松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

上小阿仁の、その他の、変わった人々。

2015-08-26 14:43:36 | 日記・エッセイ・コラム

 上小阿仁プロジェクトの代表的なイメージは、私にとっては、

 森香織さんの染色によるこの橋ですが、こういう将棋を指す人もいます。

 その奥には日本地図。あめ玉から出来ています。

 ビー玉がほとんどですが、中には当たりがある、と妙な事を聞きました。

 新聞にも載った油絵。

 私は縦のこれが好きです。

 これも載りましたが、

 まったく雪景色に見えました。そしてこの空間の狭さと暗さが何とも言えません。というのは、係の方が去ったあと、女性と二人きりの瞬間があったからです。向こうは、気にも留めていない風でしたがね。このプロジェクトは、どこへ行っても、水とトイレには困りません。旧沖田面小学校では、奥のトイレがタイル張りで、スリッパから履き替えるのですが、どこか懐かしくて、もよおしてないのに、出してきました。なんかムラムラしました。

 私より細い人。

 秋田名物、きんまん。

 抽象画は良く分からない。

 ただ、自分を入れてみたかっただけ。先入観なしで見たいため、渡してもらったパンフレットは見ないくせがあるのです。それでたまに失敗もします。だから何度も通うのです。良く考えると、変わった人って、私のことかも。

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株が下がっても、いなかはなんもこわくない。

2015-08-25 18:58:02 | 日記・エッセイ・コラム

 今、歴史が動いているとすれば、それは安保法制ではなくて、中国バブルの崩壊でしょう。中国での株の下落が止まりません。6月から官民合わせて80兆円を投じて、下支えをしたが、介入を緩めた結果、失望した個人投資家がパニック売りを浴びせた、とあります。日本の国家予算ほどの金額が、泡と消えたことになります。

 当然、日本にもしわ寄せは来て、1万8千円を割ってしまったし、NISAとか言ってCMで空中を飛んでいる場合ではないでしょう。まあ、それが出来るのは、ふところに余裕のある人間だから、庶民にとってはどーってことはありません。株に投資した人は、この先じーっと我慢して、株価が回復するのを待つのでしょうね。

 その点、田舎の暮らしはちっとも変わりません。年金の原資が多少上下したって、急に苦しくなるわけじゃないし。カンナのおじさんも、そう思っているでしょう。何かを生産している人は、こうなると強いです。食うもんがあったら、なんとかなります。

 だから、株で損した人は、東北のいなかに来て下さい。冬は暖房にいくらか掛かるでしょうけど、大したことはないです。盛岡に4年いて、下宿は北向きの、サッシでない窓でした。それでも、こたつさえあれば、どうにかなります。敷布団をこたつに乗せたら、布団乾燥も要らないし、ほっかほかの状態で眠れます。訪ねてきた友人が、部屋の中で牛乳が凍っているのを見てびっくりしてましたが、それくらいでは死にません。よく、今の暮らしのレベルを下げることは難しいと言いますが、関係ないね。どういう状況で、どんな幸せを感じるか、それは物質とは何の関係もありません。

 ただ、私の場合、パソコンが無かったら、こういう楽しみがなくなるわけで、それだけは困ります。日本国民は今、しあわせとは何か、じっくり考える時間をもらったと思って、沈思黙考することですな。

