「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

夏至の日に

2007年06月22日 | 自然・環境
 夏至の今日は「100万人のキャンドルナイト」をはじめ、各地で環境問題を考える集いが持たれるようだ。この日に合わせて、地球温暖化問題を広く訴える豪快な号外をまくという運動も行われているらしい。富士山ではWorld Peace & Prayer Dayという祈りの集いも行われている。
 朝、子供を送っていくとき、カーステレオの中から聞こえてきた環境問題の話の中に、「日本中の電気ポットで原発2基分の電気を消費している」とあった。どういう計算をすると、そういう数字が出てくるのか知らないが、原発2基分はちょっと多すぎじゃないかという気もする。ただ、電気ポットは電気の無駄遣いの象徴例として、よく挙げられるもののようだ(うちでは買おうと思ったことすらないけど)。
 そもそも、電気を熱に使うこと自体、相当なエネルギー資源の無駄遣いなのに、「オール電化」などと臆面もなく宣伝している電力会社が本気で省エネ・温暖化に取り組んでいると言えるのかと疑問に思ってしまう。それでいて、二酸化炭素を出さない原子力などといっているのだから。原子力でも火力でも、要は資源を熱エネルギーに変えて、蒸気でタービンを回して発電する一方で、大量の熱を温排水という形で放出している。それを考えたら、熱エネルギーを必要とするものは、なるべく電気ではない、もともとのエネルギーをそのまま使ったほうがはるかに効率的なはずだ。お湯はガスこんろで沸かして、ポットに入れておけばいいだけの話である。
 私がより本質的なところを見るべきだと思うのは、例えば、そういうところです。