかという点だった。でも、その点については北島議員が聞きたいということで早くから原稿も用意されていたので、私は北島議員の質問と重複しない内容を聞くことにした。その北島議員の質問に対しては、JRが対策協議会という言い方をしたが、村としては対策委員会はあくまで対策の検討を行うところなので、対策委員会が村民の総意ではないし、その意向では判断しないとのことだった。合併のときと違って、村が主体で判断できる問題ではないので、住民投票は考えていない、今のところアンケートについても考えていないとも。懇談会やいろいろな場での話し合いを持っていきたいという言い方だった。

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