AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

925:ビンテージ前夜

2008年09月27日 | ノンジャンル
 Yahooオークションで古い時代のターンテーブルをチェックすることが習慣になってから、LUXMANというメーカーのことが気になってきた。現在のLUXMANの製品はオーディオ雑誌でよく見かけるのであるが、興味の対象は新しい製品ではなく、かなり古い時代、30年以上前の製品に向けられている。

 まずターンテーブルのデザインの美しさに目を奪われた。47研の木村さんがデザインを担当されたというだけあって、十二分なオリジナリティを持ちながら、流麗な造形が素晴らしい。

 さらに興味を持って、アンプなども見てみると、古い時代のプリメインアンプに非常に美しい製品があることが分かった。国産の真空管式プリメインアンプとして一時代を築いた「SQ38FD」など、本当に良い造形である。ウッドキャビネットと本体との絶妙なバランス感覚や、スイッチ・ノブ類の配置の巧みさ、そしてその全体から醸し出されるオーラがとても心地よい。

 特に「黒」のポイント的な使い方が実に巧みである。この「黒」が全体をぐっと引き締めている。思わず「良い仕事してますね~」という言葉が漏れる。

 LUXMAN SQ38FD・・・こういった古い真空管式のプリメインアンプに、同じ時代のLUXMANのレコードプレーヤーを合わせる。トーンアームはSME 3009。妄想は次々に広がっていく。

 何故か最近、新しい製品には全く目が向かなくなった。オーディオ雑誌は相変わらず買っている。買っているのであるが以前のように食い入るように読むことはなくなった。どうしても古いオーディオ製品にばかり目が向かう。

 そのきっかけは、やはりQUADであろう。偶然的なきっかけで手にれたQUAD44 405-2のペア。その音の質感は色んな点で現代のハイエンド機に劣るが、非常に好ましい質感を有していたのである。

 そんな体験を契機に、急に興味はビンテージに向かうことに。手元にあるオーディオ機器でビンテージといえるのは、今現在QUAD44 405-2のみであるが、もしかしたら増える可能性が・・・

 しかし、ビンテージに関してはほとんど全く知識がない。ビンテージは機器の程度の差が大きいうえ、修理等のメンテナンスも重要な要素。興味はあるが、今一歩踏み込めずにいる、といったところか。
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