「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

さくらの集い

2011年04月16日 | 田舎暮らし
 今日は大西公園で大震災の復興を応援する「大鹿さくらの集い」が行われた(大鹿村も昭和36年の集中豪雨で壊滅的な被害を受け、全国からの支援で復興した。大西公園はその跡地に桜を植え続けて、今のような姿になった)。震災後の自粛ムードの中で、さくら祭りとしてのイベントやライトアップは中止され、有志企画による大鹿太鼓、美翔連、フラメンコだけ、何より肝心の桜がようやく咲き始めた程度ということもあって、人も少なかった。見頃は来週かな。その年の天候によって、ちょうど満開のタイミングでさくら祭りとはいかずに、早目だったり、かなり散ってしまっていたりすることはあるけど、これほど咲いていないのも初めてかも。ライトアップもないから、夕方も早めに帰っていく人が多かった。

 あまり何でも自粛だと、経済も沈滞してしまって、特に観光関係の皆さんは大変みたいだ。自粛の自粛をなんて話もあるけど、やはり原発事故の先行きが見えない状態がずっと続いていることも大きいだろう。今朝の新聞には無人の町に咲く桜や、やせた牛たちの姿があった。余震や誘発地震が収まらないことも不安に拍車をかける。

 一方で、村では、八ヶ岳のグループを介しての直接支援もスタートしている。村内から野菜や調味料、食器類などを集めて、これまでに2回ほど石巻へ送っている。先日は村の旅館の方が飯舘村に行ってきたそうだ。飯舘村も日本で最も美しい村連合の一員。「大鹿で飯舘牛と飼育者のご家族を受入れられないか・・・」と書いておられる(こちら)。
 その後、福島県では「飯舘牛」なども県外に避難させることを決めたとか。
放射性物質:福島の牛を県外へ