 中国のリーダーが、失脚せずにどう、ハードランディングするのか、見物ですね。

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偏執狂的「凝り性」のゲージツ家発見

2015-08-24 17:29:52 | 日記・エッセイ・コラム

 上小阿仁プロジェクトの小沢田会場です。

 これは、ポリプラネットカンパニー、橘さんの作品。これでもか、と言うぬいぐるみの数。

 本題はこちら。沖田面(おきたおもて)会場です。その部屋に入っていくなり、蛇口から水があふれ出した。

 ここは保健室だったみたい。ほんのご挨拶代りなんでしょう。

 中央に、大きな切り株が置いてある以外、これと言って見るもののない部屋のように見える、まずその切り株に、細かい仕事がしてありました。

 年輪が出来た年の、大きな出来事を、細い小さなリボンに書いてありました。まめな方です。窓の方を見て下さいと、言われて外を見ると、アサガオが咲いている。

 それではなく、窓ガラスに何か書いていた。「憎ったらしいヤツめ」それはアブだった。しかも本物のアブ。

 私も八木沢会場では、付きまとわれて冷や汗をかいたが、相当悩まされたのでしょう。災い転じて、芸術を成す、ですかね。

 次はテーブルに双眼鏡。外を見ろ、という意味です。そこには水の張ってないプールがありました。

 おお、船がいる。これは艦隊か。どうもタンカーのようです。

 まんず芸が細かい。押入れには、つい開けたくなる人のために仕掛けがありました。現代美術が専門の滝沢達史さん、覚えておきます。上小阿仁に来て、そこにある物で、何かを表現する。しかも自分の割り当てられた部屋の枠を超えて。発想が見事です。

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「金粉ショー」

2015-08-23 17:54:10 | 日記・エッセイ・コラム

  大曲の花火、テレビで見ました、最後まで。「打・ち・留・めーっ」後の、花火師と観客のエール交換、良かったです。そのために、あの角度のカメラを用意していたんですね。雄物川を挟んで、左に花火師の赤いトーチ。右に色とりどりの、めいめい持ち寄った明かり。あのためだけに、最後まで残ってもいい、と思うくらい感動しました。

 というわけで、わざわざ金粉ショーを見るために、上小阿仁村の八木沢集落まで行って来ました。

 金粉ショーと言っても、決していかがわしいのと違います。舞踏です。大駱駝艦(だいらくだかん)という麿赤児(まろ・あかじ)率いるグループです。

 しかし女性が、若くて可愛ければいいなあ、と出掛ける前、考えたことは、否定しません。彼女がリーダーで、いろいろ舞踏の指導をしているらしいです。一度、手違いで電源が切れ、再びテープを流すと、「レッスン・イレブン」と練習用の音が流れて、しばし爆笑の場面もありました。

 切り取って、写真にすると、大した踊りに、見えないでしょう。腕が悪いせいだと思いますが、実際私には、物足りなさが残りました。

 でも後ろから来たお母さんと子供の会話は、「凄いなあ」とか「度胸あるなあ」と言って感心していました。皆さん満足して、帰られたみたいです。

 私の中では、田中泯が存在するので、そう思ったのかも知れません。

 入場料500円に、終わってからの投げ銭を要求されて、千円札が大分入ったようですが、わざわざ見に来て、あれで1500円の価値があるだろうか、と思い、500円玉にしておきました。ケチですか。ま、人それぞれですから。価値観というものは。

女性が若かったら、もっと弾んだかって? そんなことは、ありませんよ。もちろん。

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「カンナ」

2015-08-22 18:07:03 | 日記・エッセイ・コラム

 ちょうど1年前に、このカメラを買った。そして初めて撮ったのが、この場所の、この花だった。車で通り過ぎる時、やけに目に眩しい花だった。

 おじさんが畑で作業中で、一度通り過ぎ、戻ってきて、思い切って声を掛けた。

「あのー、この花、何て言う花だすか。」「かがあ、やってらんて・・」良く分からないが、確かカンナとかいうやつでねぇべが、とおっしゃる。「写真撮ってもいスか?」「いいよ」軽く聞き流した名前だが、しっかり刻み込んだ。カンナという名前は、私にとって懐かしくも切ない想い出の名前だからだ。それは本名ではない。仕事上の源氏名だ。だから忘れるはずもない。帰って来てから探したら、まさしくこの花の名前だった。熱帯の花らしく、暑い盛りに、この上なく目立つ花だ。

 それだけで会話を済ますのもなんだから、あたりを巡りながら、話しかけた。「まだ、暑ぐ、なってきたスな」とか、「あれ、トマト萎びでるねスか」なんてどうでもいい話題に、いちいち応えてくれた。

 サングラスに、ノッポさんの帽子をかぶった、変なやつに、警戒心もなく気軽に答える。「あど、トマト、終わりだ」自然と人柄が偲ばれる。畑仕事が好きな人に、悪い人はいない。

 今日の番組欄は、豪華ですね。普通は24時間テレビ。スポーツ見たい人は、世界陸上かバレー。学のある人は池上彰さんの幅広い知識を吸収。変わり者はNHKのブラタモリ。そして大曲の花火。さて、あなたはどれ。 

 

 

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