「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

雪と停電と太陽光発電

2010年02月07日 | 太陽光発電
 先日は15時間を超える停電で、冬とはいえ、冷凍食品は大丈夫かなと心配した。結果的には、若干解けかかってきてはいたものの、おおむね凍った状態だったので、そのまま再び凍らせてしまった。でも、早めに食べた方がいいだろうと思って、優先的に食べて、ほぼ食べ尽くした。

 太陽光発電パネルを設置したときに、停電時に使えるといいなということは誰しも考えることだと思う。実際、普段は連係運転といって中部電力とつないでいるので、中電の方で停電すると、パワーコンディショナーも停止してしまうけれども、非常時などには自立運転に切り替えることもできて、そうすると、一応コンセントから電気を取れるようにはなっている。
 しかし、こんな雪のときは、太陽光電池パネルの上にも当然のことながら雪が降り積もっているから、実は残念ながら全然発電していないのだった。停電時どころか、いまだに屋根の雪が解けきらないので、この1週間ほとんど発電していない(屋根に上って雪を下ろせば、発電するのだろうけど)。
 結局、停電が起こるシチュエーションを考えてみると、大雪、落雷、台風など、いずれも太陽は厚い雲に隠れているときばかりなので、ほとんど発電は期待できそうにない。

 ちょっと数えてみたら、このブログを書き始めてからの5年ほどの間に、停電した話を5回も書いている。それ以前にも、15時間とは言わないけれども、何時間もつかなかったことは何回か経験している。そんな村でオール電化は本当にどうかと思う。今、入居者を募集している村営住宅もオール電化らしいけど、そういう家でも、少なくとも非常用に、電気がなくても使える暖房器具とコンロは必須だろう。

追記:村内には実は水力発電所が2基あり、非常にはそちらからの電力供給に切り替わるようになっているという話を以前聞いたことがあった。実際そのおかげか、最近はそんな長時間の停電は起こらずに済んでいたのだった。ところが、今回はちょうどタイミング悪く、村内の発電所がその直前に故障していたのだそうだ。