「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

一般質問

2013年09月10日 | 議員活動
 9月定例議会が昨日開会し、今日は一般質問が行われた。今回の質問者は5名で、最初に私がリニア準備書公告後の対応について、次に伊東議員が空き家・廃屋対策について、続いて東村議員が山野草の盗難と防犯カメラ設置のお願い、災害時における燃料の備蓄について、次に矢沢議員が大鹿村の職場確保について、最後に北島議員がリニア新幹線トンネル発生土運搬について。

 私の一般質問の通告内容。
1.リニア準備書公告後の対応について
間もなく公告されるリニアの環境影響評価準備書への対応について伺いたい。リニア対応は、今後も庁舎内の対策会議で行うのか。民間も交えた対策チーム設置の考えはないか。村の要望事項が準備書において受け入れられていなかった場合の対応について、これだけは譲れないという線をしっかり持って強い姿勢で対応していただきたいと思うが、いかがお考えか。広域ではリニア後の地域づくりや交通アクセスなどの議論の場が次々設置されたが、課題についての連携した取り組みが残土活用以外に見えてこない。例えば残土運搬経路についても、もっと近隣町村と連携した取り組みが必要ではないか。また、南アルプスへの環境影響について、ユネスコエコパーク登録を目指す取り組みもあり、世界自然遺産の協議会として、長野県だけでなく、静岡県、山梨県の関係市町村と連携して対応すべきではないか。

【追記】この一般質問への村長答弁の一部が昨日の信濃毎日新聞に掲載されている。「当面は副村長や課長級職員らで構成する村役場リニア対策会議で対応するが、準備書で工事方法などが明確になった段階で村側のリニア体制をを強化する」、また通告書にはないが、村の対応として豊丘村での水資源の独自調査についても触れて質問したところ、「JR東海が村や所有者などと一緒に調査をするよう求めた方がいいのではないかと思う」という答弁があった。
 昨日のJR東海社長の定例会見によれば、準備書は18日に関係市町村に届けられるとのこと。午後から全員協議会が予定されている日なので、早速対応が話し合われることになるだろう。