「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

産業文化祭

2005年11月13日 | 田舎暮らし
 今日は村の産業文化祭だった。私は主に4月の日記で書いた織り姫工房の店番で、写真のような裂き織りの作品なんかを売っていた。といっても、今年はみんな忙しかったのか、あまり売る作品がなかったし、横にろくべん館から運んできた機を置いて、裂き織りのコースターを織る体験ができるようになっていたが、織ってくれたのも一人だけだった。
 もう一人の人と交代で、一応、会場全体を一周してきた。前にちらっと書いた大豆料理はどんなのが出てるかなと見たら、村のどなたかが工夫されたものではなくて、印刷物になっているようなレセピを作ってみましたというものが3点ほどあっただけで、ちょっとがっかり。みんな、こんなところに出すほどのものじゃないと遠慮しちゃうのかな。自慢料理のコーナーも漬け物が少しあったけど、去年より出品が少なかった。
 一方で、この村の牧場でアルペン酪農をやりたいという夢を持って転入されてきた方が、山羊を連れてきて、チーズの試食コーナーを設けていたり、あおぞら市の面々が野菜や豆類などを販売していたり、「安心して暮らし続けるための村づくりの推進を図る事業」を行うNPO法人として近々発足する友人たちのコーナーがあったり、新たな参加もあった。
 天気は良かったのだけど、会場は日が陰るのが早くて、夕方は寒かった。

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12 コメント

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お疲れさまでした (じぇりくるきゃっつ)
2005-11-13 23:34:10
ホントに近所ならぜひ伺いたいところです。

興味のあることばかりです。



緑が最初に飛び込んでくるAkiさんのブログが

秋バージョンに替わっていてビックリしました。模様替え? 戸が開くのは楽しいね
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見に行きました (かざこしの兄い)
2005-11-14 11:33:52
写真の反物は手織りのものですか。私の祖母が編んでいたものと同じです。ろくべん館、中央構造線博物館にも寄って来ました。今紅葉の真っ盛りと言う所ですかね。チーズも試食させて頂いて美味しかったんですが、販路は確保されているんでしょうか。
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Unknown (Aki)
2005-11-14 21:32:56
じぇりくるきゃっつさん、

うちの周囲の木々はだいぶ葉を落とし始めているのに、

いつまでも青葉ではどうかと思って、遅ればせながら変えました。

でも、じき冬バージョンにせねば・・・。



機織り体験はろくべん館で多分いつでもできるはずですし、

今度はわら細工の伝承講座を始めるそうで、

第1回目は11月23日にわら草履作りだそうですよ。
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写真の作品は (Aki)
2005-11-14 21:38:38
半幅の帯です。もちろん手織りです。

ただ、帯だと、今の時代、和服を着る機会がほとんどありませんから、

何か別の作品に仕立てられればいいのですが、

そういう技術とセンスと時間のある人材が今のところいません。



チーズはまだ試作品ですが、すでにアルプカーゼの実績がありますから、

大鹿のチーズの販路はそれなりにあると思います。
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Unknown (かざこしの兄い)
2005-11-15 09:54:19
確かに今では帯をあまり使いませんね。根羽村のフリーマーケットの人達の中に凝った人がいますので来年4月になってしまいますが聞いて見ます。



なお、村内のブログ利用したホームページにもチーズのお店も入れて大鹿村モールと言うようなのも良いかも知れませんね。中間的な出来でいいので、出来たところから公開してもらえるとありがたいですね。
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Unknown (Aki)
2005-11-15 22:27:14
売りやすいのは、値段の手頃な花瓶敷ぐらいの小さな敷物、コースターや、ショールのような身に着けるもの、バッグなどでしょうか。



とにかく、今まで村では村内産の土産物があまりに少なかったと思います。塩の里や秋葉路へ行っても、売っているのはほとんど村外のものでした。

モールより何より、まず売る物をある程度の量作ることが先かと思います。
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売るものが無い? (かざこしの兄い)
2005-11-16 09:00:59
私などから見ますと、大鹿村の牛肉なんてとても良いと思うのですが。売木村収穫祭に行ったところ、大鹿村から持ってきた牛肉を売っていましたが、そこで買って食べると言うことをやっていて売り切れ間近のようで大変人気がありました。それに鹿の肉も間引きしなくてはいけないほど多くなってきたようですから、大鹿特産になるのではないでしょうか。イノシシもどうでしょうか。ああいう地形ですから大豆を作り、加工して売るとか。地産地消型で食堂、レストランでも売って余りを外販するようにすれば、どうかなと思うのですが。私は素人考えですから専門家に相談すればきっと名案を考えてくれると思います。
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ないわけではなくて (Aki)
2005-11-16 10:25:52
もちろん和牛はJAを通じて出荷されていますし、消費者グループへの産直でも出荷されています。鹿肉はヘルシーミートとして販売していますし、つい先日は村内で鹿肉の料理講習みたいな催しもあったようです。

地産地消で村内の旅館、食堂でも、鹿肉、猪肉、野菜、雑穀、茸その他、村内の材料を積極的に使っているところは当然あります。



でも、全体として、残念ながら種類と絶対量の少なさは否めないのかなと思っています。それは土産物屋の店頭を見れば明らかです。近所の農園のブルーベリージャムが欲しいと思っても、すぐ売り切れてしまって、別の産地のものが置いてあったりします。



いろいろ思うことはありますが、村でも皆さんそれなりに考えていますので。



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なるほど (かざこしの兄い)
2005-11-18 09:43:23
私などが考える程度のことではどうしようもないですね。後数百人が食べていかれるほどの産業を数年で立ち上げ、10数年後にそれなりのものにするというのは難しいですね。やはり当面はこれからどっと出てくる団塊の世代をどう取り込むかしかないですかね。そこで人口を維持しながら次を考えるという走りながら考える。浪合村や売木村を回っていると、皆さん楽観的ですが、数値に裏付けられたものではないので心配です。このことは、いずれ飯田にも押し寄せてくることなので人事ではないです。我家では3人の子供がいますが、飯田に帰って来れない状況です。仕事が無いのです。
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Unknown (Aki)
2005-11-18 22:42:57
ちょっと何てコメントをつけていいか困りますが、数百人が食べていかれるほどの産業を立ち上げて云々なんてことは、私にはちょっと考えられないです。

個人個人がいかに村で自立して生きていくかを考えていくことの積み重ねと、お互いにもう少しうまく連携を取り合って発信していくことかなと。



それより、こんな映像はいかがですか?

http://www.abn-tv.co.jp/program/cm2005/
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