「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

12月定例会終わる

2014年12月18日 | 議員活動
 12月定例会が今日閉会した。今回は報告1件、議案が17件、陳情2件、要望3件だった。議案はすべて可決。
 報告は平成26年の定期監査報告について。議案第1号は大鹿村家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について、第2号は大鹿村特定教育・保育施設及び特定地域密着型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定についてで、共に子ども・子育て支援法が来年4月に本格施行されるのに伴い、その前に村で条例を定めておくもの。とはいっても、大鹿村では保育所しかないので、あまり関係ない。議案第3号は大鹿村保育所設置条例の一部改正で、これも子ども・子育て支援法の関係で、保育所の入所承認基準に保護者の求職活動や就学、虐待やDVのおそれがあること等が加わる。議案第4号は大鹿村国民健康保険条例の一部改正で、出産育児一時金がこれまで39万円+産科医療保障制度分3万円だったものが、40.4万円+1.6万円に配分が変わるもの。議案第5~9号は第3次地方分権一括法によるもので、介護保険法に基づく施設やサービス事業等の基準が国の基準が県の基準になったり村の基準になったりすることに伴う改正。議案第10号は一般会計の補正予算で、人事院勧告に伴う人件費の補正のほか、秋葉路の増築工事、地域ブランドのロゴマーク制作委託・印刷費、交流センターのトイレの洋式化等々。議案第11~15号は特別会計の補正予算。議案第16号は特別職の職員の、第17号は議員の、期末手当の率を職員の給与改定に準じて引き上げるもの。
 陳情は「安全・安心の医療・介護の実現と夜勤改善・大幅増員を求める意見書」の提出を求める陳情と、「介護従事者の処遇改善を求める意見書」の提出を求める陳情で、いずれも採択して意見書提出を可決。もう一つ発議で、地域振興・地域林業の確立に向けた「山村振興法」の延長と施策拡充に係る意見書提出を可決。要望3件は建築関係のもので、村外の人からということで資料配付のみ。

 また、今日は議会の前に小塩地区の小水力発電施設の通電式が行われた。地すべり防止施設で集水した水を利用したもので、この施設のために新たに開発された発電装置なのだそうだ。(「Redstone」と名付けられ、赤石岳が図案化されている)水量は少ないけれども落差があり、発電出力は2.4kW。発電した電力は中部電力に売電する。固定価格買取制度により1kW当たり34円で売電できるそうだ。




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