AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

908:Cafe EL MUNDO

2008年09月10日 | ノンジャンル
 「特にレコードを好む理由は、演奏者がそこにいるという実体感が感じられるからだという」・・・今日買ったばかりで、移動中の電車のなかで読んでいた「AUDIO BASIC NO.48」の「音楽空間 にし・ひがし」というオーディオショップやジャズ喫茶などのオーディオに絡みのあるお店を紹介するコーナーで見かけた一文に目が止まった。

 そこで紹介されていたお店は「Cafe EL MUNDO」という洒落た名のクラシック喫茶である。なんと30年以上営業されているという。そしてそのお店で使われている機器が、ただものではないという印象を与えてくれる。

 スピーカーはソナス・ファベールのアマティー・オマージュ。それを駆動するアンプはマッキントッシュのC40とMC2000のペア。レコードプレーヤーはステレオ用にミッチェルエンジニアリング、モノーラル用にスタービ。

 白黒の写真で紹介されている店内はあまり広くないようである。レコード棚には溢れんばかりのレコードがぎっしり詰め込まれていて、30年以上という長い年月の積み重ねを感じさせてくれる。そして、こういったお店がそんな長い間営業できているということが、なんとなく嬉しくもあった。

 きっと、素晴らしい音楽が奏でられていることであろう。そしてきっとそこで味わうコーヒーも素晴らしいのであろう。残念ながら所在地は奈良市。もう少し近いところであれば良かったのであるが・・・

 そして、このお店の店主は女性である。クラシック音楽が好きな女性はけしてめずらしくないが、オーディオに造詣の深い女性はめずらしい。とても気になるお店である。

 古都奈良で30年以上にわたって営業しているクラシック喫茶。音源は全て貴重なオリジナル盤。使用しているスピーカーはアマティーオマージュ。それほど広くない店内にはレコードとコーヒーの香りが上手い具合に混ざり合い、なんともいえない文化的な雰囲気が・・・

 近ければ一度お伺いして、その音と空間をコーヒーとともに味わいたいものである。東京にもこんな雰囲気のお店があればいいのであるが・・・
